異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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わたし日本料理を創造します

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「でも、ヘルプウィンドウファンタジーってなんか変な呪文~」

「うるさい! つべこべ言わずアリナも挑戦するのだぞ」

 神様は唇を尖らせ不満げな様子だ。

「へ! わたしもですか?」
「当たり前だろう。アリナの為の創造魔法なんだからな。何を目を丸くしているんだ。早く唱えろ」
「は、はい。え~っとヘルプウィンドウファンタジー。あはは、なんか笑っちゃうよ~」

 爆笑しちゃったわたしなんだけれど、なんとわたしの目の前にマンガの吹き出しのようなウィンドウ画面が出てきた。

「うわぁ~びっくりした」
「では、この画面にオムライスを入れてみるのだ」
「どうやって?」

 首を横に傾げるわたしに神様は、「オムライスは日本料理ですか? と尋ねるのだ」と言った。

 そのままだよと笑いそうになったその時、神様の頭上にあるマンガのような吹き出しに、「オムライスは日本料理ですか?」と尋ねた。

 すると。

『オムライス。

 発祥地:地球の日本。

 解説じゃー: チキンライスをオムレツで包んだものは日本発祥の洋食だ。地球のアメリカやヨーロッパには存在しないようだ。即ちオムライスは日本料理じゃー』と表示された。

「解説まで出てるよ!!」

 わたしはびっくりしてぽかんと口を開けたままその画面を眺めた。


「おいおい、アリナ間抜け面になっている場合じゃないぞ」

 神様はわたしの顔を見てクスッと笑う。

「あ、はい。だって、びっくりしたんだもん」

「アリナも質問してみるのだ」

「あ、うん。はい。では、質問で~す。エビフライは日本料理ですか?」

 と、わたしが尋ねると。わたしの目の前にあるマンガの吹き出しのような画面に、

『エビフライ。

 発祥地:地球の日本。

 解説じゃー:エビフライは海老を大量の食用油で揚げた明治時代の日本で開発されたフライの一つじゃー。即ち日本料理なのだ』

 と表示された。

「す、凄い!! ま、魔法みたいだよ」

 目を丸くするわたしに神様は、呆れた顔で「だからさっきから魔法だと言っているではないか」と言った。

「そ、そっか……わたし魔法が使えるようになっちゃった」

 口に両手を当ててわたしは感激する。

「さてさて次はだな」
「え? 次があるの?」
「おいおいアリナ……日本料理を創造するのだろう」
「あ、そうだった」
「では、先ずは手始めにオムライスかエビフライを思い描くのじゃ~」

 神様はそう言いながらわたしの肩をぽんぽんと優しく叩いた。

「はい、わかりました。じゃあオムライスが食べたいかな?」

 わたしは、オムライスと言っただけでヨダレがじゅるじゅると垂れそうになった。

 そして、わたしは大好きなオムライスを思い浮かべる。



 ふわふわとろとろの卵にトマトケチャップがかけられている。想像するだけでほっぺたが落っこちそうだ。

 チキンライスをふわふわの卵で包み込む。それを白のお皿に移す。形を整えて大好きなケチャップをたっぷりかける。

 うわぁー想像するだけでもう幸せ一杯になる。

 ふわりとケチャップの美味しそうな香りが漂っている。食べたくなっちゃうと思ったその時。

「え? ウソでしょ!!」

 そう、わたしの目の前にそれはもう美味しそうなオムライスが置かれていたのだ。

「神様ありがとう。オムライスを作ってくれたんだね」

 もうヨダレを垂らしそうな勢いでお礼を言うわたし。

「何を言っているんだよ。アリナがそのオムライスを創造したんじゃないか」

 神様は呆れ顔になったかと思うといつの間にか笑顔になりウィンクをした。

「この美味しそうなオムライスをわたしが創造したの!?」

 信じられなくて神様の顔とオムライスを交互に眺めた。

「アリナ成功したな。おめでとう。君は人々を幸せにできるぞ。そして、アリナ自身をもな」

 神様はわたしの頭に手を伸ばしナデナデしてくれる。その手はやっぱり温かくて心がぽかぽかになった。

 この世界の住人になって良かったなと改めて感じた。故郷は地球の日本かもしれないけれど、わたしはこの世界で生きていこう。

 だって、大好きな家族も眷属であり良き相棒のモフにゃーもいる。それに神様がわたしを見守ってくれている。

 
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