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バックれ計画の章
第五十話
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*今回は神殿騎士達の4人の視点です。
アルファ達はもうすぐ商業都市グランリーザから旅立つ前に打ち合わせをしていた。
「リアラの状態はどうだ?」
「カイル殿下がおっしゃった様に私達から逃亡するという気はないみたいね。」
「リアラ嬢は逃亡する気はない…が、神殿から抜け出そうとして食堂に行こうとしたところを何度か捕まえた事がある。」
「あ…食堂で肉料理を食べる為にか。」
4人は頭を悩ましていた。
リアラに逃亡する気は今の所はないが、街中で撒かれてから食堂に入ろうとしたところを何度か捕まえた事があった。
雑貨屋に入る分なら多少目を瞑ったが…リアラが入った雑貨屋には食品は置いていなかったので。
場所によれば、同じ雑貨店でも食料品関係を置いている店もあるが…?
干し肉関係が置いてある雑貨屋はなく、干し肉は主に冒険者ギルドか食堂で販売されていた。
「肉を食べたい…か。」
「リアラは侯爵家時代は、食事に肉が出る事は一切なかったという話だったな。」
「何でも牢屋の様な部屋に入れられて、パンや野菜のクズを煮込んだスープ位しか出なかったと。」
「手足を縛られて目の前で肉を食べる姿を見せられた事もあったそうだ。」
「その話を聞くと、少しくらいなら与えても良いのかな…と思えて来るけど。」
「伝承の聖女様の話が偽りだったという話も、リアラの召喚聖獣の話というだけで確証がないからな。」
「…というか、リアラの召喚聖獣の姿を見た事ある?」
ディーナの問いに3人は首を振った。
「そういえばリアラの召喚聖獣は全く見た事が無いな。伝承の聖女様の召喚聖獣は、馬車並みの大きな白い翼の生えた獅子という話だったが?」
「聖獣ライオヴァルガーだったかしら?」
一見見る限りでは獅子の魔獣という類なのだが、色は黒に近くて白い個体は伝承の聖女の召喚聖獣でしか見た事が無いと言われていた。
伝承の聖女の時代では、時代が時代だった為に常に共に行動をしていたという話だったので、送還をした事が無いという話だった。
「リアラの召喚聖獣は自室の中では召喚しているという話ですね。どんな形をしているのか迄は聞いておりませんけど。」
「確かテルミガンという名前だったわね?どの文献を見ても意味が書かれていないから、どんな形をしているのかが全く解らないけど。」
テルミガンは神々の知恵という意味の個体で、悠久の時から存在している聖獣である。
時代によっては様々な形態に変化する為に、これといった文献が無いのである。
「まぁ、その話は一旦置いといてだな…カイル殿下の仰った事をどう考える?」
「私達の目を盗んで逃亡するという話?」
「目を光らせてはいたが逃亡する意志はない様に見えたな。リアラの能力からすれば、逃亡は容易いという感じに見えたが?」
「仮に逃亡をしたとしても、今迄に自分で生活をした事が無いから簡単に事が運ぶとは思えないのだがな?」
「慣れない土地に人付き合い経験が神殿内しかないとなれば、外の過酷な土地では迂闊な行動は出来ないでしょう。」
「だと良いけどね…」
4人はリアラから目を離さない様に行動するという事で今後の方針は決まった。
今迄とやる事は大して変わらないが、今迄以上に慎重に行動するという事で話を終えた。
~~~~~リアラの部屋~~~~~
「…という話だそうです。」
「やっぱりお花畑王子はゲロっていたか!」
「今後の事を考えますと、やはりワタシは彼等の前に姿を現さない方が良いと思われます。」
「テルミガンは何にでも変身は出来るんだよね?」
「ワタシは特定の姿を持っておりませんからね。なろうと思えば、伝承の聖女の聖獣の様に白き翼のある獅子の姿にもなれますが…」
「馬車並みに大きいっていうアレ?辞めておこうよ、神殿騎士が手古摺りそうな敵が出た時に戦いに駆り出されるかもしれないし…」
「ではワタシはマスターの装飾品の何かに姿を変えて助言をさせて戴きます。」
「だったらイヤリングに変身してくれる?それなら直に助言が聞こえるからね。」
テルミガンは私の耳にイヤリングという形で姿を変えた。
これならバレる事がまずないと思ったからだ。
「冗談で言ってみたんだけど…本当になんにでも姿を変える事が出来るのね?」
「砦の様な大きなドラゴンから、小さな蟻まで姿を自由に帰る事が出来ますよ。お望みとあれば、イヤリングからチョーカーにまで変身も可能です。」
「助言をするにしても…物が喋ったら流石に怪しまれるでしょ?」
「その辺は安心して下さい。先日教えした念話魔法での会話でも可能ですので…」
テルミガンの教えで結構な量の魔法を習得出来た。
転移魔法や浮遊魔法等の上級魔法は出来なかったけど、その内に取得出来るかも?
