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43話目 自分の中の感情
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「おおおおっ!!すごいですね!!可愛いです!!」
ロビーのテーブルに並べられた小瓶と小さな木箱には『銀月の迷い猫』の看板の絵が描かれていた。
『銀月スパイス』と『迷い猫のスープ』と書かれたそれは、ノーマンが配信中に勝手に「販売予定」と割り込んできた、臭みをとって肉を柔らかくする俺の配合したスパイスと野菜たっぷりのスープを固めてお湯をかけるだけで食べられる様になるスープキューブだ。
ノーマンの熱意も凄かったが、視聴者からの発売はいつだ?という問い合わせが激しくて実現した商品。ノーマンの実家での独占販売だ。
ノーマンの実家はこの街で小規模な商店を営んでいたが経営は苦しく……跡取りである兄の為にもノーマンは銀月の迷い猫を商品にしようと必死だったらしい……それだけじゃなく生まれ持っての守銭奴もありそうだがな。
「リオル様のご尊顔も載せたかったけど……猛反発にあってしまいましたね」
それが実現したら絶対大量購入したのに……推しに反対されてはゴリ押しは出来なかった。
「リオルさんの力を借りなくても十分売れると確信してる……ありがとうな、ルディ」
「いえいえ、ノーマンさんや皆も素材集めを手伝ってくれましたから……すみません。Aランクの皆さんに薬草集めのおつかいなんてさせちゃって」
「……うん。ミュンダンの毒沼はBランク以上じゃなけりゃ行けない場所なんだけどな……それを『おつかい』か……」
みんなに素材を取りに行って貰っている間に俺はひたすらスープを作るという地獄を味わっていた。
ミュンダンの毒沼はその名の通り毒系の魔物ばかりで厄介だけど、ちゃんとみんなには状態異常軽減の飲み薬を渡したから危険はなかったはずだ。
「リオルさんもこの猫の絵を気に入っているんだ。なんでもリオルさんの大切な人の面影を重ねたとかなんとか……きっと喜んでもらえると思うぞ」
そうなんだ……リオル様のお気に入りか……前に言っていた『推し』の方だろうか?
目つき悪い猫だけどな。それがまた良い、とかそういう感じ?
「無事商品になって良かったですね。売れるかは……わからないですけど……」
スープの方は魔力操作がなかなか難しくて一般的になるかは微妙だが、スパイスなんて味のわかる人が食べればすぐに真似されてしまうだろう。そうなった時にどれぐらい売れるかはわからない。
なんだろうな……俺の作った物が銀月の迷い猫の商品として売り出されるのは、すごく嬉しいはずなのに、銀月の迷い猫の絵を背負って売ることに僅かに抵抗を感じてしまっている。
リオル様の大切な推しをイメージした絵を、俺が使う事にだろうか?申し訳なさを感じているのだろうか?
「売れると良いですね」
「売れる、売れる!!俺が銀月に入ってなかったら絶対買うよ」
じっと猫の絵を見る……俺……嫉妬してる?
推しの独占は駄目だってリナもよく言ってたのにな、推しの幸せこそ自分の幸せ。
リオル様が推しと幸せでいられます様に……。
ーーーーーー
「どうした。ルディ?」
「あ……すみません。おかわりですか?すぐに用意します」
リオル様から声を掛けられて慌てて立ち上がったがすぐに手で座ら様にと止められる。
「違う。珍しくぼんやりしているからどうしたかと思っただけだ」
リオル様に気遣いされるなんて……天にも昇る心地なはずなんだけど……。
「なんだか朝から肌がピリピリしていて……胸騒ぎもするんですよね」
「ルディ君……それは良くない事の前触れかい?君が危機感を感じるほどの魔物が現れる……とか?」
「いえ……そういうんじゃなくて、ただなんとな……っ!!」
バンッ!!と思わず机を叩いて立ち上がってしまった。まだまだ遠いが、近付いて来ているその気配に冷や汗が滲む。
「ルディくん大丈夫?顔真っ青だよ?」
「だ……大丈夫、大丈夫」
全然っ大丈夫じゃないっ!!
