料理をしていたらいつの間にか歩くマジックアイテムになっていた

藤岡 フジオ

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闘技場跡地

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 賑やかなアルケディアの城下町を通り抜け、城を迂回して北に向かうと、古代ローマのコロシアムのような建物が見えてきた。

「いかにもって感じで残念だな・・・。俺は樹族国の闘技場は、巨大な大木の内側にあるのではと期待をしていたんだ。それこそファンタジーな感じがしていいだろ?」

「なんの話だ? 何をブツブツ言っている?」

 サーカが「また訳の分からない事を言いだすのか?」という顔をしてこちらを見ている。

 いくらここが剣と魔法のファンタジーっぽい惑星とはいえ、地球と同じ現実世界だし、魔法もそこまで万能じゃない。

 そもそも魔法も同レベルに上位互換的な魔法があったり、存在する意味が解らない役立たずなものもあるし、あまり変な幻想を抱かないほうがいいのかもしれないな・・・。

「いや、こっちの話・・・」

 俺はコロシアムの入り口前で、退屈そうに欠伸をしている犬人の門番二人に挨拶をした。

「やぁ、こんにちは! ちょっと中に入ってもいいかな?」

 ビーグルみたいな顔の二人は、「なんだこのパーティは」という目でこちらを見ている。

 そりゃそう思うわな。この星ではオーガ扱いの俺と、面白がって一緒についてきたゴブリンのヤンスさんもいるし。でも騎士様もいるだろ?

「あっしらはただの門番なんで、中の騎士様に許可を貰ってくだせぇ」

 マントから浮き出る炎の盾の紋章で、俺の立場を察したらしく、門番は案外すんなりと通してくれた。

「流石はウォール家の紋章。闘技場を実質廃止に追い込んだだけの事はある」

 でもやはり完全に信用はされてはいないのか、いつでも槍で突っついてきそうな雰囲気を発しながら、後ろから門番がついて来るのでちょっと怖い。お尻を刺されたらどうしよう。

 廊下を進むと直ぐに右手にドアが見えた。

「シルビィ・ウォール隊隊員、サーカ・カズンだ。入るぞ」

 王国近衛兵騎士団独立部隊と名乗らないのは、憤怒のシルビィの名前を出した方がピンとくるし、威嚇効果もある。自分が仮隊員かどうかも、闘技場跡地の警備を任される程度の騎士に知らせる必要はない、といったところか。

 待機所の騎士は、大髭のドワーフのような樹族だった。しかもギム伯爵と同じく隻眼だ。

「ほぅ! シルビィんとこの!」

 闘技場の警備がこれほど似つかわしくない――――、どちらかというと戦場で大活躍しそうなタイプの騎士は青い鎧をガシャリと鳴らして、椅子から立ち上がり、胸に拳を当ててサーカに敬礼をした。

「お初にお目にかかります! シルビィ隊のサーカ・カズン殿! わし・・・私の名はガン・ムダンであります! 闘技場の警備を任されております!」

 爵位は騎士かな? じゃあサーカに鯱張る必要はないと思うのだけど。同じ騎士でもどこに所属しているかで上下があるのだろうか? よくわかんねぇや。

「ムダン・・・? じゃあムダン・ムダン侯爵の親戚か何かか?」

 そんな偉い人の親戚でも、闘技場の警備をしているのか。爵位は本人につくから、親戚だったとしてもそこまで優遇されるわけじゃないんだな。

「そうであります! 閣下!」

 閣下て! サーカは下級騎士だぞ!

「閣下・・・!?」

 おいおいおい、サーカ! そんなお世辞で破顔するんじゃねぇよ。にへーっとしやがって・・・。チョロイ奴だな。俺には厳しいくせに。

「実はなっ! 今日はなっ!」

 露骨に声が明るい。その程度のお世辞でそこまで喜ぶなって。恥ずかしい。

「このオーガに合う装備を貰おうと思って、闘技場に来たのだっ!」

「なるほど、そういうことで。どこの店もオーガ用の装備は作らなくなりましたからな。でしたら私もある程度鑑定ができますゆえ、同行しましょう。ここにはオーガの装備が沢山ありますから、探すのも一苦労ですぞ」

