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第一章
第十九話 模擬試合開始!
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「さて、模擬試合をするに当たって…先生は炎属性の魔法しか使いませんのでご安心下さい。」
「「「「はい?」」」」
ラス達はニヤリとした表情を浮かべた。
ラスには炎耐性がある。
その炎耐性が進化して、極炎耐性までランクアップしていた。
なので炎属性の魔法しか使わないと言ったテルパは圧倒的に不利な状況になる…と思っていた。
「分かりました先生、ですが先生を信じてない訳ではないのですが…一応契約を交わして下さい。アグリメンス!」
「当然ですので気になさらずに…アグリメンス!」
2人の誓いにより契約は果たされた。
そして生徒達は陣形をとった。
先頭にフレッド、中衛にラスとクリア、後衛にアリスという感じの陣形だった。
「フレイムウォール!」
ラスの掛け声でフレイムウォールが展開された。
自分側からはラス達が一切見えなかった。
「目隠し…のつもりですか?どんな攻撃をするのか楽しみに待っていますね。」
なのだが…?
フレイムウォールが展開されてから、次の攻撃が中々放たれずに10分が過ぎた。
フレイムウォールは相変わらず轟々と音を立てて燃えているだけだった。
「誘っているのでしょうか?それとも、まだ準備が終わってないのかな?」
テルパはゆっくりとラス達の元に近付いて行くと…アリスの光魔法のフォトンという光の球が飛んで来た。
テルパはそれを躱しながら進んで行くと、炎の壁の向こう側からフレッドのソニックウェーブが飛んで来た。
流石にこれは喰らう訳にはいかないのでバックステップで後退すると、ソニックブームが飛んで来た。
どうやら何をしているかは分からないが、ラス達の元に近付いて欲しくは無い感じだった。
「このままだと試合になりませんので、先生はそちらに行きますよ!」
テルパは再び歩き出した。
するとフレイムウォールが解除された瞬間に、ソニックウェーブが飛んで来た。
「はぁ、フレイムソード…炎刃三連斬!」
炎魔法で作り出した炎の剣に炎を纏って放つ3つの刃を飛ばすと、フレッドのソニックウェーブを相殺した。
そしてテルパから炎の刃を放つと、フレッドは刀身に氣を纏って炎の刃を受け止めていた…が、押されている感じだった。
フレッドの背後でアリスが補助魔法を掛けて上げていた。
押されてはいるが、押し切られないのはアリスの補助があったからだった。
だが、刀身に無理をさせた所為か…フレッドの刀身に亀裂が入って砕け散った。
「フレッド、御苦労だった!避けろ、行くぞクリア!」
「うん!」
「「合技・ブレイズエグセキュショーナー‼︎」」
1人の人間が2つの魔法を合わせて放つのを複合統一魔法といい、2人の人間が属性同士の組み合わせで魔法を放つ事を合体魔法という。
ユニゾンレイドは2つの属性を均等に調節しなければならない為に、計算と精神力と時間が半端なく要するのだった。
「どうだ先生!炎魔法だけでこれを防げるか‼︎」
「なるほどユニゾンレイドでしたか…それでこんなに時間が掛かった理由が分かりました。では、対抗手段として…こんなのをお見せしましょう!」
