異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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お隣の食堂とお客さん

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お家に帰ると、「アリナ~心配していたぞ~」とお父さんがダダーッと廊下を走りこちらに向かってきた。

「お父さん、ただいま~」

  わたしはにっこり笑い挨拶をする。

「もう黄昏時だぞ。お父さんはアリナが帰って来ないので心配で心配で心配でを何十回も繰り返し言ったんだぞ」 

  お父さんは、泣きそうな顔になりながらそう言ったかと思うとわたしをぎゅっと抱きしめた。

「お、お父さん大袈裟だよ。モフにゃーとギャップちゃんも一緒だったんだよ」

「それでも可愛いアリナのことがお父さんは心配だったんだぞ。誘拐なんてされたらお父さん泣いちゃうぞ」

  お父さんは言いながらわたしを抱きしめている腕に力を入れる。

「お父さんってば苦しいよ」

「また、やってるにゃん」
「あれはいつものことなのか?」
「うん、毎回あれだにゃん」
「アリナちゃんは可愛がられているんだな」

  モフにゃーとギャップはわたしとお父さんのことを話している。そんなことより助けてください。

  今日の夕食はスープとパンにリンゴだった。

「アリナ帰って来たのね。お父さんがアリナはどこへ行った。アリナはどこへとうるさかったのよ」

  お母さんがお父さんを可笑しそうに見て笑いそれから視線をわたしに移す。

「あはは、お父さんっていつも大袈裟だもんね。お隣の食堂に行くって言って出かけたのに」

「大袈裟なものか。アリナに何かあってからでは遅いじゃないか」

  お父さんは口を尖らせわたしを見る。

「もうお父さんって本当に過保護なんだから~」

「そうよ。アリナはこれからどんどん大人になっていくのよ」

  お母さんは呆れたように笑う。

「アリナよ。まだまだ幼女のままでいてくれよ。お父さんのアリナのままでいてほしいぞ」

  お父さんは真剣な眼差しでわたしをじーっと見る。

「わたし早く大人になりたいな~」
「ア、アリナよ。待ってくれ」
「なんてね。わたしまだまだ子供のままでいたいよ」

  それは本当の気持ちでもあった。だって、安莉奈時代に味わえなかった幸せを満喫したい。子供時代もたくさんの愛がほしい。

  そうすると、大人になったその時人に愛を与えることができるかもしれないもんね。

「アリナ明後日は六歳のお誕生日ね」

  お母さんがにっこりと笑いわたしを見た。

「あ、うん。忘れていたよ」
「うふふ、お誕生日パーティをしましょうね。アリナの好物を作るわよ」
「わ~い!  嬉しいよ」

  わたしはバンザイをする。

  なぜだか、リンゴにかぶりついているモフにゃーとリンゴを丸呑み中のギャップもバンザイをしている。

「そうか……アリナの誕生日はお父さんも嬉しいぞ。ただ、さっきも言ったが少し寂しくもあるな」

「あらあら、お父さんそんなこと言わないでアリナの誕生日を喜びましょうよ。どんどん大きくなりきっと、いつか美しい女性になるわ」

「まあ、それもそうだな」

「もう、まだ納得いかない顔しているんだから。あ、そうだわ。アリナお誕生日会に招待したいお友達がいたら言ってね」

「うん、ありがとう。お母さん」

    お友達か。このグリーン王国に共に召還され再会したみんなとアクアお兄ちゃんとストロベリーナお姉ちゃんを招待したいな。
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