60 / 68
6章 左目のプルートー
6 - 6
しおりを挟む
ウロマからもらった目薬のおかげで、隆一のQOLは大きく回復した。そう、クオリティ・オブ・ライフ。なんかちょっと意識高そうな単語だが、ようは生活の質である。それが、猫を轢いてしまう以前のレベルまで戻ったのだ。左目の異常が治ることによって。
彼の会社の人間は当然、彼の左目から眼帯が外れたことを祝った。周囲には単なるものもらい的なものと説明していただけだったので、眼帯期間が変に長引くことなく終わったのは隆一にとって幸いだった。素直に回復を祝ってくれる部下たちの姿に、社長として慕われている自分を感じ、喜んだ。
また、彼はバツイチの独身だったが、友人は多く、プライベートでも同様に左目の回復を祝われまくった。愛され体質の自分を感じ、やはり嬉しくなる隆一だった。眼帯をしている最中は、雑誌のインタビューなどを受ける際に撮影をNGにしていたのだったが、その反動で、今度は自分から写真を撮ってくれと関係者にアピールして回った。憑き物が取れ、すっかり有頂天な彼であった。
もちろん、その間も、ウロマからもらった目薬は欠かさず使い続けた。一日一回だから、簡単だ。たったそれだけで、どこの病院でも原因すらわからなかった症状が晴れるというのだから、ちょっと信じられないくらいだった。
あのウロマという男は、いったい何者だろう? 医者でも研究者でもない、単なる一介のカウンセラーがこんな薬を用意できるものなのだろうか? そもそも、話し方や立ち居振る舞いも妙にスキがなく、抜け目がないように感じられた。こちらの質問に対する受け答えも実に明確で、頭の回転も早そうだった。一企業の社長という立場上、いろんな人間と接する隆一だったが、彼の話しぶりはまるで辣腕の弁護士か、超エリート営業マンのように思えた。カウンセラーとはみんなあんなふうなものなのだろうか? うちの営業にもぜひ欲しい人材だ……。彼はどこまでも経営者思考なのだった。
しかしやがて、隆一は、その男が最後に言った言葉を思い出すことになった。そう、目薬をもらうとき、こう言われたのだ。この目薬には少し変わった夢を見る副作用がある、と。
実際その言葉は真実だった。目薬を使い始めて一週間ほどたったころ、彼は夢を見た。夢の中で彼は中学生になっており、夜道、自転車を走らせていたところで黒猫に遭遇し、それを轢いてしまうというものだった。
ベッドの中で目が覚めたとき、隆一はその夢の内容が、ずっと昔に自分が実際に体験したことだったと思い出した。あまりにも古い記憶だったので、今まですっかり忘れていたのだった。
「そうか、俺は前にも黒猫を轢いたことがあったんだな……」
まさか人生で二度も黒猫を轢くとは。実に嫌な気分になりながらも、そのときのことをぼんやり思い返してみた。確か、あれは塾の帰り道の出来事だった。黒猫を自転車ではねてしまったあとは、びっくりして一瞬その場で立ち止まってあたりを見回したが、黒猫の体は道路わきの茂みのほうに飛ばされたらしく、見つからなかった。一応、三日後の夕方にもう一度そこに行ったが、そのころにはもう黒猫の体はどこにもなかった。自転車ではねても、無事に生きていてどこかに行ったのか、あるいはその死骸がすでに片付けられていたのか、中学生の隆一にはそれ以上確かめようもなかったし、そこまで追求するほどでもなかった。だから、それきり忘却の彼方になって、すっかり忘れていたことだった。
まあ、なんにせよ、勝手に道路に飛び出してくる猫が悪いよな。こっちはただ、真っ直ぐ走っているだけだったのに……。
隆一はそう考え、すぐにその夢のことを忘れようとした。だが、それから毎晩、同じ夢を見ることになった。目薬の副作用なのだから、おそらく、それを使い続ける限りずっとこうなのだろう。さすがにうんざりした。なにかあったら、また来てくださいというウロマの最後の言葉を思い出し、さっそくその週の日曜に、再びあの男に会いに行った。
「なるほど。黒猫を轢いてしまった昔の体験を何度も夢に見るわけですね。それは実に気分が悪いことでしょう。なんとかしなければなりませんね」
ウロマという男はやはり理解が早かった。彼の隣には、前に来たときにも見た少女の姿があった。前は制服姿だったが、今日は私服だ。ここで働いているのだろうか。
「しかし、同じ夢を何度も見るということは、あなたの意識していないなんらかの感情の表れかもしれません」
「夢でそういうのがわかるのですか?」
「ええ。深層心理学において、夢とは人間の無意識を如実に反映するものとされています。無意識下に抑圧されている、自分でもはっきり自覚していない感情や衝動が、夢となって現れるのです」
「でも、私の夢はただの古い記憶ですよ?」
「それを夢として繰り返し見るということに意味があるのです。おそらく、あなたの無意識は、その記憶を何度もあなたの表層意識に持ち上げることで、なんらかのメッセージを発信しているのでしょう」
「む、無意識がメッセージを?」
無意識とやらがそんなことをしでかすのか。ちょっとびっくりな隆一であった。
「で、どういう意味がその夢にあるのですか?」
「そうですね……。猫を自転車で轢いてしまったということは、おそらく、あなたにとっては失敗の体験です。そして、当時、あなたはその結果をちゃんと確かめずにその場を離れてしまった。そう、失敗の結果を確かめずに、スルーしてしまった。それは、まさに、今まで数多くの失敗を乗り越えて、成功し続けてきた安芸山さんにとっては、実に『らしくない行動』だったと言えるのではないでしょうか」
「私らしくない行動……」
隆一はその言葉にはっとした。そうだ、目の前の男が今言ったとおり、自分は今の地位を築くために、たくさんの失敗を乗り越えてきた。失敗するたびに何がダメだったのか、何が間違っていたのか、自分なりに結果を見つめ、反省してきた。例えばかつて、結婚生活にピリオドを打ったとき、元嫁の捨て台詞は「あなたは愛がない。自分しか見ていない。鏡と結婚すればいいのよ」だった。そして、その怨嗟の言葉を自分なりに考え、反省して、彼はやがてマジックミラーと顔認証AIを組み合わせた高齢者見守りサービスを開発し、リリースにこぎつけた。従来型よりずっとパフォーマンスに優れたものだった。そう、そんな経験があってこそ、今の自分があるのだった。
「おそらくあなたは無意識では、たとえ小さな失敗でも、ちゃんと結果を確かめず忘れることを是としていないのです。あなたは、あなたが思っている以上に、自分に厳しく誇り高い意識をお持ちなのです。だからあなたの無意識は、夢という形をとって、あるいは、左目に黒猫の影を走らすという形をとって、黒猫を轢いたという失敗体験をスルーし続けている現状を責めているのです。これがあなたの左目の視覚障害の本当の原因だったと思われます」
「な、なるほど……」
そうか、失敗は成功の母と昔から言うし、自分の本当の心は、それを知らせるために、夢でサインを送り続けていたのか。ウロマの分析にすっかり感心する隆一だった。思ったとおり、かなり有能な男のようだ。
「やはり、ここはもう一度現場に行き、轢いてしまった黒猫の死体を探すしかないでしょう。あなたが黒猫の影から解放されるためには、それしかありません」
「しかし、もう一ヶ月以上経っているのですよ? 猫の死体なんて、残っているかどうか――」
「例え猫の死体が見つからなくても、それはそれでいいのです。あなたにとって大事なことは、自分がしてしまったことの結果を確かめるという、行動そのものなのですから。いわば、これはあなたにとって禊《みそぎ》の儀式ようなものです」
「はあ、禊ですか」
「では、そういうわけなので、善は急げです。これから現場に行きましょう」
「え、今すぐですか?」
「はい。僕達も同行します。安芸山さん、案内お願いしますよ」
ウロマは強引だったが、彼の提案そのものは非常に合理的で正しいように思えた。隆一は彼に言われるまま、彼と、助手らしい少女とともに一緒にカウンセリングルームを出て、車で事故現場に向かった。
彼の会社の人間は当然、彼の左目から眼帯が外れたことを祝った。周囲には単なるものもらい的なものと説明していただけだったので、眼帯期間が変に長引くことなく終わったのは隆一にとって幸いだった。素直に回復を祝ってくれる部下たちの姿に、社長として慕われている自分を感じ、喜んだ。
また、彼はバツイチの独身だったが、友人は多く、プライベートでも同様に左目の回復を祝われまくった。愛され体質の自分を感じ、やはり嬉しくなる隆一だった。眼帯をしている最中は、雑誌のインタビューなどを受ける際に撮影をNGにしていたのだったが、その反動で、今度は自分から写真を撮ってくれと関係者にアピールして回った。憑き物が取れ、すっかり有頂天な彼であった。
もちろん、その間も、ウロマからもらった目薬は欠かさず使い続けた。一日一回だから、簡単だ。たったそれだけで、どこの病院でも原因すらわからなかった症状が晴れるというのだから、ちょっと信じられないくらいだった。
あのウロマという男は、いったい何者だろう? 医者でも研究者でもない、単なる一介のカウンセラーがこんな薬を用意できるものなのだろうか? そもそも、話し方や立ち居振る舞いも妙にスキがなく、抜け目がないように感じられた。こちらの質問に対する受け答えも実に明確で、頭の回転も早そうだった。一企業の社長という立場上、いろんな人間と接する隆一だったが、彼の話しぶりはまるで辣腕の弁護士か、超エリート営業マンのように思えた。カウンセラーとはみんなあんなふうなものなのだろうか? うちの営業にもぜひ欲しい人材だ……。彼はどこまでも経営者思考なのだった。
しかしやがて、隆一は、その男が最後に言った言葉を思い出すことになった。そう、目薬をもらうとき、こう言われたのだ。この目薬には少し変わった夢を見る副作用がある、と。
実際その言葉は真実だった。目薬を使い始めて一週間ほどたったころ、彼は夢を見た。夢の中で彼は中学生になっており、夜道、自転車を走らせていたところで黒猫に遭遇し、それを轢いてしまうというものだった。
ベッドの中で目が覚めたとき、隆一はその夢の内容が、ずっと昔に自分が実際に体験したことだったと思い出した。あまりにも古い記憶だったので、今まですっかり忘れていたのだった。
「そうか、俺は前にも黒猫を轢いたことがあったんだな……」
まさか人生で二度も黒猫を轢くとは。実に嫌な気分になりながらも、そのときのことをぼんやり思い返してみた。確か、あれは塾の帰り道の出来事だった。黒猫を自転車ではねてしまったあとは、びっくりして一瞬その場で立ち止まってあたりを見回したが、黒猫の体は道路わきの茂みのほうに飛ばされたらしく、見つからなかった。一応、三日後の夕方にもう一度そこに行ったが、そのころにはもう黒猫の体はどこにもなかった。自転車ではねても、無事に生きていてどこかに行ったのか、あるいはその死骸がすでに片付けられていたのか、中学生の隆一にはそれ以上確かめようもなかったし、そこまで追求するほどでもなかった。だから、それきり忘却の彼方になって、すっかり忘れていたことだった。
まあ、なんにせよ、勝手に道路に飛び出してくる猫が悪いよな。こっちはただ、真っ直ぐ走っているだけだったのに……。
隆一はそう考え、すぐにその夢のことを忘れようとした。だが、それから毎晩、同じ夢を見ることになった。目薬の副作用なのだから、おそらく、それを使い続ける限りずっとこうなのだろう。さすがにうんざりした。なにかあったら、また来てくださいというウロマの最後の言葉を思い出し、さっそくその週の日曜に、再びあの男に会いに行った。
「なるほど。黒猫を轢いてしまった昔の体験を何度も夢に見るわけですね。それは実に気分が悪いことでしょう。なんとかしなければなりませんね」
ウロマという男はやはり理解が早かった。彼の隣には、前に来たときにも見た少女の姿があった。前は制服姿だったが、今日は私服だ。ここで働いているのだろうか。
「しかし、同じ夢を何度も見るということは、あなたの意識していないなんらかの感情の表れかもしれません」
「夢でそういうのがわかるのですか?」
「ええ。深層心理学において、夢とは人間の無意識を如実に反映するものとされています。無意識下に抑圧されている、自分でもはっきり自覚していない感情や衝動が、夢となって現れるのです」
「でも、私の夢はただの古い記憶ですよ?」
「それを夢として繰り返し見るということに意味があるのです。おそらく、あなたの無意識は、その記憶を何度もあなたの表層意識に持ち上げることで、なんらかのメッセージを発信しているのでしょう」
「む、無意識がメッセージを?」
無意識とやらがそんなことをしでかすのか。ちょっとびっくりな隆一であった。
「で、どういう意味がその夢にあるのですか?」
「そうですね……。猫を自転車で轢いてしまったということは、おそらく、あなたにとっては失敗の体験です。そして、当時、あなたはその結果をちゃんと確かめずにその場を離れてしまった。そう、失敗の結果を確かめずに、スルーしてしまった。それは、まさに、今まで数多くの失敗を乗り越えて、成功し続けてきた安芸山さんにとっては、実に『らしくない行動』だったと言えるのではないでしょうか」
「私らしくない行動……」
隆一はその言葉にはっとした。そうだ、目の前の男が今言ったとおり、自分は今の地位を築くために、たくさんの失敗を乗り越えてきた。失敗するたびに何がダメだったのか、何が間違っていたのか、自分なりに結果を見つめ、反省してきた。例えばかつて、結婚生活にピリオドを打ったとき、元嫁の捨て台詞は「あなたは愛がない。自分しか見ていない。鏡と結婚すればいいのよ」だった。そして、その怨嗟の言葉を自分なりに考え、反省して、彼はやがてマジックミラーと顔認証AIを組み合わせた高齢者見守りサービスを開発し、リリースにこぎつけた。従来型よりずっとパフォーマンスに優れたものだった。そう、そんな経験があってこそ、今の自分があるのだった。
「おそらくあなたは無意識では、たとえ小さな失敗でも、ちゃんと結果を確かめず忘れることを是としていないのです。あなたは、あなたが思っている以上に、自分に厳しく誇り高い意識をお持ちなのです。だからあなたの無意識は、夢という形をとって、あるいは、左目に黒猫の影を走らすという形をとって、黒猫を轢いたという失敗体験をスルーし続けている現状を責めているのです。これがあなたの左目の視覚障害の本当の原因だったと思われます」
「な、なるほど……」
そうか、失敗は成功の母と昔から言うし、自分の本当の心は、それを知らせるために、夢でサインを送り続けていたのか。ウロマの分析にすっかり感心する隆一だった。思ったとおり、かなり有能な男のようだ。
「やはり、ここはもう一度現場に行き、轢いてしまった黒猫の死体を探すしかないでしょう。あなたが黒猫の影から解放されるためには、それしかありません」
「しかし、もう一ヶ月以上経っているのですよ? 猫の死体なんて、残っているかどうか――」
「例え猫の死体が見つからなくても、それはそれでいいのです。あなたにとって大事なことは、自分がしてしまったことの結果を確かめるという、行動そのものなのですから。いわば、これはあなたにとって禊《みそぎ》の儀式ようなものです」
「はあ、禊ですか」
「では、そういうわけなので、善は急げです。これから現場に行きましょう」
「え、今すぐですか?」
「はい。僕達も同行します。安芸山さん、案内お願いしますよ」
ウロマは強引だったが、彼の提案そのものは非常に合理的で正しいように思えた。隆一は彼に言われるまま、彼と、助手らしい少女とともに一緒にカウンセリングルームを出て、車で事故現場に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる