ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

157 みんなの前で合体魔法でベリデリ作る

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楽しい、美味しい夕食の後、パパ、ママ、ボク、セバス、カマチョ、ゴードン、マール、ルーク団長に、ハンス副団長、なんだかみんなが揃ってる。
アリは夕食食べておねむだからここにはいない。

ここは、鶏小屋に近い物置で、物置っていっても車10台くらい余裕で駐車できるくらいの広さはある。
物置の物たちは端の方に綺麗に整頓されていて、なにも置いていない広いスペースが目の前にある。

そこには2つのカゴがあり、ビービーとダブルジーのオスがそれぞれ入っていて、さっきからコケーコッコッコと鳴いてる。

「よし、みんな集まったな。先に伝えた通り、カイトのがニコイチ合体魔法を行う。カイトがみんなの前で、自分の意思で魔法を使うのはこれが初めてだな」

考えてみたらそーだ。あ、意識したら緊張してきちゃったよー、オシッコちびらないようにっ。

「そうよね、ママはカイくんの魔法は初めて見るわ」

そうだね、そっかー。

「さ、カイト準備は良いか?」

「うん、ちょっと緊張しちゃうね。上手くできるかな?ボク、魔法使おうって意識して使うの初めてだから、大丈夫かな?」

「カイくん、無理はしないでね」

「うん、ありがとう」

みんな?みんなも緊張してるの?
パパとママ以外誰もなにも言わないけど?

「じゃ、始めてくれるか」

「わかった、やってみる」

カマチョとハンスがカゴからビービーとダブルジーのオスを取り出してくれた。
2羽は用意されたエサに一直線に向かって、早速エサをつついてる。
嬉しいのかな?コケーコッって時々鳴きながらエサをつついてる。

ボクは2羽に近づいて、いつものように2羽を撫でる。ボクがよく撫でているから2羽はボクを気にせず撫でられたまま。

さぁ、お前たち、いくよっ。
ボクは上手くいくように強く意識して念じながら、囁く。

「混じっちゃえー、いいとこどりー」

ピカーッ!ピカーッ!キラキラキラキラ

相変わらず眩しー。
やっぱりごそっと力が抜けたよ、けど、あれ?気分は悪いけど、意識失って倒れるほどじゃない。

あれかな?意識して魔法を使ったから、あの時よりは魔法を使うコントロールができたのかな?

ボクは目の前の鳥を見る。さっき居た、ビービーのオスと、ダブルジーのオスがいない。

そこには、黒も、茶色も、白も、灰色も、4色混じった鳥が1羽だけいた。

あ、成功したー。

けど、やっぱりしんどい。ちょっと冷や汗が出てきちゃったな。

「「「「「「「「「おーーーーっ」」」」」」」」」

みんなな歓声。

パパ、ママ、マールがボクを心配してくれる。パパがボクを抱き上げてくれた。

「カイト、大丈夫か?」

「カイくん、具合あまり良くないわね。大丈夫なの?」

「カイト坊ちゃん、汗拭きますよ」

マールが取り出したタオルはひんやりして気持ちいい。いくらかボクの気分が癒された気がした。

みんなも、目の前のボクの様子を気にしてくれて心配そうにしている。

「大丈夫、ありがとう。ちょっと気分が悪いけど、意識はあるよっ」

「ああそうだな。多分だが、意識しながら魔法を使うと、意識しないで使ってしまった魔法の時より少ない魔法で済むんだ。今回2回目と言うこともあるんだろ。意識失わずによかったな」

パパはボクをしっかり抱いて、優しく微笑んでくれて、みんなも優しくボクを見守ってくれてる。

「いやー、すごいですね。眩しい光がピカーって2回。その後キラキラってして、もう目が潰れるかと思いましたよ」

ってさ、相変わらずなKYなハンスだねー。
きっと気を使ってくれたかもね。

「ああ、坊ちゃん、素晴らしい!素晴らしいです。なんです?ニコイチ素晴らしい。これはぜひこれからも使って下さい。もしかして、人間もニコイチできたりするのでしょうか?」

いやーセバス、怖いこと言わないでって。
ジト目のボク。

「冗談ですよ」

いや、目が笑ってないよ、ボクは絶対に人間をニコイチなんてしないからねっ。

「はぁ、カイト坊ちゃん、すげーですね」
「あー、びっくりだす」

「これは、なんと言ったらいいのか?奇跡なのか?」

色々褒めてくれるみんな。ありがとう。
ひとまず成功したみたいだね。
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