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第三章 少女期 女神編
第三百四十六話 結界
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(あれは、いったい、何?)
ドッドッドッと早鐘を打つ心臓に手を当てて、先程見て、感じたものを思い出す。
ローランは気づいていなかったようだが、あの場所は、何かの結界で隔離されていた。その結界が揺らがない限りは、きっと、私達はあの場所の異常性に気づくことはなかっただろう。何せ、それは全ての魔力を遮断し、こちらとあちらを隔絶するものだったのだから。
つまりは……。
(結界が、揺らいでる)
私もローランも、あの異常を感じたのだ。つまりは、何らかの原因で、あの結界は揺らいでいる。そして、万が一、結界が壊れでもしたら……。
(こちらの世界が、終わるっ)
あの場所にいた恐竜らしきものが、たったの一匹でもこちらへ侵入すれば、多くの人が死に絶えるだろう。きっと、私を含めて、全員が死力を尽くして戦って、ようやく勝てると思えるのが、あの世界の生き物達だ。
結界の揺らぎは、一時的なものだったのか、今はあの世界の魔力を感知することはできない。しかし、このままにしておいて、また結界が揺らがないとも限らない。
(どうすれば……あんな滅茶苦茶な結界、私に張れるかどうか……)
結界の存在に気づいた私は、その性質に絶句したのもあるが、それとともに、結界の範囲に目眩がしそうだった。どこに果てがあるのか全く分からない巨大な結界。それを維持するだけで、いったいどれだけの魔力を要するのか、全く想像できなかった。
(どう、すれば……)
「ユミリア、様……あの場所は……あそこの生き物は、こっちに来たりする、のか?」
私よりも早く、落ち着きを取り戻したらしいローランに尋ねられて、私は答えに窮する。
「……そうか。…………」
無言は、そのまま肯定となる。その危険性を察したローランは、何かを考えているらしく、そのまま黙り込む。
「ユミリア様は、あそこが何だと思ってるんだ?」
「わ、からない。あんな場所、私の記憶にはなくて……異世界、とか?」
『コツ生』で存在しなかった場所。もちろん、『モフ恋』でも、こんな場所があるなんていう情報はなかった。もしあったとしたら、ゲームバランスを著しく損ねたであろう危険地帯。『モフ恋』に関しては、ミーシャの方が詳しいので何とも言えないが、それでも異常としか思えなかった。
「異世界……確かに、それっぼかったよなぁ……。なぁ、ユミリア様。あまり考えたくはねぇが、神界には、あんなレベルの存在がうじゃうじゃ居るんじゃねぇか?」
そんなローランの質問に、私は、何も答えられなかった。
ドッドッドッと早鐘を打つ心臓に手を当てて、先程見て、感じたものを思い出す。
ローランは気づいていなかったようだが、あの場所は、何かの結界で隔離されていた。その結界が揺らがない限りは、きっと、私達はあの場所の異常性に気づくことはなかっただろう。何せ、それは全ての魔力を遮断し、こちらとあちらを隔絶するものだったのだから。
つまりは……。
(結界が、揺らいでる)
私もローランも、あの異常を感じたのだ。つまりは、何らかの原因で、あの結界は揺らいでいる。そして、万が一、結界が壊れでもしたら……。
(こちらの世界が、終わるっ)
あの場所にいた恐竜らしきものが、たったの一匹でもこちらへ侵入すれば、多くの人が死に絶えるだろう。きっと、私を含めて、全員が死力を尽くして戦って、ようやく勝てると思えるのが、あの世界の生き物達だ。
結界の揺らぎは、一時的なものだったのか、今はあの世界の魔力を感知することはできない。しかし、このままにしておいて、また結界が揺らがないとも限らない。
(どうすれば……あんな滅茶苦茶な結界、私に張れるかどうか……)
結界の存在に気づいた私は、その性質に絶句したのもあるが、それとともに、結界の範囲に目眩がしそうだった。どこに果てがあるのか全く分からない巨大な結界。それを維持するだけで、いったいどれだけの魔力を要するのか、全く想像できなかった。
(どう、すれば……)
「ユミリア、様……あの場所は……あそこの生き物は、こっちに来たりする、のか?」
私よりも早く、落ち着きを取り戻したらしいローランに尋ねられて、私は答えに窮する。
「……そうか。…………」
無言は、そのまま肯定となる。その危険性を察したローランは、何かを考えているらしく、そのまま黙り込む。
「ユミリア様は、あそこが何だと思ってるんだ?」
「わ、からない。あんな場所、私の記憶にはなくて……異世界、とか?」
『コツ生』で存在しなかった場所。もちろん、『モフ恋』でも、こんな場所があるなんていう情報はなかった。もしあったとしたら、ゲームバランスを著しく損ねたであろう危険地帯。『モフ恋』に関しては、ミーシャの方が詳しいので何とも言えないが、それでも異常としか思えなかった。
「異世界……確かに、それっぼかったよなぁ……。なぁ、ユミリア様。あまり考えたくはねぇが、神界には、あんなレベルの存在がうじゃうじゃ居るんじゃねぇか?」
そんなローランの質問に、私は、何も答えられなかった。
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