19 / 94
今世は『私の理想』の容姿らしいけど‥到底認められないんです!
ハヅキ順調に成長する。但しまだ無自覚。
しおりを挟む
生まれてくる顔は、選べない。
私の場合「神様(担当者さんとか)」が選んでくれなかったってことなんだけど‥、それでいいと思う。
依怙贔屓とかよくないよね。(ってか、依怙贔屓とか担当さんしてくれないよ。あの人普通に冷たいから‥とハヅキは思っている。実は結構担当さんもハヅキびいきだし、神様なんて凄いハヅキに甘々なんだけど、そんなことをハヅキは知らない。アレだ。親の心子知らずって奴だ)
‥てか、そんなこと今更言っても無駄だよ。
そんな無駄なことに時間割くとか、ホント無駄。
運命に裏切られた‥とかってさ、運命に期待してるから裏切られるわけじゃない? 最初っから期待しない方がいいんだよ。
不幸な境遇(ってか、顔限定!! )のことを悲しむんじゃなくて、持ってる幸運を最大限に利用して楽しまなきゃ!
持ってる幸運
貴族であること(つまりお金がある)
実はあたしは服飾系の技術が沢山ある。
この顔を化粧する腕がある。(そりゃあもう、この顔歴が長すぎるから、この顔を化粧する術は誰よりもある)
ブス扱いに慣れている(慣れているだけで、悲しくないわけでは勿論ない。出来れば、そっとしておいて欲しい)
光魔法が使える!!
‥ポジティブに考えたら‥あたしってかなり恵まれてない?
顔がこれってだけだ。
‥顔がこれって言うのは、‥別にそれ程不幸でもない気がする。
顔がこれでもお金もあるし、後は手に職持ってたら‥馬鹿にする奴とか「へ~ん、アンタらあたしより持ってるもん少ないだろ? 負け犬の遠吠えですか~?? 」って言ってやればいい。言わないけど‥こころの中では‥そんな感じで。
でもさ、お金あるって言っても、あるのは親の金だからね? それで威張られてもって感じだよね。ダサいよ、ダサすぎる。
手に職。
あたしの場合、自分の手に職スキルを利用すると‥
1.ブティック経営する
2.髪結い(メークアップアーティスト的な感じ)になる。
3.治療師になる。
の三択だ。じゃあどれを選ぶか。どれでいいけど‥「将来こうなりたい」って考えて、それに一番直結してそうなものを選ばねばならん。
金持ちの知り合いをいっぱい作りたいとかなら1かな。2なら、女の子の喜ぶ顔を見れてやりがいもありそう。でも‥あたしが真に求めてるのは? この二つか? いや、違う。あたしの真の目標は‥「イケメンを助けて、恩を売って、結婚したい」だ。
世俗的って? 放っておいて欲しい。
あたし好みのイケメンとは? 出来れば騎士様で‥顔は(出来れば)卵型で、鼻筋が通ってる方がいい。薄い唇と、あと、意志の強そうな眉と輝く瞳、実は一重で切れ長の目が好き‥だけどそこは‥アレだ。そこまで贅沢は言わん。寧ろ優先度高いのは、痩せ型で背が高い細マッチョだ。
そういう人たち、ブティックそんなに用事なさそうじゃない? それこそ「婚約者に強請られて‥」とかいう用事じゃなきゃブティック来ないっしょ(偏見)髪結いも然り。じゃあ‥治療師一択じゃない?
怪我はするっしょ。
だって、騎士様なんだもの。
違う道もあるかもしれんが‥あたしはその道を選びたい。‥一番確実な気、するんよ。
では、この道を選ぶべく、計画を立てようと思う。
まず学校に行く前に教会で治療のボランティアをする。そこで「つかえるね、君。どう職員にならん? 」って風に‥そのまま就職する。
完璧やね。
だが‥
今現在、学校に行く前に教会で治療のボランティアをするという地点から躓いてる。
「お嬢様が教会に? ‥それ以前にお一人で街に!? 」
この許可がそもそも下りなかった。ええ!? そこからか!? 結構序盤から躓いてないか!?
もう、けんもほろろだ。
端っから話も聞いてもらえない。
「誘拐されるでしょう! (※ 年とかではなく、ハヅキが半端ない美人だからなんだが、それがハヅキには理解できない。だけど、周りの者にとっては「それはあたりまえのこと」でわざわざ言うまでもないことなんだ)」
って子供扱いされる。
そりゃあ今のあたしは子供だが、あたしはこの家の誰より人生経験が豊富だ。「お菓子あげるよ」とか言われてもついてかないぞ!?
