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精霊の加護129 ソルとダクの第四形態
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精霊の加護
Zu-Y
№129 ソルとダクの第四形態
一応、北府ギルドで、湯の町バースへの護衛クエストがないか聞いてみたが、やはりなかった。このクエストは冒険者に人気が高いので、予定していたパーティにケガ人が出るなどの余程のトラブルがない限り、その日にいきなり取れることはない。
依頼があればラッキー♪ぐらいの気持ちで聞いたので、俺たちはそのままバースに向けて、アクアビット号で出発することにした。曳馬の4頭、カスタード、モンブラン、サクラモチ、ゴマアンコは頗る元気だ。
北府とバースを結ぶ定期馬車、通称温泉馬車では、宿場町ふたつを利用して2泊3日でバースへ行くが、自分たちの馬車なのでどんどん進み、ふたつの宿場町の間で野営して、1泊2日でバースを目指した。
バースまでの行程はとても順調に進み、バースまであと数時間と言うところで、前日に出発した温泉馬車に追い付いた。
と言うか、前日発の温泉馬車が、ワイバーンの5体の群れに襲われて足止めされていたのだ。護衛の冒険者たちは上空のワイバーンに思うように攻撃が届かない。魔術師の魔法や射手の弓矢攻撃がことごとく躱されている。
「ドーラ、同族だよな?追い払ってくれないか?」
「主様、何を言うのじゃ。ワイバーンは龍族ではないぞえ。龍族の下位種のレッサードラゴンじゃ。奴らはトカゲの仲間に毛が生えたようなものなのじゃ。」
レッサードラゴンやトカゲは、大きな括りでは龍の仲間なのでは?と思ったが、それを言ったらドーラの逆鱗に触れそうなのでやめておいた。
「え?そうなのか?確かにワイバーンは、ドラゴンよりは容易く狩れるな。」
「奴らはろくな知性がないのじゃよ。じゃから念話もできぬぞえ。わらわたち龍族は、ドラゴン形態でも、人間たちとは念話で意思疎通ができるのじゃ。知性があるからの。」
「じゃあさ、狩っちゃってもいい?」
「構わぬ。」
精霊たち9人がずいっと眼の前に出て来た。それぞれが自分の精霊魔法を使えってか?笑
「おーい、助っ人に来たぞ。」
俺たちはアクアビット号を、温泉馬車一行に寄せた。温泉馬車一行は全部で3台だ。
ソルとジュヌが、温泉馬車の護衛たちに向けてエリアヒールとエリアリベアを掛けた。ヒールは回復全般で疲労もとる。リペアはケガ治療に特化した回復魔法だ。負傷していた冒険者たちが全員癒された。
続いてダクとカルメンが、旋回して飛んでいるワイバーン5体にデバフを掛けた。上空に展開しているから、エリア系の全体魔法ではなく単発魔法のデバフで狙い撃ちだ。ワイバーン5体に次々と命中し、ワイバーンの飛行が不安定になった。
ソルとカルメがスピリタスと護衛の冒険者たちにエリア系の各種バフを掛け、ソルとジュヌが広域の魔法障壁を張った。
ダクがスタンを連射し、麻痺を起こしたワイバーンが失速すると、クレがストーンバレット、フィアがファイアーボール、チルがアイスバレット、ワラがウォーターボール、ウィンとリーゼがウィンドカッター、メタがサンダーボールを連射して、ワイバーン5体を上空でフルボッコにした。
上空でのフルボッコで大ダメージを受けて墜落し、瀕死になったワイバーン5体を、ツリがプラントバインドで拘束した。俺が精密狙い、ベスが正鵠突きで急所を貫き、ビーチェが斬撃、ドーラがスラッシュで首を落とし、トーラがコークスクリューを顔面に叩き込んで陥没させ、それぞれが1頭ずつにトドメを刺した。
『『『『『『『『『補給ー!』』』』』』』』』
俺はアードベクをひと口含んでからのべろちゅーを、9回繰り返した。アルコールで唾液中の魔力が増幅され、それを補給した精霊たちは、魔力が満タンになって光り出した。
あれ?ソルとダクがもじもじし出したぞ。そしてふたりとも輝いてるから満タンのはずなのに、
『『おかわりー。』』
と言って再び魔力補給に来た。これは、第四形態への進化かもしれん。
ソルは何となくそろそろじゃないかなーと思っていたが、ダクも一気に来るとはな。ダクとは帝国で契約したばかりだが、帝国での騒動では、ダクの使用頻度がやたらと高かったもんなー。第二形態、第三形態にもすぐに進化したし。
「旅のお方、助太刀感謝いたします。」温泉馬車一行の隊長らしき人が挨拶に来た。
冒険者たちも口々に、「助かったよ。」×多、と言って来た。
「ひょっとしてあんたら、スピリタス…だよな?」
「ん?そうだけど…。」誰だろ?
