ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

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◾︎9:50
(王宮の秘密の地下室)

私はまずは義姉上から話を聞かなければならない。あー、もう、くそっ、この女を義姉上だと呼びたくもない。

ただ、真相は聞か出さなくては。
うつ伏せに横たわり、シーツから逃げ出そうともがく義姉上のサイドから首にナイフをあてた。

「さあ、今から聞かせてもらう。少しでも変な真似をするとこのナイフがあなたの首を撫でることになる。このナイフは切れ味いいぞ。なぜならさっき私の腕を刺したやつだからな」

小刻みに震えながらも、私を睨みあげる。
まだ魅了にかかるのはゴメンだ。
だから目隠ししたほうがいいだろ。

シーツをさらに破き、この女の目を塞いだ。髪が乱れ、透けた服には私の血が所々にベタつき、はねている。呼吸も乱れてる。

怖がらせた方がいいだろ。
目隠しをしたのだからナイフの動線は分からない。ナイフの先を、喉元をなぞり、肩、首筋、頬へと滑らせる。
ああ、もっと怖がるんだな、私を怒らせたのだから。

「今、口のシーツを外してやる。騒いでも無駄だ。さっきから音を立てているにも関わらず、誰もここに来ないって事は、ここの音が外には聞こえてないってことだ。もしくは、外には誰もいない。だから、叫んでも無駄だよ、さあ、いいか?私が今からあなたを拷問しようと誰もあなたを助けには来ないさ」

んーっ、んーんーっ。

「まずはここがどこか?話してもらおうか」

首を振っても無駄だ。おっと、頬に傷がついてしまったな。頬から少し血が滴る。其れをナイフで拭い、顔にぬりつけてやりながら口のシーツを外した。
 

「ぐふっ、ちょっと外しなさいよ。私は王太子妃よ、ちょっと痛いじゃない。私に傷をつけてただじゃおかないわっ」

「今のあんたに何が出来る?」

「私は王太子妃なの。あなたより偉いのよ、未来の王の母、国母なのよ」

「あー、残念だな。ジョージはあんたの子かもしれないが、兄上の子じゃない。だから、あんたは国母なんてならないさ」

「そんなはずは無いわ、ジョージはジルバート様と私の子よっ」

「あんた、私の話を聞いていなかったんだな。ジョージの目には金の星があるんだ。それはな、父親から息子に遺伝するだよ。兄上や、父上にはそれがないんだ。って事はジョージの父親は他にいるって事だ」

「ありえないわ、だって、それが本当なら私が不貞をしたことになるじゃない」

「ああ、そうだ。あんたは兄上を裏切った。王家を騙したんだ。タダでは済まないぞ。私も王家の人間なんだ。王族、しかも王位継承権を持った私に、違法薬物の魅了の香り、それに眠りのお茶を飲ませたな。それに対して何の罰もないと思ってんのか?」

「あなたこそ、王太子妃にこんな事してただで済むと思わない事ね」

「私の心配は必要ない。今私の体には魅了の香り、眠りのお茶の成分が残っているはずだ、それであんたのやったことが証明出来る、それであんたも終わりだな。」


ガチャ ドカドカドカドカ

誰だ?
「第二王子、悪いですがあなたにはここで死んでもらいます」

何故ここにこいつらがいるんだ?
いくつもの剣が私を囲い、私はあの女に向けたナイフを落とし両手を上げた。


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10月に入りました。1日に更新できずにすみません。仕事やプライベートで忙しくしていました。

引き続きご愛読よろしくおねがいします。

あんり
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