18 / 88
転生させる「お試し世界」を‥担当者さんがクリエイトできるようになったらしい。
16.立ち直れない担当さんと、相変わらず全部忘れちゃってるあたし(10回目)
しおりを挟む
転生して‥10回目の転生。
前回疲弊して「もう無理」ってなったのは、ハヅキより寧ろ担当さんだったみたい。
まだ「ごめんよ‥ハヅキ」って‥絶賛落ち込み中だ。
でも、そんな時でも神様は待ってくれない‥って言うね? 何故なら‥当のハヅキが疲弊してないから。
転生作業を終えて、「手に職」と「魂の積み重ね」以外の記憶を消されると、ハヅキは前回まで同様「さ、今回も心機一転頑張りますか☆」ってなってた。
クリス(8回目のクズ)のことも、騎士様(9回目に助けた相手)のことも覚えていない。
良いことも悪いことも全部。
それら全部を覚えていたらきっと、ハヅキの頭はパンクしちゃうし、心だって壊れちゃうだろう。
それに、前世には結婚してたこともあるし「元カレの方がよかった」「なんかさ、30年も一緒に住んで来たら、好きとか嫌いとかいうより「生活の一部」って感じ‥そういうなんか「身体に染み付いたリズム」があってさ、他人と暮らしてたらやっぱさ、ちょっとした違和感とかある」とか思うの嫌じゃん? フレッシュな気持ちで新生活を満喫したいよね!
色々あったけどハヅキは「普通じゃない」からそれ位で済んでる。普通ならきっと、無理だろう。
嬉しい時は、それを肥やしに、悔しい時悲しい時はそれを強さに変えて‥ハヅキの魂は成長してきた。
ハヅキはホントに丈夫になった。
そんな頼もしい子供(ハヅキ)の成長に目を細めて
「ハヅキ。今日までよく頑張りましたね。今回が最後の転生です。
貴女もこれまでの人生で色々学んだと思いますし‥色々考えたり反省したと思います。
貴女の贖罪は終わりました。
今世は『貴女の理想』の容姿にしてあげますから、最後の人生楽しみなさい」
と、神様が言った。
神様がハヅキと直接会うのは今回が初めて。
だけど、今までだって、担当のヒツジの報告書は全部目を通していたし、コッソリ転生先に見に行ったりしてた。
理不尽な! って怒りたくなったこともやっぱりあるし、可哀そう‥って涙したこともある。
‥今まで神様だって我慢してきた。
ホントなら、ヒツジ最後の仕事のハズなのに‥前回のショックで立ち直れないヒツジに代わって‥というか‥ヒツジの居ぬ間にさらっとヒツジの仕事を横取りして‥神様が最後(10回目)の転生の輪を回した。
転生させる世界を間違った運営には、ちゃんとバツを与えた。1年間の減給。結構大きなミスで、神様的には正直「甘すぎん? 」って思うけど、けど! それ以上厳しくしたら‥辞めちゃいかねないからね。今どきの子はシビアだよね。「いくら一流企業(転生環境コンサルティング・運営課はエリート企業)で給料がいいって言っても‥減給されたら意味ないじゃん」って辞めちゃうからね。あっさり。ってか、今回のことだって別に反省とかしてないからね? 「そもそもさ~「いろいろなことある」のが人生じゃん? お膳立てしてレール敷いて‥甘やかしすぎじゃない? 」「別に俺はそれ程大したミスした覚えない」って‥ケロッとしてるし、「ハヅキって奴、依怙贔屓され過ぎてない? アイツのせいで‥ホント‥嫌いだわ~」って責任転嫁も甚だしいって奴だ。
どこでもいい人もいるし、よくない奴も、それ程よくない奴もいる。
他人なんてどうでもいいって奴もいるし、当たり前に他人のこと思いやれる人もいる。
他人のことなんてどうでもいいけど、「自分に任された仕事」はしっかりするって人もいるし、色んなことに気が散っちゃって、肝心の「自分に任された仕事」がおろそかになっちゃってる奴もいる。そういう子に限って「自分は他人のことを気にかけてる優しい子」って思ってるから質悪い‥。もちろん、「他人の為」になるように「自分に任された仕事」をしっかりする人だっている。(そして、無理しちゃう人も勿論いる)
