異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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アリナのお誕生日カード

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「アリナちゃん何を書いているのにゃん?」
「えへへ、お誕生日会の招待状だよ」

  わたしは、ペンをキュキュと動かしながら答えた。

「アリナちゃんのお誕生日会の招待状なんだにゃん。わたしもお手伝いするにゃん」

「わ~い!  モフにゃーお手伝いしてくれるんだね」

   わたしはにっこり笑いモフにゃーにペンとハガキサイズの紙のカードを渡す。

「にゃはは、お誕生日会カードをかきかきするにゃ~ん」

  モフにゃーは口元を緩めそれはもう嬉しそうに肉球のあるその手でペンのキャップを外した。

  わたしとモフにゃーはテーブルに並んで座りお誕生日会カード作りを楽しんだ。

『アリナの六歳のお誕生日会にご招待』とピンク色のペンと水色のペンで書いた。

  その下にわたしアリナが誕生日ケーキを前に喜ぶイラストを描く。それからわたしの右隣にモフにゃーと左隣にギャップを描く。

「わ~い!  可愛らしいお誕生日会の招待状が完成したよ」

「わたし頑張ったにゃ~ん」

  わたしとモフにゃーは手を取り合い喜んだ。


「では、わたしアリナのお誕生日会の招待状を配達してもらおう」

「配達だにゃ~ん」

  わたしともモフにゃーは声を合わせて言った。

  モフにゃーと一緒に作成した手書きのお誕生日の招待状カードをわたしは袋に詰め込む。

「では、郵便屋さんにレッツゴー」
「レッツゴーだにゃん」

  わたしとモフにゃーはトテトテにゃんにゃんとお誕生日の招待状を詰め込んだ袋を振り回しながら歩く。

  このグリーン王国の郵便屋さんはピンク色の鳥さんとうさぎさんなのだ。

『郵便屋さんヘようこそ』と書かれている看板の前にわたし達は辿り着く。

「あ、お客さんだよ」と言いながら鼻をぴくぴくさせながら茶色のうさぎさんが二足歩行でこちらに向かって来た。

「郵便うさちゃ~ん、わたしのお誕生日の招待状カードを届けてください」
「くださいにゃん」

  わたしとモフにゃーは、お誕生日の招待状カード入りの袋をうさぎさんに差し出した。

「了解しました。お客さんの大切なお手紙をわたし責任を持ってお届けしま~す」

  うさぎさんはわたし達からお誕生日の招待状カード入りの袋を受け取り笑顔を浮かべた。

  そして、ピンク色の鳥がこちらに向かって飛んでくる。

「わたしもお手紙をお客さんの元へ届けますよ」

  飛んできた郵便屋さんのピンク色の鳥は、わたしとモフにゃーの前に着地した。

「お願いしま~す」
「お願いしま~すにゃん」

  わたしとモフにゃーは声を合わせて言った。

 「では、正装しま~す」とうさぎさんと鳥さんがほぼ同時に言ったかと思うと、その姿が郵便屋さんらしくなったのだ。

  ピンク色の鳥は頭に郵便屋さんの制帽を被り、うさぎさんは郵便屋さんの制帽と斜め掛けショルダーをかける。

  可愛いらしい郵便屋さんスタイルの完成だ。もう、あまりにも可愛らしくてわたしの口元が緩む。

「では、わたし畑ヘ向かいま~す」
「わたしは、お花屋さんに向かいま~す」

  うさぎさんとピンク色の鳥は片手を上げる。もうやっぱりその仕草があまりにも可愛らしくてキュンキュンする。

「わたしも付いていこうかなにゃん」
「モフにゃーはわたしとお家に帰るんだってば」

  郵便屋さんのうさぎさんとピンク色の鳥に一歩近づこうとするモフにゃーの首根っこをわたしは慌てて掴む。

「うっ、うにゃん!」と声を発したモフにゃーは大人しくなる。

「では、確かに郵便物を預かりました」
「預かりました~」

  そう言ってうさぎさんはぴょんぴょんと跳ねタイゾーおじいさんとカーナさんがいる畑へ向かった。一方ピンク色の鳥は、翼を広げサナとナットーがいる花屋へと飛んでいった。

「行っちゃったね」
「うにゃん」

  わたしとモフにゃーは、空を猛スピードで飛ぶピンク色の鳥と猛スピードでぴょんぴょん飛び跳ねながら走り去るうさぎさんの後ろ姿を眺め見送った。
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