みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される

けるたん

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真・最終部 みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される

第10話 とある爆乳の超巨乳砲

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『さぁ! マッチョだけしか集まらず地獄の鬼どももドン引きしている今大会において、初の女性参加者だぁ! 喜べ、おまえらぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!』

「そんなことより、10番マッチョの胸筋をもう1度見せろぉぉぉぉっ!」
「ウホッ! 7番メッチャイイ男♪」
「あぁ……この男だけの空間、サイッコぉ~♪」

『……もう司会辞めたい』



 ステージの上で小さくなっていく司会者に「頑張って司会者ぁ!」と声を張り上げる俺。

 何故か分からないが、凄いあの司会者に親近感を覚えて仕方がない。

 彼となら最高のカルピスが飲めそうだ。

 俺の声援に若干気を持ち直してくれたのか、司会者が「ありがとうございます……」と涙目を浮かべたまま、小さく頭を下げた。



『それでは気を取り直して、入場していただきましょう! エントリー№17番、肉食系お姉さんこと【獅子神乙女ししがみおとめ】さん、どうぞぉぉぉぉっ!』



 司会者の声と同時に、ピッチピチ♪ のYシャツを身に纏ったお姉さんが、ステージの上へ現れる。

 どうでもいいけど、お姉さんの名前って『獅子神』って言うんだ……。

 まさにお姉さんの名前にピッタリじゃん。

 名は体を表すってヤツですか?

 獅子神のお姉さんは、愛想を振りまくように、フリフリと観客たちに手を振りまくる。

 が、俺を目視するなり、投げキッスのような仕草をかまして、我がマイハートをドギマギ!? させてくる。

 かと思えば、今度は何故かステージの裏側から、スカウターがぶっ壊れそうなくらいの怒気を感知し、すぐさま視線を逸らす。

 あ、危なかった……。

 あと少しお姉さんを凝視していたら、今日の瀬戸内海のお魚さんの晩御飯は、俺になっていたに違いない。



『おぉ~っ! これはまた、見事なボディですねぇ~』
『そう? ありがと』
『いえいえ……こちらこそ、ありがとうございます!』



 鼻の下を全力全開で伸ばしながら、感嘆したように『おぉ~っ!』と声をあげる司会者スケベ

 だが気持ちは分からなくもない。

 なんせ今にも胸がはち切れんばかりに、Yシャツのボタンがギチギチ!? と不穏な音を立てているのが、ここから見ていても簡単に聞き取れるくらいだ。

 す、すごいっ!

 本場のアメリカン並みにナイスバディなお姉さんに、さすがのマッチョたちも『おぉ~』と声をハモらせる始末だ!

 くぅっ!?

 今にもポロリしそうで、目が離せねぇよ!



『今回はどうして参加を決意して?』
『ちょっと譲れないモノが出来ちゃったから、かしらねぇ』

『ほうほう、譲れないモノですか? 何やらワケありな感じですね! ということは、意気込みの方もバッチリということですか?』

『もちろんっ。もう勝つビジョンしか見えてないくらいね』
『強気な発言ですねぇ。いやはや、強気な女性はわたくしも好きですよ?』



 ――おまえの性癖はどうでもいいんだよぉ!

 ――はやくボタンを飛ばせぇ!



 マッチョたちから司会者ドスケベに向かって野次が飛ぶ。



『わかりましたよ、分かりましたから! 落ちつてください、みなさん! ……さてっ! 男共の視線が肉食獣めいてきた所で、もう1度、今大会のルール説明をさせていただきます!』



 ルールは簡単っ!

 スモールサイズのYシャツを羽織り、張った胸の力だけで、どこまでボタンを飛ばせるか?

 ただそれだけ!

 ちなみに現在の1位は【マッスル森下】の1メートル30センチです!



『さぁっ! 獅子神乙女選手は、この記録を塗り替えることが出来るのでしょうか!? それでは――元気よく、どうぞっ!』



 司会者の合図と同時に、獅子神のお姉さんは大きく息を吸い込んだ。

 途端に、俺の隣にいたオジさんが「あ、アレはまさか!?」と驚いたような声をあげた。



「まさかアレは『Yシャツボタン飛ばし大会』における、伝説のボタン飛ばし投法――その名も『パイパイ・マジック』っ!? ま、まさか、あのよわいにして習得しているというのか!?」

「なんかスゲェ親切な解説のオジさんが居る……」



 1人ヒートアップしている解説のオジさん。

 俺はそんなオジさんの薄汚ねぇ口から発せられるファンタスティッ~クな台詞せりふを前に、嫌でも耳を傾けざるをなかった。



「極限まで肺に息を吸い込むことによって、なんかアレがコウなって、ソレする伝説の投法だ!」
「なんか説明がフワッとしていて、頭に入ってこない……」



 エセ解説のオジさんにツッコミを入れるのと同時に、獅子神のお姉さんが大きく胸を反らした。

 その次の瞬間には、


 ――バツンッ!


 と、大砲のごとく緩やかな弧を描いて、弾け飛んで行く、お姉さんのYシャツのボタン。

 そしてYシャツという拘束具から解放された、お姉さんのパイパイが、歓喜にぷるぷる♪ と震える。

 この見た目と好奇の破壊力に、思わずこの場に居た全員が「おぉ~っ!?」と歓声をあげていた。



『す、すごいっ! 色んな意味で凄い! スタッフ、飛距離は? ……んなっ!? し、獅子神乙女さんの飛距離、3メートルジャストッ! 3メートルジャストです!』



 刹那、先ほどとは比べものにならない歓声がプールの湖面こめんを激しく波立たせた。

 お姉さんは『いやん♪』と舌をペロッ! と出しながら、



『3メートルかぁ。結構飛んだわねぇ~』
『いやいや、獅子神さん!? 結構どころの騒ぎではありませんよ!? ぶっちぎりの暫定1位です! これはもう優勝は決まったかぁ?』
『それはどうかしらねぇ?』



 そう言って、お姉さんはステージの裏を得意気に眺める。

 口ではそう言いながらも、その表情はすでに勝ちを確信している顔だった。

 獅子神のお姉さんは、ド腐れ変態司会者の質問もそこそこに、さっさとステージから降りてしまう。

 残された司会者ヘンタイはホクホク❤ 顔で、嬉しそうに口を開いた。



『コレコレ! コレがやりたかったんですよ、僕は! マッチョのボタン飛ばしじゃなくて、見目みめうるわしい巨乳の女性がボタンを弾け飛ばす、この光景が見たかったんです!』



 ――なんだとぉ!? マッチョのナニが悪い!?

 ――引っ込め司会者ぁぁぁぁぁっ!

 ――やっぱり良いお尻してるわ彼、今夜食事にでも誘おうかしら?



 マッチョの逆鱗に触れたのか、会場に居たやたらと仕上がったマッチョ達がステージの上に批難の言葉を投げかける。

 が、司会者はどこ吹く風とばかりに、先ほどのお姉さんの光景を思い出して、だらしなく鼻の下を伸ばしていた。



『おっとぉ、失敬失敬! では続いての挑戦者をお呼びしましょうかッ! ……ハァ、どうせまたマッチョなんだろうなぁ。……えっ、違う? 高校生? 美少女っ!? おまえ、ソレを早く言えよぉ!』



 地に落ちかけていた司会者のテンションが、一瞬で天元突破する。

 なんだろう? 

 俺、あの人のこと大好きかもしれない。



『野郎共ぉ、聞いて喜べぇ! なんとお次も女性、しかも現役ピチピチの女子高生だぁぁっ! では入場していただきましょう! エントリー№18番っ! 古羊洋子さん、どう……ぞ……えっ?』



 ステージの裏から、ピッチピチ♪ のYシャツを羽織った爆乳わん娘が登場した瞬間、司会者の言葉が不自然に途切れた。

 いや、司会者だけじゃない。

 この場に居た男たちの時が、比喩ではなくマジで一瞬、停止した。 

 なんなら心臓も止まっていたかもしれない。

 その不気味なまでの静寂に、ステージの上の我が愛しの1番弟子は、委縮いしゅくしてしまったのか、Yシャツの裾を両手でギュッ! と握りしめ、顔を真っ赤にして俯いてしまっていた。

 が、すぐさま俺を発見するなり、パァ! と顏を華やかせて、その小さなお手々をフリフリッ! してみせる。

 のだが、俺はそんな彼女を気にする余裕がなかった。



『う、うわぁぁぁぁっ!? デカァァァァァいッ説明不要!』



 目が飛び出さんばかりにおののいていた司会者が、なんとか絞りだした言葉に、会場に居た全員が心の中で静かに頷いた。

 もう、ね?

「すごいっ!」とした言いようがないのね。

 凄い……大きいのよね、アレが。

 よこたんのYシャツが、胸の部分で不自然なくらい盛り上がっているのよね、コレ。

 もともとスモールサイズのYシャツのため、たけが合っておらず、チラチラと爆乳わん娘の下着、いや違う、水着がヒット&アウェイの如く、シャツからはみ出てくるのよね。

 ソレを直そうとして顔を赤くしながら、丈を引っ張ると、今度はその形の良いお尻が丸見えになって、一層エロい感じになってるんだよね!

 ぶっちゃけ、獅子神のお姉さんなんか目じゃないくらい、扇情的せんじょうてきな格好になっていて、俺氏、大満足☆

 気がつくと、完全に仕上がったマッチョを除き、司会者も含め、この場に居る野郎全員が前かがみになっていた。



『え、えっと……こ、古羊洋子です! ゆ、優勝目指してがんまりまふっ!』



 カワイイ……と、どこからともなく誰かが呟いていた。

 確かに可愛い!

 恥ずかしがって真っ赤になっている顔とか、頑張って喋ったけど、結局噛んじゃった所とか。

 なんなのアイツ?

 現代に舞い降りたエンジェルなの?

 猫背気味で挨拶をしているというのに、よこたんのYシャツの第二ボタンは、今にも発射寸前である。

 あぁ、俺には聞こえる。

 彼女の第二ボタンの声が。

「ここはオレに任せて先にイケェッ!」っと、はち切れんばかりの『おっぱい』を、必死に抑えつける第二ボタン先輩の声が!

 おかげで爆乳わん娘のパイパイのデカさが、より一層強調される始末だ。

 ほんといい仕事をしてやがるぜ、第二ボタン先輩!



『あ、あの……司会者さん?』

『――ハッ!? し、失礼っ、少し意識がトンでおりました! いやぁ、まさかこんな所にとんでもないダークホースが潜んでいたとはっ! 凄いオッパイですね?』

『あ、あうぅ……。あ、あまり見ないでください……』



 セクハラのジャイロボールをぶっこまれた爆乳わん娘は、シュボッ! とトマトのように顔を真っ赤にし、身を縮こませてしまう。

 そんな我らが爆乳わんの様子を、ニヤニヤ♪ した様子で舐めるように観察する司会者ドスケベ

 よしっ! 司会者アイツ、殺そう♪



『ハハッ、ごめんなさいっ! いやはや、古羊洋子選手は可愛いですねぇ。どうですか? このあと一緒に食事にでも行きませんか?』

『ふぇえっ!? いや、あの、そのっ!? ぼ、ボクっ! か、彼と一緒に来てるので!』
『アチャーッ、彼氏持ちでしたかぁ。残念☆』



 と、おどけながらも、ギリギリマイクが拾える声量で『チッ……』と舌打ちをかます司会者。

 おいっ!

 今の舌打ち、本気のヤツだったろ、おまえ!?

 そんなやり取りを繰り返している間にも、よこたんの第二ボタン先輩が「は、早くしろっ! 間に合わなくなっても知らんぞぉぉぉぉぉっ!」と断末魔の悲鳴を上げ続けていた。

 確かにそろそろヤバい。

 今のマイ☆エンジェルのYシャツ状況を例えるのであれば、コップ一杯までなみなみ注がれた液体が、表面張力のみでなんとかこぼれずに済んでいる状態だ。

 ほんの少しの振動で決壊してしまう、ギリギリの綱渡りである。

 よこたんもソレが分かっているのか、早く第二ボタンを飛ばしたという雰囲気を身体中から発して、司会者にアピールする。

 ……のだが、



『実は僕、料理が得意でしてね? 古羊洋子選手の好きな食べ物は、何ですか?』



 と、一向に司会を進めない司会者。

 おいテメェ、いい加減にしろよ!?

 仕事を放棄して、本気でマイ☆エンジェルを口説き落としにかかるんじゃねぇよ!

 チクショウっ!?

 あのドスケベ司会者に、天罰でも下らねぇかなぁ?

 そんな俺の祈りが天に届いたのか、はたまた神がスケベに厳しいのかは分からないが……【その時】は突然やってきた。



『あっ、そうだ! 今度のお休みって、空いてます? よければスッゴイ美味しいフレンチのお店を紹介しましょうか?』

『い、いえ、結構で――あっ!?』
『いえいえ、そう言わ――』



 ブチィッ!? パァァァァァンッ!



 ついに我慢の限界を迎えた第二ボタン先輩が、盛大な音を立てながらリフト・オフッ!

 そのまま「さよなら天さん!」と言わんばかりに、真っ直ぐ、ただ真っ直ぐに司会者の眼球にシュートゥッ!

 超エキサイティングッ! するべく飛んで行く、第二ボタン先輩。

 よこたんの『あっ!?』と驚いた顔と、司会者の『はへ?』と間の抜けた声が、やけにスローモーションに見えてくる中、俺の頭には「ある2文字」の言葉がデカデカと踊り狂っていた。



 ――『天罰』の2文字が。



 そして第二ボタン先輩が、奴の眼球へと不時着したその瞬間。

 司会者の口から発せられたファンファーレと共に、新たな伝説が幕を開けたのであった。
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