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第2章 いよいよ開幕!――物語は“影”の深層へ!
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「ウグッ……アァガカァァッ……アッ...アググッ」
苦しんでるパパ。体がカタカタ痙攣して、口から泡を吹き出し、目は血走ってる。
どうしよー、どうしたらいいの?
「はぁ……はぁ…ウグッ―――」
ボクも気持ち悪さが胃液を押し上げてくる。でもパパをこんなふうにしたのはボクだ。だからしっかり見なきゃ。
パパをちゃんと診るよ。―――鑑定。
お久しぶりです、ご主人様。何を鑑定しますか?
パパをお願い。苦しんでいる理由が知りたい。
承知しました。今のダウニー様の状況ですが、毒に侵されてますね。そこにご主人様が聖水を掛けたことにより、今、まさに、【毒抜き】が行われてます。緑の液体が毒です。
なんだって?パパいつの間に毒に侵されていたの?そんな風に見えなかったよ。
あの傷口から毒が侵入しています。侵入したところから毒は出されますから。ほら、もうすぐ毒を出し切りますよ
パパは大事なの?
ええ、解毒完了です
パパの痙攣は少しづつ力をなくし、まるで疲れ果てたように静かになった。
赤黒く腫れ上がって膿んでいた腕は、嘘みたいに傷口が無くなり、元通りにキレイになっている。
ドタドタドタ 複数の足音がこちらにやってくる。ドアの前でピタリと止み、ドア越しにトントンとノックと同時に
「カイト坊ちゃん、グローをお連れしました。入室しますよ」セバスの声だ。
ボクは入室の許可を出す。
「入って」
入ってきたグロー先生は直ぐさまパパを診てくれた。
「旦那様は、先程、凄い痙攣を起こして腕の傷口から緑色の液体が出ていました。」
「カイト坊ちゃん、私が診ますね。ああ、うん。―――大丈夫ですよ」
パパ大丈夫だって、良かったぁ。
大丈夫!――その一言がボクの心の中にずしりと渦巻く感情を取り除いて、軽くしてくれた。
「パパ、大丈夫?本当?」
「ええ、ご安心下さい。」
にこやかに笑うグロー先生の笑顔に安心する。
「緑の液体は、調べます」
そう言ってグロー先生は去っていった。
「カイト坊ちゃん、お父様が助かって良かったですね。一時はどうなる事かと心配で……」
そう言いながらマールはボクを抱きしめた。
さっきまでの胸のざわつきがマールが抱きしめてくれた安心感で解けてゆく。
「良かったー。」
安心からかボクの目から温かい涙が溢れた。それをマールが優しく拭ってくれる。
落ち着きを取り戻したボクはボクと同じように安心して涙を流すメイドさん達にも、安心してと大きく頷いた。
パパの死を覚悟して、大丈夫だと安心したあの嵐のような1日から1週間。
パパはまだ目覚めてない。
心配で毎日顔を見に行くけど、深く眠ったまま。
ボクはパパの腕にそっと手を置く。
温かい、うん、今日も大丈夫。
「パパ、早く起きてね。みんな、パパが起きるの待ってるから」
ママにも事情を話したら、初めは驚いていたけど、そこは辺境伯夫人。
パパの仕事を文官達と手分けをしながら頑張ってる。
ボクにできることは少ないけど、みんな頑張ってる。
ママもそのひとりだ。
「カイト坊ちゃんが教えてくれた筆算や表、貸借対照表がかなり効率よく仕事を進めてくれるので、仕事が2倍、いや3倍は早く片付いてます」
そう言ってパパの仕事を任せて安心させてくれた。
あれからグロー先生が調べたらやはりパパの体には毒があったらしい。あの緑の液体が、毒の正体。全部出し切ってから、傷口が塞がったようだといっていた。
パパの腕から出た毒が、腕から入ったってこと。
刺したナイフに毒が塗りこまれていたのだろうって。
ナイフに毒が塗られていた理由も、
そのナイフで何故?だれが?パパを刺したのかも、分からない。
パパを刺した人がいるなら、その犯人を捕まえなきゃって思ったけど、それも今のボクたちには難しい。だって現場は王都だから。パパが起きたら、状況を聞いてからどうするか聞こうと思う。
パパを苦しめてしまったのはボクだ。
それでも、パパが助かったのなら、次はボクが支える番だ。
今、ボクに何ができるのだろう?
パパが起きるのを待つこと。
家族を支えること。
あとは、美味しい料理を作ること!
