溺愛社長の欲求からは逃れられない

epilogue

クリスマスイブの夜。
スイートルームのキングサイズのベッドの上で私は情熱的に愛された。

そして、年始年末。
要を連れて実家に帰省をし、両親に紹介し、結婚の承諾を得た。

瀬坂製薬の社長との結婚だから、反対はされなかったけど、両親は最初は心配そうな表情を浮かべてた。

そんな両親に、「娘さんの事を一生大切にします」と要が真剣に話し、安心させてくれた。

その後はとんとん拍子に話が進み、3月15日の大安吉日の土曜日、純白のウエディングドレスを纏い、湘南の海沿いにある恋人岬の側にある教会で、多くの参列者が見守る中、結婚式を挙げた。

ーー溺愛社長からの激しすぎる欲求

私の事を欲し求め、情熱的な要からの求愛に私は堕とされてしまった。

「莉愛、愛してる」
「私も、要の事を愛してます」

私は要に愛されて、そして同じ分、私も要を愛してる。

夫婦になり、お互いがお互いを求める欲情は永遠に続くと思う。


END