どうして……そうか、王都に引っ越したって言ってた!!なんで帰ってくるんだ、マサカズ!!
遠くからでも感じられるその気配は間違いなくマサカズとリナのもの。どうする?逃げる?
落ち着け俺。姿形も年齢も何もかもが違うんだ、俺とバレる可能性はない。
でもあいつらは妙に勘が良い。それでバレたらリナはともかくあのマサカズが空気を読んで黙ってるなんて出来るわけがない!!
もし……リオル様に俺が俺だとバレたら……俺が死んだという事実で傷付けるかもしれない。
リオル様は俺が死んだ事を知らないままで良い……。
あんなに泣かせて、それなのに置いて行ったことを恨まれるかもしれないな。
もう……ルディとしてもリオル様の側にいる事が出来なくなるかもしれない。
「ちょっと苦手な野菜が入ってた」
苦しい言い訳だったが、それ以上突っ込まれる事はなく、冷静を装うが……内心穏やかではない。しかしここで逃げればよけいに怪しい。
どうかマサカズとリナと会わずに済みますようにっ!!
ーーーーーー
「てめぇがルディか……で?お前は何者だ?」
会いたくないと願っていたのに、マサカズとリナは家に立ち寄る事なく銀月の迷い猫の拠点を訪ねて来やがった。
怪しまれないようにナディルを連れて街へ買い出しに逃げ出そうとしていたのに、腕を掴まれ睨まれた……鑑定されてる……が、鑑定に俺をルーウェンと結びつける事項は何もない。
「私はただのリオル様のファンです。勇者様」
笑顔を作った瞬間に掴まれた腕で投げ飛ばされて、ロビーの壁をぶち抜いてしまったがなんとか中庭で踏ん張った。居住棟まで壊されてはかなわない、リオル様のお部屋もあるんだ。
しかしマサカズの馬鹿は何かに火がついたのか、片手に巨大なファイヤーボールを作り出していた。
「あらカズ君、駄目よ?あんまり王都の真ん中で暴れちゃ」
リナは本気で止める気は無さそうで、呑気にお茶を飲んでいる。メンバー達の顔は真っ青で、リオル様の表情は……怒り?
「父さん!!いきなり俺のギルドメンバーに何をするんです!!」
リオル様が止めようとしてくれるが、リオル様でマサカズを止められるはずもなく、マサカズは楽しそうに笑っている。
「ギュンダーから連絡を貰ってな……魔神族の様な力を持った奴がいると……」
ギュンダー、お前かぁっ!!余計な事を……この戦闘狂は一度火がついたら止めるの大変なんだぞ!!
「誤解です勇者様!!鑑定をしてもらえたら『人族』だってわかって貰えますよね!?聖女様も!!」
リナに助けを求めるがニコニコ笑っている。この笑顔はリナの世界に入り込んでいる時の笑顔だ。また良からぬ妄想に萌えてるな。
「人間かどうかは戦ってみりゃわかるっ!!」
放たれたファイヤーボールを空へ向かって打ち返した。ここで戦っては駄目だ。跳び上がって屋根を越えて……マサカズも場所を変えようとする俺の考えに気付いたのか、後を追いかけて来る。
「待ちやがれ!!何処まで行く気だ!!」
もともとパワー型のマサカズより俺の方が足は速かったが……なんとかついてきているって感感じに違和感。草原まで来たところで、方向転換をして……マサカズの後頭部へ全力の踵落としを撃ち込んだ。
地にめり込むようなマサカズの姿……相変わらず硬いっ!!強化を最大にしてなかったらこちらの足が砕けていた。
「くっそ!!痛えな、この野郎!!」
顔面を地に叩き付けてやったのにノーダメージか……人間じゃないのはどっちだよ。
「勇者様は口で説明しても理解してもらえないご様子……少し拳で語り合いましょう」
こうなったマサカズに何を言っても無駄。俺も大切な居場所を傷付けられて頭にきてるしな。例え勝ち目はなくとも、俺の居場所を奪おうとするならマサカズだろうと戦ってみせる。
ロビーのテーブルに並べられた小瓶と小さな木箱には『銀月の迷い猫』の看板の絵が描かれていた。
『銀月スパイス』と『迷い猫のスープ』と書かれたそれは、ノーマンが配信中に勝手に「販売予定」と割り込んできた、臭みをとって肉を柔らかくする俺の配合したスパイスと野菜たっぷりのスープを固めてお湯をかけるだけで食べられる様になるスープキューブだ。
ノーマンの熱意も凄かったが、視聴者からの発売はいつだ?という問い合わせが激しくて実現した商品。ノーマンの実家での独占販売だ。
ノーマンの実家はこの街で小規模な商店を営んでいたが経営は苦しく……跡取りである兄の為にもノーマンは銀月の迷い猫を商品にしようと必死だったらしい……それだけじゃなく生まれ持っての守銭奴もありそうだがな。
「リオル様のご尊顔も載せたかったけど……猛反発にあってしまいましたね」
それが実現したら絶対大量購入したのに……推しに反対されてはゴリ押しは出来なかった。
「リオルさんの力を借りなくても十分売れると確信してる……ありがとうな、ルディ」
「いえいえ、ノーマンさんや皆も素材集めを手伝ってくれましたから……すみません。Aランクの皆さんに薬草集めのおつかいなんてさせちゃって」
「……うん。ミュンダンの毒沼はBランク以上じゃなけりゃ行けない場所なんだけどな……それを『おつかい』か……」
みんなに素材を取りに行って貰っている間に俺はひたすらスープを作るという地獄を味わっていた。
ミュンダンの毒沼はその名の通り毒系の魔物ばかりで厄介だけど、ちゃんとみんなには状態異常軽減の飲み薬を渡したから危険はなかったはずだ。
「リオルさんもこの猫の絵を気に入っているんだ。なんでもリオルさんの大切な人の面影を重ねたとかなんとか……きっと喜んでもらえると思うぞ」
そうなんだ……リオル様のお気に入りか……前に言っていた『推し』の方だろうか?
目つき悪い猫だけどな。それがまた良い、とかそういう感じ?
「無事商品になって良かったですね。売れるかは……わからないですけど……」
スープの方は魔力操作がなかなか難しくて一般的になるかは微妙だが、スパイスなんて味のわかる人が食べればすぐに真似されてしまうだろう。そうなった時にどれぐらい売れるかはわからない。
なんだろうな……俺の作った物が銀月の迷い猫の商品として売り出されるのは、すごく嬉しいはずなのに、銀月の迷い猫の絵を背負って売ることに僅かに抵抗を感じてしまっている。
リオル様の大切な推しをイメージした絵を、俺が使う事にだろうか?申し訳なさを感じているのだろうか?
「売れると良いですね」
「売れる、売れる!!俺が銀月に入ってなかったら絶対買うよ」
じっと猫の絵を見る……俺……嫉妬してる?
推しの独占は駄目だってリナもよく言ってたのにな、推しの幸せこそ自分の幸せ。
リオル様が推しと幸せでいられます様に……。
ーーーーーー
「どうした。ルディ?」
「あ……すみません。おかわりですか?すぐに用意します」
リオル様から声を掛けられて慌てて立ち上がったがすぐに手で座ら様にと止められる。
「違う。珍しくぼんやりしているからどうしたかと思っただけだ」
リオル様に気遣いされるなんて……天にも昇る心地なはずなんだけど……。
「なんだか朝から肌がピリピリしていて……胸騒ぎもするんですよね」
「ルディ君……それは良くない事の前触れかい?君が危機感を感じるほどの魔物が現れる……とか?」
「いえ……そういうんじゃなくて、ただなんとな……っ!!」
バンッ!!と思わず机を叩いて立ち上がってしまった。まだまだ遠いが、近付いて来ているその気配に冷や汗が滲む。
「ルディくん大丈夫?顔真っ青だよ?」
「だ……大丈夫、大丈夫」
全然っ大丈夫じゃないっ!!
