13 / 295
わたし日本料理を創造します
1
しおりを挟む
「へ?」
わたしは思わず間抜けな声を出してしまった。
「へ? じゃないだろう。嬉しくないのかな? アリナは日本料理を創造したいんじゃないのか?」
神様は不思議そうに首を傾げる。
「日本料理を想像するってなんですか? 美味しい日本料理なら時々思い出しているけど」
わたしも神様と同じように首を傾げる。
「おいおい、アリナよ。想像じゃない。創造だ」
「は? だから想像だよね……」
神様は一体何を言っているのだろう?
「理解力のない子だね。まあ、そのアリナの想像するというのも間違いではないけどな。よく聞けアリナ、アリナが食べたい作りたいと頭で想像した(思い描いた)ものを創造魔法で創り出すのだ」
神様はほらなと得意満面な様子で自分自身の言った言葉に頷いている。
「はぁ……創造魔法?」
「そうだ。創造魔法だよ。いいか、例えばアリナがおにぎりを作りたいと思いおにぎりを頭の中で想像するとしよう」
「はい。おにぎり大好きだよ」
「そのおにぎりは実際に握るんじゃなくてな。おにぎりを頭に思い描き創造するのだ。ではお手本を見せるぞ」
神様はそう言ったかと思うと……え!! 神様は何処から持ってきたのだろう? おにぎりを手に持っているよ。
「え? 神様そのおにぎりはどうしたの?」
神様が手にしているおにぎりはとっても大きくてボリュームがあり食べ応えがありそうだ。ああ、ヨダレがこぼれちゃいそうって違った。
「あはは、アリナは食いしん坊さんな顔だね。食べるかい?」
「はい! 食べます」
「はむはむ。このおにぎり美味しいよ~」
わたしはもう無我夢中になりおにぎりをはむはむと食べた。
だって、久しぶりのおにぎりなんだもん。もう幸せでたまらない。中身はシンプルな梅干しだ。これこそ日本のおにぎりだって感じだよ。白米で梅干しを包み込んであり懐かしく涙が出そうだ。
というかもう出ている。涙が……出ている。地球が恋しい。あんなに辛かった世界だったのに……。わたしの故郷は青い星にある日本だよ。
このおにぎりを食べると改めてそう感じる。
「酸っぱくて懐かしい~幸せだよ~美味しい~」
これこそ日本料理っていうのかな。とっても大きなおにぎりは幼女のわたしの顔くらいある。
「アリナ良い表情で食べているな」
「はい、神様!」
「その顔をこのグリーン王国のみんなにもさせてくれ」
神様はそう言ってその美しいブルーの目でわたしを真っ直ぐ見つめた。
「はい、神様わかりました」
わたしも神様の輝く目を真っ直ぐ見つめ返す。
「アリナありがとう。君ならみんなを幸せへと導くことが出来るはずだ」
神様は微笑みを浮かべた。
「え? わたしがみんなを幸せに導くって……自信ないよ」
「大丈夫だ。アリナは優しい女の子だからな」
神様はわたしの頭にポンッと手を置いた。その手の温もりにじわっと心もあたたまり大丈夫だという気がしてきた。
「あの神様。わたし思い描いただけで日本料理を創造出来るようになったんですか?」
はむはむとおにぎりを食べながらわたしは神様に尋ねた。
「試してみるかい?」
神様はわたしの頭から手を離しウィンクした。
「い、今試すの!」
「そう今だよ」
「うわぁ~わたしに出来るかな?」
「きっと、大丈夫だ」
神様に大丈夫だと言われると自信が湧いてくる。
「では、先ずは食べたい日本料理でも思い浮かべるんだ」
「食べたい日本料理ですか。たくさんあって困っちゃうな。お寿司にオムライス、エビフライ。あ、オムライスやエビフライって日本料理かな?」
わたしは顎に人差し指を当てながら食べたいものを考える。
「日本料理かどうかはガラスのようなウィンドウ画面に表示されるぞ」
「へ? ウィンドウ画面ってなんですか?」
首を傾げるわたしに神様は、「ああ、教えていなかったな」と言った。
そして、「ヘルプウィンドウファンタジーと唱えるんだ。見ておれ」
神様は「ヘルプウィンドウファンタジー!!」と唱えた。
すると、神様の頭上にジャーン! とマンガの吹き出しのようなものが出てきた。これがウィンドウなのかな? が出できた。
「す、凄い!! か、神様が神様みたいだ~」
わたしは、神様に尊敬の眼差しを向けた。
「神様みたいとは何だ。わたしは神様じゃ」
神様は腰に手を当て得意げにホッホと笑った。
わたしは思わず間抜けな声を出してしまった。
「へ? じゃないだろう。嬉しくないのかな? アリナは日本料理を創造したいんじゃないのか?」
神様は不思議そうに首を傾げる。
「日本料理を想像するってなんですか? 美味しい日本料理なら時々思い出しているけど」
わたしも神様と同じように首を傾げる。
「おいおい、アリナよ。想像じゃない。創造だ」
「は? だから想像だよね……」
神様は一体何を言っているのだろう?
