🐈せっかく猫になったのに~病弱な第二王子に身代わりを押し付けられた件

tobe

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3 身代わり生活

4 セクウの夢

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週末の勉強会も再開された。といってもレーナはオレに教わることなく授業について行っているようだから、勉強会というよりもお茶会と言った方がいいかもしれない。

マダナの魔獣石もテーブルの上にちょこんと置いて、レーナの学院生活の話を聞いて時には校則の変更や教師たちへの手当の見当を理事長に提案し学食のスペシャルメニューが美味しかったと聞けば、オレの登校日に用意できないかを打診する。
最近ではオレも学食を使うことがある。ミゲルがオレを目ざとく見つけて声をかけてほしそうにしているから声をかけて一緒に食べることもある。もちろん、記事にされているのだろう。

見かけによらずヘタレなオレは何を書かれているのか分からない新聞部の記事は怖くて見ることが出来ないけれど……


***


「魔湖へ行かないか?」

オレは久しぶりに夢の中でセクウの声を聞いた。

「それよりさ、オレ、ちゃんと身代わり出来てるか?」

猫にはコドモトビネコには特に褒められることが必要なんだよ

「うん?身代わりどころか、君はセクウそのものだよ。家族も友人にも愛されるセクウ」

友人?なんていたっけか?でも、これって褒められてるんだよな?よし オレが機嫌をよくしたのに反応したのか夢の中がほんのりと温かく、明るくなった。

「魔湖はボクが行きたがってたところなんだよね」

そうか、それじゃあ行かないとな

「王都から日帰りできる保養地があるんだ。ただでさえ魔力量が多いボクが行ったら具合が悪くなるんじゃないかって連れて行ってもらえなかったところ」

連れて行って?って誰に?

「そうだね、レーナ達も一緒に行ったらきっと楽しいよ」

オレの質問はスルーされたけど、嬉しそうなセクウの声にオレまで嬉しくなった。
オレってセクウに甘いよなあ


週末のお茶会でさっそく魔湖へのピクニックを提案するとレーナも大賛成してくれた。もっと暑い季節だと泳ぐことも出来るし、もっと山の方の魔湖では温かい魔水が出てそれにゆっくりつかるという楽しみ方もあるらしいけれど残念ながら日帰りできる範囲には無い。

早速、家族との食事の機会に(ベッドが半径50メートル以内にないと不安。という環境から脱したオレは夕食を家族と共にするようになった)相談したら、大賛成してくれた。

ただ、オレの初の小旅行に一緒に行けないことを三人とも残念がり、初のお泊り旅行は絶対に家族で行くことを約束させられた。


セクウは自分の事を家族のお荷物だと思い込んで、自分は居なくなった方がいいと思っているけど絶対にそんなことないのにな。

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