 いや、俺には鑑定の指輪があるし・・・。

「いや・・・、あの」

「是非、頼む!」

 おい、サーカ。そこの騎士の鑑定魔法より、俺の指輪の方が絶対性能いいぞ? おだてられて舞い上がってんなよ? でもまぁいっか、サーカが良い顔してるし。こんな明るい顔、滅多に見れないからな。彼女の好きにさせるか。

 俺はスッと指輪を外して、亜空間ポケットに放り込んだ。

「優しいなぁ、オビオは。鑑定の指輪があるのに、今無限鞄にしまったね? 今夜も彼女とエッチがしたくて気ィ使ったんだよね?」

 ヒソヒソ声でうぜぇなぁ、ピーターは。それ以上近づくなよ? まだ股間の染み取れてねぇし、朝から一回も手を洗ってないだろ。

「そんなんじゃねぇよ。サーカの顔を立ててやろうと思ってな。ムダンさんに恥をかかせたら、サーカの顔に泥を塗る事になるだろ」

「やっぱりエッチしたいんじゃん。それにしてもあのダン・ムダンって騎士、どっかで見た事があるんだよなぁ・・・」

「そりゃあムダン・ムダンという、名前と苗字が同じの侯爵様の親戚なら、顔が似てても不思議じゃねぇだろ」

「まぁそうだけど・・・」

 ピーターは意外と知識が広いのか、記憶力が良いのか? 何かを思い出そうと指でこめかみをクリクリといじっている。一休さんかい? いや、お前は女の子と一体になりたがってる、いやらしい奴なので一体さんだな。

「ほら、行くぞ」

 トウスさんが俺たちの横を通り過ぎる。

 俺はサーカが明るい声でダン・ムダンと話している姿を見て、少し嫉妬しながら二人の後ろをついていった。




「ここでございます、閣下」

 おぉ。もっとこう、腐った革鎧とかが散乱しているのかと思ったら、意外と綺麗に保管されている。しかも鎧の状態も良い。

「して、閣下。あのオーガはどういった素性で? それによって装備が変わってきます」

 青みの強い黒い髭を扱いて隻眼のムダンは、俺をじっと見ている。

「あれは・・・」

 サーカが恥ずかしそうにモジモジしている。言えよ、あのオーガは料理人だけど、タンクをやらせていますって。

「料理人だ・・・」

「は? なんと?」

 そりゃムダンさんも驚くだろうな。

「料理人なのだ。だが、凄いのだぞ! 治癒能力がトロール並みで、耐久力も高い。耐える能力だけなら鉄騎士レベルかもしれんのだ!」

「なんですと! 鉄騎士レベル!」

 なんだか、ムダンさんがソワソワしだした。嫌な予感がする。

「閣下、あのオーガの名を教えて頂けると幸いです」

「確かビチクソ・ビチオ・・・だったかな? すまぬ、失念した」

「(もういいって、そのネタ)ミチ・オビオです。ムダンさん」

 ムダンさんに勝手に名乗ってしまったが、樹族はこういうのに煩い。見下している種族や奴隷が、直接話しかけてくる事は無礼だと思っている。サーカに恥をかかせてしまったかな?

 俺はうっかり名乗ってしまった事を後悔した。

「ほう! 変な名前だな! ガハハ!」

 お! 樹族にしては気のいいオッサンだ! 樹族特有の湿気た感じがしない。

「それに料理人なのに盾役なのか! 普通は戦士や騎士などの前衛職でないと、盾役としての神の恩恵を受けられないのだがな! これは驚きだわい! 素の能力だけで盾をやっているなぞ、流石はオーガじゃい!」

「そうなの?」

 俺は博識そうなヤンスさんにこっそり訊いてみる。

「そうでやんす。ムダンさんは神の恩恵だと思っているみたいでやんすが、実際はその職業をやるという覚悟がスキルやら、技やらを発現させているでやーんす」

 おぉ、流石は世界を旅する吟遊詩人。物知りだ。

「で、だ」

 ムダンさんの顔が真顔になった。やだ、嫌な展開が始まる予感!

「一度手合わせ願いたいのだ。オビオ殿」

 俺に”殿“を付けているという事は、この人はオーガを見下してはいない。

「でも俺は料理人ですし・・・」

「なに、こちらも手加減はする。頼む」

 ムダンさんは貴族なのに、オーガの俺に手を合わせて頼んでる。断り辛い・・・。

「ムダン殿がこんなに頼んでいるのだ。断るのは失礼だぞ、オビオ!」

 サーカが俺に怒ってそう言った。ちぇ、なんだよ。ムダンさんの肩ばかり持ちやがって。

「わかりましたよ。ただ、トロール並みの治癒能力があっても、痛いものは痛いので、本当に手加減してくださいよ?」

「わかっておる。悪いな。では装備は私が見繕ってやろう」

 ムダンさんは俺に光る手をかざして【知識の欲】で鑑定し始めた。能力に合った装備を探してくれるのか?

「ん? 属性が見れないな・・・。わし程度の魔法練度だと、相手に阻まれる事はよくある。まぁいいわぃ」

 なんかブツブツ言いながら鑑定をしてる。そういや鑑定の指輪は付けてる本人を、鑑定することが出来ないんだよなぁ。こうやって他人に自分の能力値とか見られるのは、なんか恥ずかしい。そりゃ皆見られるのを嫌がるわけだわ。

「ほうほう。これは驚いた。中々良い能力値だわい。なろうと思えばなんにでもなれる。まぁでも戦士をやるなら並程度といったところか。どちらかというスカウトかメイジ寄りだ。そうだな・・・では」

 髭の騎士ムダンは棚をあちこち探って、鉄板の貼られた皮鎧一式と円盾を持って来てくれた。

「下手に機動力や回避力を下げるのは、オビオ殿の特性を殺すと思ってな。軽い物を選んでみた。着てくれ」

 俺はこっそりと鑑定の指輪を取り出して指にはめた。

(武器の時は、某ゲームのように1D8みたいな感じで表示してくれたけど、防具はどう表示するんだ? この指輪はどうも俺の趣味や、考え方に合わせてくれているみたいだし、楽しみだ)

 マントを脱ぐと俺はまず革のズボンを履いた。

 ありがてぇ。やっとこの恥ずかしい格好とさよならできる。サイズも大きすぎず小さすぎずぴったりだ。防御力なんてまぁほぼ無いから、表示も0だわな。

 次にブーツ。これは少し硬めに鞣しているせいか、貫通防御力1か。つまり敵の命中力マイナス1って感じか? 敵の攻撃を阻めず、貫通させてしまった場合、武器の攻撃力がそのまま入るタイプね・・・。まぁそれが一番現実的だわな・・・。

 次にオーガ用の新品の白いシャツを着た。おわぁぁ! 嬉しい。やっと服の上下を着れた! もう全裸じゃねぇ! これは鎧下を兼ねてるから若干モコモコしてるな。麻に綿が入ってるのか。これから寒くなるしありがてぇ。シャツの貫通防御力0。耐衝撃吸収1。

 あとは革の腰あてと、腿当て胸当てを装備して終了。円盾を含めて合計貫通防御力6。衝撃吸収率は3。衝撃を受けると、よろめいたりするからこれも大事なんだな。

 まぁこの数値はあくまで俺の主観的要素が強い。この星の人に言っても通用しないだろう。きっと彼らは彼らの見方で鎧の性能を見ているはずだ。

「動きやすいし、装備も盾も軽い。見立ててくれてありがとうございます、ムダンさん」

「なに構わんよ。さて次は得物だが・・・。わしは練習用の木刀でいいわい。オビオはそうだな・・・。これがいいだろう」

 ムダンさんは武器立てをゴソゴソと漁って、丁度良い長さの剣を俺に渡した。

「わしら樹族にはツーハンデッドソードじゃが、オーガが持つとロングソードくらいだな。ガハハ」

 俺は剣の柄を何度か握って具合を確かめる。俺の身長の半分ぐらいあるこの剣は相手に1から12のダメージを与える。幅があるな・・・。

「どうじゃ? 良い感じか?」

「はい。でも俺が武器を持っても、あまり役には立ないかと・・・」

「ん、オビオ殿はスキルも必殺技も使えんからな。しかし、武器を持てば、相手を威嚇する事ができるし、攻撃を往なす事もできる。持ってて損はないぞ」

 それにしてもムダンさんは何で俺と戦いたがっているんだろうか。戦士のトウスさんやサーカならまだしも。もしかして実はオーガが憎いとか?

 俺はさり気なく鑑定の指輪を取り出して、ムダンさんに触れようかと思ったが、やっぱり止めて指輪を亜空間ポケットへと戻した。

(なんか相手の情報を探って戦うのは違う気がするし、失礼な気がする。今回は実戦じゃないし、真正面からぶつかってみるか・・・)
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