何が一番大事かって、「自分に任された仕事」出来る人じゃない? 勿論「人の為に」「自分に任された仕事」をしっかり出来る人間が一番だけど、色々考えた挙句出来なかったり、オーバーワークして身体壊されるくらいなら、他人のことなんてどうでもいいけど、「自分に任された仕事」をしっかりする方がマシか~ってなるじゃない? ‥そういうことよ。(まあ、今回のことは「自分に任された仕事」出来てなかったんだから問題外なんだけどね! )
「普通に転生したら、それこそね「どんな世界」に生まれるか分からない。こんどこそ、ハヅキを‥最後に一番幸せにしてみせる」
たとえそれが偽物だとしても‥
今回のことがハヅキのこころの中で宝石のように輝く素晴らしい思い出になるように‥
「ほんとに幸せな記憶が出来たら、魂の中に‥例えエピソードを覚えてなくても‥まるで「核」のように残るんだ。
そればっかりは、人の手‥いや、神の手でも作れない。
努力して積み重ねて‥鍛錬して出来るものでもない。
ぽぉっと‥暗闇を照らす微かな‥蛍の光の様な‥儚い光、でも‥暖かく、希望の光になる」
そんな‥光をハヅキの心に刻んでやりたい。
神様は自分で責任を持って
転生先の世界を選ぶ。
「世界⑤ 」
自動音声のアナウンスが聞こえ
「世界⑤が選択されました」
転生先が希望通り選ばれたことを確認する。
ホントは、ハヅキ理想の美人が美人の基準である世界④の世界でハヅキをハヅキの理想の美人にして‥って方がいいのかもしれないけど‥前回(9回目)のこともあってなんか気が進まない。僕たちが世界観を説明するのはタブーだから‥ハヅキには今回の世界と前回の世界の美意識が違うことは分からない。顔だけ見て「またかい! またこの顔で、前回みたいな目に遭わなきゃいけないのか!? 」って思っちゃうかもでしょ? かもってか‥10割そうだよ。(← 神様の決めつけです)だから顔は変える。その上で、その顔が一番美人って国に‥世界観の方を変えちゃう。
‥完璧な方法じゃない?
とにかく! 今世はハヅキを最高の美女にしたいってことで! (ここ絶対)
ぎゅっと手を握りしめて決意を新たにする。
自動音声が続けて操作を促す。
「続けて、転生者を選択してください」
「ハヅキ」
「ハヅキ、で間違いないですね? 」
アナウンスの音声に従い「確認」を押す。
「転生者のビジュアルを決定してください」
因みに‥
ハヅキのアバターのビジュアルは「アバター① 一番初めの顔:ハヅキお気に入りの人形顔」か「アバター② 例のハヅキがバカにしてた顔:1回目から8回目までの顔」の二択だ。実は「身長の設定を高めに」とか「髪の色を変える」位の微調整は加えられる。ヒツジも転生世界に合わせてそこら辺の調整はしてきた。
「ええと‥世界⑤の美人の特徴は‥丁度アバター②のハヅキの顔にぴったりだな。じゃあ‥アバター②を選択‥と」
「アバター②ですね? 」
神様が頷いて「確認」を選択する。
「では、転生プログラムを開始します」
こうして、ハヅキ10回目の転生が始まった。
「世界⑤ 」
内容紹介。
創世者:サル
美醜重要度 高い。
美の基準 細い目、鼻筋は通っているが低い鼻、薄い唇、顔は丸顔。身長は中肉中背。
この世界で最も尊重されること 勧善懲悪。(つまり、MAX「正しさ」)
備考 魔法アリ、獣人と人間がいる世界、貴族制度あり、文明程度高め。
因みに過保護な神は最後の転生記念にハヅキに色んなオプションをつけまくった。
「貴族制度があるから~勿論貴族。でも、あんまり爵位は高過ぎない方がいいかな。でも、低くもない方がいいな‥伯爵位」
「両親、兄弟は(いつも通り)過保護設定」
「魔法があるのか! この世界。
