感謝SS『カルさんと一緒』&ランキングインのお礼✨
あれ以来、カルさんが僕の部屋を訪ねてくる機会が増えた。
「ヴェイグ様、本日もご機嫌麗しゅう。ティータイムにご一緒しても?」
従者たちも手早く席をセッティングし、紅茶を淹れ直す。
「本日はセドューレ様お気に入りの猫の肉球型マカロンです。我が主の発想で柑橘ジャムを挟んでおり……!」
「アラン、そんなに話したらカルセドニー殿が食べられないだろう。どうぞ」
何故かアランは「主人のアピール」の機会があると雄弁になる……恥ずかしいからやめて欲しい。
「ふむ、この様なものをセドューレ様が愛でているとは意外ですね」
『あ、やばい!! 秘密にしろと言われてたんだった……!』
僕は顔色一つ変えずに粛々と告げる。
「……恐らく食感が特殊なのだろう。手軽な糖分補給という意味だ」
『よし! ナイスだ僕のヴェイグ口調! バレてないはず!』
「なるほど……私も計算ばかりだと甘いものが欲しくなりますし……」
──ん? カルさん、マカロンと僕の顔を交互に見てない?
『「持ち帰り用はないの?」って顔!? 露骨すぎない?』
「アラン、例のものを」
アランが箱を置く。
「ヴェイグ様……もっとありますよね?」
『がめついぞカルさん!』
「アラン。大瓶の方を」
「カルセドニー様、タダでとは言いませんよね?」
おっと、アランが幹部に対して強気だ!
「ほう? 私に交渉を挑むとな。何を望む?」
アランは書類を取り出し、目の前へ突きつける。
「我が主の【王都潜入に関する経費申請書】と【特別通行許可証】です。こちらに承認印を、即座にいただきましょう」
『アラン!? 承認まで3日かかるやつじゃん!!』
「くっ、職権乱用して押せと!? 経理の厳格さをなめるなよ!」
「では、この特製マカロン大瓶は私が美味しくいただきますね」
「待て!!!……分かった、押せば良いのだろう!!」
パァン!!と部屋に響く承認印の音。
『……あ、あっさり押した。経理の厳格さとは?』
(アラン交渉上手すぎ……頼もしいけどちょっと怖いよ)
───
【作者より】
応援ありがとうございます!
第39話は【9/8(火) 18:00】更新予定です。
「ヴェイグ様、本日もご機嫌麗しゅう。ティータイムにご一緒しても?」
従者たちも手早く席をセッティングし、紅茶を淹れ直す。
「本日はセドューレ様お気に入りの猫の肉球型マカロンです。我が主の発想で柑橘ジャムを挟んでおり……!」
「アラン、そんなに話したらカルセドニー殿が食べられないだろう。どうぞ」
何故かアランは「主人のアピール」の機会があると雄弁になる……恥ずかしいからやめて欲しい。
「ふむ、この様なものをセドューレ様が愛でているとは意外ですね」
『あ、やばい!! 秘密にしろと言われてたんだった……!』
僕は顔色一つ変えずに粛々と告げる。
「……恐らく食感が特殊なのだろう。手軽な糖分補給という意味だ」
『よし! ナイスだ僕のヴェイグ口調! バレてないはず!』
「なるほど……私も計算ばかりだと甘いものが欲しくなりますし……」
──ん? カルさん、マカロンと僕の顔を交互に見てない?
『「持ち帰り用はないの?」って顔!? 露骨すぎない?』
「アラン、例のものを」
アランが箱を置く。
「ヴェイグ様……もっとありますよね?」
『がめついぞカルさん!』
「アラン。大瓶の方を」
「カルセドニー様、タダでとは言いませんよね?」
おっと、アランが幹部に対して強気だ!
「ほう? 私に交渉を挑むとな。何を望む?」
アランは書類を取り出し、目の前へ突きつける。
「我が主の【王都潜入に関する経費申請書】と【特別通行許可証】です。こちらに承認印を、即座にいただきましょう」
『アラン!? 承認まで3日かかるやつじゃん!!』
「くっ、職権乱用して押せと!? 経理の厳格さをなめるなよ!」
「では、この特製マカロン大瓶は私が美味しくいただきますね」
「待て!!!……分かった、押せば良いのだろう!!」
パァン!!と部屋に響く承認印の音。
『……あ、あっさり押した。経理の厳格さとは?』
(アラン交渉上手すぎ……頼もしいけどちょっと怖いよ)
───
【作者より】
応援ありがとうございます!
第39話は【9/8(火) 18:00】更新予定です。
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登録日 2026.09.07 19:47
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