「覚えてないかもしれないけど、俺たち、前にもあんたらスピリタスに助けられてるんだぜ。」
「あんときゃオークの群れだったけどよ、俺たちは奴らの陽動にまんまと引っ掛かっちまってさ、追撃しちまったところを別動隊が馬車隊を襲って来てな。」
「慌てて戻ろうとしたんだが、それまで追ってた陽動部隊に追撃されてな。壊滅してもおかしくないピンチを、客だったあんたらが助けてくれたんだよ。」
「あなたたちがいなかったら私たち3人はオークの慰み者にされてたわ。」女のメンバーも3人いる。
あ、思い出した。初めてバースに行ったときの帰りだ。自信満々の男女3人ずつ、6人のパーティを助けたっけ。
「ああ、あのときの!また護衛任務を受けられるようになったんだ。」こいつらはあの失敗で、1ランク降格になって、護衛任務を受けられなくなったんだよな。
「あの頃の私たちは、とんとん拍子でランクが上がって天狗になってたわ。慎重さに欠けてたのよ。」
「今、こうしていられるのも、あなたたちスピリタスのおかげだわ。本当にありがとう。」
「失敗を教訓として学んだんだな。」
「ああ。学んだよ。反省して、慎重になって、ようやくまたこのクエストを受けられるようになったんだ。」
「そうか、頑張ったんだな。」6人が屈託ない笑顔で応じた。
それからバースまで温泉馬車一行に同行した。
バースのギルドでは、俺たちの救援行為に対して報奨金が出た。もちろんワイバーン素材はすべて俺たちが頂いたので、その分もいい金になった。
そして「スピリタスがワイバーン5体を瞬殺した。」と言う噂が、この日のうちにバースギルドを駆け巡り、さらに数日後には、尾鰭端鰭が付いて、どんどん内容が大袈裟になって、北府ギルドで喧伝されたのだった。苦笑
ギルドを出て、バース伯爵邸を訪ねた。ベスの実家だ。
「スピリタス候、よくいらっしゃいました。御屋形様がお待ちかねです。
二の姫様もどうぞ。皆様も。」
家令長のセバスさんが満面の笑みで出迎えてくれたが、なんか俺への対応がやたらと丁寧だ。それに対して、ベスがついでっぽく扱われているのが、若干気になる。
「スピリタス候、お待ちしておりました。」
バース伯爵様に深々と頭を下げられたのでギョッとした。御正室様と御側室様も深々とお辞儀した。なんか調子が狂う。
「伯爵様、皆様、そんなに畏まられてどうなされたのですか?」
「されば、侯爵様にご昇進されたではありませぬか。」確かに侯爵は伯爵よりも上位だけれども…。
「伯爵様、俺は伯爵様の娘婿です。どうぞ、今まで通りでお願い致します。」
伯爵様が相好を崩して、
「では婿どの、よく参られた。侯爵へのご昇進、おめでとう。」
「ありがとうございます。」
「父上様、御正室様、母上様、ただいま帰りました。」
「ああ、ベスもお帰り。皆様も遠路ようこそ。精霊様たちも。」
精霊たちは俺の影に隠れたけどな。
積もる話もあったが、それは夕餉のときにと言うことで、早速バース家自慢の、自家源泉掛け流しの大浴場に来ている。
もちろんセバスさんも以前のような文句は言わず、ベスさんとの混浴OKである。夫婦だものな。
