聖女召喚に巻き込まれたけど、僕は聖者で彼女よりも優れた能力を持っていた。

アノマロカリス

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第七話 まさかの…?

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 「息子から話は聞いている、それがしがマーヴロス王国の国王…ネーロである。」
 
 流石に国王というだけあって、威厳がある姿をしているが…?
 シュヴァの年齢の子が居るにしては、随分と老けているなぁ。
 まぁ、国王という立場上…色々と気苦労が絶えないのか、もしくは…?

 「初めまして、聖者セイン様…私はマーヴロス王国の第三王女、ノアールと申します。」
 「あ、どうも…」

 逆に…こっちの子は、若過ぎる…いや、第三王女なら尚更か。
 …という事は、シュヴァも第一王子とかでは無さそうだな。
 何番目かはわからないが、それなら国王が少し老けていても納得はするなぁ。
 
 「それにしても、黒髪のロングって…まるで日本人の様な?」

 そこで過去に起きた聖女伝説を思い出す。
 聖女召喚は、異世界…恐らくは僕のいた日本から召喚する儀式と考えるのであれば、その人は日本人だった筈。
 だとすると、マーヴロス王国のこの黒髪の特徴は…先祖に影響しているのかな?
 …という事は、僕と聖華はこの世界から帰ることはできないのか…という結論になる。
 まぁ、これも…異世界系のテッパンだと当たり前の話だから、仕方がないのかも知れないが…部屋の机の2段目の引き出しの下にある、隠し棚に仕組まれているエッチなイラスト…見つからずに捨てて貰えると嬉しいんだが。

 「その通りです。 我等の祖先は、異世界からの召喚者である…日本人という者の血を濃く受け継いでおりますのです。」
 「聖女召喚の儀式は、セイファームラート王国の…では無いのですか?」
 「確かに…聖女召喚の儀式は、大神殿の者達によって行われる儀式ですが…」

 話を聞くと前回の召喚の儀には、各国が関係しているという話だった。
 セイファームラート王国では聖女召喚を、マーヴロス王国では賢者召喚を、そして大国であるヴァリスがルドルフ王国では勇者召喚を行ったそうだった。
 しかも、その召喚先が全て日本っていうのもどうなんだろう?
 日本人のスペックって、黒人や白人に比べれば…決して高くは無いというのにね。

 「それで…今回は、セイファームラート王国が瘴気の発生を抑える為に、聖女召喚を行ったと?」
 「いや…まぁ、その話も無関係ではありませんが…クレイマン王子が、伝承にある聖女召喚を大神殿の者達に命じてしまい…」

 面白半分と冗談半分で呼ばれた訳か。
 なるほど、だとするとあのイケすかないクレイマンの太々しい態度の意味が分かった気がするよ。
 切羽詰まっている状態で呼ばれたのなら同情はするが、面白半分で二度と家族に会えない、元の世界には戻れないという話になると…?
 あのクレイマンには、少し痛い目に遭わせるのが良いのかも知れないな。

 「我等は、聖者セイン様を心より歓迎致します。 何かあれば…城の者達に何でも命じて下され。」
 「今は、特に無いですね…」

 今現在は、少し整理をする時間が欲しいですね。
 今後の事もそうですが、過去に行われた時の事もです。
 この世界も…過去の事を記す様な事をしていれば良いのですが?

 過去の文献を発見し、見る事は出来たのですが。
 明らかに僕達の居た時代とはかけ離れていて…?
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