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来栖とむ

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第8話 扉の向こうはガチ異世界

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 初めての魔王役。
 なんとか、一日を乗り切った。
 勇者パーティが魔王の間に到着する度に、玉座に座って威厳を保つ。四天王たちが戦い、最後に俺が立ち上がってセリフを言う。
「愚かな勇者どもよ、我が力を思い知るがいい」
 そのセリフを、今日は五回繰り返した。
 最初は緊張したが、だんだん慣れてきた。子どもたちも、「魔王だー!」と喜んでくれた。
 なんとか、成功だ。

 午後六時、閉園。
 他のスタッフたちが続々と帰っていく中、俺は魔王の衣装を着たまま、控え室に戻ろうとした。
「佐伯くん」
 カオスが声をかけてくる。
「お疲れ様。初めてにしては、上出来だった」
「ありがとうございます」
「セリフの間も良かったし、玉座に座る姿勢も堂々としていた。イグニス様より……」
 カオスが言いかけて、口を閉じる。
「イグニス様より?」
「いや、なんでもない」
 カオスが眼鏡を直す。
「ただ……まだ仕事が残っている」
「え?」
「約束を覚えているだろう? 今日は、こちらから帰ってもらう」
 カオスが指差したのは、あの長い廊下へ続く扉。
 さっき、魔王の衣装を着た部屋がある方向だ。
「え、着替えはあっちですか?」
「まあ、そういうことだ」
 カオスが曖昧に答える。
「ついてきてくれ」

 俺は首を傾げながら、カオスについていく。
 四天王の他のメンバーも、後ろからついてくる。フラーラさんとメリーナさんも一緒だ。
「あの、フラーラさん……これから何を?」
「ええ、大丈夫よ」
 フラーラさんが微笑む。
「すぐにわかるから。全部、わかるわ」
 何が?
 長い廊下を進む。
 石造りの壁、豪華なシャンデリア。さっきも通った道だ。
 でも、今回はさらに奥へ進む。
 廊下の突き当たりに、大きな扉があった。
 黒い鉄の扉。複雑な魔法陣のような模様が刻まれている。扉全体が、微かに青白く光っている。
「これ……」
 俺が見たことのある扉だ。
 初日に見た、森の中に立っていた石造りの扉。あれと同じ雰囲気がある。
「ここから先が……」
 カオスが扉に手をかける。
「本当の魔王城だ」
「本当の……?」

 カオスが扉を開ける。
 その瞬間、俺は息を呑んだ。
 扉の向こうに広がるのは——本物の城だった。
 巨大な広間。
 天井は少なくとも十メートル以上はある。大理石の柱が何本も立ち並び、その一つ一つに精緻な彫刻が施されている。床は磨き上げられた黒大理石で、俺の姿が映り込むほどだ。
 壁には巨大なタペストリー。魔王の紋章が刺繍されている。
 そして、天井から吊るされた巨大なシャンデリア。何百ものクリスタルが、魔法の光を反射してきらめいている。
 ステンドグラスから差し込む光は——。
 待て。
 ステンドグラスの外の空が、赤い。
「え……」
 広間には数十人のメイドやスタッフが整列していた。
 全員が、完璧に揃った動きで一斉に頭を下げる。
「お帰りなさいませ、イグニス様!」
 その声が、広間に響き渡る。
「え……」
 俺は完全に固まった。

 これ、セットじゃない。
 本物の城だ。
 空気が違う。ひんやりとした、でも清潔な空気。石と魔法の匂い。
 光が違う。シャンデリアの光は、電気じゃない。魔法の光だ。
 そして、何より——。
 俺は震える足で窓に近づいた。
 窓の外の景色に、言葉を失った。
「なに、これ……」
 窓の外には、見たこともない風景が広がっていた。
 空は薄紅色。夕暮れのような色だが、太陽は見えない。
 そして、空に浮かぶのは——二つの月。
 一つは大きく青白く、もう一つは小さく赤い。
 遠くには、雪を頂いた巨大な山脈。その向こうに、別の城が見える。
 眼下には、石造りの街並み。中世ヨーロッパ風だが、奥多摩異世界ランドよりずっと本格的だ。街の明かりが、魔法のようにきらめいている。
「これ……地球じゃない……」

「ああ」
 カオスが眼鏡を直す。
「ここは魔界。我々の故郷だ」
 俺の頭が、真っ白になった。
「魔界……」
「ようこそ、佐伯」
 フラーラさんが優雅に微笑む。
「これが、私たちの本当の姿よ」
 フラーラさんの耳が、微かに動いた。
 本物のエルフの耳だ。
 メリーナさんも、恥ずかしそうに笑う。
「驚かせてごめんなさい。でも、私たち、本物の異世界人なんです」
「本物……」
 俺は呆然とする。

