異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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アリナの創造日本料理がほのぼのにこにこカフェ食堂のメニューになります

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「ん? 美味しい日本料理?」
「うにゃん? どこににゃん?」

 ギャップとモフにゃーは不思議そうな表情でわたしを見る。

「ここにそれはもう食べたくてヨダレが垂れちゃいそうなほど美味しそうな日本料理が載ってるじゃな~い」

 わたしは、料理本のページをペラペラとめくりながら返事をした。だけど、モフにゃーとギャップは首を傾げている。

 あ、そうか。二匹は日本料理を知らないのかな? きっと、そうだよとわたしは頷く。

「ねえ、アリナちゃん」
「おい、アリナちゃん」
「ん? なあに。モフにゃーにギャップちゃん?」
「アリナちゃんってばヨダレを垂らしそうな顔してるけどにゃん。白紙だにゃん」
「そうだよ。真っ白なページが美味しいのかい?」

 二匹はやっぱり不思議そうな表情で首を傾げている。

「白紙ってどういうことかな? モフにゃーとギャップちゃんは日本料理を知らないだけだよね」

 わたしはたこ焼きやお好み焼きが載っているページに視線を落としもう食べたくてたまらなーいとホクホク顔になりながら言った。

 けれど……。

「アリナちゃんが眺めているページは何も載ってないにゃん」

 モフにゃーはアリナちゃんってば大丈夫なのかなって顔でわたしを見る。その隣でギャップも「そうだよ」と言って頷いている。

 これってまさか……。わたしにしかこの美味しそうなたこ焼きやお好み焼きは見えていないのかな?


「わたしは今、目で楽しめると~っても美味しそうな料理が載っている本を眺めているんだけどまさかモフにゃーとギャップちゃんは見えていないのかな?」

 わたしは恐る恐る尋ねる。

「え? 美味しそうな料理にゃん! 何も見えないっていうか真っ白なページだにゃん。見えていたら食べたくてウズウズしちゃうにゃん」

「俺もモフにゃー主と同じくただの白いページに見えるぞ」

 と二匹は返事をした。

「そ、そっか。わたしだけ見えるんだ」

 わたしは美味しそうなたこ焼きやお好み焼きの写真と二匹を交互に眺めそうなんだと納得した。

 えへへ、わたしだけに見える魔法の料理本だなんてなんだかとーっても素敵だな。そう思うと、口角がキュッと上がり猫の口元みたいになっちゃう。

「アリナちゃんってばなんか嬉しそうだにゃん」
「だよな~」
「えへへ、だって、神様からわたしだけに与えられた特別なプレゼントみたいな感じで嬉しいんだもん」

 そう答えたわたしの口角は更にキュッと上がる。

「さて、どんな日本料理を創造しようかな~」

 わたしはそう言いながらペラペラと料理本のページをめくった。

「あ、これが食べたいかな」

 わたしは、卵がふわふわそうなその料理が目に入るとこれだ! と思ったのだ。

 食べたい。そして、みんなに食べてもらいたいなとね。


「アリナちゃん何が食べたいのにゃん?」

 モフにゃーが大きな目をキラキラと輝かせ尋ねてきた。

「ぐふふ、それはね。秘密かな~なんてね」

 わたしは、ふわふわの卵がとっても美味しそうなその料理の写真を眺めながらにっこりと笑ってみせた。

「あ、アリナちゃんってばズルいよ~教えてにゃん」
「そうだよ。モフにゃー主の言う通りだぜ。気になるぞ」

 ぷくっとほっぺたを膨らませ抗議をしてくるもふもふな二匹が可愛らしくてたまらない。

 わたしはうふふと笑い二匹の頭をナデナデしてあげた。

「う~ん、気持ちいいにゃん」
「おっと、ライオン魔獣鳥のこの俺が人間にナデナデされたぞ」

 二匹はわたしにナデナデされながらうっとりした顔になっている。その表情があまりにも可愛らしくてわたしはキュンとする。

「もう、モフにゃーもギャップちゃんも可愛いんだから」

「にゃはは、わたしって可愛いでしょ。って何を食べたいのか早く教えてにゃん」

 モフにゃーは得意げに胸を張ったかと思うとその後ぷくっとほっぺたを膨らませた。

「この俺も可愛いのかよ。って、早くアリナちゃんよ、何が食べたいのか教えるのだよ」

 ギャップも自身のたてがみに手を触れうっとりしたかと思うと、その後モフにゃーと同じくほっぺたをぷくっと膨らませた。

 もう、モフにゃーもギャップも可愛すぎるんだってばー。

「わたしの食べたくてみんなに食べてもらいたい日本料理は親子丼だよ」

 そう答えるだけで、もう親子丼が食べたくてたまらなくなった。
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