悪役令嬢の生産ライフ

星宮歌

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第一章 幼少期編

第四話 ステータスオープン!

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 信じられないものを見て、泣き疲れたのもあって眠った後、メリーに甲斐甲斐しく世話をしてもらった私は、誰も見ていないことを確認して、もう一度それを開く。


(ステータス、オープンっ)


 ブンッという音とともに現れた画面。そこには、私のステータスが書かれていた。


『ユミリア・リ・アルテナ(0歳・女)

攻撃力   10
防御力   10
魔法攻撃力 エラー
魔法防御力 エラー

スキル
生産時間短縮、生産効能調整、同時生産数アップ、全属性魔法、言語理解

称号
料理人の卵、駆け出し料理人、中級料理人、上級料理人、料理の達人、料理の鬼、料理の神、錬金術師の卵、駆け出し錬金術師、中級錬金術師、上級錬金術師、錬金術の達人、錬金術の鬼、錬金術の神、鍛冶師の卵――――魔道の神』


(……いやいやいや、おかしいっ、おかしいからっ! 魔法系がエラー!? えっ、スキル、ほぼ生産系ばっかだしっ、しかも、称号見づらっ! いやっ、ていうか、これ、あのゲームの能力!?)


 混乱しながら、そのステータスに突っ込みを入れていると、ステータスに変化が現れる。


『称号
料理の神、錬金術の神、鍛冶の神、設計の神、建築の神、裁縫の神、調薬の神、機械の神、細工の神、音楽の神、演出の神、生体科学の神、魔道の神、突っ込み魔神』


(……うん、称号が増えたことについては、文句を言うまい……なんて言うとでも思ったかぁっ! あんの女神ぃぃいっ!!)


 今、この瞬間、あの女神が何かしたに違いないと、私は確信を持つ。しかし、そこでふと、気づくこともあった。


(……もしかして、これって、リアル生産ゲームができるってこと!?)


 私がやっていた生産ゲームは、『コツコツ生産ファンタジー』というタイトルのゲームだ。ちなみに、『モフ恋』と同じ会社が出しているゲームで、世界観がある程度は同じだったりする。
 『コツ生』においては、とにかく素材探索をして、生産して、その道具で主人公を強化して、素材探索をして、生産しての繰り返しのゲームだ。一つのジョブを極めると、次のジョブに転生して、また同じことを繰り返していく。そして、全てのジョブを極めた先に、『創造神』のジョブがあったはずなのだが……残念なことに、そこへ行く一歩手前で私は死んでしまったわけだ。


(いや、でも、これならメリーを助けられるんじゃあ? 錬金術師のジョブがあれば、しかも、神クラスなら、万能薬なんて作りたい放題なはずっ!)


 問題は材料だ。しかし、それもきっと大丈夫。ここまできたのなら、私にも展開が読めてきた。ここまできて、色々な素材を確保していたストレージが使えないなんてことはないだろう。


(ストレージ、オープン!)


 そして、上機嫌に私はそれを心の中で叫び……次の瞬間には、真っ青になるのだった。
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