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貴方の元には2度と戻らない
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札幌での生活は活動的な姉に色々連れ回され、引きこもり生活をしていた私には刺激的だった。
ノートパソコンとタブレットとスマホを購入して、姉の家で間借りしてる部屋に引きこもりデイトレードに明け暮れようと思ってた。
それが、姉の趣味に付き合わされる。
昼間はJRタワーにショッピングへ出かけ、夜はすすきのへ呑みにいく。
そんな生活を3ヶ月ほど送る。
「ーーこの曲もドラマ化させたんだ」
頼翔さんの元を去る前に、脚本を仕上げてた。
主題歌やCMソングになってない最後のオリジナルソングのドラマ化。
「私の妹なだけあって、美玲は奇跡の美少女だったわ。今も芋娘な格好してるけど、ぱっちりとした大きな瞳と高い鼻、透明感のある白い肌を持つ正真正銘の美女だから」
季節は6月と蒸し蒸しするからプリントTシャツに夏用の薄手のウエストがゴムのスカートを履いてる私。
姉は元アイドルなのもあり、ブランドのワンピースやキチンとしたブラウスにスカートを履いてる。
「服なんてどうせ脱がせるもんだし、気にしないでいいからね。美玲、すっかり良い身体に育って!!」
いきなり背後から姉に抱きしめられ、両胸を鷲掴みされ、ウエストもサイズチェックされた。
「須藤頼翔、美玲を探してるかな。こんないい女を手放したくないだろうし……」
「ーーどうだろう。オリジナルドラマの脚本にできる曲、もうないし、私、もう利用価値ないからな」
シンガーソングライターを辞めた時に、音響機器、テクノ機材などを全て捨てた。
脚本をしたため番組出演には応じたけど、歌う事だけは拒絶した。
シンガーソングライターとしての活動を熱望する頼翔さんに対し、それだけは応じなかった。
「美玲、カラオケに行かない?」
姉に有無言わずに近くのカラオケチェーン店へ連れてかれ、歌わされる。
「38歳になってこの曲を歌うのは恥ずかしいわっ!!」
ふりふりふわふわなプリンセスドレスを身に纏う姉は超絶に可愛いかった。
アイドルグループのセンターを務め、歌唱力もあるから多くのパートを歌わせて貰ってた。
姉にマイクを渡され、5年ぶりぐらいに歌う。
ブランクがあるから音を外したり声伸びが悪かったりしたけど、爽快な気分になれて愉しかった。
「美玲、歌唱力あるよね。20歳で引退は早かったと思う。25歳の今もまだまだイケると思う」
「無理だよ。25歳って、姉さんが引退した歳だよ!!」
「アイドルとシンガーソングライターは違うよ。美玲は曲作りから作詞まで手掛けてたし。今だに注目されて、懐メロなのにカラオケランキングTOP10に6曲も入ってる。ドラマも視聴率いいみたいじゃん!!」
姉と4時間カラオケを愉しみ、家に戻る。
カラオケルームから出ると高校生から大学生ぐらいの若者が聞き耳を立ててた。
カラオケボックスで歌ウマの人が歌ってるのを盗撮してYouTubeに歌ってみたで投稿してる人がいる。
私と姉が外から出ると走って逃げていき、案の定、夜にYouTube検索をしたら盗聴されてた動画がアップされていて顔がひきつる。
姉の夫が弁護士をしていて、次の日にすぐに動いてくれて動画を下げたけど再生回数が3万回で焦る。
私が歌っている姿も窓越しにばっちり映っていた。
“モノホンだよね!!”
“しびれる、歌声に色気を感じる!!”
などのコメントが250件も寄せられていて、恐ろしくなる。
午後4時過ぎに姉の庭つき一軒家のドアホンが鳴り、モニターをみると不機嫌な表情を浮かべた津田将生がいた。
「マサキン社長だ!!可愛い顔してるわね。で、居留守使った方がいい?でも、うちの子、そろそろ帰ってくる時間だからなぁ……。私が対応するから、屋根裏部屋に隠れなっ!!」
ジャニーズの可愛い系美青年が好物な姉は玄関に津田将生を迎えにいく。
私は階段を駆け上り屋根裏部屋に入り、身を隠した。
ちょうど姉の息子達が帰ってきて、家の中に入るなりに姉の話を聞かずに、子供達と私の捜索を始めた。
YouTuber マサキン社長の大ファンな子供達は、面白がって部屋の中を案内する。屋根裏部屋の段ボールを動かし死角に隠れたのに、簡単にものの15分で見つかってしまった。
「美玲さん、迎えにきました。須藤さんが心配してます」
こめかみに怒りマークを浮かべ、絶対零度の眼差しを私に向けてくる津田将生。
力づくで連れ出す事はしないと思うも、逆らうなと端正な顔立ちを歪めてる。
その表情に子供達は脅えていた。
「美玲が須藤頼翔さんのところに帰らないといけない理由はないでしょ。美玲は別れたがってます。夫婦ではないですし、婚約もしてない。マサキン社長、帰って頂けますか」
仁王立ちをした同じくキレイな顔を鬼の形相化させた姉が、津田将生を睨みつける。
家主に逆らえないから、姉に丁寧に頭を下げて、彼はすぐに家から出て行った。
子供達が引き入れたけど、無断侵入になる。
それで、私の手を無理やり引いて連れ出したら、拉致になる。
ーー私だけだったら、東京に連れ戻されてただろう。
姉の夫は弁護士だと調べはついてそうだから、無闇な事はしてこない。
「近いうちに、須藤頼翔が訪ねて来そうね」
盗撮した動画を投稿した若者に対して、腹立たしさを感じてならなかった。
ノートパソコンとタブレットとスマホを購入して、姉の家で間借りしてる部屋に引きこもりデイトレードに明け暮れようと思ってた。
それが、姉の趣味に付き合わされる。
昼間はJRタワーにショッピングへ出かけ、夜はすすきのへ呑みにいく。
そんな生活を3ヶ月ほど送る。
「ーーこの曲もドラマ化させたんだ」
頼翔さんの元を去る前に、脚本を仕上げてた。
主題歌やCMソングになってない最後のオリジナルソングのドラマ化。
「私の妹なだけあって、美玲は奇跡の美少女だったわ。今も芋娘な格好してるけど、ぱっちりとした大きな瞳と高い鼻、透明感のある白い肌を持つ正真正銘の美女だから」
季節は6月と蒸し蒸しするからプリントTシャツに夏用の薄手のウエストがゴムのスカートを履いてる私。
姉は元アイドルなのもあり、ブランドのワンピースやキチンとしたブラウスにスカートを履いてる。
「服なんてどうせ脱がせるもんだし、気にしないでいいからね。美玲、すっかり良い身体に育って!!」
いきなり背後から姉に抱きしめられ、両胸を鷲掴みされ、ウエストもサイズチェックされた。
「須藤頼翔、美玲を探してるかな。こんないい女を手放したくないだろうし……」
「ーーどうだろう。オリジナルドラマの脚本にできる曲、もうないし、私、もう利用価値ないからな」
シンガーソングライターを辞めた時に、音響機器、テクノ機材などを全て捨てた。
脚本をしたため番組出演には応じたけど、歌う事だけは拒絶した。
シンガーソングライターとしての活動を熱望する頼翔さんに対し、それだけは応じなかった。
「美玲、カラオケに行かない?」
姉に有無言わずに近くのカラオケチェーン店へ連れてかれ、歌わされる。
「38歳になってこの曲を歌うのは恥ずかしいわっ!!」
ふりふりふわふわなプリンセスドレスを身に纏う姉は超絶に可愛いかった。
アイドルグループのセンターを務め、歌唱力もあるから多くのパートを歌わせて貰ってた。
姉にマイクを渡され、5年ぶりぐらいに歌う。
ブランクがあるから音を外したり声伸びが悪かったりしたけど、爽快な気分になれて愉しかった。
「美玲、歌唱力あるよね。20歳で引退は早かったと思う。25歳の今もまだまだイケると思う」
「無理だよ。25歳って、姉さんが引退した歳だよ!!」
「アイドルとシンガーソングライターは違うよ。美玲は曲作りから作詞まで手掛けてたし。今だに注目されて、懐メロなのにカラオケランキングTOP10に6曲も入ってる。ドラマも視聴率いいみたいじゃん!!」
姉と4時間カラオケを愉しみ、家に戻る。
カラオケルームから出ると高校生から大学生ぐらいの若者が聞き耳を立ててた。
カラオケボックスで歌ウマの人が歌ってるのを盗撮してYouTubeに歌ってみたで投稿してる人がいる。
私と姉が外から出ると走って逃げていき、案の定、夜にYouTube検索をしたら盗聴されてた動画がアップされていて顔がひきつる。
姉の夫が弁護士をしていて、次の日にすぐに動いてくれて動画を下げたけど再生回数が3万回で焦る。
私が歌っている姿も窓越しにばっちり映っていた。
“モノホンだよね!!”
“しびれる、歌声に色気を感じる!!”
などのコメントが250件も寄せられていて、恐ろしくなる。
午後4時過ぎに姉の庭つき一軒家のドアホンが鳴り、モニターをみると不機嫌な表情を浮かべた津田将生がいた。
「マサキン社長だ!!可愛い顔してるわね。で、居留守使った方がいい?でも、うちの子、そろそろ帰ってくる時間だからなぁ……。私が対応するから、屋根裏部屋に隠れなっ!!」
ジャニーズの可愛い系美青年が好物な姉は玄関に津田将生を迎えにいく。
私は階段を駆け上り屋根裏部屋に入り、身を隠した。
ちょうど姉の息子達が帰ってきて、家の中に入るなりに姉の話を聞かずに、子供達と私の捜索を始めた。
YouTuber マサキン社長の大ファンな子供達は、面白がって部屋の中を案内する。屋根裏部屋の段ボールを動かし死角に隠れたのに、簡単にものの15分で見つかってしまった。
「美玲さん、迎えにきました。須藤さんが心配してます」
こめかみに怒りマークを浮かべ、絶対零度の眼差しを私に向けてくる津田将生。
力づくで連れ出す事はしないと思うも、逆らうなと端正な顔立ちを歪めてる。
その表情に子供達は脅えていた。
「美玲が須藤頼翔さんのところに帰らないといけない理由はないでしょ。美玲は別れたがってます。夫婦ではないですし、婚約もしてない。マサキン社長、帰って頂けますか」
仁王立ちをした同じくキレイな顔を鬼の形相化させた姉が、津田将生を睨みつける。
家主に逆らえないから、姉に丁寧に頭を下げて、彼はすぐに家から出て行った。
子供達が引き入れたけど、無断侵入になる。
それで、私の手を無理やり引いて連れ出したら、拉致になる。
ーー私だけだったら、東京に連れ戻されてただろう。
姉の夫は弁護士だと調べはついてそうだから、無闇な事はしてこない。
「近いうちに、須藤頼翔が訪ねて来そうね」
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