テルパは右に灼熱の炎、左手に蒼炎の炎を出現させた。
「複合統一魔法…ブレイズエグゼキュショーナー!」
「な…何ぃ⁉︎」
「な…何ですって⁉︎」
複合統一魔法のブレイズエグゼキュショーナーとユニゾンレイドのブレイズエグゼキュショーナーが空中で衝突した。
その周囲にぶつかり合った衝撃波が波の様に広がると…周りにも影響が出て様々な物が吹き飛んで行った。
そして…ユニゾンレイドのブレイズエグゼキュショーナーを貫いて、複合統一魔法のブレイズエグゼキュショーナーがラス達の少し前に落下すると、轟音を立てて大爆発を起こした。
そして爆発が収まると、4人は地面でのびていた。
暫くして…皆は意識を覚ましてから、クリアが詰め寄ってきた。
「先生、違反をしましたね!」
「違反なんかしていませんよ?」
「ブレイズエグゼキュショーナーという魔法は、炎属性と氷属性を合わせた魔法です!」
「そうだぜ先生!先生は契約を無視して氷属性の魔法を使用したな!」
「ラス君もクリアも落ち着いて!契約魔法のアグリメンスをしたのに、先生には何も起こってないわよ?」
「きっと先生は契約魔法を不正して無効化したんだろうぜ!」
「流石に契約魔法を不正する事はできませんよ。先生は本当に炎魔法しか使っていませんでしたしね。」
「それこそ嘘だ!なら…ブレイズエグゼキュショーナーが完成するはずが無い‼︎」
「ラス君も赤の魔道士を名乗るなら覚えておきなさい。炎魔法は燃やして消滅させるだけのものでは無いという事を。性質変化で温度を一定以上に低下させると、凍てつかせる炎にも変化させられます。だから炎魔法でのブレイズエグゼキュショーナーが可能なのですよ。」
「そ…そんな事が出来るのか。」
「さて、模擬試合はこれで終了です。なので、君達には装備を整えてから…ダンジョンに挑戦して貰います。目標到達階層は地下30層なので、準備を怠らずに挑んで来てくださいね。」
「は…はぁ………。」
「ちなみに地下30層に到達してから、その証を持って来て貰います。宜しいですね?」
「ですが、他の生徒が地下5層より下には行けないって…」
「その子達は自意識過剰で…当時の君達に良く似ていますね。ですが君達は、あの地獄の様な修業を経て別人の様な力を手に入れましたので…地下30層くらいまでは行けると思ったのです。」
「ちなみに30層まで辿り着けなかったら?」
「地獄再び…」
翌日、4人は装備を整えてからダンジョンに潜って行った。
そして2週間以上を掛けて30層まで辿り着いたのだが…?
「「「「はい?」」」」
ラス達はニヤリとした表情を浮かべた。
ラスには炎耐性がある。
その炎耐性が進化して、極炎耐性までランクアップしていた。
なので炎属性の魔法しか使わないと言ったテルパは圧倒的に不利な状況になる…と思っていた。
「分かりました先生、ですが先生を信じてない訳ではないのですが…一応契約を交わして下さい。アグリメンス!」
「当然ですので気になさらずに…アグリメンス!」
2人の誓いにより契約は果たされた。
そして生徒達は陣形をとった。
先頭にフレッド、中衛にラスとクリア、後衛にアリスという感じの陣形だった。
「フレイムウォール!」
ラスの掛け声でフレイムウォールが展開された。
自分側からはラス達が一切見えなかった。
「目隠し…のつもりですか?どんな攻撃をするのか楽しみに待っていますね。」
なのだが…?
フレイムウォールが展開されてから、次の攻撃が中々放たれずに10分が過ぎた。
フレイムウォールは相変わらず轟々と音を立てて燃えているだけだった。
「誘っているのでしょうか?それとも、まだ準備が終わってないのかな?」
テルパはゆっくりとラス達の元に近付いて行くと…アリスの光魔法のフォトンという光の球が飛んで来た。
テルパはそれを躱しながら進んで行くと、炎の壁の向こう側からフレッドのソニックウェーブが飛んで来た。
流石にこれは喰らう訳にはいかないのでバックステップで後退すると、ソニックブームが飛んで来た。
どうやら何をしているかは分からないが、ラス達の元に近付いて欲しくは無い感じだった。
「このままだと試合になりませんので、先生はそちらに行きますよ!」
テルパは再び歩き出した。
するとフレイムウォールが解除された瞬間に、ソニックウェーブが飛んで来た。
「はぁ、フレイムソード…炎刃三連斬!」
炎魔法で作り出した炎の剣に炎を纏って放つ3つの刃を飛ばすと、フレッドのソニックウェーブを相殺した。
そしてテルパから炎の刃を放つと、フレッドは刀身に氣を纏って炎の刃を受け止めていた…が、押されている感じだった。
フレッドの背後でアリスが補助魔法を掛けて上げていた。
押されてはいるが、押し切られないのはアリスの補助があったからだった。
だが、刀身に無理をさせた所為か…フレッドの刀身に亀裂が入って砕け散った。
「フレッド、御苦労だった!避けろ、行くぞクリア!」
「うん!」
「「合技・ブレイズエグセキュショーナー‼︎」」
1人の人間が2つの魔法を合わせて放つのを複合統一魔法といい、2人の人間が属性同士の組み合わせで魔法を放つ事を合体魔法という。
ユニゾンレイドは2つの属性を均等に調節しなければならない為に、計算と精神力と時間が半端なく要するのだった。
「どうだ先生!炎魔法だけでこれを防げるか‼︎」
「なるほどユニゾンレイドでしたか…それでこんなに時間が掛かった理由が分かりました。では、対抗手段として…こんなのをお見せしましょう!」
テルパは右に灼熱の炎、左手に蒼炎の炎を出現させた。
「複合統一魔法…ブレイズエグゼキュショーナー!」
「な…何ぃ⁉︎」
「な…何ですって⁉︎」
複合統一魔法のブレイズエグゼキュショーナーとユニゾンレイドのブレイズエグゼキュショーナーが空中で衝突した。
その周囲にぶつかり合った衝撃波が波の様に広がると…周りにも影響が出て様々な物が吹き飛んで行った。
そして…ユニゾンレイドのブレイズエグゼキュショーナーを貫いて、複合統一魔法のブレイズエグゼキュショーナーがラス達の少し前に落下すると、轟音を立てて大爆発を起こした。
そして爆発が収まると、4人は地面でのびていた。
暫くして…皆は意識を覚ましてから、クリアが詰め寄ってきた。
「先生、違反をしましたね!」
「違反なんかしていませんよ?」
「ブレイズエグゼキュショーナーという魔法は、炎属性と氷属性を合わせた魔法です!」
「そうだぜ先生!先生は契約を無視して氷属性の魔法を使用したな!」
「ラス君もクリアも落ち着いて!契約魔法のアグリメンスをしたのに、先生には何も起こってないわよ?」
「きっと先生は契約魔法を不正して無効化したんだろうぜ!」
「流石に契約魔法を不正する事はできませんよ。先生は本当に炎魔法しか使っていませんでしたしね。」
「それこそ嘘だ!なら…ブレイズエグゼキュショーナーが完成するはずが無い‼︎」
「ラス君も赤の魔道士を名乗るなら覚えておきなさい。炎魔法は燃やして消滅させるだけのものでは無いという事を。性質変化で温度を一定以上に低下させると、凍てつかせる炎にも変化させられます。だから炎魔法でのブレイズエグゼキュショーナーが可能なのですよ。」
「そ…そんな事が出来るのか。」
「さて、模擬試合はこれで終了です。なので、君達には装備を整えてから…ダンジョンに挑戦して貰います。目標到達階層は地下30層なので、準備を怠らずに挑んで来てくださいね。」
「は…はぁ………。」
「ちなみに地下30層に到達してから、その証を持って来て貰います。宜しいですね?」
「ですが、他の生徒が地下5層より下には行けないって…」
「その子達は自意識過剰で…当時の君達に良く似ていますね。ですが君達は、あの地獄の様な修業を経て別人の様な力を手に入れましたので…地下30層くらいまでは行けると思ったのです。」
「ちなみに30層まで辿り着けなかったら?」
「地獄再び…」
翌日、4人は装備を整えてからダンジョンに潜って行った。
そして2週間以上を掛けて30層まで辿り着いたのだが…?
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