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大柄なヒーロー
ヒーロー参上!!!
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翌朝、少し早めに起床し出発した。
英花は目を擦りながら歩いていた。
地図に従い、道を進む。
道を進むにつれて、やつらの残骸が転がっているのが目に入るようになった。
一体や二体ではない。
明らかに誰かが、やつらを駆除した後だ。
やはり、この近くに生存者がいる。
英花もそれに気づいたらしい。
「パパさ」
私の袖を引っ張る。
「見た目が物騒なんだから、気をつけてね」
冗談めかした言い方だったが、目は真剣だ。
「そうだな」
私も、顔が引き締まる。
かなり前のことだ。
生存者に遭遇した時に、かなり警戒されたことがある。
この世界で余裕があるものはいない。
やつらはもちろん危険だ。
だが――。
生きている人間は、もっと危険かもしれない。
私はともかく、英花が危険だ。
「英花、ストップ」
英花の肩を掴む。
英花はぴたりと止まる。
英花の足元に金属。
動物用の罠だ。
足を入れると、挟まれる仕掛けだ。
動物の足が挟まれてもかなりのダメージを食らうが、人間の足はその非じゃない。
「危なかった、、、」
英花の額に冷や汗が浮かぶ。
やつら用か。
それとも、野生動物を食料にするためか。
なんにせよ、ここは誰かの縄張りだ。
私は周囲を見渡した。
「ここからは、パパの後ろに隠れながら進もう」
無言で頷き、私の背後に回る英花。
私は、護身用の金属バットをあえてリュックにしまう。
この体格で武器を手にしていれば、相手から見ると完全に“脅威”だ。
この先に生存者がいるなら、まずは“敵じゃない”と思わせることが何より重要だった。
しばらく二人で慎重に進んでいた。
――そのときだ。
「……ん?」
私は足を止め、遠くを凝視した。
やつらだ。
十体ほどの群れ。
しかも、ただ彷徨っている様子ではない。
興奮状態だ。
「まずい……!!」
私は英花をひょいと持ち上げ、片腕で脇に抱えた。
「え? なに??」
英花が驚いた声を上げるが、答える暇はない。
私は無言のまま、やつらの集団に向かって走り出した。
「……やっぱり……!」
集団の中に、生存者がいる。
女性と、男の子。
女性が必死に抵抗している。
男の子の足取りがおかしい。怪我をしているのか?
男の子の後ろで、女性がスコップを振り回している。
だが呼吸が荒く、今にも倒れ込んでしまいそうな様子だった。
スピードを上げて、集団に突っ込む。
同時にリュックにしまった金属バットを身構える。
やつらの群れの一体が、こちらに気づいた。
「アアー……アアー……!」
うめき声を上げ、掴みかかろうとしてくる。
私は英花を片腕でしっかり抱えたまま、金属バットを強く握った。
その一体に対して、片腕だが全力で金属バットを振りかざす。
ガンッ、という鈍い音。
正確に側頭部を捉えた。
一体は勢いよく吹き飛び、地面に転がった。
その音で、女性と男の子がこちらの存在に気づく。
驚きで、目を見開いたまま固まっている。
「大丈夫ですか! 今助けます!!」
自分で言うのもなんだが、金属バットを振り回す私は、かなり荒々しかったのだろう。
二人とも言葉を失ったまま、私を見つめていた。
英花は目を擦りながら歩いていた。
地図に従い、道を進む。
道を進むにつれて、やつらの残骸が転がっているのが目に入るようになった。
一体や二体ではない。
明らかに誰かが、やつらを駆除した後だ。
やはり、この近くに生存者がいる。
英花もそれに気づいたらしい。
「パパさ」
私の袖を引っ張る。
「見た目が物騒なんだから、気をつけてね」
冗談めかした言い方だったが、目は真剣だ。
「そうだな」
私も、顔が引き締まる。
かなり前のことだ。
生存者に遭遇した時に、かなり警戒されたことがある。
この世界で余裕があるものはいない。
やつらはもちろん危険だ。
だが――。
生きている人間は、もっと危険かもしれない。
私はともかく、英花が危険だ。
「英花、ストップ」
英花の肩を掴む。
英花はぴたりと止まる。
英花の足元に金属。
動物用の罠だ。
足を入れると、挟まれる仕掛けだ。
動物の足が挟まれてもかなりのダメージを食らうが、人間の足はその非じゃない。
「危なかった、、、」
英花の額に冷や汗が浮かぶ。
やつら用か。
それとも、野生動物を食料にするためか。
なんにせよ、ここは誰かの縄張りだ。
私は周囲を見渡した。
「ここからは、パパの後ろに隠れながら進もう」
無言で頷き、私の背後に回る英花。
私は、護身用の金属バットをあえてリュックにしまう。
この体格で武器を手にしていれば、相手から見ると完全に“脅威”だ。
この先に生存者がいるなら、まずは“敵じゃない”と思わせることが何より重要だった。
しばらく二人で慎重に進んでいた。
――そのときだ。
「……ん?」
私は足を止め、遠くを凝視した。
やつらだ。
十体ほどの群れ。
しかも、ただ彷徨っている様子ではない。
興奮状態だ。
「まずい……!!」
私は英花をひょいと持ち上げ、片腕で脇に抱えた。
「え? なに??」
英花が驚いた声を上げるが、答える暇はない。
私は無言のまま、やつらの集団に向かって走り出した。
「……やっぱり……!」
集団の中に、生存者がいる。
女性と、男の子。
女性が必死に抵抗している。
男の子の足取りがおかしい。怪我をしているのか?
男の子の後ろで、女性がスコップを振り回している。
だが呼吸が荒く、今にも倒れ込んでしまいそうな様子だった。
スピードを上げて、集団に突っ込む。
同時にリュックにしまった金属バットを身構える。
やつらの群れの一体が、こちらに気づいた。
「アアー……アアー……!」
うめき声を上げ、掴みかかろうとしてくる。
私は英花を片腕でしっかり抱えたまま、金属バットを強く握った。
その一体に対して、片腕だが全力で金属バットを振りかざす。
ガンッ、という鈍い音。
正確に側頭部を捉えた。
一体は勢いよく吹き飛び、地面に転がった。
その音で、女性と男の子がこちらの存在に気づく。
驚きで、目を見開いたまま固まっている。
「大丈夫ですか! 今助けます!!」
自分で言うのもなんだが、金属バットを振り回す私は、かなり荒々しかったのだろう。
二人とも言葉を失ったまま、私を見つめていた。
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