‥もちろん‥魔法アリで。前回光魔法が気に入ってたみたいだから光属性で‥今度こそ、ハヅキ憧れの「カッコイイ騎士様を助けてラブラブ」が出来るようにしよう。
ハヅキの好みの「カッコイイ騎士様」はタイプはこの世界では「イマイチ」扱い。反対にハヅキはこの世界で奇跡の美しさ‥。‥最高じゃない? 騎士様が怪我してハヅキが助けて「好き! 」「でも、俺はこんなであなたはそんなに美しい‥」「関係ないです! 好きなんです結婚してください! 」「無理です! 俺なんか貴女に相応しくない! 」のモダモダ劇場の末、二人はなんやかんやあって結婚するんだ(想像力が乏しいからあんまり具体的にはうかばなかったみたい)イイね~、素晴らしい思い出になりそう! 」
神様ウキウキだ。
でも、思ったようにはいかないのが、世の常って奴なんだ。
引き続き side神様(回想time)
久し振りに会ったハヅキは、すっかり‥イイ感じに「人間臭い」感じになっていた。
初めて作って試運転で外界におろしたときは‥ピュアな魂で、「何も疑わない」「世の中の醜さなんて何も知らない」魂だったのに。
擦れた、じゃない。
成長した。
ハヅキは、いっぱい苦しい目や悲しい目にあって、いっぱい考えていっぱい成長したんだ。
見てて「可哀そう‥」「アイツ、滅ぼす」って何度も止めたくなったけど、ハヅキの成長の為だって我慢した。クリスの時に怒ってたのは別にヒツジだけじゃない。勿論僕も激おこだった。(でも、耐えた)
僕らが耐えたおかげで、ハヅキはこんなに「人間らしく」なった。感慨深いなあ‥(しみじみ)
でも、今回は‥いい思い出を作る回だ。
平凡顔って冷やかされたり、軽く扱われたり‥なしだ。
そういう「見てて腹立ってくる」のは、なし。
ハヅキが一番。皆が「ハヅキ様美人」ってなる世界。
それじゃ試運転(0回目)の時と同じになるんじゃないかって? (チッチッチ)あの時とは、ハヅキのハートが違いますよ! (← 断言)ハヅキは成長して、あの時とは違うんですよ! (どやぁ)
今のハヅキは、例え自分が世界一の美人でも、他人を見下したりしないですよ!
そんなことを思いながら‥神様がハヅキに「今度こそは理想の美人にしてあげる」と告げると、ハヅキは何故か「いや! 良いです。普通で! 」みたいな感じで凄く(それはもう凄く。強烈に)拒否した。‥遠慮まで覚えて‥ハヅキ、ホントに成長したなあ‥。ジーンときたけど、そこは顔には出さない。色々説明してあげたいけど、それは‥(さっきも言ったけど)タブーだから‥。ゴメンね。
悪いようにはしてない。大船に乗ったつもりでドーンと構えておいてね☆ ヒツジみたいに厳しくは出来ない僕は、君の「甘やかし」担当だよ☆
果たして‥ハヅキは10回目の転生を開始したのだ。
前回疲弊して「もう無理」ってなったのは、ハヅキより寧ろ担当さんだったみたい。
まだ「ごめんよ‥ハヅキ」って‥絶賛落ち込み中だ。
でも、そんな時でも神様は待ってくれない‥って言うね? 何故なら‥当のハヅキが疲弊してないから。
転生作業を終えて、「手に職」と「魂の積み重ね」以外の記憶を消されると、ハヅキは前回まで同様「さ、今回も心機一転頑張りますか☆」ってなってた。
クリス(8回目のクズ)のことも、騎士様(9回目に助けた相手)のことも覚えていない。
良いことも悪いことも全部。
それら全部を覚えていたらきっと、ハヅキの頭はパンクしちゃうし、心だって壊れちゃうだろう。
それに、前世には結婚してたこともあるし「元カレの方がよかった」「なんかさ、30年も一緒に住んで来たら、好きとか嫌いとかいうより「生活の一部」って感じ‥そういうなんか「身体に染み付いたリズム」があってさ、他人と暮らしてたらやっぱさ、ちょっとした違和感とかある」とか思うの嫌じゃん? フレッシュな気持ちで新生活を満喫したいよね!
