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第三章 少女期 女神編
第三百九十二話 帰りたい
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外の様子がおかしいという話をしながら、それをニコニコと聞くだけの創世神様を不審に思う。この神界は、創世神様が統治しているようなもの。つまりは、王様に当たる存在。それなのに、神界が危機的状況にあると聞かされても全く反応のない創世神様は、違和感の塊であった。
「創世神さ「ユレイラっ。外に居る邪神の掃討に力を貸してもらえないだろうか? もちろん、できる限りの礼はしよう」……リリアナ様、それは、その……」
本来の私達の目的は、ミーシャ(マリフィー)の救出。そして、イルト様の呪いの解呪。現在、その二つの目標は達成されており、意識を失っているイルト様を早急に休ませたいところだった。
「申し訳ありませんが、私達の目的は、全て達成されております。イルト様もこのままにはしておけませんし、一度戻ろうかと思います」
「そう、か……」
良くも悪くも、私の一番はイルト様だ。それをリリアナ様は良く知っているため、残念そうにしながらも引き下がる。
「ユミリア。ミーシャが、目を覚ましたよ」
と、そこで、マリフィーの姿へ戻ったミーシャが、目覚めたとセイが報告してくる。
「お姉様……この度は、ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。そして、助けてくださり、ありがとうございます」
ミーシャは、マリフィーの転生した姿。それは理解していたものの、マリフィーの姿で『お姉様』などと呼ばれると、何だかむず痒い気持ちになる。ただ、セイが昔から、ミーシャに対してだけ甘い理由が、ミーシャの魂がマリフィーだったということで、何となく理解できた。
(セルティスは、マリフィーのお兄ちゃんみたいな存在だったもんね)
幼い、いたずら好きのマリフィーを叱って、なだめるのは、いつだってセルティスだった。そして、凶悪な罠を一緒に考えるのも、この二人だった。
「どういたしまして。無事で良かったよ」
神としての力を取り戻したミーシャが、元の体に戻れるかどうかは怪しい。しかし、今はそんなことよりも、無事を喜ぶ方が先だった。
「ミーシャ、いや、今はマリフィーかな? 本当に、無事で良かった! 心配したんだからねっ!? もし、マリフィーに何かあれば、僕はリリアナ様相手だろうと容赦しないからね? 帰ったら、アルト殿下と一緒にお説教するから、覚悟しておくようにっ!!」
「あ、あはは……お、お手柔らかに……」
セイが、お兄ちゃん根性をしっかり発揮しているのを眺めながら、イルト様を抱えようとして……創世神様が、いつの間にか隣でじーっと私を見ていることに気づく。
「そ、創世神様? 私の顔に何かついていますか?」
「ううむ、そうではないのじゃがな? 恐らく、お主ら全員、この地に蔓延る邪神を掃討せねば、帰れぬぞ?」
「「「「えっ?」」」」
早く帰ろうと思った矢先の創世神様の一言に、私達は、同時に声をあげるのだった。
「創世神さ「ユレイラっ。外に居る邪神の掃討に力を貸してもらえないだろうか? もちろん、できる限りの礼はしよう」……リリアナ様、それは、その……」
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「そう、か……」
良くも悪くも、私の一番はイルト様だ。それをリリアナ様は良く知っているため、残念そうにしながらも引き下がる。
「ユミリア。ミーシャが、目を覚ましたよ」
と、そこで、マリフィーの姿へ戻ったミーシャが、目覚めたとセイが報告してくる。
「お姉様……この度は、ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。そして、助けてくださり、ありがとうございます」
ミーシャは、マリフィーの転生した姿。それは理解していたものの、マリフィーの姿で『お姉様』などと呼ばれると、何だかむず痒い気持ちになる。ただ、セイが昔から、ミーシャに対してだけ甘い理由が、ミーシャの魂がマリフィーだったということで、何となく理解できた。
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「どういたしまして。無事で良かったよ」
神としての力を取り戻したミーシャが、元の体に戻れるかどうかは怪しい。しかし、今はそんなことよりも、無事を喜ぶ方が先だった。
「ミーシャ、いや、今はマリフィーかな? 本当に、無事で良かった! 心配したんだからねっ!? もし、マリフィーに何かあれば、僕はリリアナ様相手だろうと容赦しないからね? 帰ったら、アルト殿下と一緒にお説教するから、覚悟しておくようにっ!!」
「あ、あはは……お、お手柔らかに……」
セイが、お兄ちゃん根性をしっかり発揮しているのを眺めながら、イルト様を抱えようとして……創世神様が、いつの間にか隣でじーっと私を見ていることに気づく。
「そ、創世神様? 私の顔に何かついていますか?」
「ううむ、そうではないのじゃがな? 恐らく、お主ら全員、この地に蔓延る邪神を掃討せねば、帰れぬぞ?」
「「「「えっ?」」」」
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