あたしが「そそのかされてもついて行きません」「怪しい人見たら逃げます」って反論すると、
「‥いえ、誘拐犯は無言で攫って行くもんですよ」
って呆れ顔をされた。
‥そうね。そりゃそうだよね。
でも‥あたしんちよりもっと裕福な家も多いですから‥何もあたしなんか(※ 中堅の金持ち。そして、不美人だから親からそう愛されているように見えない。‥自分で言ってて情けなくなってきた)を狙わんでも‥
あたしがメイドさんに言うと、メイドさんは大きくため息をついて、
「誘拐犯はこちらの懐具合なんて知りませんよ。貴族=お金を持ってるって思うもんです」
‥この人、仮にも担当するお嬢様に容赦ねえな‥。
でも、なるほどね~。
そりゃそうか。見た目じゃ分からんわな。貴族=金持ちって思うわな。平民の子供より貴族の子供攫うわな。
ってことは‥
「平民の格好すればいいんだね? 」
なら、もう、完璧平民だ。地味顔だから。
「‥‥‥」
うわ~凄い「呆れた。何だこのガキ」って顔になってる~。(※ ハヅキの思い込み。メイドさんからすれば「お嬢様の顔の価値がそんなもんぐらいで下がるわけないでしょう!? って呆れてるんだ)
「でもね。私は(※ 人前ではまさかあたしとは言えない。貴族だから)将来世の為人の為になるような人間になりたいの。どうやら私は魔力を持ってるようだから‥それをつかって、治療とかしたいの。
治療っていえば‥教会じゃない?
そりゃね。
私はまだ子供だけど‥労働力はいないよりはいた方がいい。質より量だと思うの。
私でもちょっとは役に立つと思うの」
って一生懸命メイドの目を見上げながら言ったら、
‥天使様か‥っ! (メイド、心の声: 上目遣いの美少女の威力半端ない!! )
とか‥何かもごもご小声で呟いて真っ赤になってメイドが俯いた。
‥どうやら私の熱意が伝わって感動してくれたようだ。きっと今頃こころの中で「感動したわ。何とかしてあげたい。でも‥そんなこと言われても‥下っ端のメイドの私にはどうすることも出来ないわ‥。どうしよう‥」って悩んでいるに違いない。
そうね、下っ端のメイドじゃどうしょうもないわね。
どうしようもないことを頼んでしまって悪かったわ。‥この子、結構いい子なのね。出来るだけ迷惑かけないように暮らしましょう。幸いあたしは一人で何でもできるから、出来るだけ手を煩わさないようにしましょう。‥そうね、このことも‥執事に頼んでみましょう。これ以上この子を困らせるのはかわいそうだからね。
「分かったわ。もういい。ごめんなさいね」
にっこり微笑んで言ったら、が~んって顔された。「そ‥そんな‥お嬢様‥無力な私を見捨てないで‥」って呟いてる。‥あ、そっか。メイドさんだもんね? あたしに「もういい、クビ」って言われたら仕事なくなるもんね? ‥いや、そんな気は無いですよ。クビにはしません。幸い「そういう意味じゃないわ。これからもよろしくね? 」って誠心誠意言ったら信じてもらえた。‥人間、顔云々より、人間性だと思う。誠意を伝えれば顔がどうであれ、人は信用してくれる。今までは、勝手に自分から「どうせ、あたしの顔のせいで話半分にしか聞いてくれないだろ」って決めつけてた‥やもしれん。そういうの、今世は反省しよう。
愛想よく。そして‥礼儀正しく、誠心誠意。これ、大事。
(それはさておき)あたしは教会の件をお父様の執事に頼むことにした。私にはまだ執事はいないからね。
老齢の執事(ロマンスグレーのイケオジ)は、表情も変えずに
「まだお嬢様は学校に行かれておりませんので魔法の使い方が分かっておられないでしょう? ですから、教会に行かれてもお手伝いすることはないかと」
と言った。
マジか。
‥そうか。そうだよね‥
実はあたしは前世魔法学校を卒業したから魔法の使い方は分かるんだけど‥皆は当たり前にそんなこと知らないよね。そうだよね。
でも‥だからといって引けない。今の内から教会には「居場所」を作っておきたいんよ‥っ! たたき上げの治療師になりたいんよ。学校に行って魔法(聖魔法)学んで、貴族で、治癒魔法の使える「お飾り聖女」じゃ、嫌なんよ。私の望むマッチョは多分‥貴族様より平民(たたき上げ)の方が多いんよ‥!