色々あったけどハヅキは「普通じゃない」からそれ位で済んでる。普通ならきっと、無理だろう。
嬉しい時は、それを肥やしに、悔しい時悲しい時はそれを強さに変えて‥ハヅキの魂は成長してきた。
ハヅキはホントに丈夫になった。
そんな頼もしい子供(ハヅキ)の成長に目を細めて
「ハヅキ。今日までよく頑張りましたね。今回が最後の転生です。
貴女もこれまでの人生で色々学んだと思いますし‥色々考えたり反省したと思います。
貴女の贖罪は終わりました。
今世は『貴女の理想』の容姿にしてあげますから、最後の人生楽しみなさい」
と、神様が言った。
神様がハヅキと直接会うのは今回が初めて。
だけど、今までだって、担当のヒツジの報告書は全部目を通していたし、コッソリ転生先に見に行ったりしてた。
理不尽な! って怒りたくなったこともやっぱりあるし、可哀そう‥って涙したこともある。
‥今まで神様だって我慢してきた。
ホントなら、ヒツジ最後の仕事のハズなのに‥前回のショックで立ち直れないヒツジに代わって‥というか‥ヒツジの居ぬ間にさらっとヒツジの仕事を横取りして‥神様が最後(10回目)の転生の輪を回した。
転生させる世界を間違った運営には、ちゃんとバツを与えた。1年間の減給。結構大きなミスで、神様的には正直「甘すぎん? 」って思うけど、けど! それ以上厳しくしたら‥辞めちゃいかねないからね。今どきの子はシビアだよね。「いくら一流企業(転生環境コンサルティング・運営課はエリート企業)で給料がいいって言っても‥減給されたら意味ないじゃん」って辞めちゃうからね。あっさり。ってか、今回のことだって別に反省とかしてないからね? 「そもそもさ~「いろいろなことある」のが人生じゃん? お膳立てしてレール敷いて‥甘やかしすぎじゃない? 」「別に俺はそれ程大したミスした覚えない」って‥ケロッとしてるし、「ハヅキって奴、依怙贔屓され過ぎてない? アイツのせいで‥ホント‥嫌いだわ~」って責任転嫁も甚だしいって奴だ。
どこでもいい人もいるし、よくない奴も、それ程よくない奴もいる。
他人なんてどうでもいいって奴もいるし、当たり前に他人のこと思いやれる人もいる。
他人のことなんてどうでもいいけど、「自分に任された仕事」はしっかりするって人もいるし、色んなことに気が散っちゃって、肝心の「自分に任された仕事」がおろそかになっちゃってる奴もいる。そういう子に限って「自分は他人のことを気にかけてる優しい子」って思ってるから質悪い‥。もちろん、「他人の為」になるように「自分に任された仕事」をしっかりする人だっている。(そして、無理しちゃう人も勿論いる)
何が一番大事かって、「自分に任された仕事」出来る人じゃない? 勿論「人の為に」「自分に任された仕事」をしっかり出来る人間が一番だけど、色々考えた挙句出来なかったり、オーバーワークして身体壊されるくらいなら、他人のことなんてどうでもいいけど、「自分に任された仕事」をしっかりする方がマシか~ってなるじゃない? ‥そういうことよ。(まあ、今回のことは「自分に任された仕事」出来てなかったんだから問題外なんだけどね! )
「普通に転生したら、それこそね「どんな世界」に生まれるか分からない。こんどこそ、ハヅキを‥最後に一番幸せにしてみせる」
たとえそれが偽物だとしても‥
今回のことがハヅキのこころの中で宝石のように輝く素晴らしい思い出になるように‥
「ほんとに幸せな記憶が出来たら、魂の中に‥例えエピソードを覚えてなくても‥まるで「核」のように残るんだ。
そればっかりは、人の手‥いや、神の手でも作れない。
努力して積み重ねて‥鍛錬して出来るものでもない。
ぽぉっと‥暗闇を照らす微かな‥蛍の光の様な‥儚い光、でも‥暖かく、希望の光になる」
そんな‥光をハヅキの心に刻んでやりたい。
神様は自分で責任を持って
転生先の世界を選ぶ。
「世界⑤ 」
自動音声のアナウンスが聞こえ
「世界⑤が選択されました」
転生先が希望通り選ばれたことを確認する。
ホントは、ハヅキ理想の美人が美人の基準である世界④の世界でハヅキをハヅキの理想の美人にして‥って方がいいのかもしれないけど‥前回(9回目)のこともあってなんか気が進まない。僕たちが世界観を説明するのはタブーだから‥ハヅキには今回の世界と前回の世界の美意識が違うことは分からない。顔だけ見て「またかい! またこの顔で、前回みたいな目に遭わなきゃいけないのか!? 」って思っちゃうかもでしょ? かもってか‥10割そうだよ。(← 神様の決めつけです)だから顔は変える。その上で、その顔が一番美人って国に‥世界観の方を変えちゃう。
‥完璧な方法じゃない?
とにかく! 今世はハヅキを最高の美女にしたいってことで! (ここ絶対)
ぎゅっと手を握りしめて決意を新たにする。
自動音声が続けて操作を促す。
「続けて、転生者を選択してください」
「ハヅキ」
「ハヅキ、で間違いないですね? 」
アナウンスの音声に従い「確認」を押す。
「転生者のビジュアルを決定してください」
因みに‥
ハヅキのアバターのビジュアルは「アバター① 一番初めの顔:ハヅキお気に入りの人形顔」か「アバター② 例のハヅキがバカにしてた顔:1回目から8回目までの顔」の二択だ。実は「身長の設定を高めに」とか「髪の色を変える」位の微調整は加えられる。ヒツジも転生世界に合わせてそこら辺の調整はしてきた。
「ええと‥世界⑤の美人の特徴は‥丁度アバター②のハヅキの顔にぴったりだな。じゃあ‥アバター②を選択‥と」
「アバター②ですね? 」
神様が頷いて「確認」を選択する。
「では、転生プログラムを開始します」
こうして、ハヅキ10回目の転生が始まった。
「世界⑤ 」
内容紹介。
創世者:サル
美醜重要度 高い。
美の基準 細い目、鼻筋は通っているが低い鼻、薄い唇、顔は丸顔。身長は中肉中背。
この世界で最も尊重されること 勧善懲悪。(つまり、MAX「正しさ」)
備考 魔法アリ、獣人と人間がいる世界、貴族制度あり、文明程度高め。
因みに過保護な神は最後の転生記念にハヅキに色んなオプションをつけまくった。
「貴族制度があるから~勿論貴族。でも、あんまり爵位は高過ぎない方がいいかな。でも、低くもない方がいいな‥伯爵位」
「両親、兄弟は(いつも通り)過保護設定」
「魔法があるのか! この世界。
‥もちろん‥魔法アリで。前回光魔法が気に入ってたみたいだから光属性で‥今度こそ、ハヅキ憧れの「カッコイイ騎士様を助けてラブラブ」が出来るようにしよう。
ハヅキの好みの「カッコイイ騎士様」はタイプはこの世界では「イマイチ」扱い。反対にハヅキはこの世界で奇跡の美しさ‥。‥最高じゃない? 騎士様が怪我してハヅキが助けて「好き! 」「でも、俺はこんなであなたはそんなに美しい‥」「関係ないです! 好きなんです結婚してください! 」「無理です! 俺なんか貴女に相応しくない! 」のモダモダ劇場の末、二人はなんやかんやあって結婚するんだ(想像力が乏しいからあんまり具体的にはうかばなかったみたい)イイね~、素晴らしい思い出になりそう! 」
