異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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アリナがこの世界にやって来たのは

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「はい、見えています。安莉奈ちゃんの言う通り白の布を身に纏っていらっしゃるんですね」

 真来は笑いをこらえていることがわかる。だって、よく見ると口角に笑みが浮かんでいるんだもん。

「ん? 白の布とはなんだか失礼だぞ。これは高貴な服装だぞ」

 神様は白の布(あ、高貴な服装だった)をぴらりんと美しくて細くて長い指でつまみ不服そうな表情を浮かべる。

「そ、そうなんですね。それはそうと神様が安莉奈ちゃんをこのグリーン王国へ召喚したというのは本当なんでしょうか?」

 真来は今度は真剣な眼差しで尋ねる。

「ああ、そうだよ。この神様であるわたしがアリナをこのグリーン王国へ召喚したのじゃ」

 神様は胸を張り得意げに答えた。

「どうして、安莉奈ちゃんを地球からこのグリーン王国に召喚したのでしょうか?」

「おっと、君はアリナのことを詳しく知っているのだな」

 神様は目を大きく見開いた。

「はい、安莉奈ちゃん本人から聞きました。それで神様はどうして安莉奈ちゃんをこの世界に連れて来られたのですか?」

 真来はもう一度神様に聞いた。

「それはアリナがこのグリーン王国に必要な存在だったからな。それに、安莉奈の魂というのかな? がこの世界へ来たいと言っておったのじゃ」

「え!? わたしの魂?」
「安莉奈ちゃんの魂?」

 わたしと真来は首を横に傾げる。

「ああ、そうだよ。アリナの魂というのか思いと言えば良いのかな?」

「へ? わたしの思い?」
「安莉奈ちゃんの思い?」

 わたしと真来は神様をじっと見る。

「それにしても君達は雰囲気が似ているな」

 神様はわたしと真来を交互に眺め笑う。わたしと真来は似ているのかな? とお互いの顔を見る。うーん、そうかな? 真来とわたしは親子らしいけれど、それほど似ていないと思う。

「顔ではなく君達から漂ってくる雰囲気が似ておるのだ」

 神様はそう言ってわたしと真来の肩をぽんぽんと軽く叩いた。そして、「アリナはこの男性、名は真来というのかい? と再会したかったのかも知れぬな」と言った。

「ま、真来との再会? でもわたし真来のこと覚えていないよ」
「覚えていなくてはが真来を父親を求めていたのではないか?」

 神様はそう言って胸に手を当てる。

「わたしは真来に……お父さんに会いたかったのかな?」

 地球での生活は辛かったけれど、お父さんなんて……親なんてもういないと思うようにしていたはずなんだよね。

「そんなことはないはずだぞ。アリナは真来をお父さんを愛する気持ちがあったはずじゃ」

 神様は首を縦に振りながら優しい声で言った。手は胸に当てている。

「そうなのかな?」
「わたしは神様だからな。わかるんだよ。それに真来もアリナのことを愛していた。捨てたわけではないのだろう」

 神様はそう言いながらわたしと真来の顔を見ながら大きく頷く。

「もちろんです。俺は安莉奈を捨てたりしていません」と真来は力強く言った。

「真来はこの世界へ飛ばされたんだろう? アリナを置き去りにするつもりはなかったんだよな」

 神様はやっぱり神様だからこの世界のことや地球のことが良くわかっているんだね。わたしは神様を尊敬の眼差しで見つめる。

 と、考えたところで。ん? ちょっと待てよと疑問が出てきた。

「ねえ、神様」
「ん? なんだね」
「神様が真来を地球からこの世界に召喚したんじゃないの?」
「わたしは知らないぞ」と神様はわたしの質問に答えた。
「じゃあ、真来は誰に地球から連れ出されこのグリーン王国に来てしまったのかな?」

 わたしは神様に質問をしながら首を捻る。

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