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第二章 少女期 瘴気編
第二百五話 クリスタルロード攻略16(セイ視点)
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色々と話を詰めて、最終的に提案されたその意見に、僕はヒクリと頬を引きつらせる。
「えっ? 本当に? そんなこと、やって大丈夫?」
「もちろん、問題などございません。むしろ、これでユミリアお嬢様が早く助かるのだと思えば、率先してやるべきことでは?」
「さっさとやれ」
ユミリア至上主義であるメリーさんとイルト殿下に詰め寄られて、僕は渋々引き受ける。
「じゃあ、コウ、ローラン、準備は良い?」
「うんっ」
「おうっ」
そこそこ開けた空間の中央で、僕は、そっと地面に手を当てる。
「なら、いくよっ」
直後、僕は星妖精としての魔力を全開にして、ダンジョンそのものへと干渉する。
「探知、無効化。魔法障壁、無効化。修復能力、無効化。緊急システム、無効化。範囲限定、強度、弱体化」
言葉を紡ぐ度に、ダンジョンが様々な色で光り、その効果を発揮していく。
「良いよ!」
準備が整ったと判断した僕は、すぐに、コウとローランへと声をかけて、その場から飛び退く。
「降り注げっ」
「ぶち抜けっ」
コウはマグマと氷の塊を、ローランは闇魔法の漆黒の球体を、それぞれ、先ほどまで僕が居た地面へとぶつける。
凄まじい轟音とともに、ダンジョンが激しく揺れ、コウのマグマと氷が落ちた後を、ローランの闇魔法がその影響による温度変化を打ち消しつつ、どんどん、下へ、下へと落ちていく。
「そこで止めて!」
「分かった!」
「おうっ」
僕の言葉で、コウとローランは、ちょうど、ローランの魔法でマグマと氷が消えるよう、タイミングをズラして魔法を消す。
「行くぞ」
床に空いた大穴。それは、恐らくは五十階層分を一気にぶち抜いた形だ。本来ならば、こんなことをしても、ダンジョンの機能で魔法の威力が軽減したり、即座に修正されたりするし、そもそもダンジョンの床やら壁やらはかなりの強度を誇るため、破壊できないなんてこともあり得る。しかし、僕がダンジョンのシステムに干渉して、異常を探知されないように、魔法を弾かないように、修正されないように、緊急用のシステムが働かないようにした。ついでに、壊す予定の床だけに強度を下げるようにもしたが……もしかしたら、そこまでする必要はなかったのかもしれない。
できた穴に早速とばかりに飛び込んでいったイルト殿下を眺めながら、僕も遅れまいとそこへ飛び込む。
できる限りのことはしているものの、ここのダンジョンは、どうやらかなり巨大らしい。僕の力でも、ダンジョンが復旧しないように抑えていられる時間はそう長くはない。
(一応、ダンジョンに干渉したことで、探索魔法はかなり範囲が広がったけど……それでも、ミーシャは見当たらないな)
上に五十層、下に五十層という範囲を探知できるようになった僕は、その範囲内まで床をぶち抜いてもらっている。万が一、この攻撃がミーシャに当たりでもしたら、即死は免れない。
「このダンジョンが、千階層もないことを祈るしかないか……」
僕の消耗もだが、これは、コウとローランにもかなりの消耗を強いる。できるだけ、早くミーシャを見つけて、最深部へ行きたいなと思いながら、再び、コウとローランに大穴を空けてもらった。
「えっ? 本当に? そんなこと、やって大丈夫?」
「もちろん、問題などございません。むしろ、これでユミリアお嬢様が早く助かるのだと思えば、率先してやるべきことでは?」
「さっさとやれ」
ユミリア至上主義であるメリーさんとイルト殿下に詰め寄られて、僕は渋々引き受ける。
「じゃあ、コウ、ローラン、準備は良い?」
「うんっ」
「おうっ」
そこそこ開けた空間の中央で、僕は、そっと地面に手を当てる。
「なら、いくよっ」
直後、僕は星妖精としての魔力を全開にして、ダンジョンそのものへと干渉する。
「探知、無効化。魔法障壁、無効化。修復能力、無効化。緊急システム、無効化。範囲限定、強度、弱体化」
言葉を紡ぐ度に、ダンジョンが様々な色で光り、その効果を発揮していく。
「良いよ!」
準備が整ったと判断した僕は、すぐに、コウとローランへと声をかけて、その場から飛び退く。
「降り注げっ」
「ぶち抜けっ」
コウはマグマと氷の塊を、ローランは闇魔法の漆黒の球体を、それぞれ、先ほどまで僕が居た地面へとぶつける。
凄まじい轟音とともに、ダンジョンが激しく揺れ、コウのマグマと氷が落ちた後を、ローランの闇魔法がその影響による温度変化を打ち消しつつ、どんどん、下へ、下へと落ちていく。
「そこで止めて!」
「分かった!」
「おうっ」
僕の言葉で、コウとローランは、ちょうど、ローランの魔法でマグマと氷が消えるよう、タイミングをズラして魔法を消す。
「行くぞ」
床に空いた大穴。それは、恐らくは五十階層分を一気にぶち抜いた形だ。本来ならば、こんなことをしても、ダンジョンの機能で魔法の威力が軽減したり、即座に修正されたりするし、そもそもダンジョンの床やら壁やらはかなりの強度を誇るため、破壊できないなんてこともあり得る。しかし、僕がダンジョンのシステムに干渉して、異常を探知されないように、魔法を弾かないように、修正されないように、緊急用のシステムが働かないようにした。ついでに、壊す予定の床だけに強度を下げるようにもしたが……もしかしたら、そこまでする必要はなかったのかもしれない。
できた穴に早速とばかりに飛び込んでいったイルト殿下を眺めながら、僕も遅れまいとそこへ飛び込む。
できる限りのことはしているものの、ここのダンジョンは、どうやらかなり巨大らしい。僕の力でも、ダンジョンが復旧しないように抑えていられる時間はそう長くはない。
(一応、ダンジョンに干渉したことで、探索魔法はかなり範囲が広がったけど……それでも、ミーシャは見当たらないな)
上に五十層、下に五十層という範囲を探知できるようになった僕は、その範囲内まで床をぶち抜いてもらっている。万が一、この攻撃がミーシャに当たりでもしたら、即死は免れない。
「このダンジョンが、千階層もないことを祈るしかないか……」
僕の消耗もだが、これは、コウとローランにもかなりの消耗を強いる。できるだけ、早くミーシャを見つけて、最深部へ行きたいなと思いながら、再び、コウとローランに大穴を空けてもらった。
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