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フィアナ、冒険者ギルドで絡まれる
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冒険者ギルドは、王都の商業地区の一角にありました。
冒険者の権利保護、及び、その能力を平等に評価する――そんな信念で作られた冒険者ギルドは、今では王国中に支部を持つ大きな機関に成長しているそうです。
(騎士に、魔女っ子に、盗賊さんまで!)
(すごいです。これがリアルなファンタジー!)
いかにもな服装は、冒険者にとっての正装といったところでしょうか。
数多の冒険者が、冒険者ギルドに入っていくのを見て、
「たのもー!」
私もワクワクと、その扉をくぐります。
「わぁ!」
どうやら王都の冒険者ギルドには、居酒屋が併設されているようです。
依頼を終えた冒険者たちが、エールを飲みながら上機嫌で談笑しています。
それは見ているだけで楽しい気持ちになる日常風景でした。
「こんにちは! 冒険者ライセンスを作りたいです!」
私は、受付嬢のテーブルに向かい、そう声をかけます。
「いらっしゃい、エリシュアンの学生さん? この時期に珍しいわね」
「えへへ。最近、編入したんです」
「こっちに名前と希望するクラスを書いてもらえる」
「クラス?」
聞き慣れない言葉に、私はこてんと首を傾げます。
「クラスっていうのは、戦闘中にこなす役割。後で変更もできるから、難しく考えないで得意なことを書いたら良いよ」
「分かりました!」
受付嬢に渡された紙には、代表的なクラスの一覧とその特徴が記されていました。
こなす役割からクラスを選んで登録するというシステムは、パーティーを組むときにバランスを取りやすく利便性が高いそうです。
なんだか前世で遊んでいたゲームみたいでワクワクします。
(私の得意なことは――魔法?)
(いいえ、超健康な私に向いているのはこっちです!)
私は迷わず『ソルジャー』を選択。
いわゆるガシガシ前に出る剣士クラス──これでもアル爺との模擬戦で鍛えましたし、せっかくなので身体をいっぱい動かしたいと思ったからです。
「お嬢ちゃん、剣士だったのね?」
「はい、前衛ならお任せを!」
元気よく答える私を見て、受付嬢は楽しそうに苦笑します。
「剣士には関係ないと思うけど決まりだから、魔力測定も済ませちゃいますね」
受付嬢が、そんなことを言いながら水晶を渡してきました。
「これは?」
「あなた本当にエリシュアンの生徒?」
「すみません、王都に来たのが最近で常識には疎くて……」
私が困ったように眉をひそめると、受付嬢が手慣れた様子で説明してくれました。
いわく、触っただけでマナ量(またの名をマナ許容量。コントロールできる魔力の量のことらしいです)と、適正属性を測れる優れものだとか。
私が、水晶にそっと手を触れると、水晶がまばゆい光を放ち、
パーン!
そう音を立てて、粉々に砕け散ってしまいました。
「ッ!?」
「あれぇ、すみません。水晶の調子が悪かったみたいで、ちょっと新しいやつ持ってきますね」
首をひねりながら、水晶を交換する受付嬢。
しかし、いくら新しい水晶に触れても、パリンパリンと割れるばかりでまともに測定結果を返してくれません。
「わ、私が不器用すぎるとか!?」
「いえ……、これはもしかすると――」
受付嬢は何やら考え込んでいましたが、
「適正属性は、火・水・風・土の4属性。マナ量は――測定不能っと」
ギルドカードにそう書き込みました。
(測定不能!?)
ショックを受ける私をよそに、
「フィアナちゃんは、魔法は使わないの?」
「使いますよ!」
「なら、なんでクラスは剣士なの?」
「身体を動かしたいからです!」
受付嬢は、不思議そうに目を瞬きました。
それでもプロ意識からか、すぐに表情を作り直すと、
「エリシュアンの生徒さんは、普通はEランクからのスタートなのですが……、これだけの才能溢れる魔法使いをEランクにするのは――いえ、剣士でしたっけ?」
「はい! でも魔法も使います!」
にっこり答える私を見て、
「う~ん、迷いますが――特例措置でCランクスタートとしましょう!」
受付嬢は、そう宣言するのでした。
「わあ! ありがとうございます!」
そうして受付嬢から、冒険者ライセンスを受け取ろうとした矢先――、
「おうおう、嬢ちゃん。ズルは良くねえなあ。ズルは!」
顔を真っ赤にした酔っ払いが、そう私に絡んできました。
モヒカンヘッドの喧嘩っ早そうな男で、こちらを威圧するように拳をゴキゴキ鳴らしています。
お酒が入り、すっかり出来上がった様子で、
(うっわぁ……、グレンおじさんよりも面倒くさい臭いがします!)
