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第五十一話 どっちも気になる。前編
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あれから1週間が経った。
カリオスとライラが待つ定期船乗り場に船が到着した…と同時に、ヴァッシュも大陸に辿り着くことが出来た。
~~~~~カリオスとライラ~~~~~
ライラの所持金は、船代を抜かしても悠々と贅沢をしても充分に余る量だった。
そんな二人は、定期船がノースファティルガルドに到着する少し前に船乗り場の前で待っていた。
そして船が着き、カリオスとライラは嬉しそうな表情で船に乗る為の切符を出そうとすると…船の中から大勢の騎士達が降りて来た。
「居たぞ! カリオス殿下だ‼︎」
「それだけでは無い、ライラ嬢も一緒にいるぞ‼︎」
何も知らないカリオスとライラは、降りて来た騎士達が自分達を迎えに来た者だと思い…
「出迎え御苦労…と言いたいところだったが、来るならもっと早くに来て欲しかったな…」
…とカリオスは偉そうな態度で騎士達に言った。
だが、騎士達はカリオスとライラの周りを取り囲むと、その騎士達のリーダーが不敵な笑みを浮かべてカリオスに言った。
「こんな場所で雁首揃えていた事には好都合だった。 じゃなければ、態々探す羽目になるところだったからな!」
「隊長! レイラ殿がおりません‼︎」
「カリオス殿下…レイラ嬢は一緒では無かったのか?」
騎士達の言葉にカリオスは頭に「?」が浮かんでいた。
「何を言っている、レイラはレントグレマール王国の牢獄に囚われているだろう?」
「はぁ~? カリオス殿下は何をおっしゃっておられるのですか?」
「何って…」
カリオスはライラの顔を見た。
ライラは騎士達に話をしようと口を開いていた所に…私はライラに使用した洗脳魔法を解除して見せた。
すると、ライラはカリオスの顔を見るなり叫び声を上げたのだった。
「ど、どうしたんだライラ⁉︎」
「カリオス殿下⁉︎ 何故貴方が目の前に…っていうか、ここは何処なのですか⁉︎」
…そう、洗脳魔法に掛かっている間のライラは、カリオスとの過去の蟠りも一切を消された状態で過ごしていた為に、急に記憶が戻って混乱をして取り乱していた。
カリオスはそんな取り乱しているライラの肩に手を置いて、身体を揺さぶ裏ながら言った。
「一体どうしたんだライラ!」
「どうしたもこうしたも…」
ライラはカリオスに無能扱いされてから、腹を立ててレントグレマール王国から飛び出して行ったので…カリオスは一番会いたく無い相手だった。
「なぁ、ライラ…レイラはお前とヴァッシュ殿下が捕らえて城の地下牢に閉じ込めてから結界を張らせたんじゃなかったのか?」
するとその話を聞いていた騎士達が一斉に笑い出した。
「カリオス殿下、貴方は寝惚けておられるのですか? レイラ嬢を探す為にノースファティルガルドに行き、そして手がかりを掴んでから城に帰還する前に逃亡したというのに…」
「な、何だその話は⁉︎ 俺はそんな話は一切知らないぞ‼︎」
カリオスは騎士達が何を言っているのかが理解出来ずにいた。
すると、騎士の2人がカリオスに言った。
「カリオス殿下がレイラ嬢を探す為にノースファティルガルドまで来た話は城の者達は全員知っています。 そして…カリオス殿下が一時帰還する為に、フレマアージュ王国行きの船に乗っていた事も…」
「ですが、カリオス殿下は船が到着する前に何処かに逃亡して荷物だけが王国に届きましたが、それ以降の足取りを追っていたのですが一切不明で…つい先日に冒険者ギルドにタレコミがあって、こうして出向いたわけなのですから。」
「な、何だと⁉︎」
カリオスは訳が分からずにいた。
確かにカリオスは、寒冷期が中々終わらないので一度帰還する為にレントグレマール王国に帰還しようとしていた。
