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第三章 少女期 女神編
第四百十話 残った課題
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戦いの終わりを知らされたのは、イルト様とルクレチアとともに向かう世界の安全性に関して、もう二回ほど創世神様を送り込んで調査して、途中で起きてきたミーシャを交えて討論し終えた頃だった。
「ユミリア! 終わった!!」
真っ先に報告に来たのは鋼。それに続いて、アメリアやネシス、リリアナ様やアリアナ様もこちらへとやってくる。
「ユレイラ、この度は、私達を助けてくれてありがとう。感謝します」
「私からも、ありがとう。おかげで、大切なものを守ることができた」
アリアナ様は、私が知る昔のアリアナ様に戻っていた。金髪碧眼で、その髪をしっかりとひっつめて、伊達メガネをかけた黒い法衣のような服を纏った女神。滅多に表情を動かさない彼女は、深々と頭を下げてお礼を告げ、そのアリアナ様に良く似た顔立ちのリリアナ様もお礼を告げる。リリアナ様は、アリアナ様の双子の妹であり、髪を短く切り揃えているとか、眼鏡はかけていないとか、鎧を纏っているだとかを除けば瓜二つだったりする。
彼女達は、ミーシャの……いや、マリフィーの姉達だ。そんな彼女達を前に、私は素直にそのお礼の言葉を受け取り、ミーシャを促す。
「姉さん達……もうっ、無茶し過ぎです!! アリアナ姉さんは、ユレイラ様を守ろうとしたのは認めますが、もっと自分を労ってくださいっ! あんなアリアナ姉さんの姿、記憶を思い出した私にとっては悪夢でしかありませんっ!」
「ご、ごめんなさい」
「そして、リリアナ姉さん! 私だって成長します! 罠だけじゃありませんっ! 私をユレイラ様の側に転生させてくれたのは感謝しますが、簡単に操られるんじゃありませんっ! 心配するでしょうが!!」
「す、すまない」
(……あれ? ここは、感動の再会場面になるんじゃあ……?)
良かれと思って促したのだが、どうやら、それはお説教の許可として取られていたらしい。釣り上がった目で厳しくお説教をするミーシャは、止まる気配がない。
「……まぁ、いいか。そうだ。アメリア、助けに来てくれてありがとうね」
「いえ、ユミリア様のためですから」
神界へ向かって、一定の時間が経っても私達が戻らない場合、魔王となっていたアメリアを神界へ喚び出すための道具をミルラスに預けていた私は、その道具でこちらへ来てくれたアメリアへ感謝を告げる。
実を言うと、アメリアはこの神界で、かなり活躍してくれていた。アメリアの力は、暗殺に特化した力。それは、隠密や諜報の力でもあったために、ここへ来てすぐのアメリアは、神界の次元の歪みによって私達から離れた場所、しかも、私達が神界に乗り込む前、邪神の襲撃が起こる前の時間軸に出て、記憶を取り戻し、アメリアとしての覚醒を遂げていた。
記憶そのものは、確実ではないものの、喚び出した時点で戻るように細工していたといえばしていたのだが、それが発動した直後、アメリアは自らの力を覚醒させるために動いたらしい。そうして、覚醒したアメリアは神界の状況を調べ尽くして、アリアナ様の救出に向かったというわけだ。
創世神様が調査の旅に出ている間で、アメリアから連絡があった時は驚いたものの、いつの間にか組織していた古株の神々で構成される戦闘集団は、鋼達の助けとなってくれたらしい。
ミーシャがお説教を続ける間に、アメリア達と情報共有を行い、残すは、イルト様とルクレチアの対処のみであることを再確認した私は、そっと、ミーシャに声をかけた。
「ユミリア! 終わった!!」
真っ先に報告に来たのは鋼。それに続いて、アメリアやネシス、リリアナ様やアリアナ様もこちらへとやってくる。
「ユレイラ、この度は、私達を助けてくれてありがとう。感謝します」
「私からも、ありがとう。おかげで、大切なものを守ることができた」
アリアナ様は、私が知る昔のアリアナ様に戻っていた。金髪碧眼で、その髪をしっかりとひっつめて、伊達メガネをかけた黒い法衣のような服を纏った女神。滅多に表情を動かさない彼女は、深々と頭を下げてお礼を告げ、そのアリアナ様に良く似た顔立ちのリリアナ様もお礼を告げる。リリアナ様は、アリアナ様の双子の妹であり、髪を短く切り揃えているとか、眼鏡はかけていないとか、鎧を纏っているだとかを除けば瓜二つだったりする。
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「姉さん達……もうっ、無茶し過ぎです!! アリアナ姉さんは、ユレイラ様を守ろうとしたのは認めますが、もっと自分を労ってくださいっ! あんなアリアナ姉さんの姿、記憶を思い出した私にとっては悪夢でしかありませんっ!」
「ご、ごめんなさい」
「そして、リリアナ姉さん! 私だって成長します! 罠だけじゃありませんっ! 私をユレイラ様の側に転生させてくれたのは感謝しますが、簡単に操られるんじゃありませんっ! 心配するでしょうが!!」
「す、すまない」
(……あれ? ここは、感動の再会場面になるんじゃあ……?)
良かれと思って促したのだが、どうやら、それはお説教の許可として取られていたらしい。釣り上がった目で厳しくお説教をするミーシャは、止まる気配がない。
「……まぁ、いいか。そうだ。アメリア、助けに来てくれてありがとうね」
「いえ、ユミリア様のためですから」
神界へ向かって、一定の時間が経っても私達が戻らない場合、魔王となっていたアメリアを神界へ喚び出すための道具をミルラスに預けていた私は、その道具でこちらへ来てくれたアメリアへ感謝を告げる。
実を言うと、アメリアはこの神界で、かなり活躍してくれていた。アメリアの力は、暗殺に特化した力。それは、隠密や諜報の力でもあったために、ここへ来てすぐのアメリアは、神界の次元の歪みによって私達から離れた場所、しかも、私達が神界に乗り込む前、邪神の襲撃が起こる前の時間軸に出て、記憶を取り戻し、アメリアとしての覚醒を遂げていた。
記憶そのものは、確実ではないものの、喚び出した時点で戻るように細工していたといえばしていたのだが、それが発動した直後、アメリアは自らの力を覚醒させるために動いたらしい。そうして、覚醒したアメリアは神界の状況を調べ尽くして、アリアナ様の救出に向かったというわけだ。
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ミーシャがお説教を続ける間に、アメリア達と情報共有を行い、残すは、イルト様とルクレチアの対処のみであることを再確認した私は、そっと、ミーシャに声をかけた。
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