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第7話 王妃の罠(という名の好意)
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王宮の一角、バラが咲き誇るプライベートガーデン。
私は今、この国で最も「関わりたくない上司」ランキング第一位(私調べ)の人物、王妃様とお茶をしていた。
(……お茶会。それは、高価な茶葉と菓子を消費しながら、腹の探り合いとマウントの取り合いをする、極めて生産性の低い「無給の残業」だわ)
私は完璧な角度でカップを口に運びながら、脳内では魔法通信の通信プロトコルの最適化について考えていた。
早く帰って実験の続きをしたい。 パケットの損失率(ロス)を下げないと、異世界インターネットの構築が遅れてしまう。
「リゼット、先日の北の領地の件……。陛下から聞いたわよ。本当に素晴らしい働きだったわ」
王妃様が、慈愛に満ちた笑みを向けてくる。
「恐れ多いお言葉ですわ。私はただ、公爵令嬢として当然の義務を果たしたまでです」
(……嘘よ。ポートフォリオの評価額(時価)を守るための、極めて利己的な防衛行動よ)
「その謙虚さ、本当に好感が持てるわ。……そこでね、リゼット。あなたにお願いがあるの」
キタ。 私の「社畜センサー」が、最大級の警報を鳴らしている。 これは、絶対に面倒な案件(プロジェクト)が振られる合図だ。
「来月、諸外国の王族を招いた大規模な夜会があるの。そこで、あなたに『次期王妃候補』として、社交界の差配を任せたいと思っているのよ」
(……はあああああああ!? 無理。絶対無理。そんなの、責任の塊(リスクのかたまり)じゃない!)
私は即座に、脳内で拒絶のロジックを組み立てた。
「王妃様、光栄なご提案ですが……。私のような若輩者が、そのような大役を務めては、王室の品格を下げてしまいかねませんわ」
「そんなことないわ。今の社交界で、あなたほど信望を集めている令嬢はいないもの」
「……それならば、最近話題のマリア様はいかがでしょう? 彼女は明るく、平民出身という特異な経歴もあり、諸外国の方々も興味を持たれるはずですわ」
(よし、ここでマリアちゃんにパス! 彼女なら承認欲求モンスターだし、喜んで引き受けるはずだわ!)
しかし、王妃様は小さくため息をつき、首を振った。
「マリア嬢ね……。彼女は確かに魅力的だけど、まだ『公』と『私』の区別がついていないわ。先日の予言の件もそう。注目を浴びるために嘘をつくような子に、国益を左右する夜会は任せられないわ」
(……あちゃー。マリアちゃん、王宮トップ層からの信用格付け(レーティング)、ジャンク級まで落ちてるわね)
「やはり、あなたしかいないのよ、リゼット。……どうしても、受けてはくれないかしら?」
王妃様の瞳に、わずかな寂しさが混じる。 断れば「王室への不敬」、受ければ「過労死」。 私は、究極の選択を迫られた。
(……待てよ。ここで『全受け』するのは悪手だわ。交渉(ネゴシエーション)で条件を下げさせないと)
「王妃様……。そこまで仰っていただくのであれば、夜会の『お手伝い』であれば、喜んで。ですが、あくまで裏方として……。表に立つのは、やはり王太子殿下がふさわしいかと」
「ふふ、本当に欲がないわね。分かったわ。では、夜会の運営のアドバイスだけをお願いするわね」
(よし、責任の所在(スコープ)を限定できたわ……!)
「その代わりと言ってはなんだけど。週に一度、私の話し相手になってちょうだい。あなたの斬新な意見、もっと聞きたいのよ」
(……それ、実質的なコンサル契約(強制)じゃない。自由時間が、また週に一〇時間は削られるわね)
私は引きつりそうな頬を必死に抑え、優雅に微笑んだ。
「……喜んで、王妃様(〇ね、とは言わないけど、せめて残業代をください)」
◇
王妃様との「面談」を終え、廊下を歩いていると、小さな影が私のドレスの裾を掴んだ。
「……お姉様!」
振り返ると、そこにはプラチナブロンドの髪をツインテールにした、十歳ほどの美少女がいた。 アルフォンス王子の妹、シャルロット王女だ。
彼女は「完璧な王女」であることを求められ、常に厳しい家庭教師に囲まれている。 その瞳は、前世で入社三ヶ月目に、目の光が消えかけていた新人の子にそっくりだった。
「あら、シャルロット様。どうなさいましたの?」
「……お姉様、私……。今日のテスト、九〇点だったんです。でも、先生は『あと一〇点足りない』って……」
彼女は震える声で、真っ赤な丸がついた答案用紙を差し出してきた。 王宮という名の「ブラック企業」で、過剰なKPI(重要業績評価指標)を押し付けられている哀れな被害者だ。
(……あー。これ、放置するとメンタルやられて離職(失踪)するパターンだわ。めんどくさいけど、ちょっとだけテコ入れ(メンタルケア)しとくか)
私は膝をつき、彼女と目線を合わせた。
「シャルロット様。……完璧なんて、目指さなくていいんですのよ」
「えっ……? でも、王女は完璧でなければならないって……」
「そんなの、ただの幻想(コストの無駄)ですわ。一〇〇点を目指して疲弊するより、八〇点で安定して継続する方が、長期的なパフォーマンスは高いんです。……私なんて、毎日ダラダラすることしか考えていませんわよ?」
(……これ、本音。マジでダラダラしたい)
「お姉様が、ダラダラ……?」
「ええ。サボることは、次の仕事を効率化するための戦略的休息なんです。……いいですか? 期待に応えすぎてはいけません。期待値を適度にコントロールして、自分の時間を守る。それが、賢い生き方ですわ」
(……よし、これで彼女も『適当に抜く』ことを覚えるはず。私の仕事(王女の相手)も減るわね!)
だが、シャルロット王女の瞳に、みるみるうちに輝きが戻っていった。
「……戦略的休息。期待値のコントロール。……すごいです、お姉様! 私、お姉様のように『深く考えて、あえて力を抜く』賢い女性になりたいです!」
(……え、違う。私はただ、怠けろって言っただけ……)
「お姉様、またお話ししてください! 私、お姉様についていきます!」
彼女は満開の笑顔で、小走りに去っていった。
(……計算ミス。またしても。王女の教育係という、特大の未公開案件(タスク)を抱え込んじゃった気がするわ……)
【解析:リゼットの現状】
・王妃からの信頼度:カンスト(顧問確定)
・王女からの憧れ:ストップ高(師匠確定)
・隠居への距離:月まで到達
私は、夕暮れの王宮で天を仰いだ。
(……だれか。だれか私を、このホワイト(を装った極黒)な職場から解雇(リストラ)して……!)
次回予告
「リゼット様、私のカードゲームが全国大会で優勝しました!」
「(……え、あれ魔法通信の負荷テスト用に渡したカードだよね?)」
「シャルロット様の成績が爆上がりです! 全てはリゼット様の教育のおかげ!」
「(……ただ遊ばせてただけなんですけど!?)」
次回、第8話「告白……? いいえ、業務連絡です」
婚約破棄どころか、王家の『中心人物(コアメンバー)』に昇進させられてますの!?
私は今、この国で最も「関わりたくない上司」ランキング第一位(私調べ)の人物、王妃様とお茶をしていた。
(……お茶会。それは、高価な茶葉と菓子を消費しながら、腹の探り合いとマウントの取り合いをする、極めて生産性の低い「無給の残業」だわ)
私は完璧な角度でカップを口に運びながら、脳内では魔法通信の通信プロトコルの最適化について考えていた。
早く帰って実験の続きをしたい。 パケットの損失率(ロス)を下げないと、異世界インターネットの構築が遅れてしまう。
「リゼット、先日の北の領地の件……。陛下から聞いたわよ。本当に素晴らしい働きだったわ」
王妃様が、慈愛に満ちた笑みを向けてくる。
「恐れ多いお言葉ですわ。私はただ、公爵令嬢として当然の義務を果たしたまでです」
(……嘘よ。ポートフォリオの評価額(時価)を守るための、極めて利己的な防衛行動よ)
「その謙虚さ、本当に好感が持てるわ。……そこでね、リゼット。あなたにお願いがあるの」
キタ。 私の「社畜センサー」が、最大級の警報を鳴らしている。 これは、絶対に面倒な案件(プロジェクト)が振られる合図だ。
「来月、諸外国の王族を招いた大規模な夜会があるの。そこで、あなたに『次期王妃候補』として、社交界の差配を任せたいと思っているのよ」
(……はあああああああ!? 無理。絶対無理。そんなの、責任の塊(リスクのかたまり)じゃない!)
私は即座に、脳内で拒絶のロジックを組み立てた。
「王妃様、光栄なご提案ですが……。私のような若輩者が、そのような大役を務めては、王室の品格を下げてしまいかねませんわ」
「そんなことないわ。今の社交界で、あなたほど信望を集めている令嬢はいないもの」
「……それならば、最近話題のマリア様はいかがでしょう? 彼女は明るく、平民出身という特異な経歴もあり、諸外国の方々も興味を持たれるはずですわ」
(よし、ここでマリアちゃんにパス! 彼女なら承認欲求モンスターだし、喜んで引き受けるはずだわ!)
しかし、王妃様は小さくため息をつき、首を振った。
「マリア嬢ね……。彼女は確かに魅力的だけど、まだ『公』と『私』の区別がついていないわ。先日の予言の件もそう。注目を浴びるために嘘をつくような子に、国益を左右する夜会は任せられないわ」
(……あちゃー。マリアちゃん、王宮トップ層からの信用格付け(レーティング)、ジャンク級まで落ちてるわね)
「やはり、あなたしかいないのよ、リゼット。……どうしても、受けてはくれないかしら?」
王妃様の瞳に、わずかな寂しさが混じる。 断れば「王室への不敬」、受ければ「過労死」。 私は、究極の選択を迫られた。
(……待てよ。ここで『全受け』するのは悪手だわ。交渉(ネゴシエーション)で条件を下げさせないと)
「王妃様……。そこまで仰っていただくのであれば、夜会の『お手伝い』であれば、喜んで。ですが、あくまで裏方として……。表に立つのは、やはり王太子殿下がふさわしいかと」
「ふふ、本当に欲がないわね。分かったわ。では、夜会の運営のアドバイスだけをお願いするわね」
(よし、責任の所在(スコープ)を限定できたわ……!)
「その代わりと言ってはなんだけど。週に一度、私の話し相手になってちょうだい。あなたの斬新な意見、もっと聞きたいのよ」
(……それ、実質的なコンサル契約(強制)じゃない。自由時間が、また週に一〇時間は削られるわね)
私は引きつりそうな頬を必死に抑え、優雅に微笑んだ。
「……喜んで、王妃様(〇ね、とは言わないけど、せめて残業代をください)」
◇
王妃様との「面談」を終え、廊下を歩いていると、小さな影が私のドレスの裾を掴んだ。
「……お姉様!」
振り返ると、そこにはプラチナブロンドの髪をツインテールにした、十歳ほどの美少女がいた。 アルフォンス王子の妹、シャルロット王女だ。
彼女は「完璧な王女」であることを求められ、常に厳しい家庭教師に囲まれている。 その瞳は、前世で入社三ヶ月目に、目の光が消えかけていた新人の子にそっくりだった。
「あら、シャルロット様。どうなさいましたの?」
「……お姉様、私……。今日のテスト、九〇点だったんです。でも、先生は『あと一〇点足りない』って……」
彼女は震える声で、真っ赤な丸がついた答案用紙を差し出してきた。 王宮という名の「ブラック企業」で、過剰なKPI(重要業績評価指標)を押し付けられている哀れな被害者だ。
(……あー。これ、放置するとメンタルやられて離職(失踪)するパターンだわ。めんどくさいけど、ちょっとだけテコ入れ(メンタルケア)しとくか)
私は膝をつき、彼女と目線を合わせた。
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「えっ……? でも、王女は完璧でなければならないって……」
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「お姉様が、ダラダラ……?」
「ええ。サボることは、次の仕事を効率化するための戦略的休息なんです。……いいですか? 期待に応えすぎてはいけません。期待値を適度にコントロールして、自分の時間を守る。それが、賢い生き方ですわ」
(……よし、これで彼女も『適当に抜く』ことを覚えるはず。私の仕事(王女の相手)も減るわね!)
だが、シャルロット王女の瞳に、みるみるうちに輝きが戻っていった。
「……戦略的休息。期待値のコントロール。……すごいです、お姉様! 私、お姉様のように『深く考えて、あえて力を抜く』賢い女性になりたいです!」
(……え、違う。私はただ、怠けろって言っただけ……)
「お姉様、またお話ししてください! 私、お姉様についていきます!」
彼女は満開の笑顔で、小走りに去っていった。
(……計算ミス。またしても。王女の教育係という、特大の未公開案件(タスク)を抱え込んじゃった気がするわ……)
【解析:リゼットの現状】
・王妃からの信頼度:カンスト(顧問確定)
・王女からの憧れ:ストップ高(師匠確定)
・隠居への距離:月まで到達
私は、夕暮れの王宮で天を仰いだ。
(……だれか。だれか私を、このホワイト(を装った極黒)な職場から解雇(リストラ)して……!)
次回予告
「リゼット様、私のカードゲームが全国大会で優勝しました!」
「(……え、あれ魔法通信の負荷テスト用に渡したカードだよね?)」
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