『温泉ー♪』『温泉ー♪』『温泉ー♪』…。精霊たちのテンションがバカ高い。ちなみにソルとダク、ドーラとトーラは、ここの温泉は初めてである。
俺と、わが妻たち7人と、精霊たち9人の計17人が入って、両腕両脚を伸ばしても、この大浴場の湯舟は全然余裕である。
白濁硫黄泉の匂いも非常に心地よい。あー、ずーっとこうしていたい。
『ゲオルクー。お腹すいたー。』『すいたー。』ソルとダクだ。ぶっちゅー×2。
さっきから頻繁に補給に来る。あちこち撫でてやるとやたらと悶えるし、息遣いが荒い。形態進化の兆候だ。
「お前さん、ソルとダクはひょっとしたら…。」
「そうだな。この後、形態進化すると思う。」
ソルとダクを念入りに愛撫した。刺激を繰り返すと魔力補給の頻度も上がり、形態進化の兆候がさらにはっきりとして来た。
この慎ましやかな胸とも今日でやっとおさらばか。長かったなー。
第四形態になれば、まあ許容範囲だ。それに屈辱のロリコン疑惑も掛からなくなる。早く第五形態に育てて、わが妻たち並のボンキュッボンを堪能したいものだ。
「旦那様、考えていらっしゃることが駄々洩れですわよ。」
「わが君、ニヤけ顔が少々だらしないぞ。」
「もー、ダーリンったら!」
ひと通り精霊たちを洗ってやると、ソルとダクのはぁはぁが増したので、非常に残念ではあるが、わが妻たちのメロンボールを堪能するのは見送った。
精霊たちを連れて先に上がり、脱衣所で一旦服を着せて、俺と精霊たちに宛がわれた部屋に行くと、部屋に入るなり精霊たちは全員衣類を脱ぎ捨て、素っ裸になった。まあ、いつものことだ。笑
俺がベッドで仰向けになると、まずソルから跨って来た。
『しゃぶって。』「はいはい。」
ぷりっとした下の唇をしゃぶり、縦筋に沿って舌で分け入って、マロン&スクワオールや、奥のひだひだをしゃぶってやると、ソルは俺の上で悶えまくった。
そして痙攣したソルは、全身が発光し出して、直径2mの球体になり、さらに、その球体は光を強めながら、直径3mぐらいの球体に膨れ上がった。
そしてゆっくり人型に変わった。出るところは出てるし、くびれもある、うら若き女性だ。でも、巨乳なボンキュッボンにはもう一歩だ。
『ゲオルクー、お腹すいたー。』「はいはい。」
俺は枕元に置いといたアードベクをひと口含み、ソルに口移しで与えてから、矢尻で指先をグリグリやって、血を滲ませてしゃぶらせた。するとソルの全身が白く光った。
「次、ダク、おいでー。」『はーい。』
ダクが跨って来て『しゃぶってー。』からの以下同文。ダクも最後に、アードベクからの指の血しゃぶりで、全身が黒光りした。
第四形態との契約ボーナスは+4万なので、第三形態の+3万から1万上昇、第三形態から第四形態への進化時の体液しゃぶりで+1万5000。ソルとダクで2万5000ずつ、計5万上がって、俺の魔力量の上限は68万から、73万にアップした。
さて衣類だな。ツリたち王国7精霊が、まとめて第四形態に進化したとき、ゲオルク学校の女3人に買って来させた衣類の予備がある。
『『やー。』』ソルとダクはいきなり拒絶し、ふわふわと浮いて逃げた。
