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ポリジェニックスコア数値に凹む
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「……うわぁ、凹む」
血液からのポリジェニックスコア検査は胚盤胞細胞検査よりは安いとはいえ、20万かかるから、してなかった。
まさかの癌と腫瘍になる遺伝子を多く持ってるとは思わなかった。
このスコアだと、いきなりこっくり若くして逝くレベルだ。
学習能力、身体能力、感性、の遺伝子スコアは高く、肥満遺伝子がなかったのは救い。
だから、疾患遺伝子を持ってないと思っていた。
「……ポリジェニックスコアの結果は酷だよな。病気になるリスクがあると知っていれば、定期検診や食事改善、生活習慣の見直しで発症を食い止める事ができる」
研究室のデスクにたんまりと入ったお菓子。
お菓子を食事代わりにするのは辞めようと、心に誓う。
「……ちょっと、勝手に見ないでよ!!」
将生くんが私のヤバいポリジェニックスコア結果を勝手に見た。
「……遺伝性疾患するヤバいのばかりあるな。これとか、これとか、潜性遺伝だから25%の確率で子供に受け継がれるな」
ポリジェニックスコアは細かく出る。
安達クリニックで訪れたセレブ夫婦の数値も私と同じ、いや、それ以上に悪かった。
誰もが疾患遺伝子を持っている。
それを検査で知っているか知らないだけ。
「……胚盤胞時点で正常な染色体で組み替えればいいだろ。そういえば、愛花、卵子保存してるか?」
「ママに勧められて、20歳から25歳までの5年間、毎月、採取して凍結した」
産婦人科のあの股を開かれる診察台、秘部に経膣超音波プローブを突っ込まれ、卵巣の状態を確認しながら卵胞を穿刺し、卵胞液とともに卵子を吸引回収される行為を、毎月した。
将来のためと言われても、苦痛だった。
ママ、もしくは女医さんが担当してくれた事が、救い。
「安達クリニックではしてないよな?」
「大学病院の産婦人科」
排卵誘発はせずに自然なかたちで採卵し、成熟卵子のみを凍結したから、45個保存してる。
「……そっか。なら、安心だな」
ポリジェニックスコアに関して、私より詳しい将生くん。
私の数値の悪さに、同情してる。
この数値を見たら、百年の恋だとしても、一気に冷めると思う。
将生くんがアメリカから帰国して、1年半経った。
幼い頃に抱いた恋心はいまだに冷めてない。
将生くんの事が、大好き。
職業柄、歳をとるのが早く感じる。
気づいたら30歳を超えていた。
将生くんも来月35歳になる。
願わくは将生くんからアプローチをかけてくれたらと思うも、彼にとって、私は妹みたいな存在でしかなく、恋仲に発展しない。
恋人いない歴=年齢
今の関係を壊したくないのもあり、自分から将生くんに気持ちを伝える事ができないでいた。
血液からのポリジェニックスコア検査は胚盤胞細胞検査よりは安いとはいえ、20万かかるから、してなかった。
まさかの癌と腫瘍になる遺伝子を多く持ってるとは思わなかった。
このスコアだと、いきなりこっくり若くして逝くレベルだ。
学習能力、身体能力、感性、の遺伝子スコアは高く、肥満遺伝子がなかったのは救い。
だから、疾患遺伝子を持ってないと思っていた。
「……ポリジェニックスコアの結果は酷だよな。病気になるリスクがあると知っていれば、定期検診や食事改善、生活習慣の見直しで発症を食い止める事ができる」
研究室のデスクにたんまりと入ったお菓子。
お菓子を食事代わりにするのは辞めようと、心に誓う。
「……ちょっと、勝手に見ないでよ!!」
将生くんが私のヤバいポリジェニックスコア結果を勝手に見た。
「……遺伝性疾患するヤバいのばかりあるな。これとか、これとか、潜性遺伝だから25%の確率で子供に受け継がれるな」
ポリジェニックスコアは細かく出る。
安達クリニックで訪れたセレブ夫婦の数値も私と同じ、いや、それ以上に悪かった。
誰もが疾患遺伝子を持っている。
それを検査で知っているか知らないだけ。
「……胚盤胞時点で正常な染色体で組み替えればいいだろ。そういえば、愛花、卵子保存してるか?」
「ママに勧められて、20歳から25歳までの5年間、毎月、採取して凍結した」
産婦人科のあの股を開かれる診察台、秘部に経膣超音波プローブを突っ込まれ、卵巣の状態を確認しながら卵胞を穿刺し、卵胞液とともに卵子を吸引回収される行為を、毎月した。
将来のためと言われても、苦痛だった。
ママ、もしくは女医さんが担当してくれた事が、救い。
「安達クリニックではしてないよな?」
「大学病院の産婦人科」
排卵誘発はせずに自然なかたちで採卵し、成熟卵子のみを凍結したから、45個保存してる。
「……そっか。なら、安心だな」
ポリジェニックスコアに関して、私より詳しい将生くん。
私の数値の悪さに、同情してる。
この数値を見たら、百年の恋だとしても、一気に冷めると思う。
将生くんがアメリカから帰国して、1年半経った。
幼い頃に抱いた恋心はいまだに冷めてない。
将生くんの事が、大好き。
職業柄、歳をとるのが早く感じる。
気づいたら30歳を超えていた。
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願わくは将生くんからアプローチをかけてくれたらと思うも、彼にとって、私は妹みたいな存在でしかなく、恋仲に発展しない。
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