昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件

マサタカ

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二章

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 ほどよく焼け焦げた香りと味噌汁の気配がして、起きようとした。いつもと寝床が違った弊害か、全身のあちこちが痛い。小気味いい包丁がまな板を叩き、炊飯器が蒸気の煙をあげている。朝食を作っている光景だって受け入れるにはまだ微睡みのだるさが残っていて遅くなってしまった。

 長い髪の毛をポニーテール状に結い上げて中心にいるれみは、後ろ姿だけでも手際がよく、慣れている感がひしひしと伝わってくる。足の指を動かし、鼻歌でリズムをとっているところから楽しんでいるのか。我が家で女性が朝食を作っているのなんて生涯なかった。だからだろうか。目の前で調理している女性らしい姿のれみが、妹ではないように見惚れてしまった。

「あ、起きたんですか」

 皿を取ろうとしたのか。軽快にくるりとこちらを向いた拍子に俺の起床に気づいた。なんとなく気まずくなって顔を背けてしどろもどろな応答しかできない。

「? もう少しでできるので、先輩たちを起こしてくれますか」
「あ、ああ」

 促されるまま逃げるように居間に駆け込む。なぜかベッドから落ちて酒瓶を抱えて艶めかしい寝相の先輩に生唾を飲む。エロい。

「ッウウン! ウッウッウウンンン!!」

 れみの咳払いに我を取り戻して、先輩を揺する。まだ覚醒しきれていないけど、上半身だけ起こして曖昧な挨拶に返した後、風呂場の健を。こいつは俺より重症らしく、起きるのでさえ億劫そうだった。

「うわぁ、ご機嫌な朝食だねぇ」

 炊きたてのほかほかごはん。ほうれん草のおひたし。卵焼き。焼き鮭。豆腐とわかめの味噌汁。漬物に梅干し。一人暮らしの身としてはこんな豪華すぎる朝食はいつぶりだろうか。

 全員で挨拶をして、舌鼓を打つ。おだてが一切ない正直な感想の嵐に、れみは素直に照れていてかわいくて和んだ。そして、誇らしい気持ちにもなった。

「あの、どうですか? 兄さん」
「ん? なにが?」
「料理の感想ですけど」
「ああ、悪くないよ」
「・・・・・・・・・じゃあよくないってことですか?」
「そうじゃなくて、れみのご飯は最近毎日食べてるし腕は知ってるし今更感想なんて」
「ばっかお前瞬。ばかお前」
「瞬くん、それはだめだよ。本当に彼氏?」

 え? なんで皆責める流れ?

「長井さん、このお漬け物どうですか?」

 箸でとりかけたけど、皿ごとれみは奪い取ってしまう。健の側に移動させる。それだけじゃなくて梅干し、卵焼きと俺がとろうとした物は全部移動させられてしまう。

「うっほ。これやば。悪いな瞬。俺別にNTR好きなわけじゃないんだけどな? 女の子の気持ちの変化じゃしょうがないよな? そうだれみちゃん。こんな女心理解できないダメンズ捨てて俺とお突き合いしない? こう見えても俺経験豊富なんだZE?」

 お前エロゲのヒロインとした付き合ったことねぇじゃん。二次元と現実ごっちゃにするな。

「だめよ長井くん。そんなことしたら心が壊れて人間ではなくなってしまうわ。瞬くんがかわいそうよ。それに無理やりNTRして関係を続けて徐々に気持ちの変化があるほうが情緒があるとおもわない?」

 先輩までなに言ってんだ。あんた純愛物好きだろうが。不倫・浮気してるやつと縁切るくらいNTR嫌悪してんだろうが。とりあえず、こいつらむかつく。

「ふん、兄さんのばか」

 怒り調子のれみに、やれやれと呆れ顔の先輩・健に、頭を捻るしかない。そんなかんじで朝食は手早く食べ終わって、二人は帰っていった。「ちゃんとフォローしときなね?」「本気で狙っちゃうぞ」と二人はしきりに言ってたけど、意味不明すぎる。れみは皿洗いをすぐにはじめてしまう。手伝おうとしたけど、睨まれてすごすごと退散。居間の掃除・片付けと洗濯を。けど、お小言、注意がないあたりでこれはちょっとまずいのでは? と真剣に考えてしまう。
 
「なぁれみ。あの朝食の作り方教えてくれないか?」
「別に教わらなくてもいいのでは? 悪くない朝食しか作れない私から教わってもなんにもなりませんよ」

 完全に臍を曲げている。皿を片付けて水回りを奇麗にしているけど、荒さと力強さから不機嫌さが垣間見える。

「皆も言ってただろ? おいしいって」
「けど、兄さんは悪くないという感想なんでしょう? おいしくはないけどまずくもないっておもったんでしょう? つまり微妙ということではないですか」
「そうじゃねぇよ。言い方が悪かった。おいしかったよ」
「今更おだてないでください」
「おだててねぇって。それにさっきも言っただろ。れみの腕は知ってるって。それ、おいしいってだけじゃなくてれみの腕を信頼してるってことだからな? おいしい料理を作ってくれてるれみならって安心してるってことだよ」
「信頼?」