神様ウキウキだ。
でも、思ったようにはいかないのが、世の常って奴なんだ。
引き続き side神様(回想time)
久し振りに会ったハヅキは、すっかり‥イイ感じに「人間臭い」感じになっていた。
初めて作って試運転で外界におろしたときは‥ピュアな魂で、「何も疑わない」「世の中の醜さなんて何も知らない」魂だったのに。
擦れた、じゃない。
成長した。
ハヅキは、いっぱい苦しい目や悲しい目にあって、いっぱい考えていっぱい成長したんだ。
見てて「可哀そう‥」「アイツ、滅ぼす」って何度も止めたくなったけど、ハヅキの成長の為だって我慢した。クリスの時に怒ってたのは別にヒツジだけじゃない。勿論僕も激おこだった。(でも、耐えた)
僕らが耐えたおかげで、ハヅキはこんなに「人間らしく」なった。感慨深いなあ‥(しみじみ)
でも、今回は‥いい思い出を作る回だ。
平凡顔って冷やかされたり、軽く扱われたり‥なしだ。
そういう「見てて腹立ってくる」のは、なし。
ハヅキが一番。皆が「ハヅキ様美人」ってなる世界。
それじゃ試運転(0回目)の時と同じになるんじゃないかって? (チッチッチ)あの時とは、ハヅキのハートが違いますよ! (← 断言)ハヅキは成長して、あの時とは違うんですよ! (どやぁ)
今のハヅキは、例え自分が世界一の美人でも、他人を見下したりしないですよ!
そんなことを思いながら‥神様がハヅキに「今度こそは理想の美人にしてあげる」と告げると、ハヅキは何故か「いや! 良いです。普通で! 」みたいな感じで凄く(それはもう凄く。強烈に)拒否した。‥遠慮まで覚えて‥ハヅキ、ホントに成長したなあ‥。ジーンときたけど、そこは顔には出さない。色々説明してあげたいけど、それは‥(さっきも言ったけど)タブーだから‥。ゴメンね。
悪いようにはしてない。大船に乗ったつもりでドーンと構えておいてね☆ ヒツジみたいに厳しくは出来ない僕は、君の「甘やかし」担当だよ☆
果たして‥ハヅキは10回目の転生を開始したのだ。
4
あなたにおすすめの小説
十八歳で必ず死ぬ令嬢ですが、今日もまた目を覚ましました【完結】
藤原遊
恋愛
十八歳で、私はいつも死ぬ。
そしてなぜか、また目を覚ましてしまう。
記憶を抱えたまま、幼い頃に――。
どれほど愛されても、どれほど誰かを愛しても、
結末は変わらない。
何度生きても、十八歳のその日が、私の最後になる。
それでも私は今日も微笑む。
過去を知るのは、私だけ。
もう一度、大切な人たちと過ごすために。
もう一度、恋をするために。
「どうせ死ぬのなら、あなたにまた、恋をしたいの」
十一度目の人生。
これは、記憶を繰り返す令嬢が紡ぐ、優しくて、少しだけ残酷な物語。
セーブポイントに設定された幸薄令嬢は、英雄騎士様にいつの間にか執着されています。
待鳥園子
恋愛
オブライエン侯爵令嬢レティシアは城中にある洋服箪笥の中で、悲しみに暮れて隠れるように泣いていた。
箪笥の扉をいきなり開けたのは、冒険者のパーティの三人。彼らはレティシアが自分たちの『セーブポイント』に設定されているため、自分たちがSSランクへ昇級するまでは夜に一度会いに行きたいと頼む。
落ち込むしかない状況の気晴らしにと、戸惑いながらも彼らの要望を受け入れることにしたレティシアは、やがて三人の中の一人で心優しい聖騎士イーサンに惹かれるようになる。
侯爵家の血を繋ぐためには冒険者の彼とは結婚出来ないために遠ざけて諦めようとすると、イーサンはレティシアへの執着心を剥き出しにするようになって!?