 アイアン・ガーディアンが、兜を脱いだ。
 その下から現れたのは、鋭い目つきの女性の顔。額には、小さな角が生えている。
「魔族だ。我々は、魔族の騎士団だ」
 ミス・シャドウが影から姿を現す。その目は、猫のように縦に細長い瞳孔をしている。
「……闇の一族です……」
 フォン・マネーゼンが微笑む。その口元から、鋭い牙が覗く。
「吸血鬼だ。まあ、血は吸わないが」
 プロフェッサー・カオスが杖を掲げる。杖の先端が光り、空中に複雑な魔法陣が浮かび上がる。
「我々は魔法使いだ。本物の魔法をな」

 俺の膝が、ガクガクと震える。
 フラーラさんが俺を支えてくれた。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないです……」
「そうよね。でも、これで全部わかったでしょう?」
 わかった。
 全部、わかった。
 あの違和感。
 エルフの耳があまりにリアルだったこと。
 ミノタウルスの動きが本物の生物のようだったこと。
 ドワーフの職人技が本物すぎたこと。
 メリーナに小動物が懐いたこと。
 フラーラの弓の腕前が異常だったこと。
 全部、本物だったからだ。
「じゃあ、あのオーガも……」
「本物のオーガだ」
 カオスが頷く。
「あの、ミノタウルスも……」
「本物の魔物だ。ただし、性格は温厚だが」
「グンナルさんは……」
「本物のドワーフだ。三百歳だぞ」
 俺は頭を抱えた。

 四天王たちが、俺を広間の奥の応接室に案内してくれた。
 豪華なソファに座らされる。このソファも、座り心地が異常にいい。魔法でもかかってるんじゃないか。
 フィオナがお茶を持ってくる。
「どうぞ、イグニス様」
「あ、ありがとう……」
 俺は震える手でカップを受け取る。
 お茶の香りが、見たこともない花の香りだ。一口飲むと、体がふわっと温かくなる。
「これ……何のお茶?」
「魔界産のハーブティーです」
 フィオナが微笑む。
「疲労回復の効果がございます」
 本当だ。さっきまでの疲れが、嘘のように消えていく。

 カオスが向かい側に座る。
「落ち着いたか?」
「いや、全然落ち着いてないです」
「まあ、そうだろうな」
 カオスが苦笑する。
「我々も、最初に地球に行った時は驚いた。車とか電気とか、魔法を使わない文明に」
「地球に……?」
「ああ。我々魔族は、五年前から地球で事業を始めているんだ」
 フォン・マネーゼンが資料を広げる。
 魔法で空中に映像が浮かび上がる。会社の組織図だ。
「アビス商会という会社を立ち上げ、異世界ランドを経営している。地球は、魔界よりもビジネスチャンスが多いからな」
「ビジネス……」
「ああ。魔界は資源が豊富だが、人口が少ない」
 カオスが説明する。
「一方、地球は人口が多く、娯楽産業が発達している。我々は、両方の世界の利点を活かして商売をしているんだ」
「今は魔族も人族も争っていない。平和な時代だ」
 アイアン・ガーディアンが続ける。
「だから、我々は多角経営を目指している。異世界ランドは、その第一歩だ」

 俺の頭が、少しずつ整理されてくる。
 なるほど。
 だから、あんなにクオリティが高かったのか。
 本物の魔族とエルフとドワーフが、本気で作ったテーマパークだったから。
「それで……」
 俺は恐る恐る聞く。
「イグニスさんは?」
「ああ」
 カオスが深刻な顔をする。
「イグニス様は、魔王陛下の息子。つまり、魔国の王子だ」
「王子……」
 やっぱり、本物の王子だったのか。
「ただし、非常に怠け者で、遊び癖が治らない」
 アイアン・ガーディアンが呆れたように言う。
「だから、魔王陛下が社会勉強のために、異世界ランドで働かせていたんだ」
「働かされる王子……」
「ああ。陛下は厳格でな。『王族だからといって甘えは許さん』とおっしゃる」
 カオスがため息をつく。
「それが……人間の女性と逃げた」
「秋月佳奈さん……」
「ああ」

 カオスが真剣な顔で言う。
「彼女は、イグニス様に惹かれていたようだ。まあ、イグニス様も地球の文化に夢中になってな。特に、恋愛というものに」
 俺の胸が、ズキンと痛んだ。
 佳奈さん……。
 やっぱり、二人はそういう関係だったのか。
「それで……」
 カオスが真剣な顔で言う。
「申し訳ないが、君にお願いがある」
「なんですか?」
「しばらく、イグニス様として過ごしてほしい」
「え?」
「地球では、君が魔王役をする。そして、仕事が終わったら、こちらの魔王城で王子として過ごしてほしい」
「どういうことですか?」

 フォン・マネーゼンが説明する。
「魔王陛下に、イグニス様が逃亡したことを知られたくないんだ」
「もし知られたら……」
 カオスが額を押さえる。
「魔王陛下は、短気で厳格だ。もしイグニス様の逃亡を知ったら……異世界ランドを閉鎖する。いや、それどころか、我々四天王全員が処罰される」
「処罰……」
「想像したくもない」
 アイアン・ガーディアンが震える。
 この屈強な騎士が震えるって、どれだけ怖い魔王なんだ。
「だから、お願いだ」
 カオスが深々と頭を下げる。
「イグニス様が見つかるまで、君に代役を務めてほしい」