だけど、もうじきフレマアージュ王国に到着する寸前に何者かによってノースファティルガルドに戻されてしまっていた。
その時に船室に残されていた所持品が、レントグレマール王国に届けられていたというのは予想は出来たが、まさかそれが逃亡扱いされるとは夢にも思っていなかったからだ。
「おいライラ、レイラは一体何処にいるんだ⁉︎」
するとライラはファスティア…もとい、記憶を失う前にレイラと会っていた場所をカリオスに話したのだった。
「レイラの奴は…ダルンデス港にいるのか! …というか、フレマアージュ王国に到着する前にノースファティルガルドに戻したのも奴の仕業だったのか! それで、次に何処に行くとか話していなかったか?」
洗脳魔法で記憶をなくす前のライラは、レイラに言われた事を思い出した。
「確かレイラは…私と殿下がレントグレマール王国に戻る際に顛末を見届ける為に一時帰還するって言っていました。 私と殿下が曝け者にされる姿を嘲笑う為にとか言って…」
「今回の事の顛末を見届ける…? そうか…これも、今迄の事も…全てアイツの差金だったのか‼︎」
そこで、カリオスの頭の中で全てが繋がった。
数ヶ月前に海に引き摺られて落とされてから、陸に上がって熱湯をぶっ掛けられたりされたのは…全てレイラが絡んでいたという事を。
「ライラはあの時に言っていた事を覚えていたのね? 別に事の顛末を見る為だけにレントグレマール王国に戻る訳ないでしょう。」
ファスティアはすでにオルシェフリッツ大陸に向かって行く船の中にいた。
「此処で話していてもラチがあきませんので…とりあえず二人は王国に連行させて貰います。」
カリオスがノースファティルガルドで仕事をして身体を鍛えたとは言っても、大勢の騎士の前で暴れた所でたかが知れている。
カリオスは大人しく連行される為にライラと騎士達と共に船に乗り込む事になった。
これで…とりあえずは、カリオスとライラの事はレントグレマール王国に到着する迄は終わったのだけど?
一方でヴァッシュはとんでもない事を起こしていたのだった。
後半へ続く…
カリオスとライラが待つ定期船乗り場に船が到着した…と同時に、ヴァッシュも大陸に辿り着くことが出来た。
~~~~~カリオスとライラ~~~~~
ライラの所持金は、船代を抜かしても悠々と贅沢をしても充分に余る量だった。
そんな二人は、定期船がノースファティルガルドに到着する少し前に船乗り場の前で待っていた。
そして船が着き、カリオスとライラは嬉しそうな表情で船に乗る為の切符を出そうとすると…船の中から大勢の騎士達が降りて来た。
「居たぞ! カリオス殿下だ‼︎」
「それだけでは無い、ライラ嬢も一緒にいるぞ‼︎」
何も知らないカリオスとライラは、降りて来た騎士達が自分達を迎えに来た者だと思い…
「出迎え御苦労…と言いたいところだったが、来るならもっと早くに来て欲しかったな…」
…とカリオスは偉そうな態度で騎士達に言った。
だが、騎士達はカリオスとライラの周りを取り囲むと、その騎士達のリーダーが不敵な笑みを浮かべてカリオスに言った。
「こんな場所で雁首揃えていた事には好都合だった。 じゃなければ、態々探す羽目になるところだったからな!」
「隊長! レイラ殿がおりません‼︎」
「カリオス殿下…レイラ嬢は一緒では無かったのか?」
騎士達の言葉にカリオスは頭に「?」が浮かんでいた。
「何を言っている、レイラはレントグレマール王国の牢獄に囚われているだろう?」
「はぁ~? カリオス殿下は何をおっしゃっておられるのですか?」
「何って…」
カリオスはライラの顔を見た。
ライラは騎士達に話をしようと口を開いていた所に…私はライラに使用した洗脳魔法を解除して見せた。
すると、ライラはカリオスの顔を見るなり叫び声を上げたのだった。
「ど、どうしたんだライラ⁉︎」
「カリオス殿下⁉︎ 何故貴方が目の前に…っていうか、ここは何処なのですか⁉︎」