「理解力のない子だね。まあ、そのアリナの想像するというのも間違いではないけどな。よく聞けアリナ、アリナが食べたい作りたいと頭で想像した(思い描いた)ものを創造魔法で創り出すのだ」
神様はほらなと得意満面な様子で自分自身の言った言葉に頷いている。
「はぁ……創造魔法?」
「そうだ。創造魔法だよ。いいか、例えばアリナがおにぎりを作りたいと思いおにぎりを頭の中で想像するとしよう」
「はい。おにぎり大好きだよ」
「そのおにぎりは実際に握るんじゃなくてな。おにぎりを頭に思い描き創造するのだ。ではお手本を見せるぞ」
神様はそう言ったかと思うと……え!! 神様は何処から持ってきたのだろう? おにぎりを手に持っているよ。
「え? 神様そのおにぎりはどうしたの?」
神様が手にしているおにぎりはとっても大きくてボリュームがあり食べ応えがありそうだ。ああ、ヨダレがこぼれちゃいそうって違った。
「あはは、アリナは食いしん坊さんな顔だね。食べるかい?」
「はい! 食べます」
「はむはむ。このおにぎり美味しいよ~」
わたしはもう無我夢中になりおにぎりをはむはむと食べた。
だって、久しぶりのおにぎりなんだもん。もう幸せでたまらない。中身はシンプルな梅干しだ。これこそ日本のおにぎりだって感じだよ。白米で梅干しを包み込んであり懐かしく涙が出そうだ。
というかもう出ている。涙が……出ている。地球が恋しい。あんなに辛かった世界だったのに……。わたしの故郷は青い星にある日本だよ。
このおにぎりを食べると改めてそう感じる。
「酸っぱくて懐かしい~幸せだよ~美味しい~」
これこそ日本料理っていうのかな。とっても大きなおにぎりは幼女のわたしの顔くらいある。
「アリナ良い表情で食べているな」
「はい、神様!」
「その顔をこのグリーン王国のみんなにもさせてくれ」
神様はそう言ってその美しいブルーの目でわたしを真っ直ぐ見つめた。
「はい、神様わかりました」
わたしも神様の輝く目を真っ直ぐ見つめ返す。
「アリナありがとう。君ならみんなを幸せへと導くことが出来るはずだ」
神様は微笑みを浮かべた。
「え? わたしがみんなを幸せに導くって……自信ないよ」
「大丈夫だ。アリナは優しい女の子だからな」
神様はわたしの頭にポンッと手を置いた。その手の温もりにじわっと心もあたたまり大丈夫だという気がしてきた。
「あの神様。わたし思い描いただけで日本料理を創造出来るようになったんですか?」
はむはむとおにぎりを食べながらわたしは神様に尋ねた。
「試してみるかい?」
神様はわたしの頭から手を離しウィンクした。
「い、今試すの!」
「そう今だよ」
「うわぁ~わたしに出来るかな?」
「きっと、大丈夫だ」
神様に大丈夫だと言われると自信が湧いてくる。
「では、先ずは食べたい日本料理でも思い浮かべるんだ」
「食べたい日本料理ですか。たくさんあって困っちゃうな。お寿司にオムライス、エビフライ。あ、オムライスやエビフライって日本料理かな?」
わたしは顎に人差し指を当てながら食べたいものを考える。
「日本料理かどうかはガラスのようなウィンドウ画面に表示されるぞ」
「へ? ウィンドウ画面ってなんですか?」
首を傾げるわたしに神様は、「ああ、教えていなかったな」と言った。
そして、「ヘルプウィンドウファンタジーと唱えるんだ。見ておれ」
神様は「ヘルプウィンドウファンタジー!!」と唱えた。
すると、神様の頭上にジャーン! とマンガの吹き出しのようなものが出てきた。これがウィンドウなのかな? が出できた。
「す、凄い!! か、神様が神様みたいだ~」
わたしは、神様に尊敬の眼差しを向けた。
「神様みたいとは何だ。わたしは神様じゃ」
神様は腰に手を当て得意げにホッホと笑った。
90
あなたにおすすめの小説
幼子は最強のテイマーだと気付いていません!
akechi
ファンタジー
彼女はユリア、三歳。
森の奥深くに佇む一軒の家で三人家族が住んでいました。ユリアの楽しみは森の動物達と遊ぶこと。
だが其がそもそも規格外だった。
この森は冒険者も決して入らない古(いにしえ)の森と呼ばれている。そしてユリアが可愛い動物と呼ぶのはSS級のとんでもない魔物達だった。
「みんなーあしょぼー!」
これは幼女が繰り広げるドタバタで規格外な日常生活である。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる