異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた！（もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します）

真来の誕生日とモフにゃーの過去

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　俺様タイプの魔獣であるギャップに日焼けに、わたしの妹みたいな存在である可愛らしくて食いしん坊な聖獣猫モフにゃー。みんな家族といっても良いと思う。そこに、モフにゃーのお母さん猫のビッグモフも加わる。

　そして、わたしのもう一人のお父さんの真来と、うさっぴーも家族だよね。もちろん、このグリーン王国でたっぷりの愛情を注いでくれている両親。

　わたしがずっと、ほしかった仲間が家族がここにいる。あたたかくてぽかぽかしていて、わたしは、守られている。

「今日は、真来の生まれた日それと、モフにゃーとビッグモフお母さんが再会した特別な日だね」

「ほんと、その通りだね。真来が生まれてくれたからわたしは今、ここに居ることができるしモフにゃーちゃんとビッグモフママちゃんの再会もこの目で見ることが出来たんだよ」

　うさっぴーはそう言ってニコニコ笑ってる。このうさっぴーは本当にいい子だな。わたしも見習わなくちゃね。

　この後もみんなでテーブルを囲み楽しくて美味しい時間を過ごした。　

　わたし達がそろそろ帰ろかなと椅子から立ち上がろうとしたその時。

「ビッグモフちゃんはモフにゃーちゃんと一緒にアリナの家に行くかい？」

　真来がビッグモフの顔を真っ直ぐ見つめ尋ねた。

「そ、そうしたいにゃん……」

　ビッグモフも真来をその澄んだ海の色によく似た目で見つめ返し答えた。

「それが一番だね、モフにゃーちゃんはビッグモフちゃんの娘なんだからな。一緒に帰りな」

　真来のその声は包み込むようにあたたかくて優しかった。