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第三章 少女期 女神編
第三百九十八話 残酷な過去
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「……イリアスとルクレチアの両親は、二人が生まれるのを、それは楽しみにしておったのじゃ。二人が破壊装置になる運命なぞ知らず、ただただ、愛しく想っておったのじゃ…………」
そう言った創世神様は、とても優しい眼差しで、イルト様を……いや、イリアスとルクレチアを見つめる。
(あ……そういうこと、だったんだ……)
思えば、不思議なことはいくつもあった。まずは、イリアスの魂が、私達の居る世界に存在していたということ。
(神の魂が転生をするには、アリアナ様のような転生やら選択やらを司る神を通さなきゃいけない。私達は邪神に殺され、イリアス以外は、誰かが守ってくれたから転生が叶った)
それなら、イリアスを守ったのは誰だったのか……?
次に、創世神様が力を失ったイリアスに手を下さなかったという事実。
(破壊装置というのであれば、そして、それを知らされているのであれば、恐らくは、創世神様にはその破壊に抗う権利が与えられているはず)
確かに、創世神様は上の決定には逆らえないだろう。しかし、創世神様の役割は世界を守ること。敵対勢力を用意されれば、それに対抗することが求められるはずなのだ。
(邪神に対しては、ちゃんと対抗していたと記憶してるから……イリアスを殺さない理由がない)
それでも、創世神様は、手を下すことはなかった。
そして、極めつけは、ルクレチアの暴走に、創世神様が死にかけていたことと、私達が二人を救おうとするのを止めないこと。
(大切な世界を破壊しようとする二人は、創世神様にとって憎い存在のはずなのに、創世神様は世界と二人を天秤にかけてしまっている。それは、きっと……)
「分かりました。全力で、イルト様もルクレチアも助けますので、お義父様はできる限りの協力をしてください」
「う、うむ? もちろんじゃ」
愛しい愛しい我が子を見つめる創世神様。その姿に気づいたのは私だけではない。全員が、驚きつつも、納得して、覚悟を決めているようだった。
きっと、創世神様は、イリアスもルクレチアも、破壊装置になどさせたくなかったはずだ。それがなぜ、こんなことになったのかは、また後々聞き出すことにして、外に存在する邪神の勢力に対抗するグループと、イルト様とルクレチアを助ける組とに分かれて、それぞれ作業を開始した。
そう言った創世神様は、とても優しい眼差しで、イルト様を……いや、イリアスとルクレチアを見つめる。
(あ……そういうこと、だったんだ……)
思えば、不思議なことはいくつもあった。まずは、イリアスの魂が、私達の居る世界に存在していたということ。
(神の魂が転生をするには、アリアナ様のような転生やら選択やらを司る神を通さなきゃいけない。私達は邪神に殺され、イリアス以外は、誰かが守ってくれたから転生が叶った)
それなら、イリアスを守ったのは誰だったのか……?
次に、創世神様が力を失ったイリアスに手を下さなかったという事実。
(破壊装置というのであれば、そして、それを知らされているのであれば、恐らくは、創世神様にはその破壊に抗う権利が与えられているはず)
確かに、創世神様は上の決定には逆らえないだろう。しかし、創世神様の役割は世界を守ること。敵対勢力を用意されれば、それに対抗することが求められるはずなのだ。
(邪神に対しては、ちゃんと対抗していたと記憶してるから……イリアスを殺さない理由がない)
それでも、創世神様は、手を下すことはなかった。
そして、極めつけは、ルクレチアの暴走に、創世神様が死にかけていたことと、私達が二人を救おうとするのを止めないこと。
(大切な世界を破壊しようとする二人は、創世神様にとって憎い存在のはずなのに、創世神様は世界と二人を天秤にかけてしまっている。それは、きっと……)
「分かりました。全力で、イルト様もルクレチアも助けますので、お義父様はできる限りの協力をしてください」
「う、うむ? もちろんじゃ」
愛しい愛しい我が子を見つめる創世神様。その姿に気づいたのは私だけではない。全員が、驚きつつも、納得して、覚悟を決めているようだった。
きっと、創世神様は、イリアスもルクレチアも、破壊装置になどさせたくなかったはずだ。それがなぜ、こんなことになったのかは、また後々聞き出すことにして、外に存在する邪神の勢力に対抗するグループと、イルト様とルクレチアを助ける組とに分かれて、それぞれ作業を開始した。
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