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第一章 外れスキル
178.久しぶりの依頼
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今日は久々に冒険者活動をするためにラルフ達とともに東の森へ薬草の採取に来ている。
ラルフも基本的には王都内で依頼を受けていたため、一緒に外に出るのは久しぶりだった。
一緒にいるのはラルフ以外にもコロポとボス、そしてビー助がついて来ていた。
シルとキンポヨは今日も元気に孤児院食堂で働いている。
「先に薬草だけ採取したいから待っててね」
「クゥーン」
久々に遊んでもらえると思っていたボスは大喜びで尻尾を振っていたが、違うとわかり誰が見てもわかるほど落ち込んでいた。
「どっちが薬草を多く取れるか勝負しようぜ」
そんな様子を見ていたラルフはボスに薬草の採取をさせてみることにした。
まずは、匂いを嗅がせいくつか茂みに隠すとボスはすぐに見つけて持ってきた。
獣人のラルフとボスは何かお互いに共通する何があるのだろうか。
「じゃあ、採取するのはビー助に頼もうかな」
ボスでは歯で引き抜くと見た目が悪く売り物にならないため、ボスの上にビー助を乗せた。
異世界食堂の庭の管理を全てビー助が行なっているため、薬草の採取はお手の物だ。
「じゃあ、今から一時間の間にいくつ取れるか勝負しよう。あまり遠いところに行くと危ないから、何かあったらすぐに合図を出してくれ」
俺とコロポチーム、ボスとビー助チーム、ラルフ個人の三チームでの勝負となった。
「じゃあ、開始だ!」
ラルフが合図した瞬間ボスとラルフは走って行った。
「なんか、みんなやる気だね」
「おいおい、ケントもはやく行かないと負けちまうじゃろ」
「……」
どうやら胸ポケットにいるコロポもやる気があるようだ。俺はコロポに言われるがまま採取をしに行くのだった。
♢
俺達は必死に薬草を採取するために茂みの中を探している。
「ねぇ、コロポそろそろ戻ろうよ」
「まだなのじゃ」
そろそろ一時間を過ぎようとしていた。
「ボスは鼻が効くし、ラルフは鑑定が使えるのじゃ」
一応依頼分の薬草は確保しているが、コロポは負けるのが嫌だからと追加で採取をしている。
「あー、確かにそうなると採取できる人数は二人いるけど勝負はわからないもんね」
「そうじゃ! だからたくさん取らないと……ぐふっ!?」
俺は目の前の光景にコロポの口を急いで塞いだ。そして俺はコロポにわかるように指を差した。
「あそこにオークの群れがいる」
静かにオーク達が去っていくのを待つことにした。今の俺ではオーク単体だと特に問題はないが、群れだと囲まれてしまった時に対応が出来ない可能性が高い。
「コロポスキルを使って姿を消してくれ」
「わかったのじゃ」
すぐに危ないと判断した俺はコロポのスキルで姿を隠すように頼んだ。
まだオークが気づいていないため、その間にボスとラルフと合流することにした。
少しずつ後ずさると遠くで狼の遠吠えが聞こえた。きっとボスの遠吠えだろう。
「ウォーン!」
「ボスか!」
「きっとそうなのじゃ! 姿を隠しているから急いで向かうのじゃ」
俺達は急いで声がする方へ向かった。
「なんでこんなところにオーク達がいるんだ」
「わしにもわからんのじゃ。しかも魔物特有の魔素も少ないのじゃ」
俺達はそこまで魔素が濃くなる奥地に入っていないため、なぜオーク達がいるのか理解が出来なかった。
ましてや妖精達がいた魔素の多い池でも弱いスライム程度の魔物しかいないのだ。
オークって数も多いが力自体強い魔物だ。ちなみにハンバーグの素材でもある。
「とりあえず急ぐのじゃ」
俺は回復魔法を発動させ、脚に溜まった疲労物質を血液中に流すように意識しながら走った。
ラルフも基本的には王都内で依頼を受けていたため、一緒に外に出るのは久しぶりだった。
一緒にいるのはラルフ以外にもコロポとボス、そしてビー助がついて来ていた。
シルとキンポヨは今日も元気に孤児院食堂で働いている。
「先に薬草だけ採取したいから待っててね」
「クゥーン」
久々に遊んでもらえると思っていたボスは大喜びで尻尾を振っていたが、違うとわかり誰が見てもわかるほど落ち込んでいた。
「どっちが薬草を多く取れるか勝負しようぜ」
そんな様子を見ていたラルフはボスに薬草の採取をさせてみることにした。
まずは、匂いを嗅がせいくつか茂みに隠すとボスはすぐに見つけて持ってきた。
獣人のラルフとボスは何かお互いに共通する何があるのだろうか。
「じゃあ、採取するのはビー助に頼もうかな」
ボスでは歯で引き抜くと見た目が悪く売り物にならないため、ボスの上にビー助を乗せた。
異世界食堂の庭の管理を全てビー助が行なっているため、薬草の採取はお手の物だ。
「じゃあ、今から一時間の間にいくつ取れるか勝負しよう。あまり遠いところに行くと危ないから、何かあったらすぐに合図を出してくれ」
俺とコロポチーム、ボスとビー助チーム、ラルフ個人の三チームでの勝負となった。
「じゃあ、開始だ!」
ラルフが合図した瞬間ボスとラルフは走って行った。
「なんか、みんなやる気だね」
「おいおい、ケントもはやく行かないと負けちまうじゃろ」
「……」
どうやら胸ポケットにいるコロポもやる気があるようだ。俺はコロポに言われるがまま採取をしに行くのだった。
♢
俺達は必死に薬草を採取するために茂みの中を探している。
「ねぇ、コロポそろそろ戻ろうよ」
「まだなのじゃ」
そろそろ一時間を過ぎようとしていた。
「ボスは鼻が効くし、ラルフは鑑定が使えるのじゃ」
一応依頼分の薬草は確保しているが、コロポは負けるのが嫌だからと追加で採取をしている。
「あー、確かにそうなると採取できる人数は二人いるけど勝負はわからないもんね」
「そうじゃ! だからたくさん取らないと……ぐふっ!?」
俺は目の前の光景にコロポの口を急いで塞いだ。そして俺はコロポにわかるように指を差した。
「あそこにオークの群れがいる」
静かにオーク達が去っていくのを待つことにした。今の俺ではオーク単体だと特に問題はないが、群れだと囲まれてしまった時に対応が出来ない可能性が高い。
「コロポスキルを使って姿を消してくれ」
「わかったのじゃ」
すぐに危ないと判断した俺はコロポのスキルで姿を隠すように頼んだ。
まだオークが気づいていないため、その間にボスとラルフと合流することにした。
少しずつ後ずさると遠くで狼の遠吠えが聞こえた。きっとボスの遠吠えだろう。
「ウォーン!」
「ボスか!」
「きっとそうなのじゃ! 姿を隠しているから急いで向かうのじゃ」
俺達は急いで声がする方へ向かった。
「なんでこんなところにオーク達がいるんだ」
「わしにもわからんのじゃ。しかも魔物特有の魔素も少ないのじゃ」
俺達はそこまで魔素が濃くなる奥地に入っていないため、なぜオーク達がいるのか理解が出来なかった。
ましてや妖精達がいた魔素の多い池でも弱いスライム程度の魔物しかいないのだ。
オークって数も多いが力自体強い魔物だ。ちなみにハンバーグの素材でもある。
「とりあえず急ぐのじゃ」
俺は回復魔法を発動させ、脚に溜まった疲労物質を血液中に流すように意識しながら走った。
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