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第一部
第二十八話 お約束的な…反応
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結婚が決まってから、ミュンは色々と引き継ぎの問題が多くて会える時間が極端に減った。
割とすんなり…と言っていたが、まぁ冒険者ギルドのトップがそう簡単な筈がない。
…とここ迄は良いのだが、問題はこの後だった。
まず、ミュンの結婚話は王都中に広まって、更には新聞で取り上げられた。
流石に俺の名前はまだ書かれていなかったが、バレるのは時間の問題だろう。
更には国王陛下がこの話に乗り気で、国中を上げて結婚式を執り行うと言っていた。
今となって俺の結婚相手は、この国の重要人物なんだと改めて気付いた。
「さて、どうするかな?」
流石にミュンもいつまでも国王陛下に俺の事を黙っている事は出来ない筈?
俺なんか王国に対して特に何もしていないし、俺の事を紹介されたら無下に断られそうだしな。
(テクトはサンデルマン伯爵の件で国王陛下の命を救っただけでなく、王国の腐敗を防いだ事に気付いてない。)
俺なんか特に有名な冒険者という訳でも無い、ただの冒険者だしな。
(テクトの為に国の英雄と序列の勇者が動いた事は、国王陛下の耳に届いている。)
「冒険者テクト殿、王城で国王陛下がお会いになりたいそうです。御同行を…」
「げっ!意外に早かったな…」
俺は城から来た騎士達に馬車で王城に入った。
そして城内を案内されて、国王陛下のいる王の間に通された。
『冒険者テクト殿、入られます!』
僕はレッドカーペットを進んで行って、国王陛下の元に来ると跪いた。
すると隣には、ギルドマスターのミュンも跪いた。
「お主がミューティアン殿が認めた御仁か!」
「冒険者で赤魔道士のテクト…いえ、ティクティノス・アーヴェンヴァルガーと申します。」
「アーヴェンヴァルガーという事は、お主が新たな勇者に選ばれたマリアネート・アーヴェンヴァルガーの兄君か!」
「左様に御座います。」
国王陛下は俺の姿を穴が開くのではないという位に見て来た。
眼鏡にかなわなければ、俺はミュンには相応しくはないと怒鳴られるのだろうか?
俺の不安を感じたミュンは、俺の手を握ってくれていた。
「フム…ミューティアン殿に相応しくない相手なら、認めずに叩き出してやろうとか思うたが…彼女は男を見る目がある様じゃな!」
「恐れ入ります、陛下。」
「ミューティアン殿、いつもの様に坊で構わないのだが。」
「公の場では失礼に当たりますので…」
ミュンはそう話すと、国王陛下と笑いあった。
「それにしても、ミューティアン殿の相手が噂の冒険者のテクト殿とはな!」
「自分は…一介の冒険者にすぎませんが?」
「余の命を救い、王国の腐敗を退かせ、王国の闇とも呼べる組織を壊滅に近い状態に追い込み…更にはお主一人の為に勇者達と冒険者達が己を顧みず助けに向かう者が一介な冒険者な訳が無かろう!」
「まぁ、彼等には感謝しておりますが…」
あれ?
思っていた印象と違うな?
俺は本当にただの冒険者に過ぎないのだがなぁ…。
「余はな…ミューティアン殿と同様にテクト殿の事も気に入っておる。余に任せよ、国中を挙げてお主達の結婚式を執り行おう!」
「いえいえいえいえ、俺は…いえ自分は、慎ましやかな式を挙げる程度で構いません。今後の冒険者活動にも影響がありますし、あまり大体的に祝われるのは…」
「じゃが、ミューティアン殿がどれだけ我が王国に貢献したと思おておる!彼女を祝おうとする者は多いぞ!」
「いえ、自分はあまり目立つような真似はしたくないだけです。」
やばい、確かにミュンの長年に渡る王国の貢献度は確かに大きすぎる。
かと言って、国中を挙げてなんて…今後が動き難くなるのは目に見えているしな。
何か打開策は無いか?
後でなら構わないが、今じゃなければ…。
だが、並大抵な理由では納得はしないだろうし…?
何かないか?
この状況を覆せられる何か…?
「あ、あった!…だけど、これを言ったらどうなるかな?」
俺はミュンを見ると、ミュンは苦笑した様な表情を浮かべていた。
そしてミュンは黙って頷いた…という事は賛同してくれているという事かな?
結婚式以上の騒ぎになるかもしれないが、この状況を打破するにはこれしかない‼
「自分には、妹を序列一位にする為に冒険者活動を続けなければなりません。ですので、今国中で騒がれると今後の活動に支障が出てしまうので…」
「それが理由か?それで結婚式を中止にさせる理由としてはちと弱いが…」
「結婚式を挙げても構いません…が、今ではなく後でなら幾らでも構わないという事です。」
「それで余が納得すると思うのか?」
俺は深呼吸をしてから覚悟を決めた。
これを言ってしまったら、後には引けない事になると。
俺はミュンの手を握り返してから、ミュンに頷いてみせた。
「自分は妹を序列一位にして…魔王を倒してから世界を平和にした際に、その後なら幾らでも構わないという理由です!それでは納得出来る理由にはなりませんか?」
玉座の間が沈黙に包まれた。
流石に俺もやっちまった感があった。
これで後には引けなくなった…が、果たしてこれが納得出来る理由になるだろうか?
「フ…フハハ…フハハハハハハハ!!!」
俺達は国王陛下が急に笑い出して唖然とした。
厳格で表情を崩さない国王陛下が、高笑いをし始めたからだ。
周りの臣下達も唖然とした表情を浮かべていた。
「今迄に魔王討伐を掲げた者達は多かった…が、誰も成し遂げられなかったというのに、余の前で魔王討伐をするとぬかした者は初めてだ!」
「今すぐ…というのは流石に無理ですが、自分が生きている内にそれを実現させたいと思います。ですので、結婚式はその後でも構いませんか?」
「テクト殿よ、法螺ではあるまいな?」
「いえ、断じて違います!」
「フム…本来なら、テクト殿は宮廷魔術師として、ミューティアン殿には相談役として国に召し上げようと思っていたのだがな!」
「自分が宮廷魔術師って…貴族ではありませんし、自分には荷が重いですよ。」
「複合統一魔法を成功させた者が、宮廷魔術師以上に相応しい役職があるとは思えんが?」
「その話まで伝わっていたのか…自分には身の丈に合わない事は御遠慮したいと思っただけです。」
「充分身の丈に留まっていると思うが?」
国王陛下の俺に対する評価が大げさすぎる気がする。
俺には分不相応だから、遠慮する。
だが、これで国中の結婚式話は無くなるだろう。
俺とミュンは国王陛下に挨拶をした後に王城から出た。
「魔王を倒したら世界に公表すると言っていたね。」
「魔王討伐だけなら良いのだがな…」
「あの子なら、私達の結婚の話も世界に公表しそうだね。」
「勘弁してくれよ、俺は慎ましやかに厳かに過ごしたいんだから。」
…と思っていたんだが、やっぱ無理か。
さてと、次は家に帰ってこの事を報告しないといけないのだが?
「なぁ、ミュン…冒険者ギルド内でミュンがギルドマスターだった事を知っているのはどれ位いる?」
「アーヴァイン君とティルティア君とガイアス君位かな?基本的に勇者は序列一位と二位以外は私には会えないからね。」
「…となると、説明を省けなくなるな。さて、妹にどう説明しようか?」
俺とミュンは、家に帰る前に夫婦の証であるチョーカーを購入した。
この世界では、結婚の証明で指輪をするのは貴族くらいだ。
特に冒険者の場合は、欠損事故が多い為に指輪などは良く無くす事があるので、首にするチョーカーが結婚した男女の証明になっている。
チョーカーに赤い宝石があるのが妻で、青い宝石があるのが夫という感じで。
冒険者ではない庶民の者達も指輪ではなく、腕輪である。
それぐらいに指輪は高価で庶民には手が届かないものだった。
その後に神殿で夫婦の証である祝福を授かって結婚の儀が終了する。
「さて、村に向かうとするが…」
「そういえば、ここからどれ位掛かるの?」
「俺の村は隣国で、馬で二週間で馬車で一か月は掛かる。」
「それじゃあ、長旅になるね?」
「だけど俺には転移魔法があるので一瞬で着く。」
「本当に規格外よね、テクトく…旦那様は!」
「規格外なのはそれだけじゃないよ、早く慣れないとね奥さん。」
俺達は互いに笑い合うと、ミュンの腰に手を回したから転移魔法で村に戻った。
…そう、ここ迄はまだ良い。
だが、村に着いてからが問題だった。
割とすんなり…と言っていたが、まぁ冒険者ギルドのトップがそう簡単な筈がない。
…とここ迄は良いのだが、問題はこの後だった。
まず、ミュンの結婚話は王都中に広まって、更には新聞で取り上げられた。
流石に俺の名前はまだ書かれていなかったが、バレるのは時間の問題だろう。
更には国王陛下がこの話に乗り気で、国中を上げて結婚式を執り行うと言っていた。
今となって俺の結婚相手は、この国の重要人物なんだと改めて気付いた。
「さて、どうするかな?」
流石にミュンもいつまでも国王陛下に俺の事を黙っている事は出来ない筈?
俺なんか王国に対して特に何もしていないし、俺の事を紹介されたら無下に断られそうだしな。
(テクトはサンデルマン伯爵の件で国王陛下の命を救っただけでなく、王国の腐敗を防いだ事に気付いてない。)
俺なんか特に有名な冒険者という訳でも無い、ただの冒険者だしな。
(テクトの為に国の英雄と序列の勇者が動いた事は、国王陛下の耳に届いている。)
「冒険者テクト殿、王城で国王陛下がお会いになりたいそうです。御同行を…」
「げっ!意外に早かったな…」
俺は城から来た騎士達に馬車で王城に入った。
そして城内を案内されて、国王陛下のいる王の間に通された。
『冒険者テクト殿、入られます!』
僕はレッドカーペットを進んで行って、国王陛下の元に来ると跪いた。
すると隣には、ギルドマスターのミュンも跪いた。
「お主がミューティアン殿が認めた御仁か!」
「冒険者で赤魔道士のテクト…いえ、ティクティノス・アーヴェンヴァルガーと申します。」
「アーヴェンヴァルガーという事は、お主が新たな勇者に選ばれたマリアネート・アーヴェンヴァルガーの兄君か!」
「左様に御座います。」
国王陛下は俺の姿を穴が開くのではないという位に見て来た。
眼鏡にかなわなければ、俺はミュンには相応しくはないと怒鳴られるのだろうか?
俺の不安を感じたミュンは、俺の手を握ってくれていた。
「フム…ミューティアン殿に相応しくない相手なら、認めずに叩き出してやろうとか思うたが…彼女は男を見る目がある様じゃな!」
「恐れ入ります、陛下。」
「ミューティアン殿、いつもの様に坊で構わないのだが。」
「公の場では失礼に当たりますので…」
ミュンはそう話すと、国王陛下と笑いあった。
「それにしても、ミューティアン殿の相手が噂の冒険者のテクト殿とはな!」
「自分は…一介の冒険者にすぎませんが?」
「余の命を救い、王国の腐敗を退かせ、王国の闇とも呼べる組織を壊滅に近い状態に追い込み…更にはお主一人の為に勇者達と冒険者達が己を顧みず助けに向かう者が一介な冒険者な訳が無かろう!」
「まぁ、彼等には感謝しておりますが…」
あれ?
思っていた印象と違うな?
俺は本当にただの冒険者に過ぎないのだがなぁ…。
「余はな…ミューティアン殿と同様にテクト殿の事も気に入っておる。余に任せよ、国中を挙げてお主達の結婚式を執り行おう!」
「いえいえいえいえ、俺は…いえ自分は、慎ましやかな式を挙げる程度で構いません。今後の冒険者活動にも影響がありますし、あまり大体的に祝われるのは…」
「じゃが、ミューティアン殿がどれだけ我が王国に貢献したと思おておる!彼女を祝おうとする者は多いぞ!」
「いえ、自分はあまり目立つような真似はしたくないだけです。」
やばい、確かにミュンの長年に渡る王国の貢献度は確かに大きすぎる。
かと言って、国中を挙げてなんて…今後が動き難くなるのは目に見えているしな。
何か打開策は無いか?
後でなら構わないが、今じゃなければ…。
だが、並大抵な理由では納得はしないだろうし…?
何かないか?
この状況を覆せられる何か…?
「あ、あった!…だけど、これを言ったらどうなるかな?」
俺はミュンを見ると、ミュンは苦笑した様な表情を浮かべていた。
そしてミュンは黙って頷いた…という事は賛同してくれているという事かな?
結婚式以上の騒ぎになるかもしれないが、この状況を打破するにはこれしかない‼
「自分には、妹を序列一位にする為に冒険者活動を続けなければなりません。ですので、今国中で騒がれると今後の活動に支障が出てしまうので…」
「それが理由か?それで結婚式を中止にさせる理由としてはちと弱いが…」
「結婚式を挙げても構いません…が、今ではなく後でなら幾らでも構わないという事です。」
「それで余が納得すると思うのか?」
俺は深呼吸をしてから覚悟を決めた。
これを言ってしまったら、後には引けない事になると。
俺はミュンの手を握り返してから、ミュンに頷いてみせた。
「自分は妹を序列一位にして…魔王を倒してから世界を平和にした際に、その後なら幾らでも構わないという理由です!それでは納得出来る理由にはなりませんか?」
玉座の間が沈黙に包まれた。
流石に俺もやっちまった感があった。
これで後には引けなくなった…が、果たしてこれが納得出来る理由になるだろうか?
「フ…フハハ…フハハハハハハハ!!!」
俺達は国王陛下が急に笑い出して唖然とした。
厳格で表情を崩さない国王陛下が、高笑いをし始めたからだ。
周りの臣下達も唖然とした表情を浮かべていた。
「今迄に魔王討伐を掲げた者達は多かった…が、誰も成し遂げられなかったというのに、余の前で魔王討伐をするとぬかした者は初めてだ!」
「今すぐ…というのは流石に無理ですが、自分が生きている内にそれを実現させたいと思います。ですので、結婚式はその後でも構いませんか?」
「テクト殿よ、法螺ではあるまいな?」
「いえ、断じて違います!」
「フム…本来なら、テクト殿は宮廷魔術師として、ミューティアン殿には相談役として国に召し上げようと思っていたのだがな!」
「自分が宮廷魔術師って…貴族ではありませんし、自分には荷が重いですよ。」
「複合統一魔法を成功させた者が、宮廷魔術師以上に相応しい役職があるとは思えんが?」
「その話まで伝わっていたのか…自分には身の丈に合わない事は御遠慮したいと思っただけです。」
「充分身の丈に留まっていると思うが?」
国王陛下の俺に対する評価が大げさすぎる気がする。
俺には分不相応だから、遠慮する。
だが、これで国中の結婚式話は無くなるだろう。
俺とミュンは国王陛下に挨拶をした後に王城から出た。
「魔王を倒したら世界に公表すると言っていたね。」
「魔王討伐だけなら良いのだがな…」
「あの子なら、私達の結婚の話も世界に公表しそうだね。」
「勘弁してくれよ、俺は慎ましやかに厳かに過ごしたいんだから。」
…と思っていたんだが、やっぱ無理か。
さてと、次は家に帰ってこの事を報告しないといけないのだが?
「なぁ、ミュン…冒険者ギルド内でミュンがギルドマスターだった事を知っているのはどれ位いる?」
「アーヴァイン君とティルティア君とガイアス君位かな?基本的に勇者は序列一位と二位以外は私には会えないからね。」
「…となると、説明を省けなくなるな。さて、妹にどう説明しようか?」
俺とミュンは、家に帰る前に夫婦の証であるチョーカーを購入した。
この世界では、結婚の証明で指輪をするのは貴族くらいだ。
特に冒険者の場合は、欠損事故が多い為に指輪などは良く無くす事があるので、首にするチョーカーが結婚した男女の証明になっている。
チョーカーに赤い宝石があるのが妻で、青い宝石があるのが夫という感じで。
冒険者ではない庶民の者達も指輪ではなく、腕輪である。
それぐらいに指輪は高価で庶民には手が届かないものだった。
その後に神殿で夫婦の証である祝福を授かって結婚の儀が終了する。
「さて、村に向かうとするが…」
「そういえば、ここからどれ位掛かるの?」
「俺の村は隣国で、馬で二週間で馬車で一か月は掛かる。」
「それじゃあ、長旅になるね?」
「だけど俺には転移魔法があるので一瞬で着く。」
「本当に規格外よね、テクトく…旦那様は!」
「規格外なのはそれだけじゃないよ、早く慣れないとね奥さん。」
俺達は互いに笑い合うと、ミュンの腰に手を回したから転移魔法で村に戻った。
…そう、ここ迄はまだ良い。
だが、村に着いてからが問題だった。
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