幼い頃から幸が薄い人生を歩んできた貴族令嬢が、スパダリ過ぎる聖騎士に溺愛されて幸せになる話。
※完結まで毎日投稿です。
【完結】ここって天国?いいえBLの世界に転生しました
三園 七詩
恋愛
麻衣子はBL大好きの腐りかけのオタク、ある日道路を渡っていた綺麗な猫が車に引かれそうになっているのを助けるために命を落とした。
助けたその猫はなんと神様で麻衣子を望む異世界へと転生してくれると言う…チートでも溺愛でも悪役令嬢でも望むままに…しかし麻衣子にはどれもピンと来ない…どうせならBLの世界でじっくりと生でそれを拝みたい…
神様はそんな麻衣子の願いを叶えてBLの世界へと転生させてくれた!
しかもその世界は生前、麻衣子が買ったばかりのゲームの世界にそっくりだった!
攻略対象の兄と弟を持ち、王子の婚約者のマリーとして生まれ変わった。
ゲームの世界なら王子と兄、弟やヒロイン(男)がイチャイチャするはずなのになんかおかしい…
知らず知らずのうちに攻略対象達を虜にしていくマリーだがこの世界はBLと疑わないマリーはそんな思いは露知らず…
注)BLとありますが、BL展開はほぼありません。
没落令嬢の子育て記。12世紀ドイツに似た異世界で、拾った子犬がイケメン精霊犬になりまして
ねこまんまる
恋愛
私が転生してしまったのは、ユリウス歴1150年。
赤髭王フリードリヒ1世が在位する、12世紀中世ドイツに酷似した異世界だった。
この世界の中欧は、神聖ローマ帝国の皇帝権とローマ教皇の宗教的権威が激しくぶつかり合う、戦乱のただなかにある。
ボヘミア王国(※現在のチェコあたり)の辺境で、小領主に仕える下級騎士の娘として静かに生きていた16歳の私だったが――
父は皇帝派と教皇派の争いに巻き込まれ、帰らぬ人となった。
こうして私は、領地も保護者も失った「居場所のない没落令嬢」へと転落する。
行き場をなくした私は、帝国の北東の果て、
森と丘陵が連なる寒冷地帯――シレジア地方へ向かい、ボヘミア系とドイツ系移民が入り混じる貧しい開拓村で、新しい生活をはじめることになった。
ところが、村へ到着したその日。
道ばたに置かれた木箱の中で震えていた、四匹の子犬と出会う。
「……かわいいけど、どうしよう。
私だって、明日をどう生きるかも分からないのに……」
没落令嬢の私には、金も身分もない。
けれど放ってはおけず、子犬たちを抱き上げた。
飢えた体を温め、必死に育てているうちに――
ある朝、彼らは犬耳の生えた少年たちに変わっていた。
どうやら彼らは、この異世界に古くから伝わる
“森の精霊犬”の子どもだったらしい。
無邪気で、人懐っこくて、やたらと私に甘えてくる。
それなのに――。
反抗期がまったく来ない。
命がけで守った“子犬たち”は、すくすく育ち、戦闘能力が高い、耳もふわふわなイケメンに成長した。
そして、ますます慕い方が激しくなるばかり。
……いや、育ての親としてはうれしいけど、そろそろ距離感というものを覚えてください。
(※年代、国、地名、物などは史実どうりですが、登場人物は実在してません。
魔法やモンスターなど、史実にはないものもあります)
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい
千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。
「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」
「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」
でも、お願いされたら断れない性分の私…。
異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。
※この話は、小説家になろう様へも掲載しています
悪役令嬢だけど、私としては推しが見れたら十分なんですが?
榎夜
恋愛
私は『花の王子様』という乙女ゲームに転生した
しかも、悪役令嬢に。
いや、私の推しってさ、隠しキャラなのよね。
だから勝手にイチャついてて欲しいんだけど......
※題名変えました。なんか話と合ってないよねってずっと思ってて
【完結】恋につける薬は、なし
ちよのまつこ
恋愛
異世界の田舎の村に転移して五年、十八歳のエマは王都へ行くことに。
着いた王都は春の大祭前、庶民も参加できる城の催しでの出来事がきっかけで出会った青年貴族にエマはいきなり嫌悪を向けられ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる