『番』という存在

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本編

リアリーとカイン

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私が目覚めた時には、全てが終わっていたようで、隣にはカインさんがいてくれた。

「リアリー、おはよう。」

カインさんの顔が近づいてきて唇にキスをしてくれた。とても嬉しいけど、同じくらい恥ずかしい。

「カインさん、おはようございます。」

布団に潜り込みながら挨拶をした。その時、部屋のドアが空いて、お父様が入ってきた。

「リアリー、久しぶりだね。元気にしてたかい?不甲斐ない父でごめんね…リアリーを守ってあげられなかった。」

「お父様、あの…私とお母様のこと愛していますか?嫌いになってしまいましたか?」

「っ、愛している。心の底から愛している。お前の母様もお前も心の底から愛している。5年間辛い思いをさせてすまなかった。」

お父様が涙を流しながら愛していると言ってくれた。とても嬉しい、私はちゃんと愛されていた。

「お父様、私好きな人ができました。こちらのカインさんです。ずっと一緒に幸せになりたいと思っています……認めてくださいますか?」

お父様は、また涙を流しながら

「もちろんだ。今までの分もこれからの分もたくさん幸せになりなさい。カイン殿下、娘のこと、どうかよろしくお願いします。」

「あぁ、もちろんだ。これ以上ないと言わせるほど幸せにして見せる。」

カインさんは、私の方に向き直って首飾りの指輪を手に取り。

「リアリー・リングドルク嬢、私、カイン・ボルテと結婚してください。どんな時でも一緒に幸せになろう。」

「はい、一緒に幸せになりましょう。」

カインさんは私の左手の薬指に指輪をはめてくれた。

「え?ボルテってまさか…でもさっきお父様も殿下って…え?それって…」

「うん、そうだよ。私はこのボルテ王国の第3王子だよ。でも、リングドルク伯爵家に降家する予定だから、リングドルク伯爵、それでいいよね?リアリーもリングドルク家でずっと暮らせるよ。」

「ええ、もちろんですとも。殿下に継いでいただけるなんて我が家は安泰ですね。」

「えっ、ちょっと待ってください。カイン…様は王子様で私は王家の仲間入り⁉︎」

「カイン様はダメだよ。これからはカインって呼んでね、敬語も禁止!確かにそうなるね。でも、大丈夫だよ。父上も母上も兄上達も賛成してくれてるから!もし何かあっても俺が全力で守るから大丈夫だよ、リアリー。」

とても綺麗な笑顔で優しく包み込むように言われ、カインとなら大丈夫だと思えた。

「ええ、あなたがいれば何も心配はないわね。大好きよ、カイン…」

私からキスをすれば、カインは、目をまんまるくして驚きながら私のことをぎゅうっと抱きしめてくれた。

「俺も大好き、愛してるよリアリー…」








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最後までお読みくださりありがとうございます♪

楽しんでいただけましたでしょうか。

思ったよりも溺愛が少なくなってしまい、悔しい限りです.....



この後、番外編も追加いたしますのでそちらも読んでいただければと思います。
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