ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

17 鑑定と調合と合体のスキルは女神様からのプレゼント

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「おー、おー、私は嬉しゅうございます。私は、私はなんでもお手伝いいたしますよ。カイトお坊ちゃま、お食事が美味しくできるなんて、嬉しい限りです、素晴らしすぎます」

え?
料理人のプライドの邪魔にならない?
ちょっと、ゴードンさん、泣かないでー!

パパ、高い高いはいいけど、ボクを投げないで!
ママ、ニコニコ黙って見てないでパパを止めてよ。

うっ!やばい………………………ゲロった!

ゴックン

パパ、ボクのゲロ!
うわぁぁぁー、ごめん。

「うっ!我が子のものだ、平気だ。」うっぷ。
「悪いが私はちょっと花を摘みに行ってくるよ」

そっと、ボクを椅子に下ろすと、パパはいつもより少しだけ、いや、急ぎ足でドアの向こうに消えていく。

「カイくん」優しいママの声。

優しく微笑むママはとてもキレイだ。
もともと美人さんなんだよ。
それに慈愛のこころ?慈しみ深い、そんな顔でボクをみてる。ボクも見つめ返す。
ママと僕は相思相愛だねっ。

「カイくん、ママ、お料理期待してるわ」
え?そっち?

そんなにキラキラな目をしたって。
ちょっと皆んなも両手を胸に、キラキラお目目でボクを見ないで!

「おっほん」着替えたパパが戻ってきた。
ちょっと顔色悪いっぽい?

「では、カイト。女神様からのプレゼントってなんだ?」

「えーっとねぇ、かんてー」

「なんだと、鑑定だと?100年に1度しか、1人しか生まれないんだぞ!」

「ぉぉおおー」

「そしてねー」

「まだあるのか?」

「うん」「ちょーごー」

「ちょーごー?なんだそれは?」

「旦那様、調合かと」

「そか、調合」

「んでね、がったい」

「なんだと?まだ早いぞ」

パパ違うから、その合体じゃないってば!

「ん?まだ早いってどーゆーことー?」
とぼけてみる、何言ってんだ、エロ親父

「いや、なんでもない、んっんん」
なんでここで姿勢正すのかな、パパ?

「かんてー、ちょーごー、がったい、みっちゅ」

ボクは手のひらをパーにして、別の手で親指と小指を押さえて三本の指を立てる。

「ヤバいなっ」を?なんでやばいの?

「セバス」

「はい、旦那様」
おー、セバス、執事まんまやん。

「カイトの話だが、まだ本当のことかどうかも分からん。検証するまでここでの話は門外不出だ。もしこれが本当だとすれば、ちと不味いかもしれんぞ」

「皆も、誰にも言うなよ、門外不出だ」

「「「「「「承知しました、旦那様」」」」」」

「旦那様、カイトお坊ちゃまの話は信ぴょう性もござますが、夢でしかないこともあろうかと。また、まだ3歳のお子様が言うこと、少し様子を見られた方がよいかと」

「そだな」

「何かと尾びれや背びれ、ま、色々と広がってゆく事に真実がいいように取られてしまい、足元をすくわれることも懸念しなければなりませんね。」

「んっ」

「このセバス、不敬を申し上げましたこと、お詫び申します」

「いや、セバスの言いたいことはわかる。私もそう思う。まぁ、様子を見ようじゃないか」

信頼のおけるセバスからの忠告。私の父やだいぶまえの代からこのマーシャ家に仕えるセバス。
彼の言うことはもっともなのだ。
私は子どもに対して贔屓目で見てしまう。
子どもに、甘い父親だろう。
しかし、マーシュ辺境伯としては、時には厳しくあらねばならない。

カイト、お前の成長が楽しみだ!
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