どうして……そうか、王都に引っ越したって言ってた!!なんで帰ってくるんだ、マサカズ!!
遠くからでも感じられるその気配は間違いなくマサカズとリナのもの。どうする?逃げる?
落ち着け俺。姿形も年齢も何もかもが違うんだ、俺とバレる可能性はない。
でもあいつらは妙に勘が良い。それでバレたらリナはともかくあのマサカズが空気を読んで黙ってるなんて出来るわけがない!!
もし……リオル様に俺が俺だとバレたら……俺が死んだという事実で傷付けるかもしれない。
リオル様は俺が死んだ事を知らないままで良い……。
あんなに泣かせて、それなのに置いて行ったことを恨まれるかもしれないな。
もう……ルディとしてもリオル様の側にいる事が出来なくなるかもしれない。
「ちょっと苦手な野菜が入ってた」
苦しい言い訳だったが、それ以上突っ込まれる事はなく、冷静を装うが……内心穏やかではない。しかしここで逃げればよけいに怪しい。
どうかマサカズとリナと会わずに済みますようにっ!!
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「てめぇがルディか……で?お前は何者だ?」
会いたくないと願っていたのに、マサカズとリナは家に立ち寄る事なく銀月の迷い猫の拠点を訪ねて来やがった。
怪しまれないようにナディルを連れて街へ買い出しに逃げ出そうとしていたのに、腕を掴まれ睨まれた……鑑定されてる……が、鑑定に俺をルーウェンと結びつける事項は何もない。
「私はただのリオル様のファンです。勇者様」
笑顔を作った瞬間に掴まれた腕で投げ飛ばされて、ロビーの壁をぶち抜いてしまったがなんとか中庭で踏ん張った。居住棟まで壊されてはかなわない、リオル様のお部屋もあるんだ。
しかしマサカズの馬鹿は何かに火がついたのか、片手に巨大なファイヤーボールを作り出していた。
「あらカズ君、駄目よ?あんまり王都の真ん中で暴れちゃ」
リナは本気で止める気は無さそうで、呑気にお茶を飲んでいる。メンバー達の顔は真っ青で、リオル様の表情は……怒り?
「父さん!!いきなり俺のギルドメンバーに何をするんです!!」
リオル様が止めようとしてくれるが、リオル様でマサカズを止められるはずもなく、マサカズは楽しそうに笑っている。
「ギュンダーから連絡を貰ってな……魔神族の様な力を持った奴がいると……」
ギュンダー、お前かぁっ!!余計な事を……この戦闘狂は一度火がついたら止めるの大変なんだぞ!!
「誤解です勇者様!!鑑定をしてもらえたら『人族』だってわかって貰えますよね!?聖女様も!!」
リナに助けを求めるがニコニコ笑っている。この笑顔はリナの世界に入り込んでいる時の笑顔だ。また良からぬ妄想に萌えてるな。
「人間かどうかは戦ってみりゃわかるっ!!」
放たれたファイヤーボールを空へ向かって打ち返した。ここで戦っては駄目だ。跳び上がって屋根を越えて……マサカズも場所を変えようとする俺の考えに気付いたのか、後を追いかけて来る。
「待ちやがれ!!何処まで行く気だ!!」
もともとパワー型のマサカズより俺の方が足は速かったが……なんとかついてきているって感感じに違和感。草原まで来たところで、方向転換をして……マサカズの後頭部へ全力の踵落としを撃ち込んだ。
地にめり込むようなマサカズの姿……相変わらず硬いっ!!強化を最大にしてなかったらこちらの足が砕けていた。
「くっそ!!痛えな、この野郎!!」
顔面を地に叩き付けてやったのにノーダメージか……人間じゃないのはどっちだよ。
「勇者様は口で説明しても理解してもらえないご様子……少し拳で語り合いましょう」
こうなったマサカズに何を言っても無駄。俺も大切な居場所を傷付けられて頭にきてるしな。例え勝ち目はなくとも、俺の居場所を奪おうとするならマサカズだろうと戦ってみせる。
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