ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

24 ウンコじゃないよ、お味噌だよー

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「カイトお坊ちゃま、おもらししましたか?」

 ちょっ、マール違うから、そんな耳元で囁かなくていいから。

「ちがうよ、ビックリしましたから、ズボンが汚れたかな?って思っただけ?」

「大丈夫ですよ、あら?ちょっと汚れてますね、汚れをはらいますね」

 パン!・・・・・・パン!・・・・ん?
 はたいたよね?続けてはたけばいいじゃん。
 なんで、パン!って叩いてから、ボクのお尻を1周なでちゃうのー?
 やだぁ、ここに変態がいる~っ

「こわ~ぃ」

 パパとママもさっきの騒動に気づき、ボクに走りよって来てくれる。

「パパ、ボク怖かったのー」
 ボクの貞操の危機だよ、ちょっとこの人たち、ボクの事が好きすぎるでしょ!

「おー、よしよし?怖かったか?もう大丈夫だ、マールが助けてくれたんだな。」
「よくやった、マール」

「いいえー、カイトお坊ちゃまを助けるのは当たり前ですよ。おかげで可愛いお坊ちゃまを見ることが出来ましたから・・・眼福っ」

「ん?なんだ」

「いえ、なんでもございません」
「それはそうと、こちらを」

「なんだ、なんでそんなところにミソバチがいるんだっ」

 んんん?なんだって?ミソバチ?
 みそ!?

 ミソって味噌?
 ミソに誘われるようにミソバチの方へ。

「カイトお坊ちゃま、いけませんよ。このハチは臭うんです。ものすごーーく、臭いんですよ。触ったら最後、1週間は臭いがとれません。」

「そうだよ、カイト。近寄るんじゃない、おい、こらっ」

 パパやマール、ママ、セバスまで、皆がダメって言うけど、ボクの耳には届かない。

 だって、だってこの、この、ミソだーーーーっ
 やった、やった、ラン♫ラン♫ララン
ちゃんかちゃんかちゃんちゃん

 小躍りしちゃうよね、味噌だー!

「カイト、大丈夫か?」

 ボクお熱ないよ!おかしくなってないさ。
 嬉しいだけ。

 ミソバチのお腹の中にはたっぷりのミソが詰まってんじゃんか!ミソ汁、ミソ焼き、あー、食の世界が広がる~!

「おい、カイト、大丈夫か?どこか刺されてないか?」

 心配するパパとママは、ボクの身体をくまなくチェック。

「パパ、ママ、大丈夫だよ、どこも刺されてないよ」
「ボク、あのハチ、欲しーの」

「うっ、本当に臭うな、臭っ!ダメだ、カイト諦めなさい」

 ボクを抱き上げるパパの腕の中で、ボクは今までにないほど、ジタバタする。
 パパの力にボクは敵わない。

「カイト、大人しくするんだっ」

 やだ、やだ、やだぁ~!お味噌、ボクはおミソが欲しいんだ。

 暴れて泣いてる僕を下ろす、立ちながらボロボロ泣いている僕に目線を合して

「カイト、どーして?なぜ、そこまでミソバチを欲しがるんだ?毒がないのを知っている。けど、臭いんだ。ひじょーに臭い。パパはちょっとウンコの臭いだと思ってるんだぞ」

「ちがうもん、ミソだもん、お味噌だよ。とってーも、美味しいんだもん」

「美味しいわけないだろ。私の部下が言っていたぞ、食べるもんじゃないって」

 え?食べた人いるの?そのまんま?
 ウンコ臭いって言ってるのたべたのー?
 そのまんま食べちゃ、おいしくないよー

「それはちがうっ!おりょーりにつかうのっ」

「カイト、なぜそんなことを知っている?」

 ボクは女神様からのお告げだという。
嘘だけど、ペロッ!
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