 ピクリ、とれみが反応を示した。
「信頼、信頼ですか。ふ、ふぅ~ん。そうですかそうですか。だからなに? ってかんじですけど。あのお二人より、お友達と先輩たちより料理のことだけで信頼してるなんて、兄さんは警戒心がありません」

 妹に警戒心なんて意味ないだろ。というかあくまで料理の腕を信頼してるってだけであの二人より上ってわけじゃないんだけど。れみの機嫌がなおったからか、素直に主張しづらい。

「じゃあどれくらいの味だったかつぶさに教えてください。百文字以上二百文字以内で」
「小論文か!」
「今後に役立てたいので。できるだけ細かく教えてもらわないと困るのです。改善点が見つかるかもしれません」
「難しいって! えっと、でもそうだな。焼き加減がよかった。魚の皮もパリパリで俺好みだし。漬け物もほどよくしょっぱくて。卵焼きは甘めで好きだな。それに味噌汁も」
「え!? 味噌汁?! 味噌汁がなんですか!?」
「なんでそこまで食いつく!?」

 首が勢いよくグリン! って回って驚いたし心配になった。痛めてないか?

「いいから早く! 教えてください! 教えてもらわないと帰れません!」
「ん、豆腐が均等な大きさで形で崩れてなくて」
「はい!」
「それに、味噌だけじゃない味がしたけど出汁とか入れてるのか? すごい奥深い味がして美味しかった」
「毎日あのお味噌汁飲みたいですか?」
「まぁそりゃあ」
「そうですかそうですか・・・・・・・・・ならいいです。毎日俺に味噌汁を作ってくれなんてまるで一昔前のプロポーズじゃないですか」
「ちゃんと話聞いてた!?」
「やっぱり時代にそくしたプロポーズでないと。それに昨今は女性だけが料理をするだけではなく、男性も料理をできるようにならなければいけません」
「俺がお前にプロポーズした前提のだめだしになってるぞ!」
「私の理想としては一緒に料理できるようになって分担して協力して二人で一緒に暮らしていきたいです。なので今の兄さんではまだ旦那様にもお婿様にもなれません。なのでより一層矯正していきます」
「最終的にそこにいきついた!」

 れみは味噌汁にこだわりがあるのか。特別喜んでいるらしい。おかしいことをのたまうくらいに。

「でも、よかったです。気に入っていただけて。やっぱり義母さんに教わっていてよかったです」
「え? どういうこと?」
「あのお味噌汁、義母さんに教わったんです。お父さんからも義母さんからもお墨付きをいただいていましたけど、やっぱり兄さんにも認めてもらえて。義母さんも喜びます」
「そっか」
「あ、義母さんといえば――――」
「それより、れみ。昨日お風呂入ってなかっただろ? 帰る前にシャワーだけでも浴びてきたらどうだ?」
「え? あ、あの?」
「先輩は帰ってから家で入るだろうけど、れみ気にならないか?」
「あ、はい・・・・・・・・・じゃあお言葉に甘えて」

 れみはなにかを察したらしく、しょんぼりとして風呂場にむかう。バスタオルを用意して脱衣所に置いて、居間でくつろぐ。ゆっくりしていたからか、先程のことを振り返る。れみがあんなに喜んでいたのを見るのは初めてじゃないだろうか。もちろん再会してからだけど。よっぽど嬉しかったのか。けど、先輩たちに褒められていたときのはあきらかに反応が違う。正直意外だ。大きくなったれみらしくない一面だった。

 けど、やっぱり変わったように見えて変わってないところもあった。昨日の嘘をつこうとしたとき。俺に頼み事をしてくるときの表情。それにあの喜んでいるときの笑顔。小さいころそのままだった。ギャップというんだろうか。大人になったれみの子供っぽさをかんじとると、なんともいえない不思議な心地になる。

 より一層矯正していくとれみは言った。つまり当分れみと会える時間は続く。嬉しい反面いつまで続くのかという疑問もある。もう一生会えなかったはずの義妹と再会して、今も会え続けている状況が不思議で、今までと違った生活と違和感と戸惑いと騒々しさが加わって。けど悪くない。楽しい。嬉しい。ずっと続けたい。

 だからこそ、罪悪感と後ろめたさが日増しに強くなっていく。ここで満足しているだけでいいのか。れみにひどいことをしたのに。そのことについて解決しないで、ずっと続けていいのか。終わったとき後悔しないか。

そもそもれみは覚えているのか。気にしていないのか。嫌っていたら、覚えていたら来ないのではないか。けどそれは変わった性格のせいではないのか。謝ってどうなるのか。それは自己満足じゃないか。悩んでも答えがでない。考えが次々と浮かんできてぐるぐるとしたループにとらわれる。

 頭を抱えていたから、外の音が激しくなっているのに気づかなかった。雨だ。風景すら覆ってしまう雨足はこわいほどで、空からバケツの中身をひっくり返し続けているほどやむ気配がない。開けっぱなしになっていた窓の付近が水浸しになってしまったのも地味にきつい。

