となりのソータロー

daisysacky

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第15章

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「じゃあ…誘拐犯っていうのは…」
 清子が口を開いた瞬間に、
「おまえ…やっと、本性を現したな」
待ちきれなくなったのか、オジサンが先生に向かって口をはさむ。
「あっ」
宗太郎がフラフラと、オジサンたちの前に立ちはだかる。
「本当の犯人は…オジサンなんでしょ」
蒼ざめた顏のまま、詰め寄る。
「はっ?」
藪から棒に、何を言っているんだ?
オジサンは、宗太郎の腕をつかむ。
「やっと起きてきたと思ったら、何を見当違いなことを言っているんだ?」
見れば明らかだろ、と先生は宗太郎を順繰りに見ている。
「それなら、やっぱり…おじいさんなの?」
宗太郎を加勢するように、清子も彼の傍らに立つ。
「それは、違う!この先生だろ?」
オジサンは、宗太郎を押しのけると、先生を指差す。
「違う、私ははめられたんだ」
「誰にだ!」
「お前たちに決まっているだろ?」
 両者は、一歩も引き下がる様子はない。

「もう!一体、どうなっているの?」
 耐えきれなくなり、清子が叫ぶ。
「みんながまんまと、じいさんの策略にはまっているだけさ」
いきなり神林君が、口を開く。
「えっ?」
一体、彼は何を、言っているんだ?
宗太郎はボーッとした顔で、彼を見る。
「なぁ、そうだろ?ソータロー」
いきなり、宗太郎にお鉢が回る。
「えっ、なに?」
突然のことに、宗太郎は面食らった。
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