「‥分かった。でも、見てみたいから‥行ってもいい? 絶対教会の皆さんの邪魔はしないから」
って言ったら
「旦那様に許可を頂いて来ます」
って言って‥その後お父様から許可が下り、護衛付きでやっと行けることになった。
‥3人もいる? 護衛。
なんで一人はあたしを抱っこしている?
細身の綺麗系じゃなくて、ゴリマッチョ系の「いかにも強そうな騎士」だ。名前はランスさん。平民騎士で、凄い強いらしい。成程、皆が彼を避けるように通ってるよ!! 見た目も如何にも強そうだし、怖そうに見えるもんね! でも、安定感ある~♡
しかし、一応‥
「歩けますよ‥」
って言ったら、
「誘拐されたらいけませんから(騎士、心の声:地面に置いた瞬間outだ! 絶対誘拐される! 顔を見られてもいけない。顔を隠せ! ゴツイ俺に視線が行くようにして‥絶対お嬢様を見られるな! そして‥俺は絶対離さんぞ! 例え切りかかられてもお嬢様を離しはしないぞ! ‥ってか‥この役目、役得過ぎる‥♡♡)」
って言われた。
めちゃ冷静に(騎士の心の中は全然冷静じゃないんだけど、見掛けは冷静)
教会までの道、危ない道はないと思いますよ? 馬車で教会の近くまで行くんですよね?
子供だからって‥過保護過ぎん?
でも、全然嫌じゃないからいいことにしよう。
マッチョ‥好き♡ でも、贅沢言ったらゴリマッチョより細マッチョ派。‥でも、ゴリマッチョも悪くないかも‥あたしは筋肉大好き♡なんか??
黙ってるあたしのことを「怯えている」って勘違いしたのか、中背の優しい顔した丸顔騎士さん・フランドルさん。こっちは貴族の人らしい。(貴族だからか、メイドさんに人気で「絶対結婚したい! 」って皆言ってる。逆にランスさんは平民だからか人気なし。将来の安定度で見たら強さ<資産 なのかしらん。‥とハヅキが思ってるだけで、普通にランスの顔よりフランドルの顔の方が人気なだけ)がロイヤルな笑顔を浮かべて、「彼が怖いんですか? 僕が変わりましょうか? 」って聞いて来た。
NO!
優しさより、マッチョです。
あたしは思いっきり首を振って、ゴリマッチョさんに抱き着いて
「ランスさんがいい」
て言った。
フランドルさん「が~ん」、ランスさん「ニヤリ」だ。
あたしはお金持ちだから、強さ>資産だよ!
いや~、お金持ちってホント、イイですね~。
私の場合「神様(担当者さんとか)」が選んでくれなかったってことなんだけど‥、それでいいと思う。
依怙贔屓とかよくないよね。(ってか、依怙贔屓とか担当さんしてくれないよ。あの人普通に冷たいから‥とハヅキは思っている。実は結構担当さんもハヅキびいきだし、神様なんて凄いハヅキに甘々なんだけど、そんなことをハヅキは知らない。アレだ。親の心子知らずって奴だ)
‥てか、そんなこと今更言っても無駄だよ。
そんな無駄なことに時間割くとか、ホント無駄。
運命に裏切られた‥とかってさ、運命に期待してるから裏切られるわけじゃない? 最初っから期待しない方がいいんだよ。
不幸な境遇(ってか、顔限定!! )のことを悲しむんじゃなくて、持ってる幸運を最大限に利用して楽しまなきゃ!
持ってる幸運
貴族であること(つまりお金がある)
実はあたしは服飾系の技術が沢山ある。
この顔を化粧する腕がある。(そりゃあもう、この顔歴が長すぎるから、この顔を化粧する術は誰よりもある)
ブス扱いに慣れている(慣れているだけで、悲しくないわけでは勿論ない。出来れば、そっとしておいて欲しい)
光魔法が使える!!
‥ポジティブに考えたら‥あたしってかなり恵まれてない?
