異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)

なかじまあゆこ

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孤独だったわたし達が今は幸せ

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「アリナちゃんは酷いな……神様であるこのわたしを笑うのだからな……」

 神様は口を尖らせご不満顔だ。

「ごめんなさい、ごはん粒をくっつけた神様ってなんか面白くて。それに珍しかったんだもん」

 正直に答えるわたしに神様は、「まあ、素直でよろしい」と言った。そして、「さて、創造魔法料理のお持ち帰りカバンだぞ」と言いながらいつの間にか大きな赤色の四角い箱のようなデリバリーバックをじゃーんと出した。

「わっ、大きなカバン!! 赤色だから郵便ポストみたいだね」

 わたしはそれをじっと見る。見ていると神様が手際よくにんじんがたっぷりな炊き込みご飯とお味噌汁を詰め込む。

「さて、行くぞ」

 神様は青みがかった髪と白のヒラヒラの布みたいな服を風に靡かせ歩き出す。

「あ、神様待って。って、あれ? カバンは置いたままですか? まさかわたしが持つの?」

 大きな赤色の郵便ポストみたいなカバンは地面にドーンと置かれたままなんだよ。わたしの小さな体では持てないと思う。

「アリナちゃんは何を言っておるのじゃ」

 神様がそう言ったのとほぼ同時にその大きな赤色のデリバリーバックが夕焼け空に舞う。

「わっ!?」
「何を驚いておるのじゃ」
「だって、デリバリーバックが! 空を……」
「風が運んでくれるのじゃぞ。さあ、行こう」

 颯爽と歩く神様の頭上に赤色のデリバリーバックが有り風と共にふわふわと一緒に移動するではないか。

「す、すごい……」

 わたしは驚きの声を゙上げトテトテと追いかける。

「あはは、びっくりしたのかね」

 神様はこちらに振り向きククッと笑った。

「だって、ファンタジーの世界みたいなんだもん」
「ここは、ファンタジーの世界ではないか」

 神様は楽しそうににんまりと笑っている。

「あ、そうか」

 わたしも笑い神様に追いつき並んで歩く。

 もし誰かが見ていたら不思議な光景だろうなと思いながら神様と空飛ぶデリバリーバックを交互に見た。

 夕焼け空に神様とわたしと空飛ぶデリバリーバック。それと、いつの間にか犬鳥がウォンウォンワンワンと鳴きながら空を飛んでいた。

 まさか犬鳥はこのデリバリーバックを追いかけているなんてことはないよね。

「なんか楽しいのう」
「うん、楽しいね」

 神様と一緒に創造料理の配達だね。ちらりと神様を見上げると妖しげで端正な横顔が夕陽に照らされより美しく見えた。

 わたしと神様はゆっくりと夕焼け空の下を歩いている。空飛ぶデリバリーバックと共に。なんだかこの時間が楽しくて心地よい。グリーン王国はわたしの大切な居場所です。
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