…そう、洗脳魔法に掛かっている間のライラは、カリオスとの過去の蟠りも一切を消された状態で過ごしていた為に、急に記憶が戻って混乱をして取り乱していた。
カリオスはそんな取り乱しているライラの肩に手を置いて、身体を揺さぶ裏ながら言った。
「一体どうしたんだライラ!」
「どうしたもこうしたも…」
ライラはカリオスに無能扱いされてから、腹を立ててレントグレマール王国から飛び出して行ったので…カリオスは一番会いたく無い相手だった。
「なぁ、ライラ…レイラはお前とヴァッシュ殿下が捕らえて城の地下牢に閉じ込めてから結界を張らせたんじゃなかったのか?」
するとその話を聞いていた騎士達が一斉に笑い出した。
「カリオス殿下、貴方は寝惚けておられるのですか? レイラ嬢を探す為にノースファティルガルドに行き、そして手がかりを掴んでから城に帰還する前に逃亡したというのに…」
「な、何だその話は⁉︎ 俺はそんな話は一切知らないぞ‼︎」
カリオスは騎士達が何を言っているのかが理解出来ずにいた。
すると、騎士の2人がカリオスに言った。
「カリオス殿下がレイラ嬢を探す為にノースファティルガルドまで来た話は城の者達は全員知っています。 そして…カリオス殿下が一時帰還する為に、フレマアージュ王国行きの船に乗っていた事も…」
「ですが、カリオス殿下は船が到着する前に何処かに逃亡して荷物だけが王国に届きましたが、それ以降の足取りを追っていたのですが一切不明で…つい先日に冒険者ギルドにタレコミがあって、こうして出向いたわけなのですから。」
「な、何だと⁉︎」
カリオスは訳が分からずにいた。
確かにカリオスは、寒冷期が中々終わらないので一度帰還する為にレントグレマール王国に帰還しようとしていた。
だけど、もうじきフレマアージュ王国に到着する寸前に何者かによってノースファティルガルドに戻されてしまっていた。
その時に船室に残されていた所持品が、レントグレマール王国に届けられていたというのは予想は出来たが、まさかそれが逃亡扱いされるとは夢にも思っていなかったからだ。
「おいライラ、レイラは一体何処にいるんだ⁉︎」
するとライラはファスティア…もとい、記憶を失う前にレイラと会っていた場所をカリオスに話したのだった。
「レイラの奴は…ダルンデス港にいるのか! …というか、フレマアージュ王国に到着する前にノースファティルガルドに戻したのも奴の仕業だったのか! それで、次に何処に行くとか話していなかったか?」
洗脳魔法で記憶をなくす前のライラは、レイラに言われた事を思い出した。
「確かレイラは…私と殿下がレントグレマール王国に戻る際に顛末を見届ける為に一時帰還するって言っていました。 私と殿下が曝け者にされる姿を嘲笑う為にとか言って…」
「今回の事の顛末を見届ける…? そうか…これも、今迄の事も…全てアイツの差金だったのか‼︎」
そこで、カリオスの頭の中で全てが繋がった。
数ヶ月前に海に引き摺られて落とされてから、陸に上がって熱湯をぶっ掛けられたりされたのは…全てレイラが絡んでいたという事を。
「ライラはあの時に言っていた事を覚えていたのね? 別に事の顛末を見る為だけにレントグレマール王国に戻る訳ないでしょう。」
ファスティアはすでにオルシェフリッツ大陸に向かって行く船の中にいた。
「此処で話していてもラチがあきませんので…とりあえず二人は王国に連行させて貰います。」
カリオスがノースファティルガルドで仕事をして身体を鍛えたとは言っても、大勢の騎士の前で暴れた所でたかが知れている。
カリオスは大人しく連行される為にライラと騎士達と共に船に乗り込む事になった。
これで…とりあえずは、カリオスとライラの事はレントグレマール王国に到着する迄は終わったのだけど?
一方でヴァッシュはとんでもない事を起こしていたのだった。
後半へ続く…
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