「また4人が何かの話をしようとしたら教えてくれる?」
「分かりました。マスターのお望みのままに…」
ちなみにテルミガンは、神殿騎士達の打ち合わせの時は小さな虫になって会話を全て聞いていた。
気配に敏感な4人に全く気付かれないのは大変凄い事だった。
「さて、いつバックれようかなぁ?」
アルファ達はもうすぐ商業都市グランリーザから旅立つ前に打ち合わせをしていた。
「リアラの状態はどうだ?」
「カイル殿下がおっしゃった様に私達から逃亡するという気はないみたいね。」
「リアラ嬢は逃亡する気はない…が、神殿から抜け出そうとして食堂に行こうとしたところを何度か捕まえた事がある。」
「あ…食堂で肉料理を食べる為にか。」
4人は頭を悩ましていた。
リアラに逃亡する気は今の所はないが、街中で撒かれてから食堂に入ろうとしたところを何度か捕まえた事があった。
雑貨屋に入る分なら多少目を瞑ったが…リアラが入った雑貨屋には食品は置いていなかったので。
場所によれば、同じ雑貨店でも食料品関係を置いている店もあるが…?
干し肉関係が置いてある雑貨屋はなく、干し肉は主に冒険者ギルドか食堂で販売されていた。
「肉を食べたい…か。」
「リアラは侯爵家時代は、食事に肉が出る事は一切なかったという話だったな。」
「何でも牢屋の様な部屋に入れられて、パンや野菜のクズを煮込んだスープ位しか出なかったと。」
「手足を縛られて目の前で肉を食べる姿を見せられた事もあったそうだ。」
「その話を聞くと、少しくらいなら与えても良いのかな…と思えて来るけど。」
「伝承の聖女様の話が偽りだったという話も、リアラの召喚聖獣の話というだけで確証がないからな。」
「…というか、リアラの召喚聖獣の姿を見た事ある?」
ディーナの問いに3人は首を振った。
「そういえばリアラの召喚聖獣は全く見た事が無いな。伝承の聖女様の召喚聖獣は、馬車並みの大きな白い翼の生えた獅子という話だったが?」
「聖獣ライオヴァルガーだったかしら?」
一見見る限りでは獅子の魔獣という類なのだが、色は黒に近くて白い個体は伝承の聖女の召喚聖獣でしか見た事が無いと言われていた。
伝承の聖女の時代では、時代が時代だった為に常に共に行動をしていたという話だったので、送還をした事が無いという話だった。
「リアラの召喚聖獣は自室の中では召喚しているという話ですね。どんな形をしているのか迄は聞いておりませんけど。」
「確かテルミガンという名前だったわね?どの文献を見ても意味が書かれていないから、どんな形をしているのかが全く解らないけど。」
テルミガンは神々の知恵という意味の個体で、悠久の時から存在している聖獣である。
時代によっては様々な形態に変化する為に、これといった文献が無いのである。
「まぁ、その話は一旦置いといてだな…カイル殿下の仰った事をどう考える?」
「私達の目を盗んで逃亡するという話?」
「目を光らせてはいたが逃亡する意志はない様に見えたな。リアラの能力からすれば、逃亡は容易いという感じに見えたが?」
「仮に逃亡をしたとしても、今迄に自分で生活をした事が無いから簡単に事が運ぶとは思えないのだがな?」
「慣れない土地に人付き合い経験が神殿内しかないとなれば、外の過酷な土地では迂闊な行動は出来ないでしょう。」
「だと良いけどね…」
4人はリアラから目を離さない様に行動するという事で今後の方針は決まった。
今迄とやる事は大して変わらないが、今迄以上に慎重に行動するという事で話を終えた。
~~~~~リアラの部屋~~~~~
「…という話だそうです。」
「やっぱりお花畑王子はゲロっていたか!」
「今後の事を考えますと、やはりワタシは彼等の前に姿を現さない方が良いと思われます。」
「テルミガンは何にでも変身は出来るんだよね?」
「ワタシは特定の姿を持っておりませんからね。なろうと思えば、伝承の聖女の聖獣の様に白き翼のある獅子の姿にもなれますが…」
「馬車並みに大きいっていうアレ?辞めておこうよ、神殿騎士が手古摺りそうな敵が出た時に戦いに駆り出されるかもしれないし…」
「ではワタシはマスターの装飾品の何かに姿を変えて助言をさせて戴きます。」
「だったらイヤリングに変身してくれる?それなら直に助言が聞こえるからね。」
テルミガンは私の耳にイヤリングという形で姿を変えた。
これならバレる事がまずないと思ったからだ。
「冗談で言ってみたんだけど…本当になんにでも姿を変える事が出来るのね?」
「砦の様な大きなドラゴンから、小さな蟻まで姿を自由に帰る事が出来ますよ。お望みとあれば、イヤリングからチョーカーにまで変身も可能です。」
「助言をするにしても…物が喋ったら流石に怪しまれるでしょ?」
「その辺は安心して下さい。先日教えした念話魔法での会話でも可能ですので…」
テルミガンの教えで結構な量の魔法を習得出来た。
転移魔法や浮遊魔法等の上級魔法は出来なかったけど、その内に取得出来るかも?
「また4人が何かの話をしようとしたら教えてくれる?」
「分かりました。マスターのお望みのままに…」
ちなみにテルミガンは、神殿騎士達の打ち合わせの時は小さな虫になって会話を全て聞いていた。
気配に敏感な4人に全く気付かれないのは大変凄い事だった。
「さて、いつバックれようかなぁ?」
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