14 / 295
わたし日本料理を創造します
2
しおりを挟む
「でも、ヘルプウィンドウファンタジーってなんか変な呪文~」
「うるさい! つべこべ言わずアリナも挑戦するのだぞ」
神様は唇を尖らせ不満げな様子だ。
「へ! わたしもですか?」
「当たり前だろう。アリナの為の創造魔法なんだからな。何を目を丸くしているんだ。早く唱えろ」
「は、はい。え~っとヘルプウィンドウファンタジー。あはは、なんか笑っちゃうよ~」
爆笑しちゃったわたしなんだけれど、なんとわたしの目の前にマンガの吹き出しのようなウィンドウ画面が出てきた。
「うわぁ~びっくりした」
「では、この画面にオムライスを入れてみるのだ」
「どうやって?」
首を横に傾げるわたしに神様は、「オムライスは日本料理ですか? と尋ねるのだ」と言った。
そのままだよと笑いそうになったその時、神様の頭上にあるマンガのような吹き出しに、「オムライスは日本料理ですか?」と尋ねた。
すると。
『オムライス。
発祥地:地球の日本。
解説じゃー: チキンライスをオムレツで包んだものは日本発祥の洋食だ。地球のアメリカやヨーロッパには存在しないようだ。即ちオムライスは日本料理じゃー』と表示された。
「解説まで出てるよ!!」
わたしはびっくりしてぽかんと口を開けたままその画面を眺めた。
「おいおい、アリナ間抜け面になっている場合じゃないぞ」
神様はわたしの顔を見てクスッと笑う。
「あ、はい。だって、びっくりしたんだもん」
「アリナも質問してみるのだ」
「あ、うん。はい。では、質問で~す。エビフライは日本料理ですか?」
と、わたしが尋ねると。わたしの目の前にあるマンガの吹き出しのような画面に、
『エビフライ。
発祥地:地球の日本。
解説じゃー:エビフライは海老を大量の食用油で揚げた明治時代の日本で開発されたフライの一つじゃー。即ち日本料理なのだ』
と表示された。
「す、凄い!! ま、魔法みたいだよ」
目を丸くするわたしに神様は、呆れた顔で「だからさっきから魔法だと言っているではないか」と言った。
「そ、そっか……わたし魔法が使えるようになっちゃった」
口に両手を当ててわたしは感激する。
「さてさて次はだな」
「え? 次があるの?」
「おいおいアリナ……日本料理を創造するのだろう」
「あ、そうだった」
「では、先ずは手始めにオムライスかエビフライを思い描くのじゃ~」
神様はそう言いながらわたしの肩をぽんぽんと優しく叩いた。
「はい、わかりました。じゃあオムライスが食べたいかな?」
わたしは、オムライスと言っただけでヨダレがじゅるじゅると垂れそうになった。
そして、わたしは大好きなオムライスを思い浮かべる。
ふわふわとろとろの卵にトマトケチャップがかけられている。想像するだけでほっぺたが落っこちそうだ。
チキンライスをふわふわの卵で包み込む。それを白のお皿に移す。形を整えて大好きなケチャップをたっぷりかける。
うわぁー想像するだけでもう幸せ一杯になる。
ふわりとケチャップの美味しそうな香りが漂っている。食べたくなっちゃうと思ったその時。
「え? ウソでしょ!!」
そう、わたしの目の前にそれはもう美味しそうなオムライスが置かれていたのだ。
「神様ありがとう。オムライスを作ってくれたんだね」
もうヨダレを垂らしそうな勢いでお礼を言うわたし。
「何を言っているんだよ。アリナがそのオムライスを創造したんじゃないか」
神様は呆れ顔になったかと思うといつの間にか笑顔になりウィンクをした。
「この美味しそうなオムライスをわたしが創造したの!?」
信じられなくて神様の顔とオムライスを交互に眺めた。
「アリナ成功したな。おめでとう。君は人々を幸せにできるぞ。そして、アリナ自身をもな」
神様はわたしの頭に手を伸ばしナデナデしてくれる。その手はやっぱり温かくて心がぽかぽかになった。
この世界の住人になって良かったなと改めて感じた。故郷は地球の日本かもしれないけれど、わたしはこの世界で生きていこう。
だって、大好きな家族も眷属であり良き相棒のモフにゃーもいる。それに神様がわたしを見守ってくれている。
「うるさい! つべこべ言わずアリナも挑戦するのだぞ」
神様は唇を尖らせ不満げな様子だ。
「へ! わたしもですか?」
「当たり前だろう。アリナの為の創造魔法なんだからな。何を目を丸くしているんだ。早く唱えろ」
「は、はい。え~っとヘルプウィンドウファンタジー。あはは、なんか笑っちゃうよ~」
爆笑しちゃったわたしなんだけれど、なんとわたしの目の前にマンガの吹き出しのようなウィンドウ画面が出てきた。
「うわぁ~びっくりした」
「では、この画面にオムライスを入れてみるのだ」
「どうやって?」
首を横に傾げるわたしに神様は、「オムライスは日本料理ですか? と尋ねるのだ」と言った。
そのままだよと笑いそうになったその時、神様の頭上にあるマンガのような吹き出しに、「オムライスは日本料理ですか?」と尋ねた。
すると。
『オムライス。
発祥地:地球の日本。
解説じゃー: チキンライスをオムレツで包んだものは日本発祥の洋食だ。地球のアメリカやヨーロッパには存在しないようだ。即ちオムライスは日本料理じゃー』と表示された。
「解説まで出てるよ!!」
わたしはびっくりしてぽかんと口を開けたままその画面を眺めた。
「おいおい、アリナ間抜け面になっている場合じゃないぞ」
神様はわたしの顔を見てクスッと笑う。
「あ、はい。だって、びっくりしたんだもん」
「アリナも質問してみるのだ」
「あ、うん。はい。では、質問で~す。エビフライは日本料理ですか?」
と、わたしが尋ねると。わたしの目の前にあるマンガの吹き出しのような画面に、
『エビフライ。
発祥地:地球の日本。
解説じゃー:エビフライは海老を大量の食用油で揚げた明治時代の日本で開発されたフライの一つじゃー。即ち日本料理なのだ』
と表示された。
「す、凄い!! ま、魔法みたいだよ」
目を丸くするわたしに神様は、呆れた顔で「だからさっきから魔法だと言っているではないか」と言った。
「そ、そっか……わたし魔法が使えるようになっちゃった」
口に両手を当ててわたしは感激する。
「さてさて次はだな」
「え? 次があるの?」
「おいおいアリナ……日本料理を創造するのだろう」
「あ、そうだった」
「では、先ずは手始めにオムライスかエビフライを思い描くのじゃ~」
神様はそう言いながらわたしの肩をぽんぽんと優しく叩いた。
「はい、わかりました。じゃあオムライスが食べたいかな?」
わたしは、オムライスと言っただけでヨダレがじゅるじゅると垂れそうになった。
そして、わたしは大好きなオムライスを思い浮かべる。
ふわふわとろとろの卵にトマトケチャップがかけられている。想像するだけでほっぺたが落っこちそうだ。
チキンライスをふわふわの卵で包み込む。それを白のお皿に移す。形を整えて大好きなケチャップをたっぷりかける。
うわぁー想像するだけでもう幸せ一杯になる。
ふわりとケチャップの美味しそうな香りが漂っている。食べたくなっちゃうと思ったその時。
「え? ウソでしょ!!」
そう、わたしの目の前にそれはもう美味しそうなオムライスが置かれていたのだ。
「神様ありがとう。オムライスを作ってくれたんだね」
もうヨダレを垂らしそうな勢いでお礼を言うわたし。
「何を言っているんだよ。アリナがそのオムライスを創造したんじゃないか」
神様は呆れ顔になったかと思うといつの間にか笑顔になりウィンクをした。
「この美味しそうなオムライスをわたしが創造したの!?」
信じられなくて神様の顔とオムライスを交互に眺めた。
「アリナ成功したな。おめでとう。君は人々を幸せにできるぞ。そして、アリナ自身をもな」
神様はわたしの頭に手を伸ばしナデナデしてくれる。その手はやっぱり温かくて心がぽかぽかになった。
この世界の住人になって良かったなと改めて感じた。故郷は地球の日本かもしれないけれど、わたしはこの世界で生きていこう。
だって、大好きな家族も眷属であり良き相棒のモフにゃーもいる。それに神様がわたしを見守ってくれている。
96
あなたにおすすめの小説
幼子は最強のテイマーだと気付いていません!
akechi
ファンタジー
彼女はユリア、三歳。
森の奥深くに佇む一軒の家で三人家族が住んでいました。ユリアの楽しみは森の動物達と遊ぶこと。
だが其がそもそも規格外だった。
この森は冒険者も決して入らない古(いにしえ)の森と呼ばれている。そしてユリアが可愛い動物と呼ぶのはSS級のとんでもない魔物達だった。
「みんなーあしょぼー!」
これは幼女が繰り広げるドタバタで規格外な日常生活である。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる