初心者アドニス

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小説初心者です
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ホラー 完結 ショートショート R15
これは、その青年の短き物語。激しい戦火が吹き荒れる地。戦闘部隊に入れず、通信部隊として派遣された一人の不器用な青年がいた。青年は、一度見た他人の文字の癖を完璧にコピーできる「人の文字を真似る」という特技を持っていた。戦う技術はなくとも、文字が書けない戦友たちの代わりに家族への手紙を何枚も代筆してきた、誰にでも優しい従順な青年だった。泥の坂道を駆け上がったとき、彼の目の前を一羽の真っ白な蝶がふわりと通り過ぎる。硝煙の煙の中、右からは激しい銃声、左は不気味なほどの静寂。青年は、真っ白な蝶を信じるように、激しい銃声が響く「右の道」へと果敢に飛び込んだ。それから、数ヶ月にわたる手紙を渡す任務が、すべて終わりを迎える――。不器用ながらも、実直に、命がけで役割を全うし続けた青年が辿り着いた、本当の真実。すべての任務を終え、みんなが待つ家の扉を開けたとき、その手に抱えられた12本のバラの上へ、一羽の真っ白な蝶がふわりと止まった。選択を信じた青年が掴み取る、もう一つの未来の記録。
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文字数 1,197 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.07.05
ホラー 連載中 ショートショート R15
あの時、右を選んでいたら、青年の運命は変わっていたのでしょうか。激しい戦火が吹き荒れる地。戦闘部隊に入れず、通信部隊として派遣された一人の不器用な青年がいた。連隊長から託された手紙の束を抱きしめ、彼は「自分もようやく認められたんだ」と、どんなに足がすくんでも進み続けた。泥の坂道を駆け上がったとき、彼の目の前を一羽の真っ白な蝶がふわりと通り過ぎる。硝煙の煙の中、右からは激しい銃声、左は不気味なほどの静寂。青年は蝶の誘いを振り切り、安全そうだと思った静かな「左の道」へ慎重に足を踏み出した。数分後、砂ぼこりが薄れ、視界が晴れて少し安心したその瞬間――。足元から、カチッと起動音が聞こえた。遅れてやってきた別の通信兵が目撃した、遺体の回収すらできないほど凄惨な罠の跡。そして、その通信兵が何より不気味に思ったのは、そこにいた、青年の血を吸う「二匹の黄色の蝶」の姿だった。選択を誤った青年が辿る、残酷で美しい、ある『短き物語』の記録。
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文字数 888 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.07.05
ホラー 完結 ショートショート
「あれは、本当に夢だったのかな……」数年前の秋の夜、どうしても寝付けなかった私の友達は、気晴らしに街灯ひとつない暗い山道へドライブに出かけた。時速60キロで走る車。急な尿意に焦る友達のヘッドライトが照らし出したのは、暗闇にぽつんと浮かび上がる「赤い服の人影」だった。運転中だから、よくは見えなかった。追い抜いて、一瞬で通り過ぎたはずだった。なのに、カーブを曲がったその先で、またしてもそいつが突っ立っている。進む先、進む先に、そいつは車を上回るスピードで必ず先回りしてこちらを見つめていた。ようやく山頂に車を止め、ホッとして一瞬だけ目を閉じる。次に目を開けたとき、フロントガラスのすぐ向こうにいたのは――。日常が静かに、しかし圧倒的な恐怖のスピードで狂っていく、実話風ショートホラー。
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文字数 1,408 最終更新日 2026.07.04 登録日 2026.07.04
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