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今世は『私の理想』の容姿らしいけど‥到底認められないんです!
お兄ちゃんズと未来の妹。(side オズワルド兄たち)
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この顔‥母上と似てる‥?
弟は‥
重度のマザコンだったのか。
オズワルドの彼女を初めて見た長男・マルクスはそう思ったという。ただし、年季が入った無表情からそれは読み取れなかった。
衝撃は受けたが、でも「そういうこともあるか」「自分の知らない弟の側面を見たな」って思うにとどまった。
それよりむしろ‥
治療師も中級ともなったら医学のことに対しても造詣が深いと聞いたことがあるが、本当なんだろうか。そっちの方が気になる。
医学についての知識は入手経路がないからもっとも手薄になっている。
出来ることなら教授願いたい。
マルクスという男。オズワルドの3歳年上の兄で、文官務め。超知識オタク。「世の中にある興味のある分野の知識は全部知りたい」と暇さえあれば城の図書館に籠っている。
ついたあだ名は「図書館の君」(← ありがち)
「クール。知的な雰囲気が素敵‥」
ってご婦人の来館者を増やしている。(でも、邪魔したら悪いから皆見守るだけ)
世間では「涼し気で上品な氷の美貌」って言われてる彼だけど、ハヅキから見たら「平凡。無表情だから余計にこけし度アップ(笑)」って扱いだ。でも‥間違ってもそんなこと口にしない。ハヅキは「常時笑顔でこころの中を隠す(ある意味無表情)」達人だ。
‥治療師ってことは、魔力持ちか。
属性は何だろ。知りたいけど、そんなのは他人に簡単に教えていいものではない。
治療術って以前から興味あったんだよな~。聞きたいけど‥「今聞く? そんな話」って思われたら困るしな。
次男・シュナイエスは超魔術厨で、世間の常識<魔術に対する興味ってところがあった。
しかしながら、元々内気なところがあるため(そのおかげで!! )思ったことをすぐに口にすることはなく、周りに超魔術オタクの変人であるがばれるのは免れていた。
マルクス同様、絶世の美女のナガツキ似の美形(世間一般の評価)
人前に出る仕事ではないから認知度は兄マルクスに比べて低いが、国の式典なんかで姿を現せば、国中の女子の視線を集めている。
「ミステリアスな雰囲気が素敵‥。マルクス様が氷だったら、シュナイエス様は夜の闇ね」
「いえ、夜に輝く星ですわ! 」
「月ではなくて? 」
「とにかく、ダークな魅力が素敵‥」
という到底誉め言葉には聞こえない(ハヅキ的に)評価を得ている。それこそ、そういう噂には疎いハヅキの耳にも入って来ているくらい‥彼らは超有名人だった。
『おお、有名人だがお会いするのは初めてだ。うん。この世界じゃ男前なんだろうねって顔だね
だけど‥この人たち‥』
ハヅキは一目見た瞬間、ビビっと来た。
『この人たち絶対魔術厨。きっと人間には興味ないで‥。こっちがクールで‥こっちがミステリアス。うん、違いが分からん。無表情さがコケシっぽさを強調してるがな(笑)』
って思ったようだ。(だがしかし)別に悪口でも揶揄っているわけでもない。‥親近感を持っているんだ。
『カッコイイかどうかは別として、見てて不快感はゼロだな! 人畜無害‥いい人ってのが顔に出てます』
そんなことこころの中で色々考えてるんだけど‥
表面上は全然普通だ。愛想のいい笑顔を浮かべてます。
「よろしくお願いします! 」
ってハヅキが挨拶すると、
「よろしく」
って「そつのない」「貴族らしい」微笑をマルクスが浮かべ、
「よろしくね」
って「ミステリアス(笑)」シュナイエスが挨拶する。
ミステリアスっていっても、シュナイエスは別に陰気なわけではない。不愛想なわけでもない。愛想がいいとは決して言えないが。
『こういうのどういうんだっけ‥。ええと‥営業用スマイルじゃないな‥営業用スマイルは寧ろマルクスさんだ。ええとシュナイエスさんは‥アルカイックスマイル??』
挨拶したもののそれっきり話が続かず、数分経過。
一方、そんな三人をオズワルドは観察していた。
ハヅキが二人の兄に見惚れている様子は見られない。
そして、二人の兄もまた‥ハヅキに見惚れたりしていないようだ。
安心だ。ほっと胸を撫ぜおろした。
しかし、それは無用な心配だった。兄たち二人は、母・ナガツキの美貌を見慣れている。だから、女性を見て「美人」って思うことはそうないのだった。
それに‥美女とはいえハヅキの顔は‥二人にとって恋愛の対象外だった。だって、見慣れてる母親の顔にそっくりな顔にときめくことってあんまりなくない?