 俺は困惑した。
「でも、俺、イグニスさんじゃないし……魔王陛下に会ったら、すぐバレるんじゃ……」
「大丈夫だ」
 カオスが言う。
「魔王陛下と王子は、普段ほとんど顔を合わせない。城の東棟と西棟、別々に住んでいるからな」
「それに、陛下は昼間、公務で忙しい」
 フォン・マネーゼンが続ける。
「夜、たまに夕食を共にする程度だ。その時だけ、気をつければいい」
「夕食……」
「ああ。週に二、三回だ。その時は、我々が同席する。何かあったら、フォローする」
 カオスが真剣な顔で言う。
「頼む。君しかいないんだ」
 俺は迷った。
 でも、みんなの必死な顔を見て……。
 それに、フラーラさんも心配そうな顔をしている。
「……わかりました」
「本当か!」
 四天王が安堵の表情を浮かべる。

「ただし、条件があります」
「なんだ?」
「給料、上げてください」
 フォン・マネーゼンが即座に答える。
「一割増しでどうだ」
「二割」
「……一割五分」
「二割」
「……わかった。二割だ。それに、食事と宿泊も無料にする」
「宿泊?」
「ああ。こちらの城で寝泊まりしてもらう。その方が、自然だ」
 俺は小さくガッツポーズをした。
 給料アップに、食事と宿泊無料。
 悪くない条件だ。

「それと……」
 カオスが付け加える。
「もう一つ、君に伝えておきたいことがある」
「なんですか?」
「今日、君の魔王役を見ていて思ったんだが……」
 カオスが眼鏡を直す。
「君、イグニス様より適任かもしれない」
「え?」
「いや、失礼な言い方だが」
 カオスが続ける。
「イグニス様は、正直言って責任感が薄い。魔王役も適当にこなしていた」
「でも、君は違う」
 アイアン・ガーディアンが言う。
「真面目で、セリフも完璧に覚えて、お客さんにも好評だった」
「……我々と連携も取れていた……」
 ミス・シャドウが小さく囁く。
「正直、このままずっと君に魔王役をやってもらいたいくらいだ」
 フォン・マネーゼンが言う。
「経費的にも、君の方が効率がいい」

 その言葉に、俺は戸惑う。
「でも、イグニスさんが戻ってきたら……」
「ああ、もちろん、それは冗談だ」
 カオスが笑う。
 でも、その笑顔には、少しだけ本気が混じっている気がした。
「とにかく、今は君が頼りだ」
 フラーラさんが、俺の肩に手を置く。
「大丈夫。私たちが支えるから」
「ありがとうございます……」
 メリーナさんも嬉しそうに言う。
「佐伯さんが王子様なんて、素敵です! それに、本当にお似合いでした」
「いや、俺は佐伯だから……」

 フィオナとセバスチャンが、俺に部屋を案内してくれた。
 城の西棟。長い廊下を進むと、大きな扉の前に到着する。
「ここが、イグニス様のお部屋です」
 扉を開けると、そこには信じられないほど豪華な部屋があった。
 巨大なベッド、暖炉、書斎、ソファセット。窓からは、魔界の街並みが見渡せる。
「すごい……」
「お風呂もございます」
 フィオナが別の扉を開ける。
 そこには、大理石のバスルーム。浴槽も巨大だ。
「これ、プール?」
「いえ、お風呂です。魔法でお湯が沸きます」
 俺は呆然とした。
 こんな豪華な部屋に、俺が泊まるのか。

「では、今日はゆっくりお休みください」
 セバスチャンが言う。
「明日の朝、お迎えに参ります」
「あ、はい……」
 二人が部屋を出ていく。
 俺は一人、巨大なベッドに座る。
 ふかふかで、雲の上にいるみたいだ。
 窓の外を見る。
 二つの月が、美しく輝いている。
 赤い空に、街の明かり。
 異世界。
 本物の異世界に、俺は来てしまった。

 でも、不思議と怖くはなかった。
 むしろ、なんだか……ワクワクする。
 これまでの違和感が、全部解消した。
 全部、本物だったからだ。
 フラーラさんの弓の腕前。
 メリーナさんの不思議な力。
 グンナルさんの職人技。
 四天王たちの迫力。
 全部、本物だった。
 そして、俺は今、その本物の世界にいる。
 こうして、俺の二重生活が始まった。
 昼間は地球で魔王役。
 夜は魔界で王子のフリ。
 でも、もしかしたら……。
 カオスの言葉が、頭に残る。
「君、イグニス様より適任かもしれない」
 もしかしたら、このまま……。
 いや、そんなわけない。
 俺はただの代役だ。
 でも、心のどこかで。
 俺は、この世界に馴染み始めていた。
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