 急いで洗濯物を取り込むけど、悲しいことに全滅。どうしようかとおもったとき、仕切り戸が開いた。

「どうしたんですか兄さん?」
「ああ、雨のせいで洗濯物があああああああああ!!!???」

 仰天唖然。れみはバスタオル一枚巻いただけで現われたのだ。髪の毛はまだ乾ききっておらず、濡れそぼっている。薄着だから女性らしさが部分的に丸出しになっている。着痩せするタイプなのか胸の谷間に髪の毛の先が挟まっていてセクシーだし。それ以外にも太ももとか肩とか、どうしても注目してしまう。顔中の血管が一斉に沸騰して血流がおかしくなったのか心臓が爆発してしまいそうだ。

「れみはいもうとれみはいもうとれみはいもうとこいつはいもうと大事ないもうと・・・・・・・・・」
「兄さん?」

 必死に理性を呼び覚ます呪文を唱え続ける。目を閉じて、動揺を鎮める。不審にかんじたらしいれみが近づいてくる気配がするけど動くこともしないでひたすら呪文を唱える。薄目でも開けてまたれみを捉えたら、もう自信がない。れみを一人の女の子として見てしまうのは。それだけはだめだ。ただでさえ不甲斐ないとおもわれているのに、余計嫌われてしまう。

 突如として、雷の轟音が響き渡った。なにかとてつもなく巨大でおそろしいものが地上に一瞬で落ちたかのような
重い雷鳴の響きが遠くのほうでいまだ唸っている。

 ふにっと柔らかくて気持ちのいいものがぎゅっと強く当たってくる。つい瞼を開けてカッ! と驚愕。ブレーカーが落ちたのか、薄暗い室内だけどはっきりわかる旋毛。荒く生暖かい呼気が服越しに胸を刺激している。むにゅりと形を変えている豊かな胸と谷間。悲鳴をあげる余裕もなく、硬直するしかなかった。ほぼ裸の女の子に抱きつかれている事実が、感触をよりリアルにしていく。

「に、にいさん・・・・・・・・・・」
 雷に驚いて。こわがっている。小さい肩がふるふると小刻みに振動していている姿、記憶。遅ればせながら把握できたけど、依然としてなにも行動に移せない。兄としてなら落ち着かせるのが正しいんだろう。けど、どうしても今れみを妹として受け入れられない。昨夜一緒に寝ていたときは多少酔っていたから、服を着ていたから。言い訳はたくさんあるけど、今はれみが女の子だって認識せざるをえなくなっている。

「に、にいさん・・・・・・くらいです・・・・・・・・・まだなっています。こわいです・・・・・・・・・」
「うん、うん」

 もう一度。さっきより大きい雷鳴が。閃光が走ったと室内でもわかるくらいの激しく強い轟。抱きつく力と密着度が強くなって、それによって胸が押しつけられて、変な気分になってきた。これ以上はまずい。けど、男として、兄として、れみを振り払うことも慰めることもできない。

へなへな、と徐々にれみが落下していく。足元から崩れ落ちていってそのまま尻をぺたんと床につけてしまう。バスタオルがはだけていて、胸がこぼれおちそうだった。それだけじゃなく、隠れている場所がほぼなくなりかけている。咄嗟に動けたのはまだ残っていた理性か、本能か。ともかくベッドにあったタオルケットでれみを覆ってそのまま俺も座り込む。

 功を奏した。裸どうこうでないくらいれみが隠れてしまい、興奮するどころじゃなくなった。一安心し、れみの肩を摩ったり背中を優しくぽんぽんできるくらい冷静な自分を取り戻している。

「にいさん、にいさん・・・・・・・・・」
「だいじょうぶ、だいじょうぶだ。ちょっとブレーカー直してくるよ」

 立ち上がりかけたけど、タオルケットから伸びた手が、俺を掴んだ。

「行かないでください・・・・・・れみをもうひとりにしないでください・・・・・・・・・あのときといっしょはいやです・・・・・・またおいていかないでください・・・・・・・・・」

「っ」

 俺は、馬鹿だ。とんでもない大馬鹿だ。このタオルケットの中にいるのはれみだ。あの頃俺が捨ててしまった義妹。この手は昔振り払ったあの子の手だ。れみは忘れていない。なんて都合のいい頭をしていたんだろう。こんな状況になるまでわかってなかったなんて。

 抱きしめ続ける。あのときこうするべきだった。雷でこわがって布団にくるまっていたれみにしてやってたように、今と同じようにこうやってしなきゃいけなかった。

「ごめん。ごめんなれみ」
「にいさん、もうどこにもいかないでください」
「うん。ごめん」

 れみに、謝ろう。ちゃんと改めて。今謝っても意味はない。ちゃんとあのときのことを。もう二度と忘れてしまわないように、もう悩まないように。強く心に決めながら泣いている女の子を抱きしめ続けた。
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