パパが起きたら美味しいものを食べてもらおう。
うん、ボクに出来ること、やるしかない。
苦しんでるパパ。体がカタカタ痙攣して、口から泡を吹き出し、目は血走ってる。
どうしよー、どうしたらいいの?
「はぁ……はぁ…ウグッ―――」
ボクも気持ち悪さが胃液を押し上げてくる。でもパパをこんなふうにしたのはボクだ。だからしっかり見なきゃ。
パパをちゃんと診るよ。―――鑑定。
お久しぶりです、ご主人様。何を鑑定しますか?
パパをお願い。苦しんでいる理由が知りたい。
承知しました。今のダウニー様の状況ですが、毒に侵されてますね。そこにご主人様が聖水を掛けたことにより、今、まさに、【毒抜き】が行われてます。緑の液体が毒です。
なんだって?パパいつの間に毒に侵されていたの?そんな風に見えなかったよ。
あの傷口から毒が侵入しています。侵入したところから毒は出されますから。ほら、もうすぐ毒を出し切りますよ
パパは大事なの?
ええ、解毒完了です
パパの痙攣は少しづつ力をなくし、まるで疲れ果てたように静かになった。
赤黒く腫れ上がって膿んでいた腕は、嘘みたいに傷口が無くなり、元通りにキレイになっている。
ドタドタドタ 複数の足音がこちらにやってくる。ドアの前でピタリと止み、ドア越しにトントンとノックと同時に
「カイト坊ちゃん、グローをお連れしました。入室しますよ」セバスの声だ。
ボクは入室の許可を出す。
「入って」
入ってきたグロー先生は直ぐさまパパを診てくれた。
「旦那様は、先程、凄い痙攣を起こして腕の傷口から緑色の液体が出ていました。」
「カイト坊ちゃん、私が診ますね。ああ、うん。―――大丈夫ですよ」
パパ大丈夫だって、良かったぁ。
大丈夫!――その一言がボクの心の中にずしりと渦巻く感情を取り除いて、軽くしてくれた。
「パパ、大丈夫?本当?」
「ええ、ご安心下さい。」
にこやかに笑うグロー先生の笑顔に安心する。
「緑の液体は、調べます」
そう言ってグロー先生は去っていった。
「カイト坊ちゃん、お父様が助かって良かったですね。一時はどうなる事かと心配で……」
そう言いながらマールはボクを抱きしめた。
さっきまでの胸のざわつきがマールが抱きしめてくれた安心感で解けてゆく。
「良かったー。」
安心からかボクの目から温かい涙が溢れた。それをマールが優しく拭ってくれる。
落ち着きを取り戻したボクはボクと同じように安心して涙を流すメイドさん達にも、安心してと大きく頷いた。
パパの死を覚悟して、大丈夫だと安心したあの嵐のような1日から1週間。
パパはまだ目覚めてない。
心配で毎日顔を見に行くけど、深く眠ったまま。
ボクはパパの腕にそっと手を置く。
温かい、うん、今日も大丈夫。
「パパ、早く起きてね。みんな、パパが起きるの待ってるから」
ママにも事情を話したら、初めは驚いていたけど、そこは辺境伯夫人。
パパの仕事を文官達と手分けをしながら頑張ってる。
ボクにできることは少ないけど、みんな頑張ってる。
ママもそのひとりだ。
「カイト坊ちゃんが教えてくれた筆算や表、貸借対照表がかなり効率よく仕事を進めてくれるので、仕事が2倍、いや3倍は早く片付いてます」
そう言ってパパの仕事を任せて安心させてくれた。
あれからグロー先生が調べたらやはりパパの体には毒があったらしい。あの緑の液体が、毒の正体。全部出し切ってから、傷口が塞がったようだといっていた。
パパの腕から出た毒が、腕から入ったってこと。
刺したナイフに毒が塗りこまれていたのだろうって。
ナイフに毒が塗られていた理由も、
そのナイフで何故?だれが?パパを刺したのかも、分からない。
パパを刺した人がいるなら、その犯人を捕まえなきゃって思ったけど、それも今のボクたちには難しい。だって現場は王都だから。パパが起きたら、状況を聞いてからどうするか聞こうと思う。
パパを苦しめてしまったのはボクだ。
それでも、パパが助かったのなら、次はボクが支える番だ。
今、ボクに何ができるのだろう?
パパが起きるのを待つこと。
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あとは、美味しい料理を作ること!
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うん、ボクに出来ること、やるしかない。
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