学校卒業後も自宅から通勤している彼らはオズワルドよりずっと長い時間ナガツキの顔を見て来たんだもの。
‥というより、何より。
二人とも女性の美貌<自分たちの知識欲のタイプだった。これは、ハヅキが一発で見破った彼らの性格だが、(兄のことを尊敬している)オズワルドの方が案外知らない様だった。
さて、母上の笑顔は何だろう。
三兄弟は母親を見た。
母親は微笑んでいる。
「?? 」
いつもの麗しい顔に浮かぶ微笑の意味が分かりかねる。
「あらあら、ハヅキさんって言ったかしら? 緊張しちゃって可愛いわね」っていう「年上の女」目線と未来の娘になるかもしれない女の子に対する親しみの感情。
そういう普通の表情と、もう少し違った「意味がありそうな」表情。
なんか‥久し振りにあう親しい友人? 否、それより親しい感じ‥姉妹的な? 姉妹というより‥アレだな、妹。妹を診る様な「懐かしそうな」顔。
そしてそれはハヅキも同様だった。
初見、目を見開いて‥。
見開いて‥驚いた顔。
なんだ? この驚き方。ナガツキの美貌に驚いてこういう顔をする人々は多くて兄弟たちは慣れているのだが、美貌に驚いて‥というより‥? さっきのナガツキ同様、「生き別れにあった姉妹」に会ったような顔。
そして、「成程! 」って顔。
何が「成程! 」?? 何に納得したの??
もしや、ハヅキさんは母上の「生き別れになった娘」か何かで、オズワルドとハヅキは異父兄弟??
だけど、ハヅキさんは16歳って言ってたな。オズワルドより更に5歳も年下だ。あんなに親父一筋親父loveな母上が浮気して子供つくるか? しかもハヅキさんは伯爵令嬢。ってことは、浮気相手が伯爵ってことになる。‥そんなこと、ある?
色々考えてその可能性はない。
娘とかじゃなくて、姪っ子とかかな?
でも‥母上には兄弟姉妹はいない。
それらのことを総合して考えるに、この二人は「よく似た他人」
なのに、二人のあの表情は‥何??
ますますわからなくなるマルクスと、(そんなことはどうでもいいから)医療術について語り合いたいシュナイエスだった。
弟は‥
重度のマザコンだったのか。
オズワルドの彼女を初めて見た長男・マルクスはそう思ったという。ただし、年季が入った無表情からそれは読み取れなかった。
衝撃は受けたが、でも「そういうこともあるか」「自分の知らない弟の側面を見たな」って思うにとどまった。
それよりむしろ‥
治療師も中級ともなったら医学のことに対しても造詣が深いと聞いたことがあるが、本当なんだろうか。そっちの方が気になる。
医学についての知識は入手経路がないからもっとも手薄になっている。
出来ることなら教授願いたい。
マルクスという男。オズワルドの3歳年上の兄で、文官務め。超知識オタク。「世の中にある興味のある分野の知識は全部知りたい」と暇さえあれば城の図書館に籠っている。
ついたあだ名は「図書館の君」(← ありがち)
「クール。知的な雰囲気が素敵‥」
ってご婦人の来館者を増やしている。(でも、邪魔したら悪いから皆見守るだけ)
世間では「涼し気で上品な氷の美貌」って言われてる彼だけど、ハヅキから見たら「平凡。無表情だから余計にこけし度アップ(笑)」って扱いだ。でも‥間違ってもそんなこと口にしない。ハヅキは「常時笑顔でこころの中を隠す(ある意味無表情)」達人だ。
‥治療師ってことは、魔力持ちか。
属性は何だろ。知りたいけど、そんなのは他人に簡単に教えていいものではない。
治療術って以前から興味あったんだよな~。聞きたいけど‥「今聞く? そんな話」って思われたら困るしな。
次男・シュナイエスは超魔術厨で、世間の常識<魔術に対する興味ってところがあった。
しかしながら、元々内気なところがあるため(そのおかげで!! )思ったことをすぐに口にすることはなく、周りに超魔術オタクの変人であるがばれるのは免れていた。
マルクス同様、絶世の美女のナガツキ似の美形(世間一般の評価)
人前に出る仕事ではないから認知度は兄マルクスに比べて低いが、国の式典なんかで姿を現せば、国中の女子の視線を集めている。
「ミステリアスな雰囲気が素敵‥。マルクス様が氷だったら、シュナイエス様は夜の闇ね」
「いえ、夜に輝く星ですわ! 」
