元Sランクパーティーのサポーターは引退後に英雄学園の講師に就職した。〜教え子達は見た目は美少女だが、能力は残念な子達だった。〜

アノマロカリス

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第二章 本章スタート

第三十五話・閑話 久々の本業・前編

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 最近ではあの子達も随分と聞き分けが良く、言い訳もせずに素直に言う事を聞く様になりました。
 
 《………いえ、あの子達はテルパに逆らう事は無駄だと感じて、逆らう事を辞めただけです。》

 それで今回の授業内容は、5つのジョブの欠片の内の2つ目の入手の為に、40階層に潜らせました。

 20階層とは違い、難易度もグンと上がるので……当分帰ってくる事はないでしょう。

 難易度が上がったとは言え、生半可な鍛え方をしているわけではありませんので……

 40階層のレベル40位なら、遅れをとる事はないでしょう。

 無様な姿を晒したら、死ぬより恥ずかしい慰みを………と言ったら、物凄くやる気になってくださいました。

 まぁ、20階層に潜るのとは訳が違うので当分は戻ってこないでしょうね。

 なので、私は本業………と言って良いのかしら?

 久々にドーラ商会に参りました。

 ドーラ商会での傘下の方々達の中では、いずれは独立をして独り立ちをしたいと言う要望を叶える為に、その者の商品を商会で販売をして認知度を高めて、独立の手助けをすると言う制度を設けました。

 それによって半年間は独立した者達からは売り上げの数%を取って、完全独立までの手助けをし……

 半年を過ぎたら、手助け無しの完全独立で生計を立てると言う風にやって参りました。

 これで……今迄に数多くの成功者を世に出す事が出来たのですが…?

 最近になって完全独立をしたにも関わらずに、売り上げが伸びずに低迷しているというリンカ商会の頭目であるリンカ・エスパージュ(21歳)が相談をしに来ました。

 リンカ商会の扱っている商品は、非常に珍しい物やレアな調味料や食材を扱っている。

 完全独立を果たす迄の半年間での売り上げは問題無かったのですが……?

 いざ完全独立をして始めようとした結果、全く商品が売れなくなったという話でした。

 「ドーラ会長、どうしたら宜しいでしょうか?」

 「リンカ商会の扱っている商品は、他ではあまり取り扱っていない珍しい物ばかりです。ドーラ商会で販売をしている時は、品切れが続出する位の人気商品だった筈ですが…」

 「ドーラ商会のお陰で知名度は上がった筈なのですが、最近ではどうも売り上げが好ましくなくてですねぇ?」

 「キャッチコピー戦略は行っているのですよね?」

 「勿論です。」
 
 レアな商品を売り出すに当たって、より多くの人達に興味を持って貰うには……興味の惹きやすいキャッチコピー戦略は何よりも有効です。

 更に…興味を引く、説明文もあれば尚も良しです。

 地球で学生をしている時に、良く通っていた食堂では…?

 初めて目にする食べ物に興味があったけど、元から日本に住んでいる人達とは違い……異世界の人間にも分かりやすくその料理に興味をそそるキャッチコピーや説明文のお陰で、注文には抵抗は感じませんでした。

 その商法戦略を異世界でドーラ商会で用いて、かなりの売り上げを上げる事ができました。

 リンカ商会には、その商法を伝えておいている筈なのですが…何故に売り上げが上がらないのでしょうか?

 私とリンカは、何故に売り上げが好ましくはないかの原因を探る為に、リンカ商会に行った訳なのですが…?

 ………原因が分かった気がします。
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