私が、故郷で散々絡んできたドワーフのおじさんを思い出していると、
「なんだ、その顔は! 今、『うっわ、面倒くさい酔っぱらいに絡まれた。面倒くせえ、死ねばいいのに』とか思ったな!?」
「そこまでは思ってませんよ! あっ…………」
「カァァァァ。エリュシアンのお貴族さまは、これだから――――」
大げさにため息をつくモヒカンさん。
いきなり向けられた敵意に、私がポカーンとしていると、
「賄賂でCランクスタートだぁ? けっ。現場知らずのお貴族さまは、大人しく学園で机にかじりついてやがれってんだ」
モヒカン男は、そうガンを付けてきます。
(わ、賄賂ォ!)
ひどい言いがかりに絶句していると、受付嬢がフォローするように口を開きます。
「マナ量が測定不能――その子、たぶんEランクの器じゃないですよ」
「大方、水晶に小細工してやがったんだろう!」
「いえ、ギルドで厳重管理している備品ですので……」
周囲の冒険者たちは、モヒカン男を迷惑そうに見ています。
しかし酔いが回ったモヒカン男は、まるで気がついていない様子。
「えっと……、別に私はEランクでも大丈夫ですよ」
ちなみに冒険者ランクは、G~Sまでの8段階に分けされているそうです。
私の目的は、あくまで死線を一緒にくぐり抜けて、最後には友達になることです。
別にランクにこだわりはないのですが……、
「いいえ、フィアナちゃん。冒険者は信頼勝負――ここで引いたら舐められちゃいますよ。ここは毅然とした態度を取らないと」
「そ、そういうものなんですか?」
そう受付嬢に言われてしまえば、引き下がることもできず、
「ええっと――」
私が、どうしようと口をパクパクさせていると、
「ヒャッハー! オレっちも助太刀するぜぇ!」
「ヒュー、生意気なお貴族さまに痛い目見せようってんですね。あっちも助太刀しやす!」
「よせ、ジロー、サブロウ。こいつぁ、オレの獲物だ!」
なぜかモヒカンが3人に増殖しました。
面倒くささも3倍です。
「…………どうすれば良いですか?」
「決闘、決闘だぁ!」
「ヒャッハー! 冒険者の厳しさを叩き込んでやんよ!!」
「Cランクの俺たちと戦って、もし勝てたらCランクとして認めてやるよ!」
思い思いにガンを飛ばしてくるモヒカン3人衆。
しかしその迫力は、アル爺が模擬戦で飛ばしてきた研ぎ澄まされた殺気(仮にも娘に、あんな殺気を飛ばさないで頂きたい!)に比べれば、そよ風のようなもので……、
「分かりました、決闘ですね。受けて立ちます!」
決闘、模擬戦、腕試し、遊び――私はルナミリアで、そう言葉を変えて何度も真剣勝負を繰り返してきました。
一度の模擬戦は、百の会話に勝るもの。
全力で戦った相手とは、不思議と仲良くなれるものなのです。
「――う~ん、面倒なので3人1緒でいいですか?」
「あぁん? 舐めてるんじゃねえぞ!」
「ヒャッハー! …………ぶち殺す!!」
(よし! 盤外戦術、成功です!)
軽い煽りは、決闘においては挨拶代わり。
ちゃっかり模擬戦に向けて意識を切り替えた私です。
「ええ? フィアナちゃん……、Cランクを同時に相手するとなると、Bランク相応の実力が必要で……、さすがに無茶だと――」
「大丈夫です。多人数相手の戦闘も練習してますから!」
心配する受付嬢には、にっこり微笑みを返しておきます。
そうして私とモヒカン3人衆は、闘技場(冒険者ギルドと併設されていました。素敵です!)に向かうのでした。
冒険者の権利保護、及び、その能力を平等に評価する――そんな信念で作られた冒険者ギルドは、今では王国中に支部を持つ大きな機関に成長しているそうです。
(騎士に、魔女っ子に、盗賊さんまで!)
(すごいです。これがリアルなファンタジー!)
いかにもな服装は、冒険者にとっての正装といったところでしょうか。
数多の冒険者が、冒険者ギルドに入っていくのを見て、
「たのもー!」
私もワクワクと、その扉をくぐります。
「わぁ!」
どうやら王都の冒険者ギルドには、居酒屋が併設されているようです。
依頼を終えた冒険者たちが、エールを飲みながら上機嫌で談笑しています。
それは見ているだけで楽しい気持ちになる日常風景でした。
「こんにちは! 冒険者ライセンスを作りたいです!」
私は、受付嬢のテーブルに向かい、そう声をかけます。
「いらっしゃい、エリシュアンの学生さん? この時期に珍しいわね」
「えへへ。最近、編入したんです」
「こっちに名前と希望するクラスを書いてもらえる」
「クラス?」
聞き慣れない言葉に、私はこてんと首を傾げます。
「クラスっていうのは、戦闘中にこなす役割。後で変更もできるから、難しく考えないで得意なことを書いたら良いよ」
「分かりました!」
受付嬢に渡された紙には、代表的なクラスの一覧とその特徴が記されていました。
こなす役割からクラスを選んで登録するというシステムは、パーティーを組むときにバランスを取りやすく利便性が高いそうです。
なんだか前世で遊んでいたゲームみたいでワクワクします。
(私の得意なことは――魔法?)
(いいえ、超健康な私に向いているのはこっちです!)
私は迷わず『ソルジャー』を選択。
いわゆるガシガシ前に出る剣士クラス──これでもアル爺との模擬戦で鍛えましたし、せっかくなので身体をいっぱい動かしたいと思ったからです。
「お嬢ちゃん、剣士だったのね?」
「はい、前衛ならお任せを!」
元気よく答える私を見て、受付嬢は楽しそうに苦笑します。
「剣士には関係ないと思うけど決まりだから、魔力測定も済ませちゃいますね」
受付嬢が、そんなことを言いながら水晶を渡してきました。
「これは?」
「あなた本当にエリシュアンの生徒?」
「すみません、王都に来たのが最近で常識には疎くて……」
私が困ったように眉をひそめると、受付嬢が手慣れた様子で説明してくれました。
いわく、触っただけでマナ量(またの名をマナ許容量。コントロールできる魔力の量のことらしいです)と、適正属性を測れる優れものだとか。
私が、水晶にそっと手を触れると、水晶がまばゆい光を放ち、
パーン!
そう音を立てて、粉々に砕け散ってしまいました。
「ッ!?」
「あれぇ、すみません。水晶の調子が悪かったみたいで、ちょっと新しいやつ持ってきますね」
首をひねりながら、水晶を交換する受付嬢。
しかし、いくら新しい水晶に触れても、パリンパリンと割れるばかりでまともに測定結果を返してくれません。
「わ、私が不器用すぎるとか!?」
「いえ……、これはもしかすると――」
受付嬢は何やら考え込んでいましたが、
「適正属性は、火・水・風・土の4属性。マナ量は――測定不能っと」
ギルドカードにそう書き込みました。
(測定不能!?)
ショックを受ける私をよそに、
「フィアナちゃんは、魔法は使わないの?」
「使いますよ!」
「なら、なんでクラスは剣士なの?」
「身体を動かしたいからです!」
受付嬢は、不思議そうに目を瞬きました。
それでもプロ意識からか、すぐに表情を作り直すと、
「エリシュアンの生徒さんは、普通はEランクからのスタートなのですが……、これだけの才能溢れる魔法使いをEランクにするのは――いえ、剣士でしたっけ?」
「はい! でも魔法も使います!」
にっこり答える私を見て、
「う~ん、迷いますが――特例措置でCランクスタートとしましょう!」
受付嬢は、そう宣言するのでした。
「わあ! ありがとうございます!」
そうして受付嬢から、冒険者ライセンスを受け取ろうとした矢先――、
「おうおう、嬢ちゃん。ズルは良くねえなあ。ズルは!」
顔を真っ赤にした酔っ払いが、そう私に絡んできました。
モヒカンヘッドの喧嘩っ早そうな男で、こちらを威圧するように拳をゴキゴキ鳴らしています。
お酒が入り、すっかり出来上がった様子で、
(うっわぁ……、グレンおじさんよりも面倒くさい臭いがします!)
私が、故郷で散々絡んできたドワーフのおじさんを思い出していると、
「なんだ、その顔は! 今、『うっわ、面倒くさい酔っぱらいに絡まれた。面倒くせえ、死ねばいいのに』とか思ったな!?」
「そこまでは思ってませんよ! あっ…………」
「カァァァァ。エリュシアンのお貴族さまは、これだから――――」
大げさにため息をつくモヒカンさん。
いきなり向けられた敵意に、私がポカーンとしていると、
「賄賂でCランクスタートだぁ? けっ。現場知らずのお貴族さまは、大人しく学園で机にかじりついてやがれってんだ」
モヒカン男は、そうガンを付けてきます。
(わ、賄賂ォ!)
ひどい言いがかりに絶句していると、受付嬢がフォローするように口を開きます。
「マナ量が測定不能――その子、たぶんEランクの器じゃないですよ」
「大方、水晶に小細工してやがったんだろう!」
「いえ、ギルドで厳重管理している備品ですので……」
周囲の冒険者たちは、モヒカン男を迷惑そうに見ています。
しかし酔いが回ったモヒカン男は、まるで気がついていない様子。
「えっと……、別に私はEランクでも大丈夫ですよ」
ちなみに冒険者ランクは、G~Sまでの8段階に分けされているそうです。
私の目的は、あくまで死線を一緒にくぐり抜けて、最後には友達になることです。
別にランクにこだわりはないのですが……、
「いいえ、フィアナちゃん。冒険者は信頼勝負――ここで引いたら舐められちゃいますよ。ここは毅然とした態度を取らないと」
「そ、そういうものなんですか?」
そう受付嬢に言われてしまえば、引き下がることもできず、
「ええっと――」
私が、どうしようと口をパクパクさせていると、
「ヒャッハー! オレっちも助太刀するぜぇ!」
「ヒュー、生意気なお貴族さまに痛い目見せようってんですね。あっちも助太刀しやす!」
「よせ、ジロー、サブロウ。こいつぁ、オレの獲物だ!」
なぜかモヒカンが3人に増殖しました。
面倒くささも3倍です。
「…………どうすれば良いですか?」
「決闘、決闘だぁ!」
「ヒャッハー! 冒険者の厳しさを叩き込んでやんよ!!」
「Cランクの俺たちと戦って、もし勝てたらCランクとして認めてやるよ!」
思い思いにガンを飛ばしてくるモヒカン3人衆。
しかしその迫力は、アル爺が模擬戦で飛ばしてきた研ぎ澄まされた殺気(仮にも娘に、あんな殺気を飛ばさないで頂きたい!)に比べれば、そよ風のようなもので……、
「分かりました、決闘ですね。受けて立ちます!」
決闘、模擬戦、腕試し、遊び――私はルナミリアで、そう言葉を変えて何度も真剣勝負を繰り返してきました。
一度の模擬戦は、百の会話に勝るもの。
全力で戦った相手とは、不思議と仲良くなれるものなのです。
「――う~ん、面倒なので3人1緒でいいですか?」
「あぁん? 舐めてるんじゃねえぞ!」
「ヒャッハー! …………ぶち殺す!!」
(よし! 盤外戦術、成功です!)
軽い煽りは、決闘においては挨拶代わり。
ちゃっかり模擬戦に向けて意識を切り替えた私です。
「ええ? フィアナちゃん……、Cランクを同時に相手するとなると、Bランク相応の実力が必要で……、さすがに無茶だと――」
「大丈夫です。多人数相手の戦闘も練習してますから!」
心配する受付嬢には、にっこり微笑みを返しておきます。
そうして私とモヒカン3人衆は、闘技場(冒険者ギルドと併設されていました。素敵です!)に向かうのでした。
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