「月ではなくて? 」
「とにかく、ダークな魅力が素敵‥」
という到底誉め言葉には聞こえない(ハヅキ的に)評価を得ている。それこそ、そういう噂には疎いハヅキの耳にも入って来ているくらい‥彼らは超有名人だった。
『おお、有名人だがお会いするのは初めてだ。うん。この世界じゃ男前なんだろうねって顔だね
だけど‥この人たち‥』
ハヅキは一目見た瞬間、ビビっと来た。
『この人たち絶対魔術厨。きっと人間には興味ないで‥。こっちがクールで‥こっちがミステリアス。うん、違いが分からん。無表情さがコケシっぽさを強調してるがな(笑)』
って思ったようだ。(だがしかし)別に悪口でも揶揄っているわけでもない。‥親近感を持っているんだ。
『カッコイイかどうかは別として、見てて不快感はゼロだな! 人畜無害‥いい人ってのが顔に出てます』
そんなことこころの中で色々考えてるんだけど‥
表面上は全然普通だ。愛想のいい笑顔を浮かべてます。
「よろしくお願いします! 」
ってハヅキが挨拶すると、
「よろしく」
って「そつのない」「貴族らしい」微笑をマルクスが浮かべ、
「よろしくね」
って「ミステリアス(笑)」シュナイエスが挨拶する。
ミステリアスっていっても、シュナイエスは別に陰気なわけではない。不愛想なわけでもない。愛想がいいとは決して言えないが。
『こういうのどういうんだっけ‥。ええと‥営業用スマイルじゃないな‥営業用スマイルは寧ろマルクスさんだ。ええとシュナイエスさんは‥アルカイックスマイル??』
挨拶したもののそれっきり話が続かず、数分経過。
一方、そんな三人をオズワルドは観察していた。
ハヅキが二人の兄に見惚れている様子は見られない。
そして、二人の兄もまた‥ハヅキに見惚れたりしていないようだ。
安心だ。ほっと胸を撫ぜおろした。
しかし、それは無用な心配だった。兄たち二人は、母・ナガツキの美貌を見慣れている。だから、女性を見て「美人」って思うことはそうないのだった。
それに‥美女とはいえハヅキの顔は‥二人にとって恋愛の対象外だった。だって、見慣れてる母親の顔にそっくりな顔にときめくことってあんまりなくない?
学校卒業後も自宅から通勤している彼らはオズワルドよりずっと長い時間ナガツキの顔を見て来たんだもの。
‥というより、何より。
二人とも女性の美貌<自分たちの知識欲のタイプだった。これは、ハヅキが一発で見破った彼らの性格だが、(兄のことを尊敬している)オズワルドの方が案外知らない様だった。
さて、母上の笑顔は何だろう。
三兄弟は母親を見た。
母親は微笑んでいる。
「?? 」
いつもの麗しい顔に浮かぶ微笑の意味が分かりかねる。
「あらあら、ハヅキさんって言ったかしら? 緊張しちゃって可愛いわね」っていう「年上の女」目線と未来の娘になるかもしれない女の子に対する親しみの感情。
そういう普通の表情と、もう少し違った「意味がありそうな」表情。
なんか‥久し振りにあう親しい友人? 否、それより親しい感じ‥姉妹的な? 姉妹というより‥アレだな、妹。妹を診る様な「懐かしそうな」顔。
そしてそれはハヅキも同様だった。
初見、目を見開いて‥。
見開いて‥驚いた顔。
なんだ? この驚き方。ナガツキの美貌に驚いてこういう顔をする人々は多くて兄弟たちは慣れているのだが、美貌に驚いて‥というより‥? さっきのナガツキ同様、「生き別れにあった姉妹」に会ったような顔。
そして、「成程! 」って顔。
何が「成程! 」?? 何に納得したの??
もしや、ハヅキさんは母上の「生き別れになった娘」か何かで、オズワルドとハヅキは異父兄弟??
だけど、ハヅキさんは16歳って言ってたな。オズワルドより更に5歳も年下だ。あんなに親父一筋親父loveな母上が浮気して子供つくるか? しかもハヅキさんは伯爵令嬢。ってことは、浮気相手が伯爵ってことになる。‥そんなこと、ある?
色々考えてその可能性はない。
娘とかじゃなくて、姪っ子とかかな?
でも‥母上には兄弟姉妹はいない。
それらのことを総合して考えるに、この二人は「よく似た他人」
なのに、二人のあの表情は‥何??
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