となりのソータロー

daisysacky

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第17章

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「それがねぇ~不思議なの!あの人形に、ソックリなの!」
 清子は宗太郎を揺さぶるようにして、話し続ける。
「あの人形?」
神林君と会った最後の日…
隠し部屋で見つけた、等身大らしき人形だ。
「いやいや、まさか!」
だって、先生は…じいちゃんとは、関係ないはずだ。
「そんなこと…あるはずがない」
「でも!見たんだもの」
 珍しく強気な清子の顔を、呆れるほどじぃっと見つめる。
「気のせいなんじゃないか?
 先生は…あれから、どこかに行ったっきり…」
そう言いつつも、宗太郎はまだ、それが本当なのかも、確信が持てない。
「まさか…それも、ウソなのか?」
 先生は、何者なんだ?
宗太郎はしばらく、考え込んでいた。

 清子がその女性を見かけた、という場所を、案内してもらうことになった。
「本当にまだ、ここにいるのかなぁ?」
もしかしたら、たまたま、立ち寄っただけなのかもしれない…
そう、宗太郎は考える。
「さぁ、それはわかんないけど…」
 善は急げ!
見失ってしまうかもしれない…と、すぐに二人は、あの家に向かう。
「どの辺で、見かけたの?」
 もしかしたら、人違いの可能性もある…と、宗太郎は慎重にかまえている。

「丁度、この辺りで…あまりひと目のつかないところなんだけど…」
 いざ来てみると、清子は複雑な面持ちだ。
急に、不安になったのだろう。
 その時…一台の車が、二人の目の前をよぎる。
「あれ?」
見たことのある車だ。
紺色の軽自動車…職員の駐車スペースで、見かけたことがあるような?
「まさか…」
宗太郎は、清子に話しかけようとすると、
「しっ!」
いきなり、さえぎられた。
 
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