顔がこれってだけだ。
‥顔がこれって言うのは、‥別にそれ程不幸でもない気がする。
顔がこれでもお金もあるし、後は手に職持ってたら‥馬鹿にする奴とか「へ~ん、アンタらあたしより持ってるもん少ないだろ? 負け犬の遠吠えですか~?? 」って言ってやればいい。言わないけど‥こころの中では‥そんな感じで。
でもさ、お金あるって言っても、あるのは親の金だからね? それで威張られてもって感じだよね。ダサいよ、ダサすぎる。
手に職。
あたしの場合、自分の手に職スキルを利用すると‥
1.ブティック経営する
2.髪結い(メークアップアーティスト的な感じ)になる。
3.治療師になる。
の三択だ。じゃあどれを選ぶか。どれでいいけど‥「将来こうなりたい」って考えて、それに一番直結してそうなものを選ばねばならん。
金持ちの知り合いをいっぱい作りたいとかなら1かな。2なら、女の子の喜ぶ顔を見れてやりがいもありそう。でも‥あたしが真に求めてるのは? この二つか? いや、違う。あたしの真の目標は‥「イケメンを助けて、恩を売って、結婚したい」だ。
世俗的って? 放っておいて欲しい。
あたし好みのイケメンとは? 出来れば騎士様で‥顔は(出来れば)卵型で、鼻筋が通ってる方がいい。薄い唇と、あと、意志の強そうな眉と輝く瞳、実は一重で切れ長の目が好き‥だけどそこは‥アレだ。そこまで贅沢は言わん。寧ろ優先度高いのは、痩せ型で背が高い細マッチョだ。
そういう人たち、ブティックそんなに用事なさそうじゃない? それこそ「婚約者に強請られて‥」とかいう用事じゃなきゃブティック来ないっしょ(偏見)髪結いも然り。じゃあ‥治療師一択じゃない?
怪我はするっしょ。
だって、騎士様なんだもの。
違う道もあるかもしれんが‥あたしはその道を選びたい。‥一番確実な気、するんよ。
では、この道を選ぶべく、計画を立てようと思う。
まず学校に行く前に教会で治療のボランティアをする。そこで「つかえるね、君。どう職員にならん? 」って風に‥そのまま就職する。
完璧やね。
だが‥
今現在、学校に行く前に教会で治療のボランティアをするという地点から躓いてる。
「お嬢様が教会に? ‥それ以前にお一人で街に!? 」
この許可がそもそも下りなかった。ええ!? そこからか!? 結構序盤から躓いてないか!?
もう、けんもほろろだ。
端っから話も聞いてもらえない。
「誘拐されるでしょう! (※ 年とかではなく、ハヅキが半端ない美人だからなんだが、それがハヅキには理解できない。だけど、周りの者にとっては「それはあたりまえのこと」でわざわざ言うまでもないことなんだ)」
って子供扱いされる。
そりゃあ今のあたしは子供だが、あたしはこの家の誰より人生経験が豊富だ。「お菓子あげるよ」とか言われてもついてかないぞ!?
あたしが「そそのかされてもついて行きません」「怪しい人見たら逃げます」って反論すると、
「‥いえ、誘拐犯は無言で攫って行くもんですよ」
って呆れ顔をされた。
‥そうね。そりゃそうだよね。
でも‥あたしんちよりもっと裕福な家も多いですから‥何もあたしなんか(※ 中堅の金持ち。そして、不美人だから親からそう愛されているように見えない。‥自分で言ってて情けなくなってきた)を狙わんでも‥
あたしがメイドさんに言うと、メイドさんは大きくため息をついて、
「誘拐犯はこちらの懐具合なんて知りませんよ。貴族=お金を持ってるって思うもんです」
‥この人、仮にも担当するお嬢様に容赦ねえな‥。
でも、なるほどね~。
そりゃそうか。見た目じゃ分からんわな。貴族=金持ちって思うわな。平民の子供より貴族の子供攫うわな。
ってことは‥
「平民の格好すればいいんだね? 」
なら、もう、完璧平民だ。地味顔だから。
「‥‥‥」
うわ~凄い「呆れた。何だこのガキ」って顔になってる~。(※ ハヅキの思い込み。メイドさんからすれば「お嬢様の顔の価値がそんなもんぐらいで下がるわけないでしょう!? って呆れてるんだ)
「でもね。私は(※ 人前ではまさかあたしとは言えない。貴族だから)将来世の為人の為になるような人間になりたいの。どうやら私は魔力を持ってるようだから‥それをつかって、治療とかしたいの。
治療っていえば‥教会じゃない?
そりゃね。
私はまだ子供だけど‥労働力はいないよりはいた方がいい。質より量だと思うの。
私でもちょっとは役に立つと思うの」
って一生懸命メイドの目を見上げながら言ったら、
‥天使様か‥っ! (メイド、心の声: 上目遣いの美少女の威力半端ない!! )
とか‥何かもごもご小声で呟いて真っ赤になってメイドが俯いた。
‥どうやら私の熱意が伝わって感動してくれたようだ。きっと今頃こころの中で「感動したわ。何とかしてあげたい。でも‥そんなこと言われても‥下っ端のメイドの私にはどうすることも出来ないわ‥。どうしよう‥」って悩んでいるに違いない。
そうね、下っ端のメイドじゃどうしょうもないわね。
どうしようもないことを頼んでしまって悪かったわ。‥この子、結構いい子なのね。出来るだけ迷惑かけないように暮らしましょう。幸いあたしは一人で何でもできるから、出来るだけ手を煩わさないようにしましょう。‥そうね、このことも‥執事に頼んでみましょう。これ以上この子を困らせるのはかわいそうだからね。
「分かったわ。もういい。ごめんなさいね」
にっこり微笑んで言ったら、が~んって顔された。「そ‥そんな‥お嬢様‥無力な私を見捨てないで‥」って呟いてる。‥あ、そっか。メイドさんだもんね? あたしに「もういい、クビ」って言われたら仕事なくなるもんね? ‥いや、そんな気は無いですよ。クビにはしません。幸い「そういう意味じゃないわ。これからもよろしくね? 」って誠心誠意言ったら信じてもらえた。‥人間、顔云々より、人間性だと思う。誠意を伝えれば顔がどうであれ、人は信用してくれる。今までは、勝手に自分から「どうせ、あたしの顔のせいで話半分にしか聞いてくれないだろ」って決めつけてた‥やもしれん。そういうの、今世は反省しよう。
愛想よく。そして‥礼儀正しく、誠心誠意。これ、大事。
(それはさておき)あたしは教会の件をお父様の執事に頼むことにした。私にはまだ執事はいないからね。
老齢の執事(ロマンスグレーのイケオジ)は、表情も変えずに
「まだお嬢様は学校に行かれておりませんので魔法の使い方が分かっておられないでしょう? ですから、教会に行かれてもお手伝いすることはないかと」
と言った。
マジか。
‥そうか。そうだよね‥
実はあたしは前世魔法学校を卒業したから魔法の使い方は分かるんだけど‥皆は当たり前にそんなこと知らないよね。そうだよね。
でも‥だからといって引けない。今の内から教会には「居場所」を作っておきたいんよ‥っ! たたき上げの治療師になりたいんよ。学校に行って魔法(聖魔法)学んで、貴族で、治癒魔法の使える「お飾り聖女」じゃ、嫌なんよ。私の望むマッチョは多分‥貴族様より平民(たたき上げ)の方が多いんよ‥!
「‥分かった。でも、見てみたいから‥行ってもいい? 絶対教会の皆さんの邪魔はしないから」
って言ったら
「旦那様に許可を頂いて来ます」
って言って‥その後お父様から許可が下り、護衛付きでやっと行けることになった。
‥3人もいる? 護衛。
なんで一人はあたしを抱っこしている?
細身の綺麗系じゃなくて、ゴリマッチョ系の「いかにも強そうな騎士」だ。名前はランスさん。平民騎士で、凄い強いらしい。成程、皆が彼を避けるように通ってるよ!! 見た目も如何にも強そうだし、怖そうに見えるもんね! でも、安定感ある~♡
しかし、一応‥
「歩けますよ‥」
って言ったら、
「誘拐されたらいけませんから(騎士、心の声:地面に置いた瞬間outだ! 絶対誘拐される! 顔を見られてもいけない。顔を隠せ! ゴツイ俺に視線が行くようにして‥絶対お嬢様を見られるな! そして‥俺は絶対離さんぞ! 例え切りかかられてもお嬢様を離しはしないぞ! ‥ってか‥この役目、役得過ぎる‥♡♡)」
って言われた。
めちゃ冷静に(騎士の心の中は全然冷静じゃないんだけど、見掛けは冷静)
教会までの道、危ない道はないと思いますよ? 馬車で教会の近くまで行くんですよね?
子供だからって‥過保護過ぎん?
でも、全然嫌じゃないからいいことにしよう。
マッチョ‥好き♡ でも、贅沢言ったらゴリマッチョより細マッチョ派。‥でも、ゴリマッチョも悪くないかも‥あたしは筋肉大好き♡なんか??
黙ってるあたしのことを「怯えている」って勘違いしたのか、中背の優しい顔した丸顔騎士さん・フランドルさん。こっちは貴族の人らしい。(貴族だからか、メイドさんに人気で「絶対結婚したい! 」って皆言ってる。逆にランスさんは平民だからか人気なし。将来の安定度で見たら強さ<資産 なのかしらん。‥とハヅキが思ってるだけで、普通にランスの顔よりフランドルの顔の方が人気なだけ)がロイヤルな笑顔を浮かべて、「彼が怖いんですか? 僕が変わりましょうか? 」って聞いて来た。
NO!
優しさより、マッチョです。
あたしは思いっきり首を振って、ゴリマッチョさんに抱き着いて
「ランスさんがいい」
て言った。
フランドルさん「が~ん」、ランスさん「ニヤリ」だ。
あたしはお金持ちだから、強さ>資産だよ!
いや~、お金持ちってホント、イイですね~。
15
あなたにおすすめの小説
美醜逆転世界でお姫様は超絶美形な従者に目を付ける
朝比奈
恋愛
ある世界に『ティーラン』と言う、まだ、歴史の浅い小さな王国がありました。『ティーラン王国』には、王子様とお姫様がいました。
お姫様の名前はアリス・ラメ・ティーラン
絶世の美女を母に持つ、母親にの美しいお姫様でした。彼女は小国の姫でありながら多くの国の王子様や貴族様から求婚を受けていました。けれども、彼女は20歳になった今、婚約者もいない。浮いた話一つ無い、お姫様でした。
「ねぇ、ルイ。 私と駆け落ちしましょう?」
「えっ!? ええぇぇえええ!!!」
この話はそんなお姫様と従者である─ ルイ・ブリースの恋のお話。
異世界推し生活のすすめ
八尋
恋愛
現代で生粋のイケメン筋肉オタクだった壬生子がトラ転から目を覚ますと、そこは顔面の美の価値観が逆転した異世界だった…。
この世界では壬生子が理想とする逞しく凛々しい騎士たちが"不細工"と蔑まれて不遇に虐げられていたのだ。
身分違いや顔面への美意識格差と戦いながら推しへの愛を(心の中で)叫ぶ壬生子。
異世界で誰も想像しなかった愛の形を世界に示していく。
完結済み、定期的にアップしていく予定です。
完全に作者の架空世界観なのでご都合主義や趣味が偏ります、ご注意ください。
作者の作品の中ではだいぶコメディ色が強いです。
誤字脱字誤用ありましたらご指摘ください、修正いたします。
なろうにもアップ予定です。
魔王の娘に転生した私は、恐れられるどころか世界一の美貌で恋愛ルート確定でした
月影みるく
恋愛
目を覚ましたら、私は異世界で――
恐怖と絶望の象徴・魔王の娘として生まれていた。
この世界で魔王の血を引く者は、恐れられ、忌み嫌われる存在。
孤独な運命を覚悟していたはずなのに、なぜか周囲の反応がおかしい。
父である魔王は超美形で娘に激甘。
魔族たちは命がけで守ってくる。
さらに人間側の勇者や王子、騎士までもが、次々と私に惹かれていき――。
どうやら私は、世界一の美貌を持って生まれてしまったらしい。
恐れられるはずだった魔王の娘・セラフィナ・ノワールの人生は、
気づけば溺愛と恋愛フラグだらけ。
これは、
魔王の血と世界一の美貌を持つ少女が、
数多の想いの中から“運命の恋”を選ぶ、
甘くて危険な異世界恋愛ファンタジー。
存在しないことにされていた管理ギフトの少女、王宮で真の家族に出会う 〜冷遇された日々は、王宮での溺愛で上書きします〜
小豆缶
恋愛
「願った結果を、ほんの少しだけ変えてしまう力」
私に与えられたギフトは、才能というにはあまりにも残酷な自分も人の運命も狂わせるギフトだった。
そのあまりの危うさと国からの管理を逃れるために、リリアーナは、生まれたことそのものが秘匿され、軟禁され、育てられる。
しかし、純粋な心が願うギフトは、ある出来事をきっかけに発動され、運命が動き出す。
二度とそのギフトを使わないと決めて生きてきたのよ
だが、自分にせまる命の危機ーー
逃げていた力と再び向き合わなければならない状況は、ある日、突然訪れる。
残酷なギフトは、リリアーナを取り巻く人たちの、過去、未来に影響し、更には王宮の過去の闇も暴いていく。
私の愛する人がどうか幸せになりますように...
そう、リリアーナが願ったギフトは、どう愛する人に届くのか?
孤独だったリリアーナのギフトが今、王宮で本当の幸せを見つけるために動き始める
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる