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3話目 準備は念入りに
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「俺もやっと10歳か……」
鑑定魔法で自分のステータスを確認してもしっかり10歳と刻まれている。
人里で人と交流を開始しようと思っていた目標の歳までなんとか生きてこれたな。
ダンジョンの最深部、何度戦ったか既に忘れたがこのダンジョンの生態系の頂点であったろうダークドラゴンの焼肉と共にここまでやってこれた幸せを噛み締めた。
「長かった……人と交流しなさすぎてうっかり言葉を忘れるかと思った」
最深部までやってこれる人間はいなかったが、浅い階層なら人の出入りはちょくちょくあるので隠れながら様子を伺い大まかな情報は手にしてきた。
魔物の種類や魔法の形態から元々俺が生きてきた世界と同じ世界だと確証を持っている。ダンジョンへやってきた冒険者たちが俺とリナで開発したカメラを使って配信をしていた事でもそうだとわかった。
俺がいた世界と同じなら平民の子供は10歳まではあくまで子供であり、基本的に意志などの尊重は全くない。しかも今俺が置かれている「孤児」など特にだ。
10歳を過ぎれば次第に「仕事」を任せられるようになり15歳になってようやく認められる……これは優しいとか厳しいとか、人間性の問題ではなく平民にとってはそうせざるを得ない状況なだけ、子供は愛でられる存在ではなく労働力としてしか見られていない。
一人前の労働力を手に入れてからようやく人権を持つ……俺は勇者と聖女の側にいたから贅沢な暮らしができていたが、貧富の差はどうしたってある。
明日の食事にも困っている者達にとって、愛だけで腹は満たされない……そういうことだ。
下手に顔を出して孤児院へ連れて行かれて自由に身動き取れなくなるのもごめんだし、世の中には子供相手によからぬ事をしでかす奴もいる。奴隷商人へ売られて無闇にトラブルを引き起こすのも面倒臭い。
10歳を過ぎれば下働きの交渉もできるのではないかと時を狙っていた。相手の目星はもうつけてあるのだ。
このダンジョンを主な活動の場としている年配の冒険者の男。
ほぼ引退状態のようでダンジョンの浅い階層で取れる素材や周囲の森の入り口付近の素材を採取して街に売りに行って……細々と暮らしているようだ。最近はさらに老いがきてるのか動きが鈍くなってよく腰を押さえているのを見かける。口癖は「あ~俺ももう少し若けりゃリオル様のギルドを目指せたんだがなぁ」だ。
これがこの男に目をつけたポイントだ。
ぼっちゃんはこの世界に生きている、そしてこの男はぼっちゃんのファンでちゃんと敬意も払っている。他の奴らはぼっちゃんのことを呼び捨てにしてやがったからな……。昔からぼっちゃんの配信チャットでもぼっちゃんに対して「リオルー」と馴れ馴れしく言葉をかけていたファンが多くて気になっていたのだ。
この男と接触をして、雑用として身の回りの世話をしながらぼっちゃんの「今」を聞き出しながら……ぼっちゃんのギルドへ入ることが俺の目標となった。
「一年待って背も伸びた……これならあの男の冒険へ同行させろと願い出ても門前払いはないだろう」
何より人の良さそうな男である。涙に訴えかければ押し切れると踏んでいる。
演技は得意ではないが目眩く推しのいる生活の為ならプライドなどかなぐり捨てて子供を演じてみせようと思う。
ーーーーーー
「たっ……助けてくださいっ!!」
茂みから飛び出した俺は体を震わせながら薬草を採取していた男の足にしがみついた。
「子供?……なんでこんなところに……」
「助けてくださいっ!!魔物にっ!!お父さんとお母さんが襲われてっ!!」
森の奥を指差すと、その先からムルトボーがこちらへ向けて突進をしてきている。
「ムルトボーかっ!!こっちへ来るんだ!!」
俺を抱き上げて走り出した冒険者だが……少々想定よりも足が遅いので強化魔法をこっそりと付与して、俺がちょっかいを出して怒らせたムルトボーからなんとか逃げのびた。
ーーーーーー
森から離れた街道、比較的安全な場所まで移動すると冒険者は肩で息をしながらも優しく俺を降ろしてくれた。
「はあ、はあ、はあ……君……大丈夫か?」
「はい……でも……お父さんとお母さんが……」
ムルトボーは初心者冒険者キラーと呼ばれるほど多くの冒険者の命を奪っている。
ナワバリを持たずに長距離移動する奴らは初心者の冒険者が狩りの練習をするような弱い魔物たちの生息域に突如現れる事があり、気性の荒さから出会ったら見境なく襲ってくる厄介な魔物だ。
「君たち家族は……どうしてあんな森の中へ……」
魔物の住まう森……戦う術を持たない一般人が森へ近づく事は余程の事情がなければ無い。
「父さんと母さんは元冒険者だったんです。俺が生まれてからは農家としてやっていたんですが去年の火山の噴火で畑も村も全て失って冒険者としてまた復帰したんですが……ムルトボーが……うっううっ」
こんな嘘をつくのは申し訳ないと思うが、俺の野望の為なんだ……騙すが悪いようにはしないから大人しく騙されてくれ。
そっと泣きまねしていた視線を上げて冒険者の様子を伺うと……大号泣。
「な……なんて無慈悲な……こんな幼い少年に神はなんと酷い試練を与えるのだっ!!」
ここまでわんわん大声で泣かれると……ちょっと引くが、見込んだ通りの人の良さだ。
疑われた時のために両親の無惨な亡骸も魔法で作り出して用意していたのだが……全く疑われていない。ここまでくると、よくこの歳まで冒険者をできていたものだと心配になってしまう。
「助けてくれた恩人にここまで甘えるのは迷惑かもしれませんが、どうか俺をあなたの荷物持ちとして働かせてください!!」
「は?俺の?いや、街まで行けば孤児院が……いや、孤児院は……」
孤児院へ預けると言いかけて冒険者の男は言葉をうやむやにして黙り込んだ。俺が生きていた時代からどれだけの時が経ったのかまだわからないが、孤児院へ出資している貴族が善人とは限らない。
奴隷商人と裏で繋がりを持っていて子供の売買の温床となっていることが多いのが事実だ。まともな孤児院もあるが……残念な事にまともな孤児院の方が少ないのが現実。
完全慈善の孤児院も貧しく結局子供たちは早くから働きに出て、奉公先で……とかな。
「俺は……冒険者になって両親の無念を晴らしたいんです……お願いします。冒険者見習いとしてどうか俺に指導を……」
「いや……でも万年Dランクの俺なんかが君の未来を左右して良いものか……」
なかなか「うん」と言わないな。押せば流されるタイプかと思ったが……優しすぎるが故か。俺の為になることを本気で考えてくれているのだろう。
こうなれば……前世の俺が一番敵わなかった、ぼっちゃんの攻撃を真似するしかないか。俺が真似して効果があるのかは分からないが……。
俺は無言で男の袖をギュッと掴んで伏せていた視線だけを男へ向けた。
「どうしても……駄目ですか?」
鑑定魔法で自分のステータスを確認してもしっかり10歳と刻まれている。
人里で人と交流を開始しようと思っていた目標の歳までなんとか生きてこれたな。
ダンジョンの最深部、何度戦ったか既に忘れたがこのダンジョンの生態系の頂点であったろうダークドラゴンの焼肉と共にここまでやってこれた幸せを噛み締めた。
「長かった……人と交流しなさすぎてうっかり言葉を忘れるかと思った」
最深部までやってこれる人間はいなかったが、浅い階層なら人の出入りはちょくちょくあるので隠れながら様子を伺い大まかな情報は手にしてきた。
魔物の種類や魔法の形態から元々俺が生きてきた世界と同じ世界だと確証を持っている。ダンジョンへやってきた冒険者たちが俺とリナで開発したカメラを使って配信をしていた事でもそうだとわかった。
俺がいた世界と同じなら平民の子供は10歳まではあくまで子供であり、基本的に意志などの尊重は全くない。しかも今俺が置かれている「孤児」など特にだ。
10歳を過ぎれば次第に「仕事」を任せられるようになり15歳になってようやく認められる……これは優しいとか厳しいとか、人間性の問題ではなく平民にとってはそうせざるを得ない状況なだけ、子供は愛でられる存在ではなく労働力としてしか見られていない。
一人前の労働力を手に入れてからようやく人権を持つ……俺は勇者と聖女の側にいたから贅沢な暮らしができていたが、貧富の差はどうしたってある。
明日の食事にも困っている者達にとって、愛だけで腹は満たされない……そういうことだ。
下手に顔を出して孤児院へ連れて行かれて自由に身動き取れなくなるのもごめんだし、世の中には子供相手によからぬ事をしでかす奴もいる。奴隷商人へ売られて無闇にトラブルを引き起こすのも面倒臭い。
10歳を過ぎれば下働きの交渉もできるのではないかと時を狙っていた。相手の目星はもうつけてあるのだ。
このダンジョンを主な活動の場としている年配の冒険者の男。
ほぼ引退状態のようでダンジョンの浅い階層で取れる素材や周囲の森の入り口付近の素材を採取して街に売りに行って……細々と暮らしているようだ。最近はさらに老いがきてるのか動きが鈍くなってよく腰を押さえているのを見かける。口癖は「あ~俺ももう少し若けりゃリオル様のギルドを目指せたんだがなぁ」だ。
これがこの男に目をつけたポイントだ。
ぼっちゃんはこの世界に生きている、そしてこの男はぼっちゃんのファンでちゃんと敬意も払っている。他の奴らはぼっちゃんのことを呼び捨てにしてやがったからな……。昔からぼっちゃんの配信チャットでもぼっちゃんに対して「リオルー」と馴れ馴れしく言葉をかけていたファンが多くて気になっていたのだ。
この男と接触をして、雑用として身の回りの世話をしながらぼっちゃんの「今」を聞き出しながら……ぼっちゃんのギルドへ入ることが俺の目標となった。
「一年待って背も伸びた……これならあの男の冒険へ同行させろと願い出ても門前払いはないだろう」
何より人の良さそうな男である。涙に訴えかければ押し切れると踏んでいる。
演技は得意ではないが目眩く推しのいる生活の為ならプライドなどかなぐり捨てて子供を演じてみせようと思う。
ーーーーーー
「たっ……助けてくださいっ!!」
茂みから飛び出した俺は体を震わせながら薬草を採取していた男の足にしがみついた。
「子供?……なんでこんなところに……」
「助けてくださいっ!!魔物にっ!!お父さんとお母さんが襲われてっ!!」
森の奥を指差すと、その先からムルトボーがこちらへ向けて突進をしてきている。
「ムルトボーかっ!!こっちへ来るんだ!!」
俺を抱き上げて走り出した冒険者だが……少々想定よりも足が遅いので強化魔法をこっそりと付与して、俺がちょっかいを出して怒らせたムルトボーからなんとか逃げのびた。
ーーーーーー
森から離れた街道、比較的安全な場所まで移動すると冒険者は肩で息をしながらも優しく俺を降ろしてくれた。
「はあ、はあ、はあ……君……大丈夫か?」
「はい……でも……お父さんとお母さんが……」
ムルトボーは初心者冒険者キラーと呼ばれるほど多くの冒険者の命を奪っている。
ナワバリを持たずに長距離移動する奴らは初心者の冒険者が狩りの練習をするような弱い魔物たちの生息域に突如現れる事があり、気性の荒さから出会ったら見境なく襲ってくる厄介な魔物だ。
「君たち家族は……どうしてあんな森の中へ……」
魔物の住まう森……戦う術を持たない一般人が森へ近づく事は余程の事情がなければ無い。
「父さんと母さんは元冒険者だったんです。俺が生まれてからは農家としてやっていたんですが去年の火山の噴火で畑も村も全て失って冒険者としてまた復帰したんですが……ムルトボーが……うっううっ」
こんな嘘をつくのは申し訳ないと思うが、俺の野望の為なんだ……騙すが悪いようにはしないから大人しく騙されてくれ。
そっと泣きまねしていた視線を上げて冒険者の様子を伺うと……大号泣。
「な……なんて無慈悲な……こんな幼い少年に神はなんと酷い試練を与えるのだっ!!」
ここまでわんわん大声で泣かれると……ちょっと引くが、見込んだ通りの人の良さだ。
疑われた時のために両親の無惨な亡骸も魔法で作り出して用意していたのだが……全く疑われていない。ここまでくると、よくこの歳まで冒険者をできていたものだと心配になってしまう。
「助けてくれた恩人にここまで甘えるのは迷惑かもしれませんが、どうか俺をあなたの荷物持ちとして働かせてください!!」
「は?俺の?いや、街まで行けば孤児院が……いや、孤児院は……」
孤児院へ預けると言いかけて冒険者の男は言葉をうやむやにして黙り込んだ。俺が生きていた時代からどれだけの時が経ったのかまだわからないが、孤児院へ出資している貴族が善人とは限らない。
奴隷商人と裏で繋がりを持っていて子供の売買の温床となっていることが多いのが事実だ。まともな孤児院もあるが……残念な事にまともな孤児院の方が少ないのが現実。
完全慈善の孤児院も貧しく結局子供たちは早くから働きに出て、奉公先で……とかな。
「俺は……冒険者になって両親の無念を晴らしたいんです……お願いします。冒険者見習いとしてどうか俺に指導を……」
「いや……でも万年Dランクの俺なんかが君の未来を左右して良いものか……」
なかなか「うん」と言わないな。押せば流されるタイプかと思ったが……優しすぎるが故か。俺の為になることを本気で考えてくれているのだろう。
こうなれば……前世の俺が一番敵わなかった、ぼっちゃんの攻撃を真似するしかないか。俺が真似して効果があるのかは分からないが……。
俺は無言で男の袖をギュッと掴んで伏せていた視線だけを男へ向けた。
「どうしても……駄目ですか?」
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