俺、まだ何も言ってないのになー。苦笑
いっそのこと、わが妻たちに襲わせるか。
『『それ、もっとやー。』』しぶしぶソルとダクが降りて来た。
ダクはわが妻たちに襲われた経験はなかろうに。ソルだって、あのときはあぶれて直接的には襲われてなかったのにな。
仕組みはよく分からんが、精霊たちは互いの思い出を共有する。そのせいで、わが妻たちのショタ暴走事件が効いているのだ。笑
心を読まれるのが、便利なときもあるのな。笑
黒のTバックを穿かせ、黒のシースルーブラを付けてやる。ツリたちのときは、ブラの装着に手間取ったが、俺も手馴れて来たもんだ。笑
白いソルに黒の下着は余計目立つが、黒いダクだとぱっと見、すっぽんぽんの様に見える。やばいんじゃねぇか?ま、ワンピ着るからいいか。
ベージュのワンピを着せて出来上がり。
「どうよ?」
『うーん、意外といい。』『これならOK。』
ツリたちもこの衣装の着心地は、すぐに気に入ったんだよな。
そう言えば、第五形態でボンキュッボンになったら、いっそのことスピリタス調ドレスを着させてみるか?
でもロングスカートは嫌がるだろうなー。ただな、スピリタス調ならノーブラだし、ロングスカートならノーパンでも大丈夫だな。この条件なら精霊たちは案外OK出すかもな。
あ、採寸しなきゃダメじゃん。精霊たち、採寸とか、いやがりそー。笑
ま、着させるにしても、仕上がるまでは日数が掛かるから、それまでの繋ぎの衣装は用意しないとな。ボンキュッボン繋がりで、わが妻たちの衣類を借りるか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
設定を更新しました。R4/10/16
更新は火木土の週3日ペースを予定しています。
2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
Zu-Y
№129 ソルとダクの第四形態
一応、北府ギルドで、湯の町バースへの護衛クエストがないか聞いてみたが、やはりなかった。このクエストは冒険者に人気が高いので、予定していたパーティにケガ人が出るなどの余程のトラブルがない限り、その日にいきなり取れることはない。
依頼があればラッキー♪ぐらいの気持ちで聞いたので、俺たちはそのままバースに向けて、アクアビット号で出発することにした。曳馬の4頭、カスタード、モンブラン、サクラモチ、ゴマアンコは頗る元気だ。
北府とバースを結ぶ定期馬車、通称温泉馬車では、宿場町ふたつを利用して2泊3日でバースへ行くが、自分たちの馬車なのでどんどん進み、ふたつの宿場町の間で野営して、1泊2日でバースを目指した。
バースまでの行程はとても順調に進み、バースまであと数時間と言うところで、前日に出発した温泉馬車に追い付いた。
と言うか、前日発の温泉馬車が、ワイバーンの5体の群れに襲われて足止めされていたのだ。護衛の冒険者たちは上空のワイバーンに思うように攻撃が届かない。魔術師の魔法や射手の弓矢攻撃がことごとく躱されている。
「ドーラ、同族だよな?追い払ってくれないか?」
「主様、何を言うのじゃ。ワイバーンは龍族ではないぞえ。龍族の下位種のレッサードラゴンじゃ。奴らはトカゲの仲間に毛が生えたようなものなのじゃ。」
レッサードラゴンやトカゲは、大きな括りでは龍の仲間なのでは?と思ったが、それを言ったらドーラの逆鱗に触れそうなのでやめておいた。
「え?そうなのか?確かにワイバーンは、ドラゴンよりは容易く狩れるな。」
「奴らはろくな知性がないのじゃよ。じゃから念話もできぬぞえ。わらわたち龍族は、ドラゴン形態でも、人間たちとは念話で意思疎通ができるのじゃ。知性があるからの。」
「じゃあさ、狩っちゃってもいい?」
「構わぬ。」
精霊たち9人がずいっと眼の前に出て来た。それぞれが自分の精霊魔法を使えってか?笑
「おーい、助っ人に来たぞ。」
俺たちはアクアビット号を、温泉馬車一行に寄せた。温泉馬車一行は全部で3台だ。
ソルとジュヌが、温泉馬車の護衛たちに向けてエリアヒールとエリアリベアを掛けた。ヒールは回復全般で疲労もとる。リペアはケガ治療に特化した回復魔法だ。負傷していた冒険者たちが全員癒された。
続いてダクとカルメンが、旋回して飛んでいるワイバーン5体にデバフを掛けた。上空に展開しているから、エリア系の全体魔法ではなく単発魔法のデバフで狙い撃ちだ。ワイバーン5体に次々と命中し、ワイバーンの飛行が不安定になった。
ソルとカルメがスピリタスと護衛の冒険者たちにエリア系の各種バフを掛け、ソルとジュヌが広域の魔法障壁を張った。
ダクがスタンを連射し、麻痺を起こしたワイバーンが失速すると、クレがストーンバレット、フィアがファイアーボール、チルがアイスバレット、ワラがウォーターボール、ウィンとリーゼがウィンドカッター、メタがサンダーボールを連射して、ワイバーン5体を上空でフルボッコにした。
上空でのフルボッコで大ダメージを受けて墜落し、瀕死になったワイバーン5体を、ツリがプラントバインドで拘束した。俺が精密狙い、ベスが正鵠突きで急所を貫き、ビーチェが斬撃、ドーラがスラッシュで首を落とし、トーラがコークスクリューを顔面に叩き込んで陥没させ、それぞれが1頭ずつにトドメを刺した。
『『『『『『『『『補給ー!』』』』』』』』』
俺はアードベクをひと口含んでからのべろちゅーを、9回繰り返した。アルコールで唾液中の魔力が増幅され、それを補給した精霊たちは、魔力が満タンになって光り出した。
あれ?ソルとダクがもじもじし出したぞ。そしてふたりとも輝いてるから満タンのはずなのに、
『『おかわりー。』』
と言って再び魔力補給に来た。これは、第四形態への進化かもしれん。
ソルは何となくそろそろじゃないかなーと思っていたが、ダクも一気に来るとはな。ダクとは帝国で契約したばかりだが、帝国での騒動では、ダクの使用頻度がやたらと高かったもんなー。第二形態、第三形態にもすぐに進化したし。
「旅のお方、助太刀感謝いたします。」温泉馬車一行の隊長らしき人が挨拶に来た。
冒険者たちも口々に、「助かったよ。」×多、と言って来た。
「ひょっとしてあんたら、スピリタス…だよな?」
「ん?そうだけど…。」誰だろ?
「覚えてないかもしれないけど、俺たち、前にもあんたらスピリタスに助けられてるんだぜ。」
「あんときゃオークの群れだったけどよ、俺たちは奴らの陽動にまんまと引っ掛かっちまってさ、追撃しちまったところを別動隊が馬車隊を襲って来てな。」
「慌てて戻ろうとしたんだが、それまで追ってた陽動部隊に追撃されてな。壊滅してもおかしくないピンチを、客だったあんたらが助けてくれたんだよ。」
「あなたたちがいなかったら私たち3人はオークの慰み者にされてたわ。」女のメンバーも3人いる。
あ、思い出した。初めてバースに行ったときの帰りだ。自信満々の男女3人ずつ、6人のパーティを助けたっけ。
「ああ、あのときの!また護衛任務を受けられるようになったんだ。」こいつらはあの失敗で、1ランク降格になって、護衛任務を受けられなくなったんだよな。
「あの頃の私たちは、とんとん拍子でランクが上がって天狗になってたわ。慎重さに欠けてたのよ。」
「今、こうしていられるのも、あなたたちスピリタスのおかげだわ。本当にありがとう。」
「失敗を教訓として学んだんだな。」
「ああ。学んだよ。反省して、慎重になって、ようやくまたこのクエストを受けられるようになったんだ。」
「そうか、頑張ったんだな。」6人が屈託ない笑顔で応じた。
それからバースまで温泉馬車一行に同行した。
バースのギルドでは、俺たちの救援行為に対して報奨金が出た。もちろんワイバーン素材はすべて俺たちが頂いたので、その分もいい金になった。
そして「スピリタスがワイバーン5体を瞬殺した。」と言う噂が、この日のうちにバースギルドを駆け巡り、さらに数日後には、尾鰭端鰭が付いて、どんどん内容が大袈裟になって、北府ギルドで喧伝されたのだった。苦笑
ギルドを出て、バース伯爵邸を訪ねた。ベスの実家だ。
「スピリタス候、よくいらっしゃいました。御屋形様がお待ちかねです。
二の姫様もどうぞ。皆様も。」
家令長のセバスさんが満面の笑みで出迎えてくれたが、なんか俺への対応がやたらと丁寧だ。それに対して、ベスがついでっぽく扱われているのが、若干気になる。
「スピリタス候、お待ちしておりました。」
バース伯爵様に深々と頭を下げられたのでギョッとした。御正室様と御側室様も深々とお辞儀した。なんか調子が狂う。
「伯爵様、皆様、そんなに畏まられてどうなされたのですか?」
「されば、侯爵様にご昇進されたではありませぬか。」確かに侯爵は伯爵よりも上位だけれども…。
「伯爵様、俺は伯爵様の娘婿です。どうぞ、今まで通りでお願い致します。」
伯爵様が相好を崩して、
「では婿どの、よく参られた。侯爵へのご昇進、おめでとう。」
「ありがとうございます。」
「父上様、御正室様、母上様、ただいま帰りました。」
「ああ、ベスもお帰り。皆様も遠路ようこそ。精霊様たちも。」
精霊たちは俺の影に隠れたけどな。
積もる話もあったが、それは夕餉のときにと言うことで、早速バース家自慢の、自家源泉掛け流しの大浴場に来ている。
もちろんセバスさんも以前のような文句は言わず、ベスさんとの混浴OKである。夫婦だものな。
『温泉ー♪』『温泉ー♪』『温泉ー♪』…。精霊たちのテンションがバカ高い。ちなみにソルとダク、ドーラとトーラは、ここの温泉は初めてである。
俺と、わが妻たち7人と、精霊たち9人の計17人が入って、両腕両脚を伸ばしても、この大浴場の湯舟は全然余裕である。
白濁硫黄泉の匂いも非常に心地よい。あー、ずーっとこうしていたい。
『ゲオルクー。お腹すいたー。』『すいたー。』ソルとダクだ。ぶっちゅー×2。
さっきから頻繁に補給に来る。あちこち撫でてやるとやたらと悶えるし、息遣いが荒い。形態進化の兆候だ。
「お前さん、ソルとダクはひょっとしたら…。」
「そうだな。この後、形態進化すると思う。」
ソルとダクを念入りに愛撫した。刺激を繰り返すと魔力補給の頻度も上がり、形態進化の兆候がさらにはっきりとして来た。
この慎ましやかな胸とも今日でやっとおさらばか。長かったなー。
第四形態になれば、まあ許容範囲だ。それに屈辱のロリコン疑惑も掛からなくなる。早く第五形態に育てて、わが妻たち並のボンキュッボンを堪能したいものだ。
