異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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わたし日本料理を創造します

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「では、妹よ。オムライスとやらのおかわりだ」

 アクアさんはお皿をわたしの目の前に差し出した。

「あはは、お兄ちゃんってば食いしん坊なんだから。あ、わたしもおかわり~」

 ストロベリーナさんもお皿をわたしの目の前に差し出した。

「は~い! では、おかわりのオムライスを創造してきま~す。アクアお兄ちゃん、ストロベリーナお姉ちゃん」

 わたしは受け取ったお皿をお盆に載せてトテトテと歩き厨房に向かう。

 あれ? そう言えばお父さんとお母さんは何処へ行ったのかなとキョロキョロと店内を見回す。

 すると。

「あれ? 俺は眠っていたのかな?」
「あら? わたし居眠りしていたかしら?」

 とお父さんとお母さんの声が聞こえてきた。

 その声に視線を向けると目の前の厨房からお父さんとお母さんが出てきた。

「あれ、お父さん、お母さん厨房にいたの?」

「アリナ~あのお隣りさん兄妹にいじめられなかったかい?」

 お父さんがこちらに駆け寄りわたしを抱きしめようとしたけれど、お盆が邪魔で出来なかった。代わりに頭を撫でてくれた。

「アリナ大丈夫だった? ごめんね。わたし達居眠りしていたみたいなのよ」

 お母さんもそう言ってわたしの頭を撫でた。

「ううん、大丈夫だったよ。あの二人はわたしのお兄ちゃんとお姉ちゃんになってくれたよ~」

 わたしはにっこりと笑ってみせた。


 その後、わたしは厨房に入りオムライスを創造した。

 その様子を見ていたお父さんとお母さんはそれはもうびっくりしたのは言うまでもない。

 目を大きく見開き口もポカーンと開けた状態になっている。

「ア、アリナ……これは一体……」

「ア、アリナ……」

「えへへ、わたし創造魔法が使えるようになっちゃった」

 わたしは頭をポリポリ搔きながら答えた。

「我が娘にこんな才能があったとは驚いたよ」

「信じられないけど目の前にオムライスがあるものね……」

 お父さんとお母さんはわたしの顔を見てそれからオムライスに視線を落とす。

「えへへ、神様からプレゼントしてもらった力だよ~」

「アリナちゃんは最高に素晴らしい力を与えてもらったんだにゃん。これで、わたしの胃袋も幸せになるにゃん」

 それまで黙ってお皿までペロペロにゃんと舐めていたモフにゃーが話しに加わる。

「モフにゃーってば食いしん坊なんだから。わたしはみんなに喜んでもらえる日本料理を創造するんだよ」

 にっこりと笑いわたしは腕まくりをした。


「アリナちゃんありがとうね。オムライスと~っても美味しかったよ」

「こちらこそありがとう。ストロベリーナお姉ちゃん。喜んでもらえてわたしも嬉しいよ」

 わたしはカフェ食堂の外まで出て二人を見送っている。

「はぁ……アリナちゃんはすっかり妹になっているんだな。まあ、あのオムライスとやらは美味しかった……けどな」

「アクアお兄ちゃんありがとう。おかわりもしてくれてぺろりと平らげてくれたもんね」

 口を尖らせぷいっと横を向くアクアお兄ちゃんではあるけれど、微かに口元を緩ませていることにわたしは気づいているんだよ。

「次はわたし達の食堂にも食べに来てね」

「は~い、行きます」とわたしは元気よく返事をする。
「わたしも行くにゃん」とわたしの足元にいるモフにゃーも返事をした。

「じゃあ、アリナちゃん。モフにゃーちゃんまたね」
「またな」

 手を振り隣の食堂に帰るアクアお兄ちゃんとストロベリーナお姉ちゃん。二人がドアを開けて中に入るまでわたしは手を振り見送った。

「モフにゃーわたし幸せだよ」
「にゃはは、わたしもアリナちゃんが幸せで嬉しいにゃん」

 今日一日はとても充実していた。空を見上げるとこのグリーン王国独特な鳥でもある犬のような顔をした犬鳥がウワワァン、ウワァワンと鳴きながら空を飛んでいた。

 ううっ。やっぱりちょっと怖いよ。犬鳥は苦手だよ。
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