「旦那様、考えていらっしゃることが駄々洩れですわよ。」
「わが君、ニヤけ顔が少々だらしないぞ。」
「もー、ダーリンったら!」
ひと通り精霊たちを洗ってやると、ソルとダクのはぁはぁが増したので、非常に残念ではあるが、わが妻たちのメロンボールを堪能するのは見送った。
精霊たちを連れて先に上がり、脱衣所で一旦服を着せて、俺と精霊たちに宛がわれた部屋に行くと、部屋に入るなり精霊たちは全員衣類を脱ぎ捨て、素っ裸になった。まあ、いつものことだ。笑
俺がベッドで仰向けになると、まずソルから跨って来た。
『しゃぶって。』「はいはい。」
ぷりっとした下の唇をしゃぶり、縦筋に沿って舌で分け入って、マロン&スクワオールや、奥のひだひだをしゃぶってやると、ソルは俺の上で悶えまくった。
そして痙攣したソルは、全身が発光し出して、直径2mの球体になり、さらに、その球体は光を強めながら、直径3mぐらいの球体に膨れ上がった。
そしてゆっくり人型に変わった。出るところは出てるし、くびれもある、うら若き女性だ。でも、巨乳なボンキュッボンにはもう一歩だ。
『ゲオルクー、お腹すいたー。』「はいはい。」
俺は枕元に置いといたアードベクをひと口含み、ソルに口移しで与えてから、矢尻で指先をグリグリやって、血を滲ませてしゃぶらせた。するとソルの全身が白く光った。
「次、ダク、おいでー。」『はーい。』
ダクが跨って来て『しゃぶってー。』からの以下同文。ダクも最後に、アードベクからの指の血しゃぶりで、全身が黒光りした。
第四形態との契約ボーナスは+4万なので、第三形態の+3万から1万上昇、第三形態から第四形態への進化時の体液しゃぶりで+1万5000。ソルとダクで2万5000ずつ、計5万上がって、俺の魔力量の上限は68万から、73万にアップした。
さて衣類だな。ツリたち王国7精霊が、まとめて第四形態に進化したとき、ゲオルク学校の女3人に買って来させた衣類の予備がある。
『『やー。』』ソルとダクはいきなり拒絶し、ふわふわと浮いて逃げた。
俺、まだ何も言ってないのになー。苦笑
いっそのこと、わが妻たちに襲わせるか。
『『それ、もっとやー。』』しぶしぶソルとダクが降りて来た。
ダクはわが妻たちに襲われた経験はなかろうに。ソルだって、あのときはあぶれて直接的には襲われてなかったのにな。
仕組みはよく分からんが、精霊たちは互いの思い出を共有する。そのせいで、わが妻たちのショタ暴走事件が効いているのだ。笑
心を読まれるのが、便利なときもあるのな。笑
黒のTバックを穿かせ、黒のシースルーブラを付けてやる。ツリたちのときは、ブラの装着に手間取ったが、俺も手馴れて来たもんだ。笑
白いソルに黒の下着は余計目立つが、黒いダクだとぱっと見、すっぽんぽんの様に見える。やばいんじゃねぇか?ま、ワンピ着るからいいか。
ベージュのワンピを着せて出来上がり。
「どうよ?」
『うーん、意外といい。』『これならOK。』
ツリたちもこの衣装の着心地は、すぐに気に入ったんだよな。
そう言えば、第五形態でボンキュッボンになったら、いっそのことスピリタス調ドレスを着させてみるか?
でもロングスカートは嫌がるだろうなー。ただな、スピリタス調ならノーブラだし、ロングスカートならノーパンでも大丈夫だな。この条件なら精霊たちは案外OK出すかもな。
あ、採寸しなきゃダメじゃん。精霊たち、採寸とか、いやがりそー。笑
ま、着させるにしても、仕上がるまでは日数が掛かるから、それまでの繋ぎの衣装は用意しないとな。ボンキュッボン繋がりで、わが妻たちの衣類を借りるか?
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設定を更新しました。R4/10/16
更新